モーツァルト・シンフォニック・アンサンブル
シュパッツェン・コーア演奏会

11月7日(土)18:30開演(18:00開場)
府中の森芸術劇場 ウィーンホール(東京都府中市・京王線東府中駅下車、徒歩6分)

「皇帝ティトゥスの慈悲」序曲K.621
交響曲第34番ハ長調K.338
聖なる秘蹟のための連祷(リタニア)K.243
 作曲:モーツァルト

指 揮: 三崎和志
オルガン:森 淳子
独 唱: 山崎史枝(S)/高柳佳代子(A)/望月哲也(T)/高澤孝一(Bs)

入場料: ¥2,000(全席自由)
問合先: IKA 042-383-2448
チケット:チケットぴあ 03-5237-9990

シュパッツェン・コーアはモーツァルトを愛するアマチュア、プロによるオーケスト ラ、モーツァルト・シンフォニック・アンサンブル(MSE)の演奏会で合唱を担当す る合唱団です。MSEはモーツアルトの宗教曲を演奏することに特色があり、シュパッ ツェン・コーアは常設ではなく、演奏会の都度、人員を募るかたちで運営されていま す。今回は4回目の演奏会になります。

K.243リタニアがメインです。リタニアは「連祷」と訳されるます。通常のミサとは 違い、このリタニアの場合、あらゆる形容で聖なるモノに呼びかけたうえで、 miserere nobisと唱える形式です(したがって歌詞はmiserere nobisが大部分を占め ているといってよく、そのぶんコトバ的にはミサより楽です。)ザルツブルクではこ のリタニアという礼拝はたいへん好まれ、盛大に行われたようで、オケの編成も比較 的大規模、特にヴィオラが使われているのが特徴といえます。モーツァルトが書いた 4曲のリタニアは最後のもので、非常に表現の幅が広い曲です。レクイエムのRex traemendus majestatisを思わせる劇的な表現やテノール・ソロソプラノ・ソロに見 られるイタリア・オペラの影響、モーツァルトでは唯一のグレゴリオ聖歌 pange linguaの引用(ソプラノの単声合唱)と全体の頂点となっているおそろしく厳格な様 式で書かれたフーガ等、たいへん多様性に満ちた曲です。(録音はもっとも手に入り やすいのはテルデックのアーノンクールの演奏です。これもなかなかありませんが)

Chorus電ごんばん Chorus House POISSONS