水は空に上り、落ちて雨となる。
雨は水たまりとなり、水は川に流れ、川は海へとそそぎ水は再び天を目指す。
水の摂理はまるで私達人間のようだ。
この世に生まれた私達は、水たまりのような社会で生きてゆく。
時に泥にまみれ、流れに流されながらも高い豊かな心を目指して生きてゆく。
いつしか時が流れ大いなる母(自然)の元に還るまで。
しかし、水は私達自身ではない。
水は全てのものに命を与える。
許し合えるものにも許しあえないものにも。
命を与え続けることが[水のいのち]そのものであるかのように。
(幸宏&佳子)