1344.ユダヤ論と木村コラム



koro2004jp 
大規模な多国籍企業ユダヤが東京に大移動してくる

湾岸危機を起こしたのはイラクだが、湾岸戦争を起こしたのはアメ
リカだということをぜひ憶えておいてもらいたい。その当時バグダ
ットのアメリカ女性大使がサダム・フセインに取り入り、「アメリ
カはイラクのあらゆる行動に関心を持たないだろう。」と告げたこ
とが゛、すべての引き金だったのである。それまでアメリカはイラ
クに膨大な軍事兵器を輸出しており、宿敵イランに対峙させてきた
。

そのアメリカがフセインの行動に無関心を装うというお墨付きを与
えた以上、「イラン・イラク戦争1980〜88年」で抱えた膨大
な借金を、豊かなクウェートを手に入れれば帳消しにできると考え
るまで、時間はかからなかった。実は前々からそれを考えていたか
らこそアメリカはフセインに対し、クウェートへの侵略をやりやす
くしたのが真相である。

 以前からイラクとクウェートは国境線の問題でもめていた。クウ
ェート自体民主主義国家ではなく、王族がほとんどすべての富を支
配する独裁国家である。アメリカが過敏に反応する民主主義国家圏
への進攻ではない以上、アメリカ大使の言葉どおり、大目に見てく
れるだろうと踏んだフセインは、自国の誇る陸軍の精鋭部隊をクウ
ェート国境へと移動させたのである。1990年8月2日、湾岸危
機が発生したが、アメリカのフセインに対する態度は豹変し、イラ
クを「世界の悪者」扱いにした上、フセインとの対話はあり得ない
とまでつっぱねたのである。

 これで、フセインには自分とイラクを世界の恥さらし者にして軍
を引くか、戦争を起こすかの二つの選択しかなくなってしまった。
イラクは面子の上で戦争に踏み切るしかないと読んだ「シークレッ
ト・ガバメント」は、罠にかかったフセインに対し、ほくそえんだ
に違いない。この戦争で、「シークレット・ガバメント」は膨大な
兵器収入を確保できるばかりか、戦争終結後の湾岸諸国に巻き起こ
る兵器購入の注文を手中にしたも同然だった。また、日本を含む
自由諸国から膨大な援助金を取りたてて、産軍複合体の収益にまわ
すことができる。

 ここで言う軍産複合体とは、石油、報道、証券、通信、警察、
NASA、FBI、CIA、NSAなどアメリカにおけるトップク
ラスの企業及び団体等のことであり、これらのほとんどが「シーク
レット・ガバメント」に関係している。特にNASAは表向き「ア
メリカ航空宇宙局」などと称しているが、「アメリカ軍航空宇宙局
」の間違いである。他国の宇宙飛行士を乗せて表向き良いイメージ
をアピールしているが、そのなかでやっている実験などNASAが
とっくに実験済みなのが現状である。それが、イラクに許された
年間30万バーレルもの石油収入から、戦争賠償金を国連に支払わ
せ、そのほとんどを戦争によって荒稼ぎしたアメリカが、受け取っ
ている。しかも禁輸解除停止案が廃案になっても、アメリカは損を
しないしくみにもなっている。実にアメリカに都合のいい戦争だ。

 これを作成している1998年2月、毎日のように関連のニュー
スがテレビでながれている。しかし「シークレット・ガバメント」
は、禁輸措置で苦しむイラクの民間人を何とか救いたいという、
善良な人々や運動、ボランティアの人たちの博愛的な行動でさえ
平気で踏みにじってしまう。それすらも戦略として組み込んでいる
。今アメリカはイラクに対して圧力をかけているが、今回大戦争を
引き起こさせる国はイラクではない。おかしいと思われることだが
、イラクは餌なのだ。その餌でなにを釣るのかというと、イスラム
の雄といわれるペルシア、すなわちイランである。日本ではあまり
話題にのぼらないが、アメリカによる全面禁輸措置の影響でインフ
レにもかかわらず着々と軍備を整えている。

 現在、中国の北京からカザフスタンを経て、トルコに抜ける大陸
横断鉄道「シルクロード鉄道」をイランは完成させている。しかし
最大の脅威は旧ソ連の崩壊で残された大量の核兵器が、中央アジア
のカザフスタンにあることだ。それも、長射程の戦術核ミサイルで
ある。イランは、このカザフスタンとの外交に余念がない。しかも
、移動可能な戦術核も、アゼルバイジャン、グルジア、アルメニア
に存在する。アゼルバイジャンとの間ではペルシア湾に延びる石油
パイプラインをつくりはじめている。さらには、トルクメニスタン
に天然ガスのパイプラインを作りはじめている。結局これら中東の
貧しい諸国は、イランに首根っこを押さえられたも同然となり、
もともと同じイスラム教を信じる土壌だけに、イランの過劇な原利
主義が輸出される懸念も警戒されている。すでにイランは核兵器を
所有しており、核兵器を使わなければならない状況にアメリカによ
って追い込まれていく。ということは、最初に核兵器を使うのは、
イランということになってしまう。そんななか、対イラン・イラク
強硬策を推し進めているのが、白人系ユダヤ人である。

 白人系ユダヤ人といっても一部を除いてユダヤ人ではない。正確
には、白人系ユダヤ教改宗者である。この怪しいユダヤ人は今イス
ラエルで火種をまいている。国内ではアジア系ユダヤ人の差別化、
国外ではパレスチナ人の公然とした差別が行われている。これらは
「シークレット・ガバメント」の息のかかった人間がやっているこ
とである。聖書の予言にもイスラエルの再建が記されているが、今
のイスラエルを見てると「シークレット・ガバメント」がその予言
を利用しているとしか見ることができない。だからこそ、同じ偽
ユダヤ人の「シークレット・ガバメント」主要メンバー達は、現在
のイスラエルに援助を惜しまないのであり、アメリカとイスラエル
の連帯という形で、国際政治の表舞台を牛耳っている。

 予言にある以上、必ず「イスラエルの十氏族」の本隊は、大挙し
て北の果ての深い穴から戻ってくる。歩いてもどるのではなく、大
規模な船団を率いて、水の壁を突き破り戻ってくるのである。
その前に、地上に残った別働隊の「イスラエルの十氏族」、すなわ
ちモンゴロイドの一団が、日本人を含めて結束を始めることになる
。それを含めて「イスラエルの集合」という場合もあるが、本当の
意味での「イスラエルの集合」は、もっと霊的に高い次元をいう。

 最近のイランは、アメリカの武器禁輸措置に対抗して、自国で
最新鋭戦車ズルファガルを製造し、量産態勢に入ったことを報道し
た。さらに装甲兵員輸送車ボラグも製造段階に入り、共にイラン革
命防衛隊地上部隊に配備したと伝えている。その一方で、ロシアか
らキロ級潜水艦を購入し中国から最新の艦隊艦ミサイル塔載高速艇
を手に入れ、オマーン湾に面するチャバハール海軍基地を建設して
いる。その最中、ロシアがイランのブーシェル原発の建設に協力す
ることが決まった。もともとこの軽水炉原発は、1974年に西ド
イツの企業が着工したものだが、79年のイスラム革命で工事が中
断したままになっていた。ところが、94年11月に、ロシアの技
術支援で工事が再開したのである。

 原発は中断時点で1号機が8割、2号機が6割完成していたので
、ロシアの全面協力で、その完成は早まるとみられている。当然
ユダヤ系企業による活動は活発化し、クリントン大統領もロシアの
エリツィン大統領に、即刻協力を中止するよう申し入れた。だが、
アメリカはその一方で原子力分野の大学や研究所に数百人ものイラ
ン人研修生を受け入れ、結果的に核兵器につながる「原発開発」の
技術を強力に学ばせている事実を公表しないのである。また、アメ
リカの二面背理行動は、単に政治と企業の独立制や外交テクニック
という単純な問題ではなくイランを焚きつけ、中東に大混乱を引き
起こしたい「シークレット・ガバメント」の意図と対を成す。

 白人系ユダヤ人にとっては、いまのうちにイスラムを叩き潰して
おくほうが、将来において得策なのは目に見えている。だが、それ
にはきっかけとなる「世界正義の戦争」を演出しなくてはならない
。そこでどうしても、イラクのような「悪役」が必要不可欠になっ
てくるのだ。イランはその点、アメリカがきめつけたテロリスト国
家の筆頭であり、レバノンのテロ組織・神の党ヒズボラを支援して
いる弱みを持つ。イラクに行ったように、イランを威圧し続ければ
、そのうち必ずイランは怒りを抑え切れず戦争に打って出る。イラ
ンは「イスラムの王子」を自負し、イスラム原理主義をかかげる以
上、イランが立てば一緒に奮い立つイスラム諸国も必ずでてくる。
それらを叩きつぶせば、イランとイスラム諸国のほとんどを、押え
込むことができるのだ。さらに、イランに核兵器を使用させれば、
世界のアメリカに対する期待は一挙に拡大し、アメリカを中核とす
る「世界統一政府」の樹立に弾みがつく。

 当然その中核には、アメリカを支配する「シークレット・ガバメ
ント」が居座ることになる。そして世界は「平和の美名」の中で欺
かれ、やがて完全に支配されるに至るのである。イランはそのため
の都合のよい、「導火線」にされてしまうのだ。この第三次世界大
戦に、ロシアが直接大きく関わる。最近のニュースでもロシアと中
国で、アメリカの空爆に対する批判が高まっている。ノストラダム
スの予言でも、世紀末の戦争について中国のことがかかれている。
片方の手に消化器を持ち、片方の手で火をつける。それが、「シー
クレット・ガバメント」の、究極なまでに単純化された戦術スタイ
ルなのだが、単純すぎてかえって世界は気がつかない。

 そういう中、アメリカは「シークレット・ガバメント」の意志で
、日本に「血を流さない」ことを楯に、自衛隊を無理やり最前線に
引きずり出す手段にでた。国連の旗のもとに平和への貢献を建前と
して、日本を国際戦略の道具に仕立てる計画は、PKOという美名
の中で行われることになったのである。日本は世界ではまれな戦争
放棄国家であったから、断じてPKOに参入すべきではなかったが
、もはや手遅れである。むしろ、戦争に一切参加しない国家として
、世界ではまれな「戦争放棄」を、強烈に訴えることこそが重要だ
ったのだ。戦争のただの傍観者ではなく、強い信念を持った不戦国
の立場を貫けば、永久中立国のスイスのように結果的には世界から
尊敬される国になれるはずだった。その道が一時的には苦難にみち
ていようと、それが「平和憲法」を持つ国家としての世界への責任
であり、誇りになるはずだった。

 ところが、アメリカ中心の国際情勢しか見ない自称「国際政治家
」たちが、世界でも唯一ともいえる「平和憲法」を簡単にドブに捨
て去り、自衛隊を海外に派遣してしまったのである。与えられたも
のは平気で捨て去るのがこの国の政治家たちのようだが、彼らの
ほとんどが戦争体験者だったことも大きな要因だ。彼らの多くは、
基本的には戦争を懐かしむ世代である。表向きの発言とは異なり、
戦争で命を失わなかった彼らは、いまだに戦争中の出来事を懐かし
く語り合う。「昔は良かった。若い連中も右といえば右を向いたも
んだ」というような発言を聞けば、あなたがたもきっと彼らの本音
を垣間見ることができるだろう。また、韓国の人々が日本の政治家
たちの太平洋戦争に対する本音発言を聞き、怒る理由がわかる。

