1.手術後初めての生理
平成11年4月21日
今月の生理は予定では15日から。
手術をして子宮も少し驚いているのだろうと思い生理が遅れたことはあまり気にしていない。
このままずっと生理がこなくてもいいのにという思いと手術したから結果が知りたいという思いがある。
退院後マジメにつけている基礎体温から今日あたりから生理が始まると予想していたが来る気配がない。
夜お風呂に入る時に生理が始まった事に気がつく。
すこしいつもより下腹部が重い感じだが気になるほどではなかった。
毛糸のパンツと腹巻きは用心のためつけて寝る。
平成11年4月22日
朝起きると結構頭が重い。
昨日寝るのが2:30になったからだろうか。
それも朝食を済ませる頃にはなくなっていた。
生理痛もない。もしかして、1回目から生理痛がなくなった?と、よろこぶ。
腹巻きだけは用心のためつける。
10:30 AさんからTELがあり現場へ行くから待ち合わせしようと言われる。
了解して少し図面を進める。
ところが昼食を用意する頃からちょっとお腹がおかしくなってきた。
手術前の生理痛と同じ不快感だ。
下腹部が落ち着かない感じで痛む。さらに、右の太腿が痛む。
ブルーになってしまった。
………治らない?………すばやく昼食をすませナロンエースを飲む。
現場へ行くのもおっくうになってしまったがしかたがない。
手術直前の頃の痛みとくらべたらこのぐらいがまんしなきゃ!と自分で自分を励まし出かけるしたくをする。
お腹と腰に貼るオンパックス。毛糸のパンツをはいて出かける。
痛みが治まらないままでかけるが現場に着く頃には痛みも消える。
夕方まで図面を書くがまた痛み出してきたので5:30に牛乳でナロンエースを飲む。
あまり効かないが以前ほど痛いわけではない。
はな(犬)の散歩に行ってマッサージ機で15分マッサージをする。
腰は気持ちがいいがこれでまた子宮から月経血が逆流しないだろうかと心配になる。
この痛みの原因はいったい何なのか?
一生付き合っていかなければならないのならせめて敵の正体を知りたい。
平成11年4月23日
朝、Aさんから電話がありAさんの事務所で図面を書くことになる。
起きてから9時に家を出るまでの間、痛みも不快感もない。
しかし、外出先での痛みは辛いものなのでひとつだけ残っていた座薬ボルタレンサポ50mgを入れて出かける。
もちろん、お腹と腰には貼るオンパックスを貼り、毛糸のパンツをはく。
今日は天気が悪くいつもより気温が低い。
Aさんの事務所の中は肌寒い状態だった。
昼を食べても痛みはなかったが念のためナロンエースを飲んでおく。
3時を過ぎる頃からお腹がおかしくなってきたがまだ大丈夫。
しかし5時を過ぎる頃には早く帰りたいと思うようになってきた。
6時に事務所を出る前またナロンエースを飲む。
駅までの道でずっと「治してもらったんだから痛くない」と口の中で唱える。
が、効果はない。
電車の中でオリジナルを読んで気を紛らわそうとするが逆にオリジナルに集中できない程の痛みになる。
下腹部、右太腿、腰が痛い。
地獄をまた見てしまった。
電車の中で目が潤んできた。
手術したのになんでこんなに痛いの!
一生痛みは取れないの!
