東京の蕎麦屋さん

本郷・東京大学周辺

• あさひや（文京区本郷6-17-6・東大正門から徒歩１分）
  
  　手打ちではないが、かなりおいしい。お昼になると、東大のそば好きは正門まん前のＯ屋を通り過ぎて路地裏のあさひやにやってくる。頭のつるりとしたご主人と青年およびその家族で切り盛りしている。青年はMacでホームページも作っている。天ぜいろは温かいつゆにつけて食べる（冷たいつゆにしてもらうこともできる）。冷やしたぬき・冷やしきつねの冷やし中華のような酸っぱいしるには賛成できない。
  　かけ・もり（５００円）、大もり・たぬき・きつね（６００円）、天ぷら・天ぜいろ・カツ丼（８５０円）など。大もり（＋１００円）。
  
  営業時間：１１時１５分〜１９時（土曜日は１３時まで）　定休日:日曜・祝日
  
  
  
• 萬盛庵（文京区本郷6-14・東大正門から徒歩２分）
  
  　路地裏のさらに路地裏みたいな所にある。少なくとも５０年ほど前から存在しており、学生がよく行っていたらしい。１０年ほど前(？)から本格的な手打ちそばに転向してお値段もそれなりに高くなったので、現在は学生さんはほとんど行かないが、仕事帰りなど、ちょっと優雅に一休みしたいときには便利なところである。
  
  営業時間：１１時〜２０時　定休日:日曜・祝日
  
  
  
• 角万（文京区本郷3-6・東大竜岡門から徒歩７分）
  
  　手打ちの蕎麦を出すところは、店構えにも凝ることが多いが、ここはおんぼろの蕎麦屋であり「生蕎麦」の安っぽいのれんがかかっている。舌代も安い。が、期待に反してれっきとした手打ち蕎麦が出てくる。これぞ蕎麦屋の神髄、非常においしいというわけではないが、江戸時代から戦前の一般的なお蕎麦屋さんはこうであったろうと思わせるものがある。近くに行ったときには是非立ち寄りたいお店である。有名な三ノ輪の「角萬」との関係は不明。
  　もり・かけ（４５０円）、おおもり・きつね（５００円）、月見・おかめ（７５０円）、肉南・カレー南・鴨南（８５０円）、天ぷら（１２００円）、茶蕎麦・らん切り（１４００円）、そばがき（１４００円）など。
  営業時間：時〜時　定休日:日曜・祝日
  
  
  

南大沢・東京都立大学周辺

• 車屋（八王子市越野３−１０・都立大工学部から徒歩１５分）
  
  　福島県南会津郡只見町の旧目黒邸を移築した建物。母屋の座敷と、うまや（？）の椅子席がある。座敷の方が広々していてよろしい。おそばは大変に結構だが、天ぷらは値段の割にはいまひとつと感じた。
  　おせいろ（９００円）、かけ（１０００円）、鴨ぜいろ（１４００円）、鴨南ばん（１７００円）、天ぷら（２０００円）、天せいろ（２３００円）、そばがき（９００円）、久保田万寿（１５００円）など。おかわり（＋５００円）がおすすめ。お酒はひとり２本まで。
  最新情報については、車屋ホームページを御覧ください。
  営業時間：１１時〜１５時、１７時〜２０時　定休日：水曜日と第３木曜日
  
  
  
• 一澤（八王子市別所１−１−４・京王堀之内駅から徒歩２分、都立大工学部から徒歩２０分）
  
  　せいろ・田舎（１０００円）、二色（１２００円）、三色（１５００円）、辛み（１５００円）、天せいろ（２２００円）、蕎麦三席（６０００円）など。天つく（＋１２００円）、大盛り・重ね（＋２５０円）。久保田万寿（１５００円）・得月（２５００円）洗心（３０００円）。
  　せいろ一枚１０００円は少し高いような気もするが、重ね１２５０円ならば納得できる。ちなみに、三枚目以降は重ねの半額になるので、いくら重ねても一枚あたり６２５円より安くすることはできない。
  
