2000.11.16〜11.30

 

11月16日

 

 雨が降り続いている。

十分に走れない。と言って筋トレに励んでいるわけでもない。仕事も忙しく、今一つ走りに集中できない。ちょっとまずい。

日曜日どうするか。四街道、走りたいが、どうもヨシっという気が起きない。

ちょっと困った。

ここはパスして、来週まで溜めておくか?

筑波マラソン。かなり寒そうだ。

 

11月18日

 

 いい天気。陽がまぶしい。

思わず走りに出た。

いい。やっぱ汗が流れ、影は濃く、体中が溶けていく。

固まった思いが溶けていく。いい感じ。

明日も晴れるのなら走りに行こう。

朝起きてカーテン開けて晴れていたら走りに行こう。

 

1119日。日曜日

 

8時。いい天気だ。

行こう。

できれば37分台を目指す。 アップを十分にして、フルとは違い速いペースで入るのだから、息が上がらないよう、足が固まらないよう、ストレッチを念入りに。

 

 

 

夕方の5時。

385秒。

しかし考えてみればいい記録だ。進化している。この年で自己新、しかも一万での自己新。

立派だ。それこそ自分自身を誉めてやりたい。

 

さすがに3キロまではみんなすごいスピード。潰れないようについていく。4キロから5キロはスピードを2割ダウン。

呼吸を深く、腕の振りを強く、腰のひねりをはっきり、親指での地面蹴りを強く、に集中する。これだけで脚力とスタミナを温存できる。

本当はレース全てに渡りそれらを意識していくことが必要なのだが、この中盤ではそれらに意識の全てを。

 

折り返しから7キロまではダウンした2割を元に戻す。

ちょっとした風がキツイ。

スタートでの速さに引っ張られると、呼吸と腰のひねり、親指の蹴りがなくなるので、7キロ前でアウトになる。冷静にクールに落ち着いて前半を終えないと、後半もなくなる。

 

あと2キロ。

ここまできたら後はもうどうとでも。

壊れようがどうなろうが、ただ、走る。

もちろん、呼吸と腰、親指、を意識するが、もうそれどころではない。

ただ走るだけ。

これがいいのだ。無茶苦茶疲れるし、走りも無茶苦茶だが、それでも走る。

そこまで持っていっての走りがいいと思う。

理論的ではないし、ロマンティクな走りではあるが、しかしそれもいいのだ。

全部出す。

出し切る。

もちろん理論と気持ちを合わせるのだ一番なのだが。

 

来週、本番。

 

1123

2日。

今日も2時間走ったが、軽い軽い。何と調子のいいことか。

切れるかな。

3時間。

1125

準備完了。

やたら眠い。体がだるい。今11時。

しかし気持ちは入っている。明日は4時起き、始発で出発。

できるだけ早く行く。トイレが問題。スタート前に5回は行っておかないといけない。

これがいつもあたふたするのだ。

ランパンランニングはやめ。ハーフタイツに、Tシャツ。温かい状態で行く。正装ではないが実を取る。

キロ415秒。

どこまで押していけるか。

 

1126日。日曜

 

 疲れた。

 

3時間529秒。(Net

1 〜 5 〜10 〜15〜 20〜 25〜 30〜 35〜 40    42,195km

 

23’26 21’40 21’48 21’15 21’35 21’40 21’53 22’46  9’26  3’05”29

 

 

ダメだった!

 

まず何より心配だった、大。

何とか3回ですんだ。しかし今回筑波では構内を開放せず、僕はぎりぎりセーフだったが、後の人は追い出されていた。だったらもっと簡易トイレの数を増やすべきで、以前構内での盗難事件があったとはいえ、考えるべき。

また偉そうに言うんだわ。これが。

 

また、土浦からのバス、590円。高いね。だいたい他の大会では会場までのバスほとんどが無料。

 

 

大はいいが、今回は小。

ゴールに並んだスタート5分前。したくなる。

ひょっいと出てさっとして戻ればいいかが、恥ずかしくてできず、そのままスタート。ただできるだけ早くしてしまおうと決める。

8キロでコースを抜け、おしっこ。

カウントしつつコースを抜けて、120数えて戻る。2分。マイナス。初めての事だ。

もともとサブスリーを狙っていて、それは自己新なのだから、つまり絶えず目一杯で走らなければならないのだから、これは痛い。しかし始まったばかり、しかも今回は足が軽い。落ち着いて徐々に行こうと思う。いけると思う。

 

左足のふくらはぎ、痛む。

レースでは普段は痛まないところが必ず痛む。なぜか?

緊張と、後もう1つは、普段の練習で追い込んでいないということだ。50メートルでもいい、1分でも良いから最大負荷を体に与えること。それがないとレースで、ハイペースが続くとすぐにやられてしまう。これからの練習では短い時間、短い距離で負荷を何回かに分けて体に与えることが必要。

 

左足の蹴った足の脱力を意識する。

 

15キロから20キロではペースを上げる。でないとこのままでは自己新は無理。

20キロから30キロはペース維持。30キロを超えてからはふくらはぎも何も関係無く、ただひたすら必死に走る、ことにする。

今日は日が強かった。水は一口飲むだけ、後は頭にかけ、顔を洗う。目が熱くなると集中力が抜ける。また水を飲む作業はどうしてもペースを乱す。給水場ごとで水を一口、頭に水。

 

30キロ過ぎからは腕を強く振る。後ろに引く、腰のひねりを大きく、足が重く前に出なくなっているので、その分ひねりでストライドをとる。呼吸を強く。

そしてコンパクトに、コンパクトに。

 

しかし35キロ過ぎると、あごが上がり、足が痛い痛い。ピッチが落ち、ストライドが伸びない。

しかしそれはここに至っては当たり前のことだから、強引に体を揺すり、ひ〜ひ〜喉を鳴らしながら、進む。も〜無茶苦茶。

 

この時点でサブスリーは無理とわかる。

 

しかしここで踏みとどまることが必要。

でないと次につなげない。

ラスト2キロは`415秒に戻せた。

立派だと思う。我ながら。

 

さて、その次、は館山。

 

でも悔しいね。自己新とは限界を超えること。

 

知らない所へ行くこと。

できるかな。