家までの帰り道でも涙があふれてきた。
治るっていったのに…。
食欲もなく、ぶーちゃん(夫)も飲んで帰るということなので昨日の残り物で簡単に夕食を済ませナロンエースを飲む。
「誰でもピカソ」を見て少し気持ちが和らぐ。
そのあとお風呂に入りベッドに入るが涙がしばらく止まらなかった。
うとうとした頃ぶーちゃんが帰ってきて心配そうにわたしに声をかけてくれた。
また涙があふれた。
夜中の2時頃痛みで目が覚める。
牛乳を飲んでナロンエースを飲む。
平成11年4月24日
今日は明日までに仕上なければならない図面がたくさんある。
お腹の痛みは仕事をしていると気が紛れ、我慢できた。
きょうはぶーちゃんが休みで1日家にいてくれてありがたい。
もしいなかったら、涙に明け暮れていたことだろう。
それでなくとも頭の中はお腹のことばかりだった。
きっと、いかがわ宗教が来たら壷でも印鑑でも買っていましたね。絶対。
そこまで藁にもすがりたい思いだった。
結局ぶーちゃんに夕食の支度をお願いして夜12時まで図面を書いていた。
4時間おきにナロンエースを飲んでいた。
夜にはだいぶお腹も落ち着いていた。
平成11年4月25
御茶ノ水駅まで図面を届けにいく。
さすが4日目なのでほとんどお腹の不快感はない。
用心のためお腹、腰に貼るオンパックス。
ナロンエースも飲む。
体がだるい。痛みを我慢した時にかなり体力を使ったのだと思う。
用事を済ませ電車に乗って帰る頃お腹が不快になってきた。
どうぞこれ以上ひどくなりませんように…。
どうにか家まで持ちこたえた。
「Mo先生にメールを送ってみようかなぁ〜」と言うと
「あの先生だったら答えてくれるかも…。」とぶーちゃんもいうのでメールを書く。
平成11年4月26日
さっそくMo先生からメールが届く。
すぐにお返事メールをもらいうれしい反面、予想通り2,3回様子を見てくださいとの返事だったので痛みを我慢するほうとしてはちょっと不満。
この後2,3日メールを読み返してはもんもんとする。
今日はさすがにお腹は痛くならないが体は疲れているのでお礼メールは明日書くことにする。
平成11年4月27日
朝から頭が重い。肩が凝ってからだが重い。
偏頭痛の予感!
案の定昼前から頭痛になる。
けど、Mo先生にお礼を書かなくては!とパソコンの前に座るが思っていることがなかなか文章にできない。
午後から書こうと思いすぐに寝る。
昼過ぎ目が覚め少しお腹が空いていたので簡単にお昼を済ませるが頭痛は治まらない。
それでもメールを書かなければとメールを書くが中途半端な文章になる。
メールを送りまた寝る。夕方ようやく頭痛から解放される。
平成11年4月28日
今日は久しぶりに東洋医学研究所のK先生の診察を受ける。
「1,2月と調子がよかったようですけどその後どうですか?」と明るく聞かれるがわたしは暗く手術後の生理がひどかったことを伝える。
「精神的にショックだったんです〜。」
思わず目が潤んでしまう。
K先生には何でも話せる。
「そうだよね〜。せっかく手術したのにね〜。」
「こんなこと患者さんの前で言っちゃいけないけど手術しても治らない人もいるのよね」
「まぁ、生理痛は一つの原因だけじゃなくいろんな要素からなるからね。それが女性のからだの神秘的な所なんだけど」
「頭痛もあるし漢方のほうは続けましょう。しばらく様子を見てまた組み合わせを変えましょう」
で、お腹の触診もしてもらった。
傷の小ささに驚いていた。
「あの〜。先生にこんなことお願いして良いのかわかんないんですけど…座薬を処方してもらえませんか」
「もちろんいいですよ。普通のお薬もなんでも処方できますから。遠慮しないでなんでもいってください」
ボルタレサポを処方してもらったはいいが50mgと25mgをわたしが間違えてしまい,以前Mo先生に処方してもらったものより小さい座薬になってしまった。
けどこの日、K先生に会えて、少し落ち着いて前を向けるようになった。
Mu先生の予約を入れるが5/13はいっぱいで5/20になった。
婦人病が増えてるのだろうか?
前はここまですごくなかったのに…。
平成11年4月30日
やっと体も元に戻ったカンジ。
掃除もできた。
ただ、下腹部とお尻下部(肛門や外陰部の周り)が気になる感じで時々痛む。
腸が動く時も手術直後のような痛みがまた出てきた。
そうそう手術の傷は癒えないってことか?
