月曜日有料版0章途中までをお送りします。 米国がイスラエルからの要請で、参戦する方向であり、この場合は ロシアもイラン側で参戦する可能性がある。今後を検討しよう。 津田より 0.米国と世界の状況 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− NYダウは、コロナで2020年3月23日に18,591ドルまで急落したが、 2024年12月4日45,014ドルの史上最高値更新、6月13日は42,197ドル で、16日は317ドル高の42,515ドル、17日は299ドル安の42,215ドル 、18日は44ドル安の42,171ドル、20日は35ドル高の42,206ドル。 先週、株価は10ドルの上昇。ほぼ横ばい。17日にG7の首脳会談を途 中退席して、米国に戻り、イスラエル側に立ち、バンガーバスター 弾をイラン地下核施設に投下することで、この戦争に参戦する可能 性をトランプ氏は表明した。このため、17日株価は下落した。 18日に、FOMCで、金利据え置きで、金利4.25%-4.5%のままになり、 トランプ氏は、金利2.5%に下げろとパウエルFRB議長に要求した。 次期FRB議長候補であるFRBウォラー理事は、「7月にも利下げ」とトラ ンプ氏に迎合している。金利2.5%にする可能性もある。悲惨な結果 になるとは思うが。 しかし、トランプを支えていたスティーブ・バノンとタッカー・カ ルソンが、イスラエルとイランの戦争に米国が参戦することに反対 して、支持層の離反を招くし、第3次世界大戦になる可能性もあると 述べている。 トランプ氏の大統領選挙公約は3つあり、1つに永遠に戦争をしな いこと、2つに不法移民を排除すること、3つに製造業を復興する こと、であるが、1つ目の戦争をしないが破られることになる。 そして、戦争をすると、コストもかかり財政破綻を起こしかけない ことにもなる。 そして、ロシアは19日、米国に対してイランに対する軍事行動を取 らないよう警告した。プーチンはイスラエルを非難しつつも、自ら を仲裁役として位置づけているが、米国がイスラエル側で参戦した 場合は、ロシアはイラン側に立たざるを得なくなるからだ。 ロシアはイランにとって最も重要な同盟国の一つであり、両国は軍 事協力を深めており、数か月前には包括的戦略パートナーシップ条 約に署名したが、現時点では、ロシアはイランに武器等の援助をし ていないが、米国が参戦すると、その限りではなくなる。 ロシアは、ウクライナに厳しい条件を受け入れて停戦することを要 求した。プーチンとトランプの電話会談で、トランプが自分の戦争 を終わらせてから、中東戦争の仲裁をしろと言われて、プーチンは ウクライナとの停戦に向かい始めた。ゼレンスキー大統領との会談 もするという。 トランプ氏もプーチンの警告を聞き、イランとの2週間の核交渉に向 かったが、アラクチ外相と英仏独の外相との会談は決着せず、再度 会談を行うとした。ここで、イランが核開発を停止しない場合は、 参戦するようである。 しかし、イランはイスラエルの攻撃が止むまで、米国との会談は行 わないし、「濃縮ゼロ」の要求は受け入れないとした。決着は難し いように見える。 また、米国は地上軍を投入しないし、2週間で中東にいる米国民の脱 出を進めるようだ。 徐々にエゼキル書で述べられている中東戦争の様相になってきてい る。ロシアが参戦すると、トルコも参戦するし、シリアも寝返るこ とになる。最後に中国が出てくる。そのシナリオ通りに進む可能性 が心配である。 以後は有料版を見てください。 0.米国と世界の状況 1.日本の状況 2.中東情勢とその他地域の情勢