政治家たちは戦争から何ひとつ学んでいない世代の生き残りなのだ
。あれほど口先では「自衛隊破棄」を訴えていた旧社会党の党首が
、首相になると突然自衛隊を海外に派遣したことを考えると、最初
から計画的だったのか、圧力がかかったのか、どちらにしても彼ら
が本物の政治家ではなかったことを確実に証明している。

 中には第二次大戦前から戦争を反対し続けている良い政治家が存
在しているが、彼らの行動は制限されてしまっている。おそらく
PKOそのものは戦争が常識の国際情勢の中では、決してまちがっ
てはいないのだろう。だが、それを利用するのがアメリカ政府であ
り、「シークレット・ガバメント」である点が、大問題なのだ。
つまりアメリカの軍事産業体がPKOを独占していることが致命的
で、日本にそれを分析できる政治家も官僚もいないことは、まった
く不幸というほかはない。

 「シークレット・ガバメント」は、すべて計画どおり国際舞台と
いう盤の上で、駒をすすめている。日本をまずPKOで引きずり出
した後、徐々に重装備の重火器が必要な紛争地帯へ送り込み、次に
自衛隊が全滅する舞台を整え、それをてこにして一挙に日本を戦争
に巻き込む計画である。そうすれば日本をアメリカの思いどおりに
動かす戦闘用の駒にできるからだ。しかし、たとえそうなっても、
日本の政治家や官僚たちが戦場で死ぬのではない。本当の意味で
日本を背負っていく若者たちが、アメリカの産軍複合体を太らせる
ために、戦場で犬死にしていくのである。

 自衛隊は、ゴラン高原でUNDOF「国連兵力引き離し監視軍」
に参加し、後方輸送業務を担当する名目で派遣された。ゴラン高原
は、面積1250平方キロ標高800メートルの台地で、シリア南
西部に位置している非武装地帯だ。第三次中東戦争で、イスラエル
が大半を占領したが本来はシリア領の高原である。派遣隊員の入れ
換えがあっても自衛隊が全滅する舞台、それが1996年2月1日
にシリア入りした自衛隊に運命づけられたゴラン高原である。
ここはイランが大戦争を引き起こす際、もっとも悲惨な激戦地とな
るだろう。ここをおとせばイスラエルの水源をとめると共に、入植
地帯を一挙に殲滅できるからでありエルサレム攻略には欠かせない
重要地点だからだ。

 「シークレット・ガバメント」の罠にかかったイスラム連合軍が
、イスラムの面子にかけて、アメリカに追い込まれて戦争に踏み込
まねばならなくなるのが、1998年8月であり、まだ自衛隊はゴ
ラン高原で任務についている時期である。が、その前にまずニュー
ヨークのウォール街で「株の大暴落」が発生する。それも「シーク
レット・ガバメント」の仕組んだ策謀だが、彼らは株の大暴落を引
き起こすようにわざと仕向ける。そのため世界は一挙に「大恐慌」
に陥り、アメリカは中東から手を引き、国内問題だけに専念するこ
とになる。ここで予定通りアメリカは軍を派遣縮小し、わざとらし
く中東から引き上げていく。中東から警察官がいなくなったとき、
イランは長年のキリスト教支配構造体制を打ち破る好機ととらえる
。そして、イスラム原理主義を標榜するイランを中核として、エジ
プトやトルコを除くイスラム諸国は大終結する。その旗頭は「イス
ラムの聖戦」であり、地続きのEU諸国は真っ先に狙われる。その
最も危険な開戦勃発日が、「シークレット・ガバメント」の手で
変更されない限り、「1998年8月21日」となっている。

 このとき、実際に中東で戦う羽目になるのはEU(ヨーロッパ連
合)である。何故ならEUはアメリカにとって経済、軍事面での目
の上のこぶであり、特にフランスは全面的にアメリカにさからい楯
突いてくるからである。そこで「シークレット・ガバメント」は、
イスラムとEUの共倒れを狙い、フランスを利用して、わざと欧米
の仲を険悪な状態にする意図でいる。これから先フランスは、イラ
ンと同じ立場、すなわち導火線として利用されることになるだろう
。「シークレットガバメント」は、フランスを逆なでするような
外交手段をアメリカ政府にとらせ、わざとEUとアメリカ政府の仲
を断絶させるように仕向けることになる。

 ようするに、「ヨーロッパに何がおきてもアメリカ政府は一切
関知しない」と名言するほど、欧米の仲を険悪な状態に持っていく
のである。そしてフランスを中核とするEUは中東におけるイニシ
アチブをとり、以後中東に異変が起きると、多国籍軍は主にEU部
隊で編成されることになる。
フランスはその功労者となるが、これはすべてアメリカの裏工作あ
っての成果にすぎない。わざと激怒したアメリカは軍を引き上げ、
アメリカは中東問題に一切関知しないとEUに申し伝えるであろう
。しかしそれは、EUの中東独占が三日天下と見越してのジェスチ
ャーにすぎない。

 イランは保安官がいなくなった町を襲う盗賊のように、安心して
戦争に打ってでるが、その旗印は「イスラム再興の聖戦」である。
再びイスラムが世界を制するチャンスが訪れ、すべてをアラーの神
託とするイスラム大連合が結束し、イスラエルに攻め上るのである
。ただし、エジプトはイスラム原理主義に反対の立場であり、イラ
ンに協調しない可能性が高いため、イスラム連合軍に侵略されてし
まうことになろう。さらに、イスラム連合軍はEU軍の本部が置か
れるローマから東ヨーロッパに侵入、そのままローマを包囲し宿敵
バチカンの征服をも企てることになる。一方、北アフリカのイスラ
ム諸国も一斉に立ち上がり、特にリビアとモロッコは、地中海を一
挙に越えてスペインに上陸した後、フランスに侵攻することは間違
いない。

 そして、世界中がアメリカに「何とかしてほしい」と泣き叫ぶま
で、アメリカはわざと傍観する態度を貫くつもりでいる。その後、
その声が最高潮に達した瞬間抑えに抑えたアメリカの正義感から、
イスラム大連合軍を叩きのめすため、巨大な軍事力をもつて立ち上
がるのである。まるで、西部劇の三文芝居かアメリカプロレスを観
る感じだが、これが膨大な数の死者と核攻撃をともなった災害が舞
台になれば、「シークレットガバメント」の単純な計画に気づかな
い。もちろん、最初の核攻撃は悪役のイスラムでなければならない
。騎兵隊は世界が大きな拍手で迎えるまで姿を見せないほうが得策
であり、世界の悪役インディアンとなったイランを叩きのめすには
、アメリカが核で反撃してもかまわない状況になるまで待つ必要が
あるのだ。

 アメリカが最終的に使う兵器は、国力を上げてUFOにしたてあ
げてきた「プラズマ兵器」である。これはフィラデルフィア事件や
、ハチソン効果などアメリカが極秘にしてきた最終兵器のことであ
る。現実に「UFO」は存在するが、中に乗っているのは異星人で
はなく地球人でプラズマを利用して飛んでいる。彼らは「失われた
十氏族」と呼ばれていて、日本人と同じモンゴロイドで、「シーク
レット・ガバメント」が恐れる唯一の民族だ。その彼らを潜在的に
恐れさせようとしているのが、「シークレット・ガバメント」の息
のかかった、インディペンデンス・ディなどに代表されるハリウッ
ド映画である。これを観た全世界の人々は知らず知らずのうちに
洗脳されている現状を誰も認めようとしない。

 この衛星を介した「プラズマ兵器」を使用する最適な場所は、フ
ランス側のアルプスのふもとに予定されている。イスラム大連合は
ここで謎の全滅をすることになるのだが、アメリカの軍事シュミレ
ーションの正確さは、いずれいやというほど明確になるだろう。
さらにもし核が中東で炸裂したとしても、放射能は貿易風にのって
、中東からインド、ロシア、中国、日本を汚染するが、アメリカだ
けは太平洋という広大な海域があるから、放射能の二次被害を最小
限にくいとめられる。アメリカ産の小麦は他の諸国の小麦に比べて
比較的安全となり、戦後の小麦の高値で巨万の富を得ることができ
るのも計算されている。こうして武力による制圧力に、食料による
世界への発言力も加わって、アメリカの世界統一支配は不動のもの
となっていくのである。

 日本は政治家組織と官僚機構を改めることができず、結局はアメ
リカの間接支配の好例を示す典型的な国に没落してしまう。そして
「国民総背番号制度」は、戦場へ派遣されることを怖がり自衛隊に
入隊しない若者を、兵役に駆り出すシステムへと変貌する。また政
治家や官僚たちは、自分たちの責任を回避することに巧みで、それ
ぞれの権力的立場の延命をはかり、結果的に国の未来を滅ぼしてい
く。政治家たちは何か問題が起きたとき、すぐに「国民の審判を仰
ぎたい」と居直るが、結局は自分の選挙区の有権者に問うているだ
けである。内心は自分の土俵である地元選挙民の確保に、相当の自
信を持っての発言である。村や町に橋や道路を作ってやり、温泉に
連れて行きさえすれば、地方の老人たちが喜んで自分に票を投ずる
現状くらい、日本の政治家はとっくに知り尽くしている。こんな低
レベルの「先生様選挙」とは無関係にまともな選挙ができるのは、
日本では三大都市圏だけと、いっても過言ではないだろう。

 「シークレット・ガバメント」は、そんな政治体制のほうが日本
人を自由に扱えるため、体制の立場を強化するのに援助を惜しまな
い。おまけに日本人は、お上からの命令には結果的に何でも従うか
ら、アメリカが手段を誤らないかぎり非常に扱いやすい。日本人を
支配するには政治家さえ支配すればよいことはアメリカはとっくの
昔に経験済みなのだ。不気味な一致だが、ローマ帝国が無能な王や
権力意識の権化のサンヒドリンを上に立て、ユダヤを間接支配した
構造と酷似している。

そういう国家の末路は見るも無残である。その先駈けとなるゴラン
高原での戦闘シーンは、おそらくCNNの衛星放送でリアルタイム
で放送され、茶の間を通して日本人の怒りと悲しみは一挙に最高潮
に達するだろう。そして、国民の間に「自衛隊を救え」という声が
高まり、政治家たちは水を得た魚のように生き返り、国民の意思を
一挙に戦争参入へともっていくのである。今その意味で、日本は
非常に危ない選択をアメリカから迫られている。日本政府は、アメ
リカと「日米安保条約」の改正を、国民の手の届かない場所で決定
しようとしている。

 現在の政党を支えている世代は、主に中年以上から戦争体験者で
ある老人たちである。若者が選挙に行かない間に、彼らが今の政党
を支え動かしていく。ということは、若者が政治離れしてくれるほ
ど、ある特定の党だけに中年から老人票が集まり、日本を一党支配
する構図ができあがるのだ。一党支配は必ず腐敗と傲慢を生み出す
。これは世界史の常識であり例外は皆無である。若者は遊びに浮か
れ、政治などは自分たちに関係ないと言ってのける。しかし、そう
いう日本の若者たちの隙を狙い、彼らを流血の最前線に送り込む段
取りを整えている状況が、「シークレットガバメント」主導の中で
行われているのだ。憲法や法律を馬鹿にしていると、いつか若者た
ち自身に跳ね返ってくることになる。やがて清算のときがくると、
今まで溜まった膨大なツケに、自分の血の利子をつけて支払わねば
ならなくなる状況がくるのである。

 「シークレット・ガバメント」は最近、日本の憲法を変える最終
段階の一手を打ってきた。それは一党支配体制ができた現在だから
こそできる、日本の若者にとればチェックメイトに限りなく近い一
手となった。

 その一手とは、日米安保条約の中で、アメリカ軍が決定したこと
を、自衛隊が自動的に何でも従うシステムを、日本政府に受諾させ
ようとしているのである。そして日本政府はその策謀に喜んで答え
ようとしている。無能無策としか言いようのない政治家と官僚たち
が、いよいよ日本を滅ぼしにかかってきたようだ。アメリカは、
崩壊寸前の北朝鮮への不安感を餌に、日本政府を脅かせば、すぐに
尻尾を振って擦り寄ってくることを知っている。北朝鮮は、そのま
まにしておいても必ず自己崩壊を起こし、一部の軍人の決起はあっ
ても、必ず韓国によって併合されるシナリオができているにもかか
わらず、日本の政治家だけが浮き足立っているのだ。そして極東有
事を前提とした論議を活発化させ、憲法改正論者の長老政治家たち
も、一党支配体制の中で息を吹き返してきている。

要するに、「シークレット・ガバメント」も日本の長老政治家たち
も、隣の火事の、ドサクサを利用して何かを仕掛けようとしている
のだ。日本は、無能無策の官僚と政治家たちにより「シークレット
・ガバメント」の足の裏をなめる国家に没落していく。

 「新安保条約」が交わされた段階で、自衛隊はアメリカの支配構
造に完全に取り込まれ、「シークレット・ガバメント」の意向に逆
らうことは、実質的に不可能になる。

 その新システム体制の中では、「シークレット・ガバメント」が
どこかで大戦争を引き起こせば、必ず自衛隊も参戦することになっ
てしまう。新日米安保を推進する政治家たちは、国民に対し「いや
なら断れるはずだ」と嘯くが、今までNOと言えなかった連中に、
これから先アメリカにNOと言える道理がない。まさに国民を愚弄
しているとしか思えない、実に卑劣な詭弁である。そして次ぎは、
「憲法改正」の機運を盛り上げ、自衛隊が外国の戦争に参戦するこ
とで、空洞化した憲法第九条を破棄させてくるのだ。さらに国民総
背番号制度を導入することで、正式に軍隊化した自衛隊に、若者た
ちを強制的に入隊させるシステムを完成させる。なぜなら、若者の
兵役義務は、周辺のアジア諸国では常識になっているからである。

 そうなれば、若者たちに逃げる術はなくなる。若者たちが遊びほ
うけている間に、年老いた政治家たちが再び昔の夢を見だしたのだ
から、若者にも責任があると言ってもいい。今、浮かれている若者
たちが、やがて戦場で五体がバラバラになって死んでいくのである
。現在の政治を支えている中年世代や老人世代が死ぬのではない。
今の子供や若者たちが、アメリカを肥え太らせるだけのために死ん
でいくのだ。いやなら外国に逃げればいいと思う若者がいれば、
それは極楽トンボとしか言いようがない。そうなればパスポートは
入隊した若者でしか発行されないし、外国との引き渡し条約で完璧
に逃げ場などなくなるからだ。さらに時代が進めば、反戦活動など
、国民の大多数が世界大戦の渦に呑み込まれてしまった最中では、
まったく省みられなくなるだろう。

 戦争ボイコットも許されない。なぜなら時代が進めば進むほど、
アメリカが世界の食料支配体制を完成させてくるからだ。そうなれ
ば食料を購入する際、戦争ボイコット者には、購買不可のデータが
打ち込まれることになり偽造は絶対に不可能である。それは人間の
額と両腕に生体データが打ち込まれるからだ。現在そのシステムは
IBMが完成させており、もうすぐアメリカで「ロスト・チルドレ
ン」の児童犯罪防止の意味で使われることになる。現時点ではナン
バーが打たれた微小の金属板を奥歯に装着しているが、この生体デ
ータ・システムも、犯罪から守る平和と安全を楯に使用されること
になる。そして、世界統一政府樹立後は、全アメリカ国民に使用さ
れることになるのだ。このような時期が近づけば、世界は大戦争に
対して麻痺状態に陥っているため、最前線には戦争ボイコットで刑
務所に送られた若者たちが人間楯としてさらされることになる。

もはや簡単に食料が手入らなくなる時代、一人でも余計な人間はい
ないほうがよいなどという風潮の時代が、「シークレット・ガバメ
ント」の手により、近い将来必ずやってくるのだ。

 そんな馬鹿な時代がくるわけがないと思う人々は、生きている間
に自分の目で確かめる事ができるだろう。それが数年先か数十年先
かは別として必ず日本も同じ道に引きずられていく。「シークレッ
ト・ガバメント」が世界を完全支配したあとは、緻密で強圧的な策
から逃れられる者など、もはや地上には存在しなくなるからだ。 
==============================
『亜空間通信』640号(2003/08/01)
【イラク米兵劣化ウラン症・死者報告の裏に住民被害あり重金属毒性不勉強メディア
報道注意】
 
 やっと夏になったようだが、困ったことには、またぞろ、休む暇がなくなってきた。
きたる8月6日は広島の被爆記念日で、いくつかの行事参加の知らせも届く。ところが、
その日本の「自衛隊」派遣が云々されている現地で、以下のごとく、わが通信を発し
た事態が、深刻化、表面化しているのである。
 
1)・・・・・・・・・・
---------- 引用ここから ---------- 
http://www.jca.apc.org/?altmedka/2003aku/aku633.html
http://www.asyura.com/0306/war37/msg/473.html
『亜空間通信』633号(2003/07/25)
【バグダッド空港周辺米兵が大量投下劣化ウラン弾に起因か「奇病」激発の痛烈皮肉】
[後略]
---------- 引用ここまで ----------

2)・・・・・・・・・・
---------- 引用ここから ---------- 
http://www.jca.apc.org/?altmedka/2003aku/aku638.html
http://www.asyura.com/0306/war37/msg/703.html
『亜空間通信』638号(2003/07/29)
【続報:米兵に劣化ウラン起因か奇病激発:ロシア経由:死者2で米政府12症例調査
中】
[後略]
---------- 引用ここまで ----------

 この情報に関するわが発端は、「アメリカの歴史見直し研究所から転送のアラビア
情報」であった。だから多分、私は、日本国内では一番早く情報を入手したと思われ
る。以後、この阿修羅戦争掲示板投稿への「フォロー」が続き、いくつかの日本語訳
の情報発信が行われている。
 
 そこへさらに、経過は面倒くさいので省くが、阿修羅戦争掲示板の投稿から、以下
の電網記事の存在が分かった。

---------- 引用ここから ----------
http://www.asahi.com/international/update/0730/014.html
イラク派遣のオランダ軍、猛暑と感染症で次々ダウン

 40度をこえる猛暑が続くイラク南部に派遣されたオランダ軍兵士約100人が次々
に感染症による下痢と吐き気を訴え、29日、4人の兵士が熱射病による脱水症状で
一時入院した。 

 オランダ軍が展開する予定の南部アルムサナ一帯は砂漠地帯。オランダ海軍による
と、ここ数日前から屈強な海兵隊員らも体の変調を訴え始め、1100人の兵士のう
ち感染者は29日、105人に達した。オランダ軍の医療部隊が治療にあたっている
が、30日時点でなお65人が病状を訴えているという。

 オランダ兵は酷暑に体を慣らすためイラク到着前、クウェートで2週間滞在した。
しかし、イラク到着後に地元特有の感染症にかかってしまった。オランダ軍は8月1
日に米軍から指揮権を譲り受ける式典を行い、一帯で治安回復や人道援助活動を開始
する予定。海軍報道官は「予想はしていたが大変な暑さだ。十分な水を取ることが必
要だ。活動には支障はない」と語った。 (07/30 23:34)
---------- 引用ここまで ----------

 私は、この情報に関する投稿に対して、以下の「フォロー」をした。
  
 
---------- 引用ここから ----------
↑地元特有の感染症?オランダ軍が2週間いたクエートは湾岸戦争で劣化ウラン弾の
粉が散った場所。
http://www.asyura.com/0306/war37/msg/804.html
投稿者 木村愛二 日時 2003 年 7 月 31 日 10:38:15:

(回答先: イラク派遣のオランダ軍、猛暑と感染症で次々ダウン [asahi.com] 投稿者
ひろ 日時 2003 年 7 月 31 日 00:03:42)

地元特有の感染症?

電網検索によると、オランダ政府は6月8日に派兵を発表している。
オランダ軍がクエートに2週間いたのは、砂漠の訓練であろう。そこは湾岸戦争で劣
化ウラン弾の粉が散った場所で、アメリカ兵の「湾岸戦争症候群」と称される劣化ウ
ラン「吸い込み」被害発生箇所である。湾岸戦争の期間は短かった。
---------- 引用ここまで ----------

 そこへまた、昨日(2003/07/31)、以上のわが通信と投稿を見てのことと思われる投
稿により、イラクで「劣化ウラン弾による放射線の測定」が行われているとの主旨の
毎日記事の存在が分かったので、以下の電網検索を実施し、即座に、該当記事を発見
した。

---------- 引用ここから ----------
言語のページから毎日新聞、イラク、バグダッド "劣化ウラン弾による放射線の測
定"を検索しました。 1件中1 - 1件目・ ・検索にかかった時間0.20秒

http://www.mainichi.co.jp/news/article/200307/10m/138.html
バグダッド陥落3カ月 消えぬ傷跡、去らぬ恐怖