平成11年5月2日〜5日
ぶうちゃんとはなとN湖へ行く。
長距離を移動する時の車の中はわたしにとって絶好の思考タイムとなる。
今回は当然お腹のこと。
お腹のことは、とにかくMo先生を信じようと決心する。
また逆に自分の体は自分で治さなければいけないんだというあたりまえのことが見えてきた。
医師に依存しきってはいけない。医師は治すために力を貸してくれるだけなのだ。
もしかしたら今は子宮内膜症のスタートラインにやっと立っただけの状態なのかもしれ
ないが閉経まで付き合っていこうという気持ちも出てきた。
それから今回の入院のこと。
医師の治療と看護婦のケアを受けてわたしはとっても幸せな1週間をすごせた。
そしてこんなに人を幸せにできる職業に就いている彼らがうらやましかった。
けど今更看護婦にも、まして医師にもなれるはずはない。
…まてよ、家の設計ももしかしたら人を幸せにできるのかなぁ〜?
車を作ったり、洋服作ったりする人のようにたくさんの人の役には立てないけど個人と向き合ってその人の笑顔を見ることはできるんじゃないか?
考えてみれば医療も設計も同じサービス業(だと思う)。
サービスを受ける立場になったのはこれが初めてでその点でも今後の仕事にプラスにできるような気がしてきた。
そしてこれから仕事をしていく上でのテーマが少しずつ見えてきた気がした。
N湖でカヌーと釣りを楽しみ温泉にも入った。
温泉に入るとどうしても他人のお腹に目がいってしまった。2人ほどお腹に目立つ傷のある人がいた。
きっとわたしが1ヶ月前に手術をしたなんて誰も思わないだろうと密かに優越感に浸る。
術後1ヶ月でこんな事ができるのは腹腔鏡下手術のおかげだ。
本当にMo先生には感謝したい。
2.手術後2回目の生理
平成11年5月17日
朝、下腹部、腰、右太腿の痛みで目が覚める。
生理周期でいうと今日はまだ27日目。
時計を見るとまだ5時だった。
トイレへ行って見ると生理になっていた。
そういえば昨日の夕方から夜にかけてすこし下腹部と右太腿が痛み出していた。
痛みが気になり寝付けそうに無いのでボルタレンサポ25mg座薬を入れる。
7時に起きてから午前中は痛みも無く過せたが、午後パソコンの前に座っていたらだんだん下腹部と腰、右太腿が痛くなってきた。
もう痛みに耐えるのは嫌なのですぐ座薬を入れる。
しばらくして痛みは治まる。
夜お風呂に入る頃もまた痛みが出てきたので風呂上がりに座薬を入れる。
が、すぐにお腹が下る感じがしてすぐに出してしまい、また入れることになった。
いつもお腹と腰に貼るオンパックスを貼っていたがわたしにはあまり効果が無いので今回は貼らずにスキータイツと腹巻きだけにした。
平成11年5月18日
朝起きると痛み出す気配がしてきた。
朝食を摂り、排便を済ませボルタレンサポ25mg座薬を入れる。
痛みとは別に下腹部が落ち着かない感じではなの散歩に出かけるのも億劫になる。
座薬で痛みはないもののさすがに下腹部が重い感じは残っている。
こんな日は出かける事も家でパソコンの前に座る事も痛みが強くなりそうで何もしたくない。
痛みに対する恐怖心は座薬でも払拭できないほどになってしまっている。
ベッドに横になり本を読む。そのうち眠くなり昼まで眠る。
昼食後も同様。6時まで眠っていた。
起きるとまた下腹部、腰、右太腿が痛み出していた。
座薬を入れる。
痛み出すとすぐに座薬を入れていたせいか今回は我慢できない痛みには遭遇していない。
しかし、痛みに対する恐怖心はまだまだ強い。
ゴールデンウイークに決心したことも忘れ、また後ろ向きな性格になってしまった。
トホホ……。
平成11年5月19日
朝起きると少し痛みがある感じ。
できたらこのまま寝ていたいがそうはいかないので昨日と同様朝食と排便を済ませボルタレンサポ25mg座薬を入れる。
昨日よりはお腹が重い感じはないのでパソコンの前に座ってすこし作業をする。
腰と右側の腰の上のあたりが痛み出してくる。
午後はベッドで本を読み4時まで眠る。
