6473.西洋の敗北



月曜日有料版0章途中までをお送りします。 

日米の国債金利が高いと述べてきたが、フランスの国債金利も上昇
し、西洋全体で金融危機にある可能性が出てきた。今後を検討しよ
う。            津田より

0.米国の状況と世界情勢
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・西洋の敗北
この状況で、フランス10年国債金利が4.8%まで上昇して、IMFはフラ
ンスに「財政を立て直せ」と指示した。ユーロも下落し、ユーロド
ルも下がり、ドル高になっている。ドル円は158円で動かない。この
ため、ユーロ円も円高方向に推移している。

ユーロ危機になるとドイツが出てくることになる。ドイツは財務状
況が良いので、フランスを助けることができる。しかし、右翼Afdが
出てきたことで、この支援ができるかでしょうね。

世界的な金利上昇の原因は、日本の金利が上昇し、日本人投資家が
国内に資金を留めだしたことによるとブルームバーグコラムニスト
のガロウド氏はいう。特にフランス国債はドイツ国債より金利が高
いので、日本の機関投資家が好んでいた。このため、先にフランス
国債の暴落が起きている。

日本も10年国債金利が3.2%まで上昇して、欧米全体で財務危機の方
向になっている。日本の財務拡張でも金利が低いままで、デフレの
状態を見て、米国も欧州も財政拡張した結果、金利上昇が起き、か
つ、労働者不足を解消するために、多くの移民を入れた結果、秩序
の崩壊で道徳性の欠如も起き、ウクライナ戦争でロシアの兵器生産
に対して欧米の兵器生産が脆弱になっていることを示した。

欧米のGDPは、製造業力ではなく、金融力であり、戦争になると何も
できないことが示された。技術者も欧米では育たずに、日本や韓国
、中国に丸投げした結果、製造業も衰退したことで、兵器をまとも
に作れなくなっている。トランプ氏は、海外留学生の就業許可費用
を7倍にして、米国人卒業生のエンジニアへの道を開くという。

その理由は、金融職や会計者などの米国卒業生がなっていた分野の
職業はAIに代替されているので、代わりが必要になっているからだ。

この結果、米国と欧州で日立などの日本企業が鉄道車両や安全シス
テムを受注しているが、欧米の製造業が衰退した結果のように思え
る。自動車ではトヨタのハイブリット車や中国のEVが欧州でドイツ
車を仰臥し始めている。

日本も欧米のような人手不足で海外から労働者を入れていることで
、欧米を追っているように見える。しかし、フィジカルAIの発展に
より、労働者の輸入が必要なくなるので、秩序の崩壊を免れる可能
性もある。特に海外移住者の排除を行い、秩序の保持に高市政権は
シフトしたことが良いことである。

秩序維持と道徳性の保持に成功している日本に中国除く世界から観
光客が来て、かつ欧米から富裕者達が長期滞在をしている。日本は
「欧米の敗北」を見て、そうならないようにすべきである。

というように、エマニュエル・トッド氏が示した「西洋の敗北」と
いう本の内容が実現したように見える。

・イラン戦争
イラン攻撃を米国防総省は中間選挙前に行う方向で準備したが、ト
ランプ氏は、その攻撃を止めて、中間選挙後に行うと宣言した。

イランは、ホルムズ海峡のオーマン側を航行する船への攻撃を続け
ているが、通行する船舶は増えている。最大の海上調査会社Kplerに
よると、産油湾岸諸国はホルムズ海峡の安全な通航のためにイラン
に「通行料」を支払っているとみているようだ。

湾岸諸国のタンカーがインド洋まで運び、そこで日本のタンカーに
積みかえているようである。

そして、一部「通行料」を支払わない船が、イランの攻撃を受けて
いるようである。

このため、原油の問題ではなく、製油所の問題が大きく、特に軽油
の不足が大きいようであり、トランプ氏は、ロシアのプーチンと話
し、ロシアの軽油を米国に輸入することで合意したという。

ロシア自体が製油所をウ軍に攻撃されて不足状態にあるが、米国の
求めに乗ることで、ロシアに有利な条件でウクライナとの停戦に持
ち込みたいようである。

ここに至る経緯は、米国はウクライナに対し、ロシアの製油所攻撃
を止めるよう6回要請したが、ウクライナは拒否。米国はクシュナー
とウィトコフと共に、ウクライナを情報共有から除外すると脅した。
ウクライナは対案として、エネルギーインフラに対する停戦を求め
たが、拒否された。そして、ロシアとの合意に至る。

しかし、この合意に対して、ゼレンスキー大統領は、ロシアのすべ
ての製油所を破壊すると応じ、それに対して、トランプ氏は「ウク
ライナは新しい大統領を迎えるべき時が来ていると思う」と発言。
ウクライナと米国の亀裂は修復不能になったようだ。

というように、ウクライナに対する歯止めを米国は失っている。武
器の提供を切り、情報も英仏が提供していることで、交渉に使える
米国のカードがなくなっている。徐々に世界は米国なしでの状態に
移行している。

一方、サウジとフーシ派の戦いは激しさを増している。サウジの製
油所、空港、パイプライン、リヤドの幼稚園と医療クリニック複合
施設も爆撃されている。

このため、サウジと安全保障条約を結んだパキスタンは、フーシ派
に対する空爆にサウジとともに参戦している。安保条約を結んだト
ルコは、防空システム部隊を派遣して防御だけに参加し、フーシ派
への攻撃には参加しないという。フランスも防空部隊を派遣してい
る。こちらは、フランス国債をサウジが買うのと交換のようにも見
える。

しかし、どちらにしても、世界の製油所が停止していることで、軽
油の価格上昇が収まらない。

それでも、サウジは、最近数週間で失ったすべての領土をサウジが
支援するイエメン政府が取り戻すまで、フーシ派との停戦に同意し
ない方針だという。この戦争も長引きそうであるし、サウジは耐え
られるのか疑問である。

10月11日朝9時現在の状況であり、非常に早く事態が動くので、X等
で事態の推移を追いかけてください。

以後は有料版を見てください。

0.米国の状況と世界情勢
1.日本の状況



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