月曜日有料版0章途中までをお送りします。 トランプ氏の米国一国主義的な政策とAIの進化が米雇用を奪うこと で、とうとう世界の投資家は米株離れや米国債離れ、ドル売りにな り、日本にも資金が流れて円高株高になっている。今後を検討する。 津田より 0.米国の状況と世界情勢 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 先週、株価は600ドルの下落。2月10日発表の2025年12月の小売売上 高は、市場予想に反して前月比横ばいだった。市場予想は0.4%増。 2月11日発表の雇用統計で1月の雇用者数は前月比13万人増となり、 予想6.5万人増より多く好調。2月13日発表の物価上昇率は前年比 2.4%上昇と予想2.5%上昇より低かった。 しかし、株式市場はアンソロピックのAIツールやグーグルのGemini 最新版などのAIツールにより、ソフトウェア、私募クレジット、保 険ブローカー、金融サービス、不動産サービスなどの雇用やソフト ウェアサービスがいらなくなると、関連分野の株価が下落したこと が大きい。ハイテク株からバリュー株にシフトして、NASDAQは低調 であるが、NYダウは堅調である。 もう1つが、2月9日に、中国当局が、中国の銀行に対して米国債抑 制を指示したことで、ドル売りと金利高になり、ドル円でも152円ま で円高が進み、米国債金利は上昇。 それと、グリーンランドの譲渡を欧州に要求したり、ベネズエラの トップを捕まえたり、カナダに高関税を吹っ掛けたり、イランとの 戦争とトランプ氏の無茶な政策に、世界の投資家が米国離れを起こ し始めている。それも重層的に重なり、大きな流れになってきたよ うだ。 この資金の行く先が日本や欧州、新興国になっている。日本の30年 国債入札が順調であり、自民党大勝により政治の安定やファンダメ ンタルを鑑みると、30年日本国債の金利は魅力的なのであろう。と いうことで、日本や世界の生損保が日本国債を買い始めている。 このような動きを見ると、円キャリートレードが徐々に巻き戻って いるようにも見える。徐々に巻き戻っていくことは、良いことであ るが、円高方向に向いていくことになる。その資金が日本株にも流 れている。日本株高の原因でもある。 ベッセント財務長官も、米国離れを止めることはできない。このた め、中間選挙前に、株の暴落を心配する必要になってきた。このた め、トランプ氏は12日、自動車の温室効果ガスの排出基準を即時廃 止した。規制緩和で製造分野の活性化を図りたいようだ。 医療介護分野しか雇用な伸びない景気後退局面でもあり、トランプ 氏は、移民抑制策の一環として、米国籍を取得した帰化者の市民権 剥奪に向けた取り組みを大幅に拡大している。失業率を小さくして 支持率の拡大を図りたいようである。 また、トランプ米政権は、ミネソタ州で実施している不法移民摘発 作戦を終了するとした。2026年予算の成立が必要で、影響回避へ軌 道修正をした。もし予算が通らないと、ICE分野を含む国土安全保障 省の活動ができなくなるからだ。 株の暴落防止のため、日本の対米投資80兆円の投資先を早急に決め る必要もある。それも、AI関連株価を上げておくことが必要になり 、データセンターに必要な電力設備を期待している。株価の占める AI分野が大きいので、それが下落すると、大暴落につながるからだ。 欧州は、安全保障でも米国離れを意図して、独仏間で核の傘を提供 する協定を作り、米国の支援なしでロシアと戦える軍を構築する方 向で取り組み始め、NATO司令官ポストの複数を米国から欧州に移譲 させた。NATOの役割も徐々に小さくなる方向である。この欧州でも 、ウクライナが完成させたドローンと指揮系統をDX化したシステム が有効であり、これを中心に指揮系統を構築するようである。米国 離れが軍事分野でも徐々に進んでいる。 以後は有料版を見てください。 0.米国の状況と世界情勢 1.日本の状況 2.ウクライナ戦争と世界情勢