ペリー、ホッピーへの思いを語る         
          女流時代劇研究家☆ペリー荻野

 ホッピッピのピー!!
 生まれて初めて「ホッピー」を
飲ませていただきました。満開の
桜の下。我々が座った芝生の横に
はアヒルの家族も花見をしており、
時折、グワグワグワと話が盛り上
がっているというナイスなシチュ
エーション。これで酒がうまくな
いはずはないってもんでした。
 これより何ヵ月も前、笹目さん
から、突然「ペリーさん、ホッピ
ーって知ってます?」と、声をか
けられた時には、何か「危ない話
か」と身を硬直させた私でした。
私は自分も怪しげなペンネームを
使っているくせに、聞き慣れない
カタカナ語には、妙に反応してし
まいます。無添加化粧品とか健康
食品の類なら、聞かなかったこと
にしようと思っていたら、「じゃ、
これ、どうぞ!」と、ホッピーの
名前入りジョッキをお土産にいた
だいてしまいました。笹目さんは、
「僕はホッピーのハッピも持って
ます」とニコニコ語られ、私の心
をくすぐります。私は「固有名詞
入り衣類」に弱いのです。「グア
ム」「ハワイ」など地名入りのT
シャツやMK(松平健)の野球帽
など。家人に嫌がられながらも愛
用しています。花見の日、笹目さ
んがホッピーハッピを着用して現
れた時、「それを私に!」と、思
わず口から出そうでした。
 さて、肝心のホッピーの味です
が、これはもう「名は体を表す」
でした。ホッピーという名には、
どこかお茶目な可愛らしい響きが
あります。「清涼飲料水」とはい
え、アルコール入りの飲み物で、

焼酎などのアルコールを割るって
のは、いったいどんな酔い方をす
るものかと思っていましたが、帰
りの東横線でやたらヘラヘラする
程度でした。
 先日、東京FMの近くの居酒屋
にホッピーのケースを見つけたの
で、スタッフの若い子に「行って
みようよ」と誘いましたが、「あ
そこは怖くて局の者は誰も行った
ことがない」とのこと。何が怖い
のかと思い、観察してみると、昼
間、くわえ煙草で出てきた石橋蓮
司風の親父は眼光鋭く、なかなか
に人をビビらせます。こういう店
にホッピーハッピで突入したら、
どうなるかなあ。党員になったか
らには、それくらいやらなきゃい
かんかなあ。店の前を通るたびに
考えてる私です。
 



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