明日はMu先生の診察を受ける。いろいろ質問したいがどうなるか…。
この日浴室で体を洗っている時大きな血の固まりのようなものが出てきた。
手にとって見ると手のひらの大きさぐらいある。
血の固まりと言うより内膜(見たこと無いけど)がそのままつるりとむけて出てきた感じだ。
あまりの見事さにホルマリン漬けにしてビンに保存しておきたいと思ったほどだがあきらめて始末する。
少しお腹の痛みがあるので座薬を入れて寝る。
平成11年5月20日
朝9時半に家を出て東洋医学研究所へ向かう。
天気予報では気温が28度位まで上がるといっているのでさすがにスキータイツははけない。
お腹に貼るオンパックスを貼って出かける。
外出は少し恐かったがお腹の重い感じはないので大丈夫そうだ。
お守りにボルタレンサポをもって出る。
ただ、頭が重い。偏頭痛になりそうだ。
今日はMu先生の診察だ。やっとMo先生が書いてくれた手術の報告書を渡せる。
「その後どうですか?」
「手術後の生理も痛みがとれないんです」
「結婚はしてますよね。妊娠すればいいじゃないですか。」
「はぁ(絶対そう言われると思った。でも気を取り直して)……手術しても痛みがとれないことってあるんでしょうか?」
「Mo先生は何ていってました?妊娠してって言ってたでしょう?」
「いいえそんなことは言われませんでしたけど、2,3回後の生理でよくなる人もいるから様子を見てくださいって言われたんですけど」
「子宮内膜症の治療でわざわざ薬で偽妊娠状態にするんだから妊娠すれば治りますよ」
「妊娠すれば生理が無いわけですから痛みが無くなるのはわかりますけど、出産後もそのまま治るんでしょうか?」
「手術後の今が一番妊娠しやすい状態なんですよ。
みなさん妊娠したいって順番を待ってやっとMo先生に手術してもらっている状態なんですよ。
あなたもやっと手術してもらったんですからはやく妊娠してください」
「けど不安なんです」
「まぁ、手術したMo先生に聞くのが一番いいですからもう一度診察を受けてみてください」
手術をしてないMu先生にとってはいやな質問だったかもしれない。すみません。
確かにMu先生の言う通りかもしれない。
けどわたしが手術を受けた第一の目的は生理痛をなくすこと。
最終的に"原因不明"という結果でもいい。今回の治療の結論を出したいのだ。
また、しばらくもんもんとしてしまった。
けらえいこのコミックスで気持ちのもんもんを笑い飛ばしたらいつのまにか偏頭痛も消えていた。
この日は4日目だったが出血量も少なく痛みも無かった。前日の浴室で一度に出てくれたからか?
平成11年5月21日
朝、目が覚めて気分がいい。
体がすっきりした感じ。
偏頭痛も今日はなさそうだ。
昨日までの4日間思うように動けなかった分を今日は取り戻そうと気持ちが前向きになった。
月に1度こんな風に気持ちが前向きになるのはだらだらと過すよりいいことかもしれない。…と考えよう。
今回は座薬に頼ったせいもあるが前回よりは楽だったような気がする。
銚子の両親が心配して電話をかけてきた。親はありがたい。
平成11年5月26日
東洋医学研究所K先生の診察。
すこし、ナーバスになっていた。
西洋医学で手術したのにまだいい結果が出ない。
東洋医学も漢方薬を始めてもう10ヶ月になるのにあまり効き目がない。
八方ふさがり。出口の見えないトンネルの中。
治らないんなら治らないで原因だけでも知りたい。
今日はすこし質問してみようと思う。
「どうですか」
手術後2回目の生理も痛みが消えなかったことを伝える。
座薬を3日間使うことで凌げたこと。頭痛はひどくなかったこと。
「そうなんですよねー。手術でも直らない人って結構いるんですよ。
けど、そうなると こちらとしては燃えます!そういう人でも漢方で直った人はいますから。
18ヶ月目でやっと症状が改善してきた人もいますよ。10種類ぐらいの薬を使いました。
だからどれが効いたかがわからないんですよ。」
K先生の元気と「燃えます!」という言葉に救われる思い!
