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2月5日(金)
ダブリン空港 → ダブリン中心部
ここからは、時刻に関しては全て現地時間で表記することにする。 ちなみにアイルランドのタイムゾーンは、英国と同じ、グリニッチ天文台の世界標準時である(日本の方が+9時間早い)。だから何? と言われても困るが。

20:00ころ ダブリン空港到着

乗り換えを含めて丸一日におよぶ飛行機の旅の末、ついにアイルランドのダブリン空港に到着した。

両替所があったので、とりあえず必要な分ということで、5万円ばかりを両替する。 これが約279ポンド(IR£279)になる (このときのレート: IR£1=約¥170 だった)。

アイルランドの通貨は £(ポンド)。 発音的には 「ポンド」 というよりは 「パウンド」 だ。 英国と同じ単位ではあるがもちろん別の貨幣。 1(アイルランド)ポンドは、「IR£1」 という風に表記する。 ポンドの下にはペンス(p)という単位がある(£1=100p)。

ちょっと横道にそれるが、英国連邦の各国でも、 イングランド と ウェールズ と スコットランド そして 北アイルランド (ついでにマン島) ではそれぞれ貨幣が違うそうだ。 僕らの訪れている本アイルランド(共和国)は英国ではないので、北アイルランドとも通貨が違う (旅行者の立場から見たらちょっと両替が面倒くさい)。 でも、アイルランドで買い物をして釣り銭をやりとりしてると、いつの間にやら財布の中の1ペンスや2ペンスのコイン(まぁ1円玉や5円玉程度)に、英国のモノが混じることもある。

英国の貨幣には女王様の横顔が彫られているのだが、 財布に紛れ込んだコインを眺めてたら、 鋳造された年代によって、女王様の顔が変化していることに気付いた。 古いコインほど顔が若く、 年代が新しいコインほど、顔立ちも少しずつお歳を重ねているのだ。 こってるなぁ・・・。

ここで、空港に話を戻す。

妻(波留子)が、空港の売店で "コールカードCallCard" を購入した。 いわゆるテレホンカードだ。 日本のテレホンカードみたいにペラペラではなく、クレジットカードみたいに厚みがある。 参考までに・・・

Unit(度数)値段
10£2.00
20£3.50
50£8.00
100£16.00

・・・という値段設定になってたが、1度数でどのくらい通話できたかは忘れた(爆)。 わりとどこでも売ってるみたいだったので、必要なら適当な商店(スーパー)に入って聞いてみるとよいだろう。


バスでダブリン市内へ

旅行代理店で予約してもっらたホテルは、ダブリン市の中心部にある。
入手してした資料では、「空港から市の中心部に行くには "Eden Quay" という所行きのバスに乗る」 とのこと。

空港を出ると、すぐ前がバス停になっている。 迷うも間もなく、そばにいたバスのスタッフが親切に 『どこに行くんだ?』と聞いてきた。 "困ったオーラ" を出す前に、事前感知されたようだ。 手元の資料の地名 "Eden Quay" を指すと、「エデン」 ではなく 「イーデン」 と呼ぶらしいことがわかった。
『2番乗り場で41系統 に乗ればいい』 と教えてくれたが、 結局そのまま乗り場まで連れてってくれた (そんなに頼りなく見えたのか)。

で、20:45 の市内行きのバスに乗る。

バスは料金先払い。 運転手に行き先を言って料金を支払うと、レシートを切ってくれる。 目的地に着いたら、ベルを鳴らして勝手に降りる。 空港から市の中央までは 1人£1.10(200円弱)。 2階建てバスだったので、すかさず階段を上り2階の一番前に座る。 おのぼりさん状態。しかしこの席は相当ゆれた。 夜だったので、このとき景色はあまり楽しめなかった。

バスの通り道にも 「B&B」(民宿) の看板を結構みたので、 この国に滞在中は、宿にはあんまり困らないかな?とやや安心。

30分くらい走ると、みんなぞろぞろとバスを降りてしまった。 もう少し時間がかかると思っていたので、運転手にたずねると ここが 『終点』 ということだったので、降車する。 21:15ころ。


ダブリン中心部

現在位置を確認しようと、十字路で地図を広げていると、 通りがかった若者5〜6人のグループにひやかされる。 親切に道を教えてくれるのかと期待したら、 なんだか小バカにされてる風だったので、ちょっとムッとする。

少し進むと、"オコンネル通り" という大きな道に出た。 そこから橋まで進み、街の真ん中を流れるリフィー川に沿って西にしばらく歩く。

アイルランドには、のどかな "いなか" というイメージを持っていたが、 さすが首都ということだけあってか、道ゆく人も、車も多く、にぎやかで、忙しい気がした。 これが本当にアイルランドなのか?

なんでも、国民全人口のうち、首都に集中している率という点では、日本における東京 以上という話だ。 まぁ裏返せば、その分、他の地域は人が少ない "いなか" ということになる。

しかも、よく考えたら週末・金曜日の夜である。 この国の人たちは飲みに行くのが好きそうなので、この賑わいぶりももっとも。

ただ、人は多いが高層ビルはなく、街並みそのものは落ち着いた感じがする。

この国では、歩行者で信号をちゃんと守る人はほとんどいない。 老若男女、子供を連れてても、歩行者は信号無視をする。 ・・・というか、日本の交通安全教育が世界と比べて徹底されているようだ。 いずれにせよ、この国で車の運転をするさいは注意しないと・・・と思った。

やがて、目的のオーモンド・ホテルに到着。 クーポンを見せることで、なんなくチェックインをすませる。

外の公衆電話まで行き、さっき購入したテレホンカードで 妻(波留子)が電話をかける。 電話の先は、日本人のムース(Moose) さんだ(ネット上でのハンドル名です・・・念のため)。 このときご夫婦でアイルランドにお住まいだった方。 旅行前に、妻がアイルランド関係のウェブサイトをさまよっていたところ、 ムースさんのページを見つけ、 旅行記を読んだり、アドバイスを頂いたりして お世話になっていたのだった。 妻は、ムースさんご夫妻に会うことを、とても楽しみにしていたようだ。
※ムースさんのページへはこちらから

翌日の朝、トリニティ大学の正門前で ムースさんご夫婦と会う約束をした。

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