2024.2
第三者の視点を入れる,利用者の声を聴く
てい談 第三者の視点を入れる評価の仕組みと苦情解決の現状とこれから
レポート
社会的養護関係施設における質の向上(学術)
義務化の背景について,1.子どもが自ら施設を選ぶことが出来ない措置制度が残ること.2.施設長による親権代理規定があるなどその運営の質がこどもの最善の利益に直結すること.3.被虐待児童の増加に伴う養育の質の向上が求められることなどであった.
行政監査は法律が定める最低基準を満たしているか否かについて行政庁が確認するものであり,第三者評価は現状の福祉サービスをより良いものに誘導する福祉サービスの質の向上を意図している.両者はその機能は異なり,相互補完的と言って良い.
利用者の権利擁護と福祉サービスの質の向上を目指して(東京都社協)
運営適正委員会は個別の苦情解決で事業者の指導する機関では無い.しかし不届きな事業所を指導してほしい,運営を適正化してほしいと訴える利用者に対して委員会を紹介する行政機関も散見され,行政もその役割を理解していない状況が見受けられる.また委員会が独立しておらず,兼任していたり一部署として設置されているケースが多い.
またソーシャルワークを基本に,相談対応や連絡調整,調査,報告書作成に加え,委員会との信頼関係づくりなど多岐にわたる.
参考文献