「東洋医学的に考えると生理痛の原因って何なんですか?」
「良く言われるのは於血です。けどそれ以外にも色々な要素が関わってるようですね。
胃腸の調子も関係してるようだし、あとは冷えですね。」
K先生がしばらく考えた末、薬を変えることとなる。
「桂枝茯苓丸は最初から飲んでいるのでもう効果がないものだと判断できます。だから止めましょう。
桂枝茯苓丸は婦人科の先生も良く使うものです。
けどこちらは漢方のプロですからこれだけじゃ終わりません。温経湯にしましょう。
呉茱萸湯は頭痛が良くなっているから止めたくないんで続けてください。」
「よく、食べ物で体を温めるものとか言われてますけどあれは効果があるものなんでしょうか?」
「実験で確かめてないんでなんとも言えないんですが、昔の人の経験から言われてるものです。
試してみてもいいんじゃないですか」
と、温める食べ物と冷す食べ物を書いた紙をくれる。
きょうは充実した診察だった。K先生もこちらが治そうとする意思を見せるとそれにこたえてくれた。
診察前はすこし東洋医学を疑ってました。ごめんなさい。
K先生に会うと元気が出る。
3.手術後3回目の生理
5月26日に東洋医学研究所のK先生から体を温める物、冷す物のことを聞いてから食事に注意してみた。
完璧にはできないがなるべく冷すものは取らないようにしている。
それから腰湯を実践している。
よく本には20〜30分お湯につかるように書いてあるがわたしの場合は横着なのでとりあえず汗が滴り落ちてくるまでつかっている。
リラックスもできて気持ちいい。
もちろんお灸も続けている。
どこまで効果があるかわからないが、とにかくできることはやってみようと思う。
平成11年6月10日
夕方から下腹部、腰、両太腿が少し重い感じになる。
夜から出血が始まる。
いよいよ手術後3回目の生理が始まった。
生理周期は25日目。
毛糸のパンツと腹巻きで完全防備体制に入る。
平成11年6月11日
暑くなりそうだがスキータイツ着用。
朝起きてから下腹部、腰、右太腿の重だるい感じが一層強くなるが、下腹部の痛みは弱い。
珍しく座薬を必要と感じない。
すごい進歩!
ホームページが完成し公開できたこともあり、気分も上々!
まる1日パソコンの前で作業もできた。
・・・が、やはりそうそう簡単なものではないらしい。
午後7時、夕食の支度をするのがしんどく感じるぐらいの下腹部の痛みとなる。
仕方がないのでボルタレンサポ25mg座薬使用。
座薬を使用してしばらくすれば痛みはなくなる。
平成11年6月12日
午前4時、下腹部の痛みで目が覚める。
なるべく座薬を使わないようにしようと我慢するが痛みで眠れないので仕方なく座薬使用。
午前中は座薬のおかげか痛みはなかったが昼過ぎから下腹部、腰、右太腿が痛み出してくる。
今日は夕方から出かけなければならない。
外出時に効果が出るよう座薬を使いたいのでしばらく我慢するが午後2時我慢しきれなくなり座薬使用。
しばらくベッドで横になる。
午後4時外出。スキータイツはさすがに暑くてはけないのでお腹と腰に貼るオンパックス。
午後7時、痛みはないが途中で痛くなると嫌なので念のため外出先で座薬使用。
帰りの電車の中も痛みはなく無事帰宅。ほっ・・・。
久しぶりに渋谷の人混みを歩いたせいか、気疲れもあってか、家に着くとぐったり・・・。
平成11年6月13日
午前4時半、下腹部の痛みで目が覚める。すぐに座薬使用。
日中は痛みもなく過せる。
午後8時、おととい同様食事の支度がしんどくなるくらいの下腹部、腰、右太腿の痛みになり座薬使用。
平成11年6月14日
朝、目がさめると頭が重い。
起き上がるのがしんどい。
ぶーちゃんには悪いがそのまましばらく横になる。
ぶーちゃんが出かける頃起きるが体もだるい。
はなの散歩をしなければならないので、簡単に朝食を摂り散歩を済ませる。
すぐにベッドに横になる。
偏頭痛の時は眠るしかないのだが、今回はなかなか眠れない。
少しウトウトして目が覚めると体がこわばっている感じがある。
無理にそのまま眠るようにする。
午後2時、簡単に昼食を済ませまた眠るが午前中と同じで良く眠れない。
あまり眠れないまま午後6時になりはなの散歩へ。
頭痛はだいぶ良くなっていた。夕食の支度をする頃には治る。
生理の最後に必ずくる偏頭痛。
今回は吐き気は全くなかったが前回よりひどかった。
前回は生理痛の重い3日間はほとんどおとなしく寝ていたが今回はほとんど寝なかった。
これが偏頭痛に関係しているのか?
