Heaven's Door


舎人へ行こう。

舎人って?それは、東京都足立区の北端。東京都最北の果て。(かな?)情報誌やトレンド誌の脚色を拒む街。枯渇した情報。羨望の街。

舎人を知ること、それはリアルな舎人に足を踏み入れることに他ならない。

そして、東京区部最後の秘境に私は向かった。


舎人の交通事情。

舎人には最寄りの駅はありません。そこが舎人たる所以なのかもしれません。

まず、舎人観光の登竜門(?)舎人公園へ行こう

JR日暮里駅より

都バス「足立流通センター行き」「西伊興町」下車

東武伊勢崎線竹の塚駅より

竹の塚駅から「入谷舎人循環」「中入谷」下車


茫漠たる、舎人公園

日暮里駅より、尾竹橋通りをバスはひた走ります。そして、尾竹橋通り沿いの「西伊興町」に降り立ちましょう。

バス停付近

ゆったりとした尾竹橋通り。中央分離帯と沿道には、たっぷりとした街路樹が。こんな、何の変哲の無い大通りにも、舎人の命運を左右する秘密が。

 

舎人公園全図

 

舎人公園を案内する公式ホームページ

東京都の公園案内・舎人公園

茫漠たる公園

舎人公園全図の現在地付近より撮影。日曜の午後なのに、ご覧の通り、人気がない。ただやみくもに、広いだけ。日比谷公園よりも広大らしいです。凧上げにはベストなスポット。それどころか、ウルトラライトプレーンの離着陸もできそうです。(ホントにやったら、ダメです)

これが23区内?絶景かな

全図の池を撮影。フツーの公園のように、これ見よがしに池があるのではありません。周囲に広がる枯れ野に注目。彼方まで広がる寂寥感。遠くの観光地に行かずとも、ここまで、大自然な光景が。


舎人の中心に…舎人氷川神社とお店案内

のどかな緑の社

舎人公園を後にして、尾竹橋通りを北へ向けてひた歩く。結構遠いかも。さすると、ご覧のとおり、緑に囲まれた鳥居が。隣の喫茶店で一休みしたいけど、定休日。残念。

こどもの、なつかしい!

舎人氷川神社裏手すぐにある、たこ焼屋。やきそばやおでんなども。店内で食べるられます。駄菓子も並んでいて、小中学生で満員でした。ロン毛の中学生もいました。その辺はしっかりと、時間の流れがありました。

おとなの、なつかしい!

パチンコ、焼き肉、バーラウンジ。オヤジ三点パックの複合ビル。ロン毛ではなく、パンチパーマがいかにも似合いそう。焼き肉屋の屋号は、ずばり「舎人」昼間から妖しい空気を醸し出している、ラウンヂ(!?)にも注目。


舎人最深部に抱かれた、ロン毛の聖地

ロン毛の聖地

尾竹橋通りを更に北上して、ついにDeepな舎人に足を踏み入れた。舎人の中の舎人。

東京最果ての地に刻まれた、看板に注目。これぞ、私が捜し求めていた、ロン毛の聖地ではないのか。

毛長緑道

ロン毛信奉者の行き交う参道なのか。何の変哲もない、散歩道にも見える。あくまでも、静かで美しい景観に、後ろ髪を引かれつつも道を急ぐことにした。この先に待つものは。

 

ふれあい橋

毛長川に架かる橋。いっちゃってます。ロン毛を品評し合ったり、枝毛を取り合ったりするのでしょうか。橋の向こうで待つものは、。ではなく、埼玉県草加市です。

 

一週間風邪で寝込んだロン毛

ふれあい橋より望む、毛長川。ロン毛の集うロン毛川。でも、ご覧の通りきちゃない。美しい水面に映る美しいロン毛。そんな光景が見られる日は来るのでしょうか。


舎人な今と、舎人な未来

渡れない川

毛長川を挟んで、左手が埼玉県草加市で、右が舎人。この先、ずっと橋がないのです。不便です。尾竹橋通りの立派な橋のすぐそばに、ふれあい橋を造るくらいなら、他のところに欲しい。ふれあい橋って利便性を無視した、ロン毛のための橋?

シムシティ

住宅の舗装道路が途切れて、いきなりの荒れ地。ずさんな開発。袋小路や荒れ地が多いのが舎人です。寂寥感がむんむんしてきます。

不遇の街、舎人を待つのは明るい未来!ビッグでグレイスフルな未来へ向かって。

みんなでジャンプ!

ロン毛の聖地に向かって、未来は通じるのです。21世紀には舎人も舎人でなくなって、デートスポットにもなったりするのでしょう。その時こそ、ロン毛で溢れかえるのかもしれません。周囲には、美容院が立ち並びストレートパーマの技を競い合い、世界最大の専門店、マツキヨ・ザ・ヘアケア館(仮称)がオープンするのでしょう。

そんな未来の前の今。舎人な舎人に行こう!


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