京都で、ついにホッピーを発見!         
                  ☆角田美由紀

「古都にそびえ立つ、木屋町ホッピーの雄姿!」
木屋町ホッピー外観
copyright(C)1998 M.SUMIDA & KIYAMACHI HOPPY all rights reserved.



「関西の飲み屋では、ホッピーを
見たことないけど、どうなんです
か?」と、ホッピービバレッジの
石渡社長に尋ねたのが1996年
の夏。その時の社長のお答えは、
「うちは回収瓶を使っているから
コストの問題で関東以外はなかな
か卸せないんだ。でも、今は酒屋
で売ってる使い捨て瓶の分がある
から、そのうち飲めるようになる
かも」というものだった。
 あれから1年半。2月、私用で
実家のある京都に帰った私は遂に
ホッピーの飲める店に出逢った。
その店の名は『木屋町ホッピー』。
実は、『木屋町ホッピー』の入っ
ているビルにある別の店で飲もう
と思って出かけたのだが、「ホッ
ピー」の文字を見て、たまらず入
店してしまったのだった。さっそ

くホッピーを注文すると、ホッピ
ージョッキに氷入りで、焼酎と使
い捨て瓶のホッピーが出てきた。
氷入りというのは残念だけど京都
で飲むホッピーは感動ものだ。一
口飲むと、おつまみの注文を聞き
に店の人がやってきた。その人が
大江さんで、二人はいつの間にか、
ホッピーについて熱心に話し込ん
でいたのだった。
 大江さんは以前、東京に住んで
いたことがあって、いわゆる「一
杯飲み屋」で気の合う仲間と、よ
くホッピーを飲んでいたらしい。
その頃の雰囲気が大好きで京都に
も、そんな店があるといいなぁと、
この店を始めたんだそうだ。うぅ
ーん、素晴らしい!
 もちろん、まだまだ京都には
ホッピーが定着していない。『ホ


ッピーには、「煮込み」と、「焼
きトン」が合うよね!』なんて、
二人で盛り上がったのだが、どち
らも京都では、あまり人気がなか
ったらしく、「メニューから外し
てしまった」と、残念そうに話す
大江さんでもあった。しかし、そ
んな大江さんの心意気があれば、
京都でもきっと少しずつ、ホッピ
ーが広まっていくに違いない。今
度、京都に帰った時には、「また、
飲みに行こう!」と思っている。







【オリジナル・千社札について】
ホッピーを愛してもらおうと、オ
リジナルのキャラクター入り千社
札を作ったというお話だった。す
ごいです。ホッピーを愛している
んですねぇ。




「オリジナルの千社札は、思い入れの証拠!」
木屋町ホッピー内部
copyright(C)1998 M.SUMIDA & KIYAMACHI HOPPY all rights reserved.


**********************************************************
●【第4号/目次】に戻る!
**********************************************************