この日、下腹部、腰、右太腿の痛みはなし。出血もほとんどない。
徐々にではあるが、生理痛は改善されているように思える。
病院へ行こうと決心した頃は5〜6日目でさえひどい痛みだったのだからそれに比べたら正常に近くなっているようだ。
ただ、わたしは「座薬を使わずに過したい!」
まだまだ、生理痛との戦いはつづくようだ。
平成11年6月15日
経過報告のメールをMo先生に送る。
今回は手術後3回目の生理なのでいくつかの質問事項も一緒に送る。
平成11年6月16日
早速Mo先生からお返事メールを頂く。
(送信時間を見ると7:40・・・わたしが寝ぼけた顔で納豆ご飯を食べていた時間だ!恐縮!)
質問にも丁寧に答えてくれている。
以下はその内容。
Q1:座薬を使わずに済むまでわたしの生理痛は改善されないのでしょうか?
また、改善するための治療方法は他にあるのでしょうか?(ホルモン剤の薬物療法、子宮・卵巣摘出以外で)
Mo先生:現在、ホルモン剤の薬物療法、子宮・卵巣摘出以外でできる治療は、すでにやっていただいている状況で、他の治療は・・・再手術?も改善できる可能性があるかも・・・ただ、やってみないとわからない、といったところでしょうか。
Q2:わたしの生理痛は子宮内膜症、子宮腺筋症以外の原因では何か他に考えられないでしょうか?
Mo先生:hanaさんのお腹の中を観察した限りでは、子宮内膜症、子宮腺筋症以外の原因で、これが原因ですとお話できる状況は見当たりませんでした。
Q3:座薬(ボルタレンサポ25mg)は体に悪影響はないでしょうか?
また、ずっと使用していると効き目がなくなってくるということはないでしょうか?
Mo先生:あまり望ましい治療ではないと思うのですが、ただ、他に痛みを取る有効な治療が無いとなると、仕方がないと考える他ないのかもしれません。
Q4:子宮内膜症の定期検診は受けたほうが良いでしょうか?
受けるとしたらどのくらいの期間で受けるのが有効でしょうか?
Mo先生:定期検診は受けられたほうがよろしいかと思います。
年に2から3回、チェックしています。
回答は明るい内容ではない。
けれどこの返事を頂いたことでかなり前向きな気持ちになれた。
わたしがいちばん気がかりだったのはこの痛みの原因が子宮内膜症、子宮腺筋症以外のものではないかということだった。
そうではないことと、現時点で西洋医学の治療(わたしがイヤな事は除いて)はもう他にないことがわかり東洋医学の治療(私自身がお灸や腰湯や食べ物で努力するということも含めて)に専念できる。
もしかしたら、Mo先生にとっては答えづらい質問だったかもしれない。
けれど、真実を教えてくれてありがたいと思う。
Mo先生に対する信頼感も増し、安心感が生まれたことも大きな収穫だった。
また、厚かましく先生のホームページにLINKすることをお願いすると快く承諾してくれた。
平成11年6月23日
東洋医学研究所K先生の診察。
手術後3回目の生理痛を報告。
いつもより冷静に細かく症状を伝えられた。
その後お腹の触診。
K先生にもホームページを見てもらいたいのでアドレスを渡そうと思っていたら、
「子宮内膜症の人の闘病記の本を読んだんだけど、その人は手術後は良くなったみたいですね。医師とのやり取りなんかが詳しく書かれてておもしろかったですよ」とK先生。
「私も読みました。実はわたしも最近ホームページを作ってその中で今回の治療の体験記みたいなものを書いたんです。もし時間があったら見てください」と、厚かましくアドレスを渡す。
「チュウカン、足三里、三陰交に自分でお灸をやってるんです。もし、他に生理痛に効く所があったら教えて欲しいんですけど」
K先生は「お灸指導を受けたらどうですか」と紹介状を書いてくれる。
A医大付属鍼灸室が東洋医学研究所に隣接してある。
鍼灸室でお腹と足が出せる状態にしてくださいといわれ、ブラウスをすぐに上げられるようにし、靴下を脱ぎベッドに横になって鍼灸師が来るのを待つ。
その間ほんの1〜2分だったと思うが、足を触った鍼灸師が「ずいぶん冷えてますね」と驚く。
「これは、治さないと!」と言われる。
確かに、冷房は入っていた。けれど、寒さを感じるほどではなかった。
ついさっきK先生に診察してもらった時は靴下の上から足を触ってもらい「冷えてないですね」と言われたばっかりだったし自分でも靴下を履いてる時は冷えてる感じは微塵もなかった。
わたしの冷えはまだまだ改善されていないんだろうか?
