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ウィリアムズは22日、来期のドライバーとしてＡ．ザナルディとＲ．シューマッハと契約することを発表した。 ザナルディは、インディーで去年に引き続き連続してタイトル獲得を決めていて、ウィリアムズは一昨年デビューのＪ．ヴィルヌーブと同様にインディーチャンピオンを採用したことになる。Ｒ．シューマッハはジョーダンからの移籍。今期までのドライバー、Ｊ．ヴィルヌーブとＨ−Ｈ．フレンツェンはそれぞれ、新生ＢＡＲとジョーダンへ移籍する。 Ａ．ザナルディは'91年ジョーダンから、'92年はミナルディからスポット的にＦ１に参戦。'93、'94年はロータスから、当時の雑誌を引っ張り出して見ると、走りの評価は高く、Ｍ．シューマッハにも並び称される才能の持ち主とも書かれているが、最大の欠点である資金力不足で活躍ができなかったとされていた。その後インディーに渡ってからの活躍は言うまでもなく、その走りは超アグレッシブ。僅かな隙を狙ってズパッとオーバーテイクする激しい走りはいくつかの物議を醸し出してきたが、激しい中にも最後まで諦めない粘り強さも併せ持っていて、その結果が２年連続でチャンピオン獲得に結びついている。インディの中継を見る時はいつもザナルディに注目して、今日は何をやってくれるか楽しみにしていた。 さて、その走りのスタイルがＦ１でも通用するか？ そこが一番興味深いところ。ヴィルヌーブはマシンのアドバンテージもあったが、しぶとさと勝負強さでＦ１へ転向２年目でチャンピオンに輝いたが、ザナルディは？ 勝利の後のスピンターン"ドーナッツ"をＦ１でも披露できるか？ 期待したいところだが、その前にチームがマシンを早くしてくれないと、優勝は難しいだろう。2000年にはＢＭＷエンジン搭載が決定しているