2000 Formula One World Champion Ship

Round 16. Japanese GP. Results

Last updated, 00/10/09


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第16戦 日本GP最終結果
◇10月6日〜10月8日
 鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)(5.862Km×53周)
  • 1 M.シューマッハ(フェラーリ)
  • 2 M.ハッキネン(マクラーレン・メルセデス)
  • 3 D.クルサード(マクラーレン・メルセデス)
  • 4 R.バリチェロ(フェラーリ)
  • 5 J.バトン(ウィリアムズ・BMW)
  • 6 J.ヴィルヌーブ(BAR・ホンダ)

○日本GP予選結果

○日本GP結果詳細


○シューマッハ5年振りチャンピオン決定!

 2000年F1第16戦日本グランプリの決勝が10月8日(日)、鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)で行われ、M.シューマッハ(フェラーリ)が優勝し、5年振り3度目のワールドチャンピオンを決めた。フェラーリ・ドライバーがチャンピオンを獲得したのは1979年のJ.シェクター以来21年振り。
2位にはM.ハッキネン(マクラーレン)、3位D.クルサード(マクラーレン)、BARホンダのJ.ヴィルヌーブは地元で6位入賞を果たした。

 スタート直前の停止状態でハッキネンのマシン後方から白煙があがり、ぽつりぽつりと雨が落ちるなか抜群のスタートを決めたのが絶対負けられないハッキネン。ポールのシューマッハがけん制するがその横をスルリと抜け出す。序盤はまだ雨の影響はまったくなく、ハッキネンがシューマッハをじわりと引き離すタイムでラップを重ねる。

 23周目にハッキネン、24周目にシューマッハが1回目のピットインを行うがハッキネンがトップをキープする。しかし雨が少し降りだして路面が滑りやすくなってくると、それを得意とするシューマッハが30周目に1秒もハッキネンより早いタイムで接近。2人の差は1秒を切るところにまで迫る。そして38周目にハッキネンがそれを嫌うかのようにピットイン。そして40周目にはシューマッハがピットインし、ハッキネンの前でコースに復帰。その後は滑りやすい路面でも安定した速さがあるシューマッハがハッキネンを寄せ付けずそのままチェッカーを受け、ワールドチャンピオン獲得を決めた。

 とにかく雨、滑りやすい路面でのシューマッハの強さがこの勝負を決定付けた。それでも微妙なコンディションが苦手なハッキネンも相当頑張って最後までシューマッハにプレッシャをかけ続けライバルに相応しい走りを見せてくれたと思う。
 そしてフェラーリでの21年振りのチャンピオン獲得は、あのアラン・プロストでもなし得なかったことであり、シューマッハは5年かかったけれど、あれだけ壊れたフェラーリの全てを変えて、勝てるチームを築き上げていった力、指導力なのか統率力なのかカリスマ性なのかわからないが、これがシューマッハの一番の凄さだと思う。


○トヨタが富士スピードウェイを買収

 トヨタ自動車は6日、静岡県にある富士スピードウェイを買収すると発表した。現在同サーキットは三菱地所が8割、大成建設が2割株を持っているが、主に三菱地所から株を取得する方向で交渉を進めている。将来的には2002年から参戦するF1を開催することを目指すと言う。

 富士でF1をやることになれば関東に住む人間にとっては見に行きやすくなるし、長い直線の後の1コーナーは抜き所となって面白いレースが期待できるかも? ただホンダファンとしてはチョット複雑。鈴鹿はドライバーにとても評判の良いサーキットだし、果たして富士は? ま、いずれにしても日本のトップメーカーであるトヨタがここまで力を入れることにより、トヨタとホンダが良きライバル関係になって、自動車市場やモータースポーツ/F1がもっともっと盛り上がり面白くなるのではないだろうか? そのためにホンダはもっと国内でクルマを売る必要があるが・・・・

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