バグダッドの西約90キロのラマディで、首都陥落翌日の4月10日にクラスター爆
弾の不発弾に触れて負傷したズ・フカルさん(21)と母親のナウアルさん(41)。
ズさんは今も意識不明のままだ=バグダッド病院で9日、杉尾直哉写す  フセイン
政権が崩壊して3カ月経過したイラクでは、米英軍による大規模な軍事攻撃は終了し
たものの、精神の不安定を訴える住民が増加しているほか、放射能汚染やクラスター
爆弾による恐怖は消えず、「戦争の傷跡」は残ったままだ。【バグダッド小倉孝保、
杉尾直哉】 
 ◇PTSDが急増−−放射線被害の疑い徹底調査
 バグダッドのイベン・ルシド精神病院では、精神障害「心的外傷後ストレス障害」
(PTSD)の患者が1月は22人、2月は16人だったのに対し、戦争後の5月は
112人、6月は135人と急増した。精神診療医師のハシム・ザイニ同病院事務局
長(40)は「爆撃に遭ったり、殺りくを目撃したりして、不眠や無気力などの症状
を訴えるケースが多い」という。
 同病院はイラクでPTSDのような急性の精神的疾患を扱う唯一の病院だが、戦後
の混乱で来られない人も多いとみられ、実際の患者は「膨大な数になるはず」(同事
務局長)という。 
 入院しているワヒドさん(38)は戦争中に自宅近くが爆撃を受けた後、無気力や
不安感に襲われるようになった。被爆で死亡した住民を目撃したのが原因とみられる
という。うつろな目でベッド上に横たわるワヒドさんは記者に「日本で広島に原爆が
落とされたのを知っている。君もアメリカが憎いだろう」と話した。
 同病院にはバグダッド陥落直前に共和国防衛隊を脱走した20代の元兵士もいた。
この男性は、ほとんど言葉をしゃべれなくなってしまっていた。
 一方、イラク保健省は戦争直後から破壊されたイラク軍戦車やビルなどを対象に、
劣化ウラン弾による放射線の測定を開始した。同省放射線防護センターによると、バ
グダッド市内30カ所以上で測定したが、異常値は検出されていない。
 しかし、将来、人体に対しどんな影響が出るか不明なため、イラク軍戦車に「近寄
るな」と書いた張り紙を張り注意喚起している。また、世界保健機関(WHO)の協
力を得て近くイラク全土の放射線影響地図を作成する計画を進めている。
 だが、治安が回復せず、交通・通信状況が悪く、測定機器が不足していることなど
から、バグダッド以外での測定は進んでいない状態だ。
 保健省によると、住民による放射性物質の略奪が明らかになったトゥワイサでは、
少なくとも住民3人の頭髪が抜けるなど、放射線被害の疑いのある症状が出ている。
同省は5日、専門家12人による特別委員会を設置し、徹底調査を行うことを決めた。
 保健省の環境問題責任者、アハマド・シハブさん(53)は「放射線被害は将来出
る可能性があるため懸念している。国際機関や外国の協力も得て被害を最小限に食い
止めたい」と語っている。
 ◇自宅半壊のまま、5人暮らす
 バグダッド北西部のハイテジャール地区の住宅地には4月初め、米軍のクラスター
爆弾が大量に投下され、道路に面したコンクリート壁や金属製門扉に無数の傷が残っ
ている。 
 住民のサミ・ハッサンさん(40)の話では、5月の初めごろまで同爆弾の不発弾
が道路や自宅の庭に散乱、その後、米軍が除去活動を行ったという。しかし、草むら
などに不発弾が残っている可能性もあり、家族に「金属製の物には触れるな」と説明
しているという。 
 保健省によると、「不発弾による負傷は戦争直後に比べ激減している」というが、
国連児童基金(ユニセフ)やフランスの非政府組織(NGO)は、クラスター爆弾の
写真を掲載し「近付くな」と書いたポスターを町中に張って警告している。
 バグダッド・アダミヤ地区のサヒバ・ムハンマドさん(57)宅はフセイン政権崩
壊当日の4月9日未明、米軍ヘリの攻撃を受け半壊した。壊れたままの自宅でサヒバ
さんは「政府もなくなり、誰に相談していいのか分からない」と語り、破壊を免れた
一部屋に家族5人で暮らしている。
 バグダッドには同様に破壊されたままの民家が多く残っている。
 ◇遅れる電力復旧 猛暑で住民いらだち−−反米勢力など破壊
 イラクでは現在、水道がほぼ復旧したのに比べ、電力は反米勢力による破壊工作な
どの影響で復旧が大幅に遅れている。このほか治安も不安定で、猛暑の中、住民の不
満は高まっている。 
 政権崩壊直後、断水の続いたバグダッドでは水道水がほぼ24時間、確保できるよ
うになった。ガソリンはまだ不足しているものの、スタンド前にできる車列は短くな
り、占領当局(CPA)が供給に力を入れた効果が出てきている。
 しかし、電力は地域によっては1日2時間程度しか供給されていない。米軍による
と、イラクの電力需要は通常7800メガワットだが、実際の供給量は6月末現在で
4500メガワットにとどまっている。
 イラクでは全発電量の8割を石油・天然ガスの火力発電に頼るが、戦時中、イラク
軍がガス供給のパイプラインを故意に破壊したり、米英軍が戦略的に送電線を破壊し
たため停電が起きた。
 体制崩壊後は反米勢力による破壊工作が続き、6月25日には北部モスルから南部
ナシリヤまでを結ぶ送電線が切断され、広い範囲で停電となった。米英軍は送電線を
復旧させたが、直後に送電塔が破壊されるなどイタチごっこが続いている。
 一方、バグダッド市内にはイラク警察が配置され、略奪事件などは減ったが、米英
兵を狙った攻撃が頻繁に発生。先日はフリーのジャーナリストが同市内で射殺される
など、兵士以外への攻撃も起きている。
 (2003年7月10日毎日新聞朝刊から)
 ---------- 引用ここまで ----------
 
 この記事の記述には、劣化ウラン弾の重金属としての化学的毒性が記されていない
が、その理由は、記者本人やメディアの不勉強だけでなく、日本の核、原発などの反
対運動の不勉強にもある。湾岸戦争直後の予備知識の欠如による彼らの告発の不備が、
いまだに引き継がれているのである。アメリカは、放射能測定の結果が低いから、そ
れで突っ張り続ける。毎日新聞には電話した。困ったことだし、また憎まれるが、仕
方がない。メディアを教育しなければならない。
 
  メディアとか記者とかも、想えば気の毒なのである。明治時代なら、やくざとか、
水商売並みの仕事だったのに、偉っそうに「社会の木鐸」などと自慢する傲慢な先輩
がいたばっかりに、しかも、事実、社会的な影響が大きくなり過ぎたが故に、過大な
期待を一身に背負って、恥をかき続けるしかない羽目に陥り、成れの果てになり下がっ
てしまったのである。
  
 しかし、甘やかすわけにもいかないので、私は、すでに2年半前にも、以下の電子
手紙を発し、わが電網宝庫にも収めて続けてきた。このわが電網宝庫記事も、下記の
検索、「劣化ウラン、重金属、毒性」で出てくる。
 
---------- 引用ここから ---------- 
http://www.jca.apc.org/?altmedka/d-1-1-25.html
電子手紙の送信日付け順・注釈付き一般公開文書館

2001.1.25.(木)「国連情報誌SUN」がユーゴ戦争の劣化ウラン弾使用の被害で
「重金属毒性」報道
送信日時 : 2001年 1月 25日 木曜日 11:28 PM
件名 :ユーゴの劣化ウラン被害で「重金属毒性」報道

 わがHPで一昨年に記した恐るべき予言の通りに、NATO軍兵士の劣化ウランによる障
害が表面化しています。住民もやられているでしょう。

 それもこれも、この表面化の決定的な要因が、ヨーロッパの白人までが被害者になっ
たことにあったのであって、そのことの皮肉にも、また、また、腹が立ってなりませ
ん。

 数年前のイラクの劣化ウラン問題告発の折には、米軍の兵士も立ち上っていたので
すが、民衆のメディア連絡会で何度も交流したアメリカの友人、スティーヴ・ゼルツ
ァーの表現、Media Blokadeが、完全に働きました。最前線で被曝した米軍の兵士は、
有色人の比率が高い貧乏人ばかりだったのです。

 それでも、民衆のメディア連絡会のメンバーなどが中心になって、pmnにも参加し
ている岩川さんの訳出による現地取材ヴィデオ日本語版の上映、原子力資料センター
の講師による講演の集まりなどが開かれました。

 その折にはまだ、劣化ウランの重金属毒性の理解が不十分でしたが、望まざる事態
の進展によって、国連情報にまで、それが記されるようになりました。
[中略]
国連情報誌SUN 
[中略]
1月11(木)の出来事
[中略]
・劣化ウラン弾 −−−−−−  国連コソボ暫定行政機構が住民を守るための措置
請。
[中略]
  99年のバルカン紛争時に使用された劣化ウラン弾の影響調査が現在進められて
いることを受け、国連コソボ暫定行政機構(UNMIK ; The UN Interim
Administration Mission in Kosovo)は、その健康被害の危険性からコソボ住民を守
るために、劣化ウラン弾使用場所に、「注意‐‐この地域、有毒残留性重金
属(residual heavy metal toxicity)含有の危険性あり」と注意を呼びかける掲示板
の設置などを措置。
[中略]
 日本のメディアは、沖縄で劣化ウラン弾が使用され、海中に大量投棄された際にも、
放射能は無いから無害との米軍発表を、そのまま垂れ流していました。呆れたもので
す。

 私は、物理や科学は苦手の方ですが、自称名探偵として最初から、重金属毒性に違
い無いと主張していました。推理は実に簡単なことで、もっと軽い重金属の鉛、銅、
カドミウムなどの毒性については、昔から知られていたのです。

 劣化ウランについては、その後、すでに「猛毒」が確実に認められているプルトニ
ウムが含まれていることまでが判明しています。こんなことは、専門家なら、最初か
ら分かっていたことでしょう。

 本当に、日本の大手メディアは、腑抜けの集まりなのです。そういう腑抜け達が、
結局は、公然の敵よりも悪い「偽の友」(英語の諺)として、人々を欺く役割を果た
し、アメリカの勝手放題を許す結果を招いているのです。今の今、アラブの子供を虐
殺し続けている「偽イスラエル」のホロコーストの嘘に関しても同じことです。
---------- 引用ここまで ----------

 現在では、以下の電網検索で、実に簡単に、有り余るほどの情報が得られる。

---------- 引用ここから ----------
全言語のページから劣化ウラン、重金属、毒性を検索しました。 約206件中1 -
100件目 ・検索にかかった時間0.46秒

劣化ウラン弾 被曝深刻
... 1/6/01) 放置薬きょう汚染検出せず(6/2/00) 劣化ウラン弾薬きょう ... 国連人
権委
で討議 2000/7/11 2 崩れる環境 広がる放射能汚染 重金属被害も ... 訴訟の構え
栄
誉メダルを返還 2000/6/10 7 科学アドバイザー 「毒性、精子に影響」刺激物
質 ... 
www.chugoku-np.co.jp/abom/uran/ - 27k - キャッシュ - 関連ページ
[ 他、www.chugoku-np.co.jp内のページ ]
http://www.chugoku-np.co.jp/abom/uran/
単行本:『湾岸戦争・米英が95万個使用』
20030318
■本紙連載 劣化ウラン弾の実態取材
『知られざるヒバクシャ 劣化ウラン弾の実態』、発刊■

書評 ■本の購入について
1. 書店で販売中
2. ブックサービス http://market.bookservice.co.jp/top/
ご注文TEL : 03-3817-0711 お問合TEL : 03-3817-0712
FAX : 03-3818-5969 e-mail:info@bookservice.co.jp
営業時間:8:30〜20:00

 一九九一年の湾岸戦争で、米英両軍が実戦で初めて使用した放射能兵器である「劣
化ウラン弾」による人体や環境への影響を中国新聞に連載した『知られざるヒバクシャ
 劣化ウラン弾の実態』が十七日、大学教育出版(岡山市)から発刊された。