  営業時間：１１〜１５時、１７〜２０時　定休日：水曜日と第２・４火曜日
  
  
  
• 穂科（八王子市みなみ野３−１０−１１・JR横浜線八王子みなみ野駅から徒歩５分）
  
  　都立大からだと直線距離にしても５ｋｍ以上あるので「周辺」とは言い難いが、南大沢から橋本経由で４駅目なので交通の便はよい。座敷・椅子席ともに広々していて客が少ないので、風流にくつろぐことができる。おそばは大変に洗練されたもので、この品質を考えればお値段の方は相当に安いと言える。
  　かけ・たぬき（６００円）、せいろ（７００円）、ざる・やまかけ（８００円）、つけとろ（９００円）、天そば（１２００円）、天せいろ（１５００円）。ビール（５００円）、久保田万寿（１２００円）など。
  
  営業時間：〜２０時３０分　定休日：火曜日
  
  
  
• 三日月庵（多摩三越 地下１階・京王多摩センター駅から徒歩３分）
  
  　ここで手打ちそばを食べるときには「二八せいろ」を注文すること。「せいろ」は普通の機械うちのそばである。メニューには書いてないが、他の種物も、そばを二八にすることが出来る。デパートの地下食料品売り場にあるので、かなり騒がしい雰囲気であることはやむを得ないだろう。
  　二八せいろ（７５０円）。恵比寿ビール小（４００円）、清酒一合（４００円）、越の寒梅グラス（８００円）など。
  
  営業時間：平日１０時３０分〜１９時、土日祝１０時３０分〜１９時３０分　定休日：なし？
  
  
  

その他

• 梅林亭（青梅市梅郷３・ＪＲ青梅線日向和田駅から徒歩５分）
  
  　たばこ屋と一緒の小さな食堂だが、とてもおいしくて安い手打ち蕎麦が食べられる。御岳山・日の出山に散歩に出かけたときには、ぜひ梅の木峠方面に下山して立ち寄りたいところだ。近くに吉野梅郷がある。梅の季節には蕎麦打ちが間に合わず、手打ちでない物を出すこともあるそうなので要注意。
  　月見（４５０円）、たぬき・もり（５００円）、ざる・山菜（６００円）、やまかけ・とろろ（７００円）、天ぷら・天ざる（８００円）、ビール大瓶（６００円）など。大盛り（＋１００円）。
  
  営業時間：１０〜２０時　定休日：水曜日
  
  
  
• 地球屋（三鷹市大沢６−２−１９・三鷹駅から朝日町行きバス、龍源寺バス停下車徒歩３分）
  
  　野川のかたわらにある文化住宅がまるごと蕎麦屋になっている。その外観はなかなか意表をついたものであると言えよう。野川公園、龍源寺（近藤勇の墓）の近くである。石臼挽自家製粉の手打蕎麦とのことだが。
  　ざる（７００円）、ぶっかけおろし（９００円）、野川そば・大沢田舎汁そば（１０００円）、鴨ざる（１３００円）、天ざる（１４００円）。大盛り＋２００円。麦とろめし（３００円、平日のみ）、ビール（５００円）、浦霞（６００円）、枝豆（３５０円）
  
  営業時間：１１時３０分〜１５時、１８時〜２０時（夜は木・金・土曜日のみ）
  定休日：水曜日・第２木曜日
  
  
  
• 日野館 （日野市日野本町２−１５−９・JR中央線日野駅から徒歩１０分）
  
  　日野館 （ひのやかた）は、日野本郷三千石の名主佐藤彦五郎俊正が文久３年(1863)に完成したもの。屋敷内にあった天然理心流道場には近藤勇や俊正の義弟である土方歳三が出入りした。現在では、裏口から入った土間と、土間に接する座敷二間で蕎麦を食べることができる。屋敷は旧態をよく維持し、梁柱などには圧倒されるものがある。この建物に見劣りしない蕎麦を打つことは容易なことではあるまい。
  　せいろ（８００円）、重ね（＋７００円）、そばとろせいろ（１１００円）、鴨汁せいろ（１４５０円）、天付せいろ（２５００円）。ビール（６００円）
  
