本山哲、フォーミュラーニッポンタイトル獲得!
Last updated, 98/10/20



 フォーミュラーニッポン第9戦決勝が、18日(日)静岡県富士スピードウェイで行われ、N.フォンタナが今期初優勝を飾った。また、ポイントランキングトップの本山哲が2位に入り、ポイントランク2位の影山正美が4位に終わったため、本山のシリーズチャンピオンが決定した。

 日曜日、関東地方は良く晴れたので、当然富士も晴れているものと思っていたのだが、大粒の雨が降ったり止んだりの最悪のコンディション。ここ富士スピードウェイはとにかく雨が多く、第7戦も台風のためレースが中止になってるし、思えば1976年ここ富士で行われた日本初のF1GPも大雨の中レースが強行され、ドライバーから大いにひんしゅくをかったんだよなぁ・・・ 
 この日のレースもセーフティーカーが3度も入る大波乱。序盤は黒澤琢也が2位以下を大きく引き離し楽勝かと思われたが、17周目に痛恨のスピン。その直後、雨が強くなったためセーフティーカーが導入され、その再スタートの混乱で接触事故がおこりまたセーフティーカーが・・・とそれを2度繰り返した後、トップに躍り出たのが本山とフォンタナのチームルマンの2台。最後は浅溝タイヤをチョイスしたフォンタナが本山をかわしてトップに立ち、そのままチェッカーを受けた。

 この結果、本山がフォーミュラーニッポンに名称が変わって3シーズン目にして初の日本人チャンピオンとなった。今シーズンは、虎之介やデ・ラ・ロサといった核となるドライバーが抜け、また脇阪寿一や道上龍など若手の台頭もあって混戦模様となったが、その中で本山はチームにピッタリとマッチして速さを発揮。とくにその安定感では他を寄せ付けないものがあった。今回のレースでも悪条件の中、危なげなく2位をゲットしチャンピオンを決めた。

 さて、こうなると来年はF1? なんといってもフォーミュラーニッポンはF1への一番の登竜門となっているのだが、今年だけ成績が良くても無理だろう。やはり来年も連続チャンピオンを決めれば、2000年にはホンダもF1に復帰するし、本山も自信をつけて海外のレースに打って出ることもできるし、夢が膨らむはず。来年も期待したい!!


フォーミュラーニッポン第9戦決勝結果

PositionNo.DriverTeamTimeLap
17N.フォンタナLEMONed Le Mans1:46'45.81945
28本山 哲LEMONed Le Mans1:46'52.70245
32R.ファーマンSHIONOGI NOVA1:46'56.29645
41影山正美SHIONOGI NOVA1:47'14.56445
512飯田 章COSMO OIL CERUMO1:47'16.07945
621田中哲也BE BRIDES1:47'25.10545
717近藤真彦TMS1:47'55.00445
822石川朗BE BRIDES1:48'04.95445
911野田英樹COSMO OIL CERUMO1:47'32.52144
1055金石勝智ARTA1:47'07.88643
1162柴原眞介LEYJUN 42
1235D.マラガムワSTELLAR INTERNATIONAL1:47'40.52142


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