 田城明特別編集委員が米国、英国、イラク、旧ユーゴスラビア、日本(沖縄)での
取材を基に、同名のタイトルで二〇〇〇年四月から同年七月にかけて連載。最近の状
況を一部加筆してまとめた。

 全体を八章で構成。うち三章を充てたアメリカ編では、湾岸戦争退役兵や劣化ウラ
ン弾製造工場の周辺住民らが、がんなどの病気に苦しむ姿を描いている。

 このほか、第五章「戦場国の爪痕(つめあと)」では、湾岸戦争で約九十五万個の
劣化ウラン弾が使用されたイラク南部を中心にルポ。子どもや女性らの間に多発する
白血病や乳がんなどの疾病のほか、先天性障害児の急増など、劣化ウランの影響によ
るとみられる深刻な実態を紹介している。

 四六判、二百二十六ページ。定価(税込み)は千五百七十五円。

1991年の湾岸戦争で、米・英軍は新兵器の「劣化ウラン弾」を、イラク軍に対し初め
て実戦で使った。核爆発や核融合を伴う原爆、水爆とは違う放射能兵器である。停戦
成立から九年がたった今、退役米・英軍人やその家族、戦場となったイラクの軍人、
市民らの間に放射線被曝(ばく)などによる健康障害が広がっている。米・英、イラ
クで取材するうち、白血病やさまざまな慢性疾患にさいなまれる「知られざるヒバク
シャ」の深刻な実態が浮かび上がった。
 (田城 明)  
発売中!
日
ヒロシマ記者の目 世界へ 広島修道大 岡本三夫教授

白血病や先天性障害 米軍43万人汚染地帯に
2000/4/3
[後略]
---------- 引用ここまで ----------

 以上の被害、「白血病や先天性障害 米軍43万人汚染地帯に」の報告は、湾岸戦争
の時のことである。今回、イラクで使用された劣化ウラン弾は、湾岸戦争の時の5倍
とされているのである。場所によっては、汚染度は、数十倍の密度となるであろう。

 以上。
木村愛二:国際電網空間総合雑誌『憎まれ愚痴』編集長
==============================
『亜空間通信』639号(2003/07/31)
【サウジ激怒の米議会911報告を大統領戦の政争の具にさせず真相とイスラエル追究
へ】
 
 この問題、かなり前から公開を巡って騒動続きだった米議会911調査報告書が今、
サウジアラビア政府の激怒を買っている。ところが、実は、イスラエルの国名も出る
べきところなのである。なぜ今、イスラエルの国名がメディア報道の表面に出てこな
いのか。これは実に重大な情報封鎖、言論弾圧なのである。背後には、アメリカの来
年の大統領選挙が潜んでいる。
 
 
 この米議会に911調査に関して、私は、『9.11事件の真相と背景』の編著者として
も当然のことながら、早くから注目し、ともかく一応の期待を抱きつつ、本『亜空間
通信』で少なくとも、以下の3回、状況を報じている。いずれも長文なので、以下、
思い切って抜粋のみとし、英文は特に省略する。
 
1)・・・・・・・・・・・
---------- 引用ここから ---------- 
http://www.jca.apc.org/?altmedka/aku518.html
http://asyura.com/2003/war25/msg/1124.html
『亜空間通信』518号(2003/03/16)
【これで対イラク開戦できるかアメリカ極度の混乱には民主党から3つの決定打】
[中略]
【超遅れ情報】少なくとも1つの国家が9・11テロリストの背後にいる −ボブ・
グレアム上院情報議会議長
http://www.asyura.com/2003/war25/msg/1024.html
投稿者 ドメル将軍 日時 2003 年 3 月 15 日 18:12:36:

その国家とは、アメリカがそれを憎み、その民主化を望んでいる国などではなかった。

例えば、もしその国がイラクだったならば、レポートが機密扱いになることはなかっ
ただろう。

9・11を手助けしたのは明らかに、同盟国、友好国、アメリカが仲違いを望まない
国である.....
[後略]
---------- 引用ここまで ----------

ところが、まず、この通信1)に関して、重大な状況が発生しているのである。上記
の「ドメル将軍」の日本語の説明は、簡略になっているので、英文情報の内のごく一
部の訳でしかない。「少なくとも1つの国家」となっているが、原文の議会でのやり
とりでは、国名を出さずに、複数だったり、単数だったりするのである。そこで、そ
の原文の所在を示すべく念のために、昨晩(2003/07/30)、示されていたURLをクリッ
クしたら、ありゃ、こりゃ、いかんな、となったのである。

http://www.thememoryhole.org/911/911-graham-admits.htm

ともかく、保存してある英文から、国、または政府に関する部分だけを抜き出すと、
以下のようである。

---------- 引用ここから ----------
Senator: At Least One Foreign Country Assisted the 9/11 Terrorists

there were foreign governments

a state 

a sovereign foreign government

some country (or countries)

So which nation(s) was it?

countries

it wasn't. It obviously wasn't any nation that the US government hates and
would love to demonize. If it had been Iraq, for example, the report would
not have been classified;
it would've been personally faxed by Donald Rumsfeld to every reporter in
the nation.

No, the one or more facilitators of 9/11 were obviously allies, friendly
countries, nations that the US doesn't want to alienate....
---------- 引用ここまで ----------

こういう場合、たいてい、アメリカ独立系電網宝庫の保存版があるから、以下の検索
をした。

全言語のページから "Senator: At Least One Foreign Country Assisted the 9/11
Terrorists"を検索しました。 約32件中1 - 19件目 ・検索にかかった時間0.48秒

ところが、これまた予期していたことでもあったが、ほとんどが、「接続に失敗しま
した」となるのである。しかし、稀少な例外もあって、しかも、それが、以下のごと
く、「イスラエルが資金を出した」とか、「議会の記録はユダヤ人所有のメディアに
よって葬られた」という批判の見出しになっていたのである。これは、ちゃんと、つ
ながる。

---------- 引用ここから ----------
http://www.overthrow.com/lsn/news.asp?articleID=3833
Senator Bob Graham Says Israel Funded 9-11 Terrorists
Congressional Transcript Buried, Ignored By Jewish Owned Press
3/3/03 1:35:32 AM
Discuss this story in the forum
PBS NewsHour
TV Transcript -- http://www.thememoryhole.org/911/911-graham-admits.htm

Senator: At Least One Foreign Country Assisted the 9/11 Terrorists

Senator Graham knows...

On 11 December 2002, the Senate and House Intelligence Committees released
portions of their joint report on intelligence failures regarding the
September 11 terrorist attacks. The NewsHour with Jim Lehrer, on PBS,
reported on the release that day. After asking her guests a bunch of
predictable questions, and receiving predictable answers, guest host Gwen
Ifill asked Senator Bob Graham, Chairman of the Senate Select Committee on
Intelligence, a good question and got an amazing answer.
[後略]
---------- 引用ここまで ----------

  最後だけ訳すと。グレアムの答弁は、「驚くべき返事」なのである。

 この「驚くべき返事」があったればこそ、以下のわが通信2)の状況になったので
ある。なお、この通信の題の後半、「米枢密顧問官が追い打ち警告」は、911調査そ
ものよりも、911と密接な関係にあるパレスチナ問題に関してであった。

2)・・・・・・・・・・
---------- 引用ここから ---------- 
 http://www.jca.apc.org/?altmedka/aku605.html
 http://asyura.com/0304/war34/msg/742.html
『亜空間通信』605号(2003/05/27)
【911報告公表拒否の米政権を上院外交委員長が叱責し欧米枢密顧問官が追い打ち警
告】
[後略]
---------- 引用ここまで ----------

 その他、私は、いくつかの情報を発したが、折からの超多忙状況の中で、以下の2
つは、直接、阿修羅戦争掲示板に投稿した。

1)・・・・・・・・・・
---------- 引用ここから ----------
911犠牲者遺族が米上院情報委員会公聴会に参加しFBI長官にも直接質問まで追い込み。
大手メディアを追及し、報道せざるを得なくすべし。
http://www.asyura.com/0306/war35/msg/956.html
投稿者 木村愛二 日時 2003 年 6 月 21 日 00:50:30:

911犠牲者遺族が米上院情報委員会公聴会に参加しFBI長官にも直接質問まで追い込み。

遺影を抱いた遺族の写真映像あり。ついに、ここまできた。しかし、なぜ、この状況
が大手メディアで報道されないのか。

ルポと映像を広め、まずは大手メディアを追及し、報道せざるを得なくすべきであろ
う。

Bush's 9/11 coverup?/Family members of victims of the terror attacks
say/findings will be politically damaging to Bush/salon/June 18

http://www.salon.com/news/feature/2003/06/18/911/index_np.html
[後略]
---------- 引用ここまで ----------  

2)・・・・・・・・・・
---------- 引用ここから ---------- 
米議会911報告書の全文が見られる電網宝庫。PDFの高度のものらしい。テキストにで
きるかどうか協力願う。
http://www.asyura.com/0306/war37/msg/584.html
投稿者 木村愛二 日時 2003 年 7 月 26 日 22:33:46:

米議会911報告書の全文が見られる電網宝庫。PDFの高度のものらしい。テキストにで
きるかどうか協力願う。

http://news.findlaw.com/wp/docs/911rpt/index.html
9/11 REPORT OF CONGRESSIONAL JOINT INQUIRY
REPORT OF THE JOINT INQUIRY INTO THE TERRORIST ATTACKS OF SEPTEMBER 11, 2001
BY THE HOUSE PERMANENT SELECT COMMITTEE ON INTELLIGENCE AND THE
SENATE SELECT COMMITTEE ON INTELLIGENCE
July 24, 2003 

This report is in PDF format and can be viewed using Adobe Acrobat Reader.
[後略]
---------- 引用ここまで ----------

 この「米議会911報告書の全文」に関して、私は、協力者への礼を兼ねて、以下の
投稿をした。
 
---------- 引用ここから ----------
諸兄姉の協力に感謝。早速、と言いたいところですが、ぼちぼち読みながら論評して
みます。皆さんもいかが?
http://www.asyura.com/0306/war37/msg/610.html
投稿者 木村愛二 日時 2003 年 7 月 27 日 09:19:56:

(回答先: Re: 米議会911報告書の全文が見られる電網宝庫。PDFの高度のものらしい。
テキストにできるかどうか協力願う。 投稿者 スサノオ 日時 2003 年 7 月 27 日
00:20:40)


諸兄姉の協力に感謝。早速、と言いたいところですが、ぼちぼち読みながら論評して
みます。皆さんもいかが?