  営業時間：１１時３０分〜オーダーストップ１９時　定休日：日曜日
  
  
  
• 美やび庵（八王子市元横山町２−５−３・JR中央線八王子駅から徒歩１０分）
  
  　気楽に入れて落ち着いた感じのお店である。お蕎麦も、気取りや癖が無く大変に結構、つるつるといくらでも食べられる感じだ。大盛りを３枚もいただいてしまいました。
  　二八・しらゆき（７００円）、田舎（８００円）、とろろ・おろし・山かけ（９００円）、三色（９５０円）、鴨汁（１０００円）、天もり（１６５０円）、田舎（８００円）、大盛り（＋１５０円）、変わりそば（月替わり８００円）など。ビール（６００円）、天ぷら盛り合せ（９５０円）、玉子焼き（５００円）、そば豆腐（４５０円）など。
  
  営業時間：１１時３０分〜２１時　定休日：第３日曜日
  
  
  
• そば茶屋たらふく（小笠原村父島字大村東町・二見港から徒歩３分, 小祝商店裏）
  
  　これはビックリ！　小笠原でこんなにおいしいお蕎麦を食べられるとは思ってもいませんでした。日本（世界）最南端の手打ちそばでは？
  　ざる・掻き揚・コロッケ・たぬき・きつね・月見・おろし納豆・力・つけとろろ・かけとろろ、すべて６００円、天ぷらそば８００円。ビール６００円、久保田・八海山・寒中梅・〆張鶴・菊水８００円。
  
  営業時間：１１時〜１４時・１７時〜２１時　定休日：おがさわら丸出航翌日
  
  
  
• 上杉（武蔵野市御殿山１−３−７・吉祥寺駅から徒歩５分）
  
  　味・値段共に申し分ない。店構えにもだんだん年季が入ってきた。蕎麦を食ったらすぐに立ち去ること（これは蕎麦屋の基本であろう）。特にここでは客が一人でも容赦なく追い出される。
  　せいろ５００円、田舎５５０円、さらしな６００円、三色そば９００円、天ざる１０００円、かけ５５０円、たぬき６００円、きつね６５０円など。わさび７０円。
  
  営業時間：１１時〜１６時４５分（土曜・日曜・祭日は１６時３０分まで）
  定休日：火曜日
  
  
  
• げんあん（武蔵野市下連雀３丁目・三鷹駅から徒歩５分）
  
  　三鷹には蕎麦屋が多く、手打ちを出すところに限っても「桂庵」をはじめ数店あり、そば激戦地区と言えよう。そのような中で、一杯４５０円で洗練された手打ちそばを出すお店が現れた。スタンド風の狭い店内は、そば打ち台でほとんどが占められているような感じだ。
  　ざる・かけ（４５０円）、三色揚玉・三色たぬき（５００円）、つけとろ・肉せいろ、山かけ（５９０円）、鴨せいろ・おろし浅草・鴨南蛮（６９０円）。大盛り１００円増。メニューは以上ですべて、お酒類は置いていない。
  
  営業時間：時〜時
  定休日：だいたい月曜日
  
  
  
• たく（川崎市多摩区菅稲田堤1-17・京王稲田堤駅北口徒歩０分）残念ながら、店じまいしてしまいました
  
  　改札口のすぐ隣にある。値段も安く、気軽に入れるお店ができた。
  　もり（５５０円）、ざる（６００円）、つけとろ（６５０円）、おろし（７００円）、天ざる（９５０）など。十割２５０円増、大盛り１５０円増し。焼きみそ（３００円）、そばがき（４００円）、鴨焼き（５００円）、天ぷら盛り合わせ（８００円）、中ビール（４００円）など。
  
  営業時間：１１時３０分〜１５時、１７時〜２０時３０分
  定休日：火曜日、祝日の場合は翌日休業