次回のK先生の診察の時に報告しよう。
自分ですえているお灸の位置をチェックしてもらい、生理痛に有効な位置を新たに教えてもらう。
自分ですえていたチュウカン、足三里、三陰交の他に大巨、レイコウ、中封、照海が新たに加わる。
また、お風呂上がりは皮膚が柔らかくなっているので痕がつきやすいこと、朝すえると元気も出て効果的であることを教えてもらう。
自分の治癒能力を信じてがんばってみよう!
今回K先生とMo先生の治療を受け、今までわたしが持っていた医療に対する不信感が徐々に消えてきている。
子宮内膜症になって悪いことばかりではない・・・と思える。
4.手術後4回目の生理
平成11年7月6日
前日から腰、太腿、下腹部が重くなってきていた。
今回は頭も重い・・・かんべんして欲しい。
午後から出血が始まる。生理周期27日目。
腰、太腿、下腹部の重だるい感じはあるが、痛みはない。
平成11年7月7日
午前4時30分、腰、太腿、下腹部の痛みで目が覚める。
この痛みをできるだけ正確に表現したいと思いしばらく我慢して布団の中で考える。
よく本に「生理痛は子宮の筋肉の収縮によって起こる」と書かれているが、私の場合はそんな感じの痛みではないような気がする。
お腹の中に大きな傷口があってそこがとても痛い・・・という表現のほうが近い。
内膜がはがれるのを想像してしまっているからだろうか?
それに加え、腰、太腿を含めた下腹部の周りがうっ血している感じ。
我慢しきれず座薬を入れる。我慢してるとイライラが募って精神的に良くない。
座薬を入れると30分ぐらいで痛みは治まるが、お腹の中に傷口があるという感覚は消えない。
午前中、はなを動物病院に連れて行く。動物病院から帰る頃、薬がきれてきた。
ほとんど座薬依存症(?)
午後12時、座薬使用。
ベッドに横になってオリジナルを読む。
しばらく眠る。
夕方、はなの散歩にいく頃からまた痛み出す。
午後7時、座薬使用。
このままずーっと座薬を使っていく生活が続くのではないかと思うと空しくなる。
逆に私は他の人よりも痛みが我慢できず座薬を使ってしまっているのではないか・・・という思いもわいてきて自己嫌悪にも陥ったりする。
胃も重だるくなってきた。
平成11年7月8日
午前6時、痛みで目が覚める。
今座薬を使ってもすぐに排便で出してしまうことになるから・・・と考え、しばらく我慢することに。
午前6時半、我慢しきれず、排便をして座薬使用。
今日は頭も重い。
午前8時、また排便したくなり再び座薬使用。
午前9時半、外出。頭が重いのは座薬でも治らない。
今日は顔がむくんだ感じがいつもより顕著だ。瞼がはれている。
東洋医学的に言うと「水はけが悪い」体なんだろうな・・・。
午後12時帰宅。昼食を済ませベッドに入るが前回同様なかなか寝付けない。・・・なんで?寝たいのに!
夕方までベッドでうとうと。
午後6時頃また痛み出し、座薬使用。
平成11年7月9日
出血もほとんどなく、痛みもない。
お腹の中に傷口があるという感覚もない。
・・・が、何もしたくない。
仕事をしていたらこんなこと言ってられないよなぁ〜・・・。
ぐーたらな自分に嫌気がさしてくる。
夕方、6時頃からお腹の周りがうっ血した感じが戻ってくる。
出血もまた始まり、下腹部も痛み出す。
ただ、座薬を使うほどではない。
平成11年7月10日
出血はほとんどない。
今回は生理がしんどい時に頭痛もやってきたからか、いつも4〜5日目ごろにおきた頭痛はない。
手術前は「手術まで我慢すれば・・・」という気持ちでがんばれた。
手術後は「手術後3回目の生理まで待ってみよう」という気持ちでがんばれた。
今は・・・?