 何たって、英文で900ページとされているものですから、ぼちぼち、気になる部分
を複写して、論評してみます。

 私は、24年前の拙著、『読売新聞・日本テレビ・グループ研究』(筆名は征矢野仁)
の執筆では、日本の国会の衆参両院の電波行政関係の議事録を全部、国会図書館の業
者の普通より高い値段で複写して、今も保存しています。

『湾岸報道に偽りあり』では、アメリカの議事録を、数種、多分、1000ページぐらい、
浜松町のアメリカン・センターで、マイクロフィッシュから複写して、一応、目を通
しました。

 怪しげな「政治」(性事?もありか)の壁をうち破るには、この種の「愚公」の覚
悟が必要でしょう。

 大手メディアの軽薄報道だけでは、騙され続けになります。

 大手メディア記者も、実は、先方が無料でくれる「ブリーフィング」とやらを、さ
らに省略して報道しているのですから、「ブリーフ」並の恥部隠しでしかないのです。
---------- 引用ここまで ----------

  その一方で、私は、関係諸国の2つの英文情報を、以下のように紹介した。

1)・・・・・・・・・・
---------- 引用ここから ----------
ガーデイアン:サウジ政府は米議会911報告書の2ハイジャッカーへの関与説を怒って
否定。
http://www.asyura.com/0306/war37/msg/581.html
投稿者 木村愛二 日時 2003 年 7 月 26 日 22:12:31:

ガーデイアン:サウジ政府は米議会911報告書の2ハイジャッカーへの関与説を怒って
否定。

http://www.guardian.co.uk/september11/story/0,11209,1006075,00.html
4.15pm update 

Furious Saudis reject US 9/11 claims

Agencies
Friday July 25, 2003

The Saudi Arabian government has furiously denied involvement in the
September 11 2001 terror attacks on New York and Washington, after a US
report speculated on Saudi connections to two of the 19 hijackers.

"The idea that the Saudi government funded, organised or even knew about
September 11 is malicious and blatantly false," the Saudi ambassador to the
US, Prince Bandar bin Sultan, said in a sharply-worded statement released
yesterday.
[後略]
---------- 引用ここまで ----------

2)・・・・・・・・・・
---------- 引用ここから ----------
テヘランタイムズ:911報告書は未回答の疑問を残す。イラン政府の見解であろう。
関係諸国はどうする?
http://www.asyura.com/0306/war37/msg/583.html
投稿者 木村愛二 日時 2003 年 7 月 26 日 22:23:12:

テヘランタイムズ:911報告書は未回答の疑問を残す。イラン政府の見解であろう。
関係諸国はどうする?

http://www.tehrantimes.com/Description.asp?Da=7/26/03&Cat=2&Num=011

9-11 Report Leaves Unanswered Questions
[後略]
---------- 引用ここまで ----------


 以上のごとく、当然のことながら、この911報告書は、重大な、または重大すぎる
ほどの問題を孕んでいる。超弩級ウルトラ爆弾である。「弩」(ど)はイギリスのド
レッドノート型戦艦の略語である。

 しかりしこうして、以下のような日本語の記事も出現し始め、その記事に対しては、
事情を知る阿修羅戦争掲示板の投稿者からの批判も書き込まれた。

---------- 引用ここから ----------
同時テロ防げず、FBIとCIAの信頼失墜(読売)【9.11 は FBI と CIA の一部
を巻き込んで決行した自作自演だから防げなかったのは当然です。調査のあり方が完
全に誤っています】
http://www.asyura.com/0306/war37/msg/530.html
投稿者 海 日時 2003 年 7 月 26 日 06:38:29:

 【ワシントン=笹沢教一】米上下両院の情報特別委員会が24日に公表した報告書
が、同時テロを防げなかった背景として、中央情報局(CIA)や連邦捜査局(FB
I)の連携のまずさなどを指摘したことで、CIAやFBIを始めとする情報機関へ
の信頼が著しく低下、抜本的な組織改革を求める声が強まっている。

 上院情報特別委員長として調査を指揮したボブ・グラハム議員は記者会見で、「省
庁間で情報を共有しようという姿勢がみな欠落している。非難されるべき点が多すぎ
る」と厳しく批判した。機密情報であることを理由に、報告書提出から公表まで7か
月も要したり、昨年の公聴会が一時延期されるなど、政府側の抵抗があったことにも
不満を示した。CIAなどは失点を回復しようと、先のイラク戦争では積極的な事前
の情報作戦を打ち出したが、今度はアフリカからのウラン購入疑惑に関する虚偽情報
問題などで再び批判にさらされている。リチャード・シェルビー上院議員は会見で、
テロ対策や逮捕機能を充実させたCIAとFBIの機構改革を政府に働きかける考え
を示した。 
(2003/7/25/22:53 読売新聞 無断転載禁止)

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20030725id23.htm
---------- 引用ここまで ----------

 さらに本日、サウジ政府の反応について、わが直接の電網調査によると、以下のよ
うな、穏やかな表現の2つの記事が出現した。日経と毎日で、朝日、読売、産経の記
事はまだ、電網には出ていない。

1)・・・・・・・・・・ 
---------- 引用ここから ---------- 
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20030730AT2M3000R30072003.html
米大統領、サウジのテロ報告書公開要請を拒否

 【ワシントン=秋田浩之】サウジアラビアのサウド外相は29日、ホワイトハウスで
ブッシュ米大統領と会談し、米同時テロに関する米議会の調査報告書の非開示部分が、
サウジとテロ組織のつながりを指摘しているとされることに懸念を伝え、記述を公開
するよう求めた。大統領は要求に応えなかったため、両国間の新たな火種になりそう
だ。
 問題となっているのは、同時テロへの政府の対応などを総括するため、米議会が24
日にまとめた報告書。このうち28ページにわたる非開示部分で、サウジが実行犯とさ
れるテロ組織、アルカイダの捜査に非協力的だったり、サウジの資金がテロ組織側に
流れていたりしたと記されているとの情報が流れている。サウジ側はこれに強く反発
し、急きょ、サウド外相をワシントンに派遣した。
 ---------- 引用ここまで ----------
 
2)・・・・・・・・・・ 
---------- 引用ここから ----------
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20030731k0000m030018000c.html
サウジアラビア:米テロ報告書 機密部分の情報公開を要請

 【ワシントン中島哲夫】サウジアラビアのサウド外相は29日、ホワイトハウスで
ブッシュ米大統領と会談し、24日に公表された米同時多発テロ(01年9月11日)
に関する米議会の報告書で、サウジアラビアにからむ28ページ分の記述が「機密」
とされ公開されなかったことに懸念を表明、同部分を開示するよう申し入れた。これ
に対しブッシュ大統領は、継続中の捜査に悪影響を及ぼすほか、情報源などが暴露さ
れ「敵を利する」などと指摘、要請を拒んだ。

 会談後、サウド外相は記者団に米国が開示を拒む理由に理解を示しながらも、「テ
ロとの戦争」におけるサウジの対米協力を無視し、事実無根の疑いを招く「非道」な
ものと不快感を表明した。

 問題の非公開部分は、サウジアラビア情報要員の疑いがある人物が、ハイジャック
実行犯のうち2人にアパートを提供したり、この人物の妻の口座に王族である駐米サ
ウジ大使夫人が送金していたことなどの記述があるとされる。

 サウジアラビア政府は報告書の公表直後から「これでは誤解を招く」と猛反発し、
サウド外相をワシントンに急派。機密を解除して公開するよう求めたアブドラ皇太子
の親書を手渡すなどして疑惑打ち消しを図ったが、かなわなかった。外相はサウジア
ラビア政府はテロには無関係とするとの見解を強調、公表されれば、反論できると主
張している。

[毎日新聞7月30日] ( 2003-07-30-18:23 )
---------- 引用ここまで ----------

 はてさて、以上のような情報の流れの中で、私は、忙しくて、忙しくて、ボブ・グ
レアムったら、何者なか、調べる暇がなかった。
 
 ところが、まさに丁度、と言うべきか、それとも、符合するかのようにと言うべき
であろうか。以下の記事が、電網のワシントンポストに出てきたのである。少し長い
が、前半だけを紹介する。
 
  要するに、上院議員、ボブ・グレアムは、911調査を、上院情報委員会議長の立
場で行い、報告書作成の責任者となり、その背後に潜む機密情報の部分をも握る有力
者として、大統領選挙に打って出るのである。
  
「情報は力である」

この前半の最後だけを説明すると、「欺瞞に満ちたニクソン」、つまり、かつての共
和党の大統領、ニクソンと、現在の共和党の大統領、ブッシュを二重写しにしながら、
そのブッシュの「失敗」、911事前情報「無視」、実は「自作自演」の事実の内から、
イスラエルの国名を隠し、ユダヤ人の支持を得て、サウジの国名は出すことによって、
「反アラブ」の庶民感情を引き付け、民主党の予備選挙に、まずは勝利を狙っている
のである。

 共和党と民主党、「二大政党」の手品に、騙され続けのアメリカ人は、またも騙さ
れるのであろうか。唯一の希望は、911事件の真相を知るまで諦めない犠牲者の遺族
の存在である。私は、諦めずに、事態を見守ることにする。

  以上。

木村愛二:国際電網空間総合雑誌『憎まれ愚痴』編集長
==============================
『亜空間通信』637号(2003/07/28)
【米重要人物変死で米大手沈黙し阿修羅戦争掲示板接続不能わが電網宝庫訪問激増の
異変】

 本通信は当初、と言っても実は本日(2003/07/28)早朝、「003.07.28. 日記風」と
題し、次のような仮の見出しを付けて、まとめ始めたものである。

英米で相次ぐ重要人物変死事件追及で自称「嘘発見」名探偵は過労の極にあるも休め
ず

 これを今の今、急遽、夕刻から、『亜空間通信』に仕立て直し始めたのは、他でも
ない。このところの情報洪水を処理すべく、わが電網宝庫の出店のごとくに、手前勝
手に利用してきた阿修羅戦争掲示板が、午前中から、ぷっつり、ぷっつんと、URLを
仕込んだ「お気に入り」(略称「戦」)をクリックしても、しばらく繋がらずに、突
然、「接続に失敗しました」との真っ赤な絵入りのエラー警告になるからである。何
度試しても、まったく駄目なのである。
 
 その一方、やはり本日(2003/07/28、わが電網宝庫にも異常事態発生なのである。
 
  911事件以後、まる1日、約24時間のヒット数が、一時は300を超えたことがある
ものの、最近では、沈静化して、やっと100を越す程度の低空飛行を続けてきたわが
電網宝庫の正面玄関からの訪問者数が、昨晩からの約20時間で、すでに200を超えて
いるのである。阿修羅戦争掲示板の常連の読者が、そこでも通常のヒット数が200前
後になる常連投稿者の私のところへ、流れてきていると思えるのである。
 
 そう考える決定的な理由が、「事件物」なのである。私は、上記の「日記風」の仮
題、「英米で相次ぐ重要人物変死事件追及で自称「嘘発見」名探偵は過労の極にある
も休めず」の状態なのである。
 
以下、そのような事情の下で、勝手ながら、日記風の草稿手直しであることを了解頂
き、この両事件、特に、「米重要人物変死で米大手沈黙」の方の奇怪な現象に関して、
なぜか接続不能の阿修羅戦争掲示板と、わが電網宝庫を、股に掛けた探偵日記を、こ
こに再録して公表する。そして、これを、通信として流し、同時に、わが電網宝庫で
も公開し、広めなければ、「米重要人物変死」事件に関するアメリカの「メディアブ
ロッケイド」(情報封鎖)には、とうてい対抗できないのである。

 いやはや、何ともかんとも、私は今、この件で、過労の極にあるのである。理由は
簡単で、いわゆる物好きの自業自得である。誰を恨むこともできない。もちろん、究
極の責任は、当然、事件の「犯人」にあるのである。
 
