一昨日のTBS「夢の扉」で、紹介されたサクランを見る。Fより "サクラン"は、スイゼンジノリ(水前寺海苔)から発見された新規多 糖類である。天然由来材料では史上最大の1600万という分子量をも つ硫酸化多糖だ。 サクラン?は主な特長としては、以下のようなものがあります。 ・高保水力(ヒアルロン酸の10倍) ・高粘性 ・チキソトロピー性 ・皮膜形成能 ・低濃度での液晶性 さらに、サクランの分子は他の多糖類とは異なり、塩水中で棒状 に延びるという興味深い性質を持つため、汗・尿・体液に接しても 安定した性能を示すことも確認されています。 吸水率は、自身の重量の6000倍まで水を吸収するし、塩水でも2000 倍まで水を吸収する。 スイゼンジノリは、九州の阿蘇山系の伏流水のみで育ち、食するこ とのできる非常に珍しい藍藻です。江戸時代には、細川藩や秋月藩 が幕府への献上しており、藩の財政を支えていたと言われている。 金属イオンを吸収する力も強く、この性格で廃棄物からレアメタル やその他金属を取り出すことを期待されている。 しかし、いろいろな植物由来の有機物で、都市鉱山から有益な物質 を取る出す研究の成果が出てきている。楽しみだ。