「閉経まで付き合っていく決心がついた」なんて大嘘!“ええかっこしい”だ。
毎月、毎月お腹が痛くなって、その度座薬を入れて・・・あと十数年ずっと我慢しなければいけないんだ・・・。
そう考えると気が滅入ってくる。
平成11年7月13日
東洋医学研究所のS先生の著書「もう大病院には頼らない」を読み直す。
「東洋医学はどんな時でも、人を癒せる。難病は治せないかもしれないが、癒せる。」
という一文がいまの私にとって、なによりうれしい。
平成11年7月21日
東洋医学研究所のK先生の診察を受ける。
予約制なのでいつもは30分前後の待ち時間ですんでいたが、今日は患者が異常に多く1時間半待つことに。
「お待たせしてすみません。夏休みが始まったせいか患者さんが多くて・・・。ところで7月の生理はどうでしたか?」
今回も前回とたいして変わらなかった事と先月お灸指導を受けた時に足が異常に冷えたことを報告。
K先生は「ぎりぎりまで使いたくなかったんですが・・・附子(ぶし)を使いましょう。冷えに対して強力に効くはずです。先日の学会でも効いたという報告がいくつかありました。附子を加熱処理したものですから安心して使って頂いて結構です。ただ、たまに動悸や胃腸障害が出る人がいますから、もしそんな症状が出たらすぐに止めてください。冷えの外にも頭痛にも効果があります。」
附子・・・?後に薬局で出してもらった薬の説明書を見ると附子とはトリカブトであることが判明。
なんだかとっても効きそうな気がする。
「S先生の本を読んで、水はけのいいカラダにしようと思い、腹八分目にしてるんですけど・・・」とわたしが言うと
「hanaさんの場合は水はけの悪い体ではないですよ。それよりも冷えと於血が原因ですね。」とK先生。
よかったー!夏場に水分を我慢するのは結構キツイのだ!
・・・けど、油断は禁物。それに冷たい飲み物は冷えの大敵。
ビールは止められないけど(オイオイ!まるでオヤジだよ)量を減らすことは気持ちの持ち方次第でできそうなので続けてみようと思う。
平成11年7月28日
腹腔鏡下手術を受けてから4ヶ月が経つ。
今日は子宮内膜症の定期検診のためB大付属病院Mo先生の診察を受ける。
Mo先生へ経過報告をメールで送った際に診察予約をしてもらうことができ(ホントに気遣いのあるいい先生です)大学病院とは思えないほどの短い待ち時間で診察を受けることができた。
「経過は改めて聞くまでもなくよーくわかってます(笑)。手術をして4ヶ月経つので今日はお腹の中の様子を診ましょう。」
・・・毎月、毎月性懲りもなく、生理の経過報告をメールで厚かましくMo先生に送っていたのだ。
しつこく送ることで生理痛の痛みをもっと理解してもらえたら・・・それに臨床データーで役に立つかも(これはわたしの都合のいい思い込みです)・・・。
かなり厚かましい患者だと思っておられることだろう。
内診台に上がり内診と経膣超音波で検査をしてもらう。
久しぶりの内診台・・・やはりイヤな診察だけれど今までで一番リラックスして診察を受けられた。
検査後、超音波の写真を見ながら説明してくれる。
「内診の時に痛みがあるかどうかを聞いたのは腸と子宮の間に内膜症があるかどうかを確認するためです。あれば激痛になるはずです。あまり痛みはなかったようですから大丈夫ですね。卵巣の方もチョコレート嚢腫はないですね。だから今のところは特に治療をする必要はないのですが・・・あとは症状(生理痛)ですね。」
昨年、子宮内膜症の臨床診断を受けた時の内診と経膣超音波の診察の時はかなり痛みを伴っていたから、やはり内膜症は手術によって改善されている。
あとは東洋医学と生活改善でがんばるしかない。
次に定期検診を受けるのは4ヶ月後・・・冬になる。