 電網記事の記録で確かめると、私は、今月、2003年7月の18日から始まって、本日、
28日まで、すでに足掛け11日間、国際的な重要人物2人の「変死」、または「怪死」、
もしくは「謀殺」事件に、電網空間で巻き込まれていたのである。
 
 もちろん、紙印刷の記事もある。しかし、それが極端に、お粗末で、実に怪しいの
である。疑う根拠は山程ある。電網空間で私は、自称「嘘発見」名探偵を名乗ってい
るが、実際に、探偵小説も発表している。わが電網宝庫でも無料公開中の『最高裁長
官殺人事件』である。
 
 その私の目から見ると、今の今、イラク疑惑で大揉め中のイギリスとアメリカで、
7月18日と24日、一週間足らずの期間に起きた2つの死亡「事件」は、「自殺」である
かのように、大手メディアが報道しているものの、「手首を切った」とか、「銃で頭
部を撃った」とか、ハリウッド三流映画や三文小説にも溢れる「自殺」を偽装した殺
人事件の典型例の様相を呈しているのである。
 
 最初の事件、「手首を切った」方の発端は、イギリス発であり、以下の阿修羅戦争
掲示板へのわが投稿の題材、電網ガーデイアン記事だった。

---------- 引用ここから ----------
英ガーディアン最新:英政府がイラク情報粉飾とBBCに語ったらしいケリー博士が散
歩に出て行方不明。こりゃあ、大変な国際ミステリーなり。
http://www.asyura.com/0306/war37/msg/179.html
投稿者 木村愛二 日時 2003 年 7 月 18 日 18:53:45:

英ガーディアン最新:英政府がイラク情報粉飾とBBCに語ったらしいケリー博士が散
歩に出て行方不明。

以下の目次の見出し「BBC情報源が行方不明との報告」

http://www.guardian.co.uk/
'BBC source' reported missing
10.15am: David Kelly (left), named as the possible source for BBC's report
claiming government 'sexed up' a key intelligence dossier on Iraq, has been
reported missing by his family.
[後略]
---------- 引用ここまで ----------

 このイギリスの事件に関して、私は、以下のような要約的批判を発表した。なお、
上記の事情ゆえ、わが電網宝庫のURLならば、つながるが、阿修羅戦争掲示板の方
のURLの方は、つながらなくなっているのである。
 
---------- 引用ここから ----------
http://www.jca.apc.org/?altmedka/2003aku/aku632.html
『亜空間通信』632号(2003/07/23)
【探偵小説の本家・英ケリー「殺人」疑わず検屍医・死因陪審無視「自殺」報道の唖
然】
[後略]
---------- 引用ここまで ----------

本日(2003/07/27)は、確かに日曜日なり。そのせいかもしれないが、以下のようにす
でに日本の電網に出現しているアメリカの重要人物の「死亡」、「変死」または「怪
死」、もしくは「自殺を装った殺人」事件の超重要情報が、本日の日本時間で、午
後3時半現在までのところ、アメリカの大手電網記事には出現しないのである。

---------- 引用ここから ----------
米次期海軍長官が自殺 自宅で、遺体のそばに拳銃 (共同通信)
http://www.asyura.com/0306/war37/msg/603.html
投稿者 エンセン 日時 2003 年 7 月 27 日 05:14:58:

 【ニューヨーク25日共同】ブッシュ米大統領から次期海軍長官に指名されていた
ニューメキシコ州の石油関連企業経営者コリン・マクミラン氏(67)が24日、同
州の自宅で死亡した。
 AP通信などによると、同州検視官事務所は、頭部を銃で撃った自殺との見解を明
らかにした。現地の検察当局者は遺体のそばに拳銃があったと述べたが、遺書があっ
たかどうかは不明。
 同氏はがんの治療を受けていたとの関係者の話も伝えられている。
 マクミラン氏は先代のブッシュ大統領の下で国防次官補を務め、2000年大統領
選で同州のブッシュ陣営責任者だった。ブッシュ大統領は今年5月、空席となってい
た海軍長官に同氏を指名、上院の承認を待っていた。(共同通信)
[7月26日9時10分更新]

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030726-00000048-kyodo-int
---------- 引用ここまで ----------

私は、この投稿を見た直後に、フォローアップとやらをしたのだが、超多忙の状況下、
少し記憶違いがあったので、以下では、その部分を修正し、分かりやすくする。

まずは、これも「知りすぎた男」なのだから、怪しい。すべて真相を語ると、覚悟し、
張り切っていたのに、口封じで殺されたのかもしれないのである。

いささかの記憶違いの理由は、その前に見ていたのが、印刷物の日経2003.07.26夕刊
記事で、すぐに関連記事を電網検索したのだが、生憎、土曜日で、電網の日経は週末
特集のみ、その内に溢れてくるさと思いながらも、その時には見つからず、新聞紙は、
リサイクル用の袋に入れてしまったからなのであった。

拾い出した印刷物の日経記事では、ワシントン支局発:「銃による自殺とみている」
「ロイター通信などによると、がんの再発に悩んでいたという」となっていた。日本
の他の大手メディアは、この件での電網記事を発表していない。紙印刷の例も、上記
の日経記事以外は、まだ入手していいない。

 マクミラン個人に関しては、副大統領のチェニーとは国防長官と国防次官の関係。
彼を次期海軍長官に指名したラムズフェルドについては、副大統領と盟友関係となっ
ていた。

 日本語の検索は不作、英語の検索、navy, macmillanなどでも出てこない。仕方な
く、日経の2003.07.26夕刊を拾い出した。マクミラン、国防次官を検索してみるが、
これも出てこない。実業界の出身だったからかもしれない。

しかし、この「死亡」事件が、アメリカでイラク「戦争」の口実問題が政治的焦点と
なっている状況の下で起きたのであるから、これは国際的な意味でも超重大な事件な
のである。

 記事の本文では、「検察当局者は遺体のそばに拳銃があったと述べたが、遺書があっ
たかどうかは不明」とあるのに、記事の見出しが「自殺」となるのは、直前のイギリ
ス、政治的には同じ状況の下で起きたケリー博士の「変死」または「怪死」、もしく
は「自殺を装った殺人」事件と同様に、大いに疑問を抱くべき状況である。
 [後略]
 ---------- 引用ここまで ----------
 
 私は、以上の通信を発して、阿修羅戦争掲示板にも投稿して、やれやれ、疲れを癒
すべく、ぬるい風呂を、気分「だけの「温泉」の代わりにして、「湯治」の「暗示」
を自分に掛けて、ゆっくり浸かり、さて寝ようかと思ったのだが、そこは物好き、手
探偵趣味、どうにも寝付けない。そこで、やおら起き上がり、上記の「印刷物の日
経2003.07.26夕刊記事」を、せこせこと打ち込み、阿修羅戦争掲示板に、以下のごと
く、投稿しておいた。

---------- 引用ここから ----------
解せないマクミラン米海軍長官候補「変死」事件報道:阿修羅既報の共同通信記事と
ほぼ同じ日経2003.07.26.夕刊「ダイジェスト」記事
http://www.asyura.com/0306/war37/msg/686.html
投稿者 木村愛二 日時 2003 年 7 月 28 日 00:35:40:

解せないマクミラン米海軍長官候補「変死」事件報道:

阿修羅既報の共同通信記事とほぼ同じの日経記事が間違いでないのなら、なぜ、ブッ
シュ大統領の同日の「死亡を悼む声明」が、ワシントンポストなどで報道されないの
か。明日の月曜日を待たずに、以下、仕方なしに、せこせこ打ち込み。

日経2003.07.26.夕刊「ダイジェスト」記事:

米海軍長官候補が死亡 自殺か

ブッシュ米大統領が海軍長官に指名していた石油関連企業会長のマクミラン氏(67)
が24日、
ニューメキシコ州の自宅で死亡した。同州の検視担当者は銃による自殺とみている。
マクミラン氏はチェイニー副大統領が国防長官だった1990-1992年に国防次官を務め
た。副大統領と盟友関係にあるラムズフェルド国防長官の肝いりで決まった人事だっ
ただけに、「側近候補」の死亡が、長官が進める軍の変革路線に微妙な影響を与える
とみる向きもある。

 ロイター通信などによると、マクミラン氏はがんの再発に悩んでいたという。ブッ
シュ大統領は同日、死亡を悼む声明を出した。
(ワシントン支局)
---------- 引用ここまで ----------

すると、本日早朝、上記のわが投稿への「フォロー」が出現していた。これは非常に
重要で、しかも長文なのであるが、基本はアメリカの通信社のAPの記者による記事で
あり、まずは、わが疑問に対応する以下の部分を含んでいたのである。

 一応の拙訳を添える。

「状況のすべては、これが自殺であり得ることを示すが、我々は、捜査が終了するま
では、その結論に到達しない、とアラモンゴルドの地方検事、スコット・ケイは語っ
た。マクミランは、がんを再発しているが、皆は、彼が回復し、健康状態は良好だと
思っている、と上院議員のピート・ドメニック(ニューメキシコ選出、共和党)は、
金曜日(7月25日)に上院の廊下で語った」
("All indications are it could be suicide, but we're not going to reach that
conclusion until the investigation is over," said District Attorney Scot Key
of Alamogordo.
McMillan "had a recurrence of cancer," but "everybody thought he was
recovered, recuperating quite well," Sen. Pete Domenici, R-N.M., said Friday
on the Senate floor.)

以上の拙訳部分は、以下の投稿に含まれる。その中のURLの米独立系電網宝庫には、
AP記者の記事が保存されている。

---------- 引用ここから ----------
AP報道原文その他:マクミラン氏はラムズフェルドが指名し、チェイニーの後ろ盾も
ありブッシュ家と深い関係にあった
http://www.asyura.com/0306/war37/msg/687.html
投稿者 HAARP 日時 2003 年 7 月 28 日 01:59:35:oQGUNb5q8hjD.

(回答先: 解せないマクミラン米海軍長官候補「変死」事件報道:阿修羅既報の共同
通信記事とほぼ同じ日経2003.07.26.夕刊「ダイジェスト」記事 投稿者 木村愛二 日
時 2003 年 7 月 28 日 00:35:40)


APがはじめに報道したようですが、現在以下の原文は殆どのサイトで削除されている
ようです。
これはケリー氏に続く変死事件ですが、この人物がニューメキシコ州「ロズウェル」
の有力者というところが私には引っかかりますが、これはこの板からは少し外れるの
で進展があれば空耳あたりにでも書きます。

「ブッシュ大統領は同日、死亡を悼む声明を出した」

 この「同日」は、先週の木曜日の24日のことであった。しかし、本日、月曜日の28
日、4日後、現在、月曜日の午後10時になんなんとする時刻、電網のワシントンポス
ト、ワシントンタイムズ、ニューヨークタイムズ、そのいずれの表紙の見出しににも、
マクミランの「死亡」すら出てこない。そして、阿修羅戦争掲示板どころか、阿修羅
電網宝庫の全体が「接続失敗」のままなのである。
 
  ああ、恐ろしい。被虐趣味とは言え、自称「嘘発見」名探偵、電網空間の彷徨、
すでに11日、もう、疲れ果てた。

 以上。

木村愛二:国際電網空間総合雑誌『憎まれ愚痴』編集長
==============================
『亜空間通信』634号(2003/07/26)
【戦争を煽る巨悪メディアの典型マードックがケリー事件でBBC・ガーデイアンと衝
突】

 私は、一昨日(2003/07/26)、以下のガーデイアン最新記事を紹介した。
 
 ---------- 引用ここから ----------
ケリーBBC騒動ガーデイアン最新:ブレアと、保守党と労働党が入り乱れる権力闘争
の趣。録画は史上空前の「ネタ」
http://www.asyura.com/0306/war37/msg/433.html
投稿者 木村愛二 日時 2003 年 7 月 24 日 13:10:23:

ケリーBBC騒動ガーデイアン最新:ブレアとマードック、保守党と労働党が入り乱れ
る権力闘争の趣なり。

調査委員会に提出される予定の問題の録画は、これまた史上空前の「ネタ」となる。

http://media.guardian.co.uk/iraqandthemedia/story/0,12823,1004722,00.html
This BBC row is not about sources - it is about power

Downing Street and Rupert Murdoch want revenge on the corporation

Jackie Ashley
Thursday July 24, 2003
The Guardian 

What a difference a day makes. The daily skirmishes between the government
and BBC have seen both sides at various points claiming victory. On Sunday,
when the BBC confirmed Dr David Kelly had been "the source" for its claims
about the mishandling of intelligence information, the government was
bullish. Now, following reports that the Newsnight's Susan Watts has a tape
recording of her conversation with Dr Kelly, ministers are sounding less
confident. 
[後略]
---------- 引用ここまで ----------

上記のごとく、私は、この状況を、「ブレアとマードック、保守党と労働党が入り乱
れる権力闘争」と要約紹介したのであるが、背景には、日本の場合と同様の大手メディ
アの醜い権力癒着、熾烈な販売競争が控えているのである。

 読者は、もしも真相を知りたいのであれば、歪んだ曇りガラスを通して、背後の事
実を見抜く能力を、磨き上げなければならないのである。
 
 イギリスにおけるケリー事件の報道の今後の成り行きは、BBCをはさんで、まさに、
「保守党と労働党が入り乱れる権力闘争」の様相を、ますます露呈するであろう。こ
の関係は、捻れているのである。

 そこで以下、今後の情報紹介の際の背景事情の説明として、イギリスの大手メディ
ア、マードック、ひいてはアメリカの大手メディアに関する材料を簡略に紹介して置
く。
 
1)・・・・・・・・・・
---------- 引用ここから ----------
http://www.pluto.dti.ne.jp/?mor97512/HO09.HTML
森田浩之のロンドン通信
[中略]
五大紙は、タイムズ、デイリー・テレグラフ、ガーディアン、インディペンデント、
フィナンシャル・タイムズである。最初の二紙は右派であるが、最近タイムズの親会
社の会長、メディア王ルパート・マードック氏とニュー・レイバーの仲が良いことと、
マードック氏の商業第一主義の戦略によって、ポリシーに関してはあいまいになって
いる。ガーディアンは古い労働党系。インディペンデントは 売り上げの伸び悩みの
ためこの二年間で三人も編集長が交代した。4月に 就任した新編集長は、それまで
の編集長よりは、オールド・レイバー寄りだそうである。フィナンシャル・タイムズ
(FT)は言わずと知れた権威ある経済紙である。
[後略] 
---------- 引用ここまで ----------

2)・・・・・・・・・・
---------- 引用ここから
 ----------http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/tg/detail/-/books/4163540903
/contents/ref%3Dcm%5Ftoc%5Fmore/t/249-6919051-3437148
[中略]
マードック―世界のメディアを支配する男
ウィリアム ショークロス (著), William Shawcross (原著), 仙名 紀 (翻訳)
価格: ¥2,667
[中略]
目次

第1部 帝国の基礎づくり(イエロー・ジャーナリストの出現)
第2部 戦闘開始(終生のライバルとの出会い
ニューヨークに戦闘司令部
ロンドン「タイムズ」を奪取 ほか)
第3部 情報化時代の到来(映画会社とテレビ局を手中に
新聞近代化のための大ナタ
「TVガイド」の買収 ほか)
第4部 地球村に君臨する(負債増が招いた初の倒産危機
立て直しに全力投球
世界のメディアをこの手に)
日本語版への追加章 日本市場への殴り込み作戦
[後略]
---------- 引用ここまで ----------

3)・・・・・・・・・・
---------- 引用ここから ----------
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822242706/ref%3Ded%5Fxblurb%5Fb%5F
4%5F0/t/249-6919051-3437148
[中略]
新聞ジャーナリズム
ピート ハミル (著), Pete Hamill (原著), 武田 徹 (翻訳)

価格: ¥1,600
[中略]
レビュー

Amazon.co.jp
「アメリカのジャーナリズムは莫大な時間とエネルギーをかけ、多くの紙面スペー
スを割いて、馬鹿げたニュースばかりを報じてきた」。著者によれば、アメリカの新
聞ジャーナリズムは、政治スキャンダルや芸能人のゴシップに狂奔するテレビメディ
アに追随して、ジャーナリズムの本道を見失っているという。

原題は『News is a verb(ニュースは動詞である)』。ニュースは「動き」を伝
えることであるのに、「クリントンが…」「ダイアナ妃が…」のように「名詞」だけ
を追いかけ、「政治問題を報じるときも、理解に苦しむほど個人攻撃を繰り返し」て
きた。日本のマスメディアのことかと思ってしまうが、著者が嘆いているのは、今の
米ジャーナリズムである。

著者はニューヨークのタブロイド紙「ニューヨーク・ポスト」の編集記者を振り
出しに40年間、新聞ジャーナリズムの軋轢(あつれき)と葛藤を体験してきた職能的
新聞人。山田洋次監督の映画『幸せの黄色いハンカチ』の原作者と聞けば、「ああ、
あのピート・ハミルか」という人も多いだろう。

ところが、「ニューヨーク・ポスト」の名物編集長ハミルも、新しい「発行人」
と衝突して解雇されてしまう。経営危機の同紙を買収して乗り込んできた経営者エイ
ブ・ハーシュフェルドは、ニューヨークの不動産開発業者だった。彼は現在、自分の
ビジネス・パートナーを消すために殺し屋を雇おうとした罪で服役中である。こうい
う男にまことのジャーナリストが排除されてしまう。これがハミルのいうアメリカの
新聞ビジネスの実態である。

アメリカに限らず、英語圏諸国の新聞界は、大はオーストラリアのマードックや
イギリスのマックスウェル(故人)のような、新聞ビジネスを巨大コングロマリット
の先兵と考える企業家から、小はニューヨークの投資家、不動産業者のような非新聞
人たちのお狩り場になっている。「彼らはたまには高い志を持つ場合がある。しかし、
多くの場合、傲慢さや無知、あるいはその両方によって、その志は実現されるに至ら
ない」。 

かくて、いよいよ新聞ジャーナリズムは「クリントン」「ルインスキー」「ダイ
アナ妃」といった固有名詞に大衆をかりたてる、低俗なメディアに成り下がっていく。
ひるがえって、日本のジャーナリズムのことを考えさせられる本である。(伊藤延司)

翻訳者からのコメント
翻訳者 武田 徹
 わたくし、武田徹は、このたび日経BP社より、ピート・ハミル著「新聞ジャーナリ
ズム」を翻訳いたしました。
 この本は、ピートハミルの「新聞」への想いの産物です。ニューヨークを拠点に小
説家やコラムニストとして活躍し、日本では映画『幸せの黄色いハンカチ』の原作者
として知られ、ファンの多いハミルですが、本職は40年間ニューヨークのタブロイド
紙を中心に働きつづけた 筋金入りのベテラン新聞マン、でした。
 タブロイド紙業界は、90年代、メディア産業の構造改革の洗礼を受けます。ハミル
が編集長を務めていたニューヨーク・ポストもメディア王マードックが買収。マードッ
クは売らんかなのゴシップ中心の報道体制を貫こうとして、ハミルと激しく対立しま
す。ハミルは古巣の同紙を出て、数年後、ライバルのニューヨークデイリーニューズ
の編集長となるのですが、そこでもまたオーナーにゴシップ報道主体の紙面作りを強
要されます。「古き良きタブロイド紙の伝統――あくまでも生活に根ざした大衆的な
目線で、社会問題を深く抉る」を守ろうとしたハミルは、経営者との間で壮烈な争い
を繰り広げますが、結局、この新聞の編集現場からも去らねばなりませんでした。
 そんなハミルが「理想の新聞とはなにか」を語ったのが本書です。地域に根ざし、
移民社会とも近いアメリカのタブロイド紙の世界は、メディア関係者も含め、日本の
読者には未知の部分が多いでしょう。その意味でも一読の価値があると思います。本
書でハミルが展開する、ジャーナリズムとビジネスをいかに両立させるかという視点
(この視点に真剣に取り組んだこと自体、勇気のあることだと感心します。建て前と
本音の乖離があって、みな口にするのを避けがちなテーマなので――)から、新聞広
告や新聞漫画の在り方などについてまで論じる姿勢には、他のジャーナリズム論には
ない幅広さがあります。
 そして日本語版だけの特徴として、新たな序文「9.11米国テロは、ジャーナリズム
をどう変えたか」が書き下ろされています。原書が1998年執筆であったため、あの
「2001.9.11米国テロ」とその後のアメリカにおけるジャーナリズムの混迷ぶり、偏
向ぶりについて、ストレートな感想と、9.11以後のジャーナリズムがどうあるべきか
について、ハミルに改めて加筆してもらいました。アメリカではニューヨークの「ロー
カルレジェンド」とまで呼ばれ、世界一の摩天楼がそびえる都市に根差し、あらゆる
国からそこに集ってきた人々の暮らしの息吹を伝え続けたジャーナリストとして、伝
説的な存在とさえなっているピート・ハミルが、日本語で9.11テロについて語るのは
おそらくこれが初めてです。その点でも貴重な文章だと思っています。
 さらに豊富に付け加えた訳註にもぜひお目を通して頂きたいものです。アメリカの
新聞業界、とりわけタブロイド紙の過去と現在についてここまで網羅的にフォローし
た訳註はおそらく前例がないのではないかと自負しています。
 既に新聞業界、メディア業界に関わっているひとや、これからそこで働こうと考え
ているひとはもちろん、新聞というメディアに日々接している全てのひとに広く読ん
でいただき、新聞について改めて考えていただきたい、??生涯現役新聞記者?<sート
ハミルの入魂の一作です。
[中略]
目次

第1章 ビジネスとジャーナリズムは両立するか
第2章 ようこそ、ソカロへ
第3章 女性が新聞を変える
アラブ人に告げよ(そして、韓国人にも、ロシア人にも、スペイン人にも…)
NEWS IS A VERB「動詞型報道」宣言
祖国を愛し、正義をも愛することができれば
[後略]
---------- 引用ここまで ----------

 以上。
木村愛二:国際電網空間総合雑誌『憎まれ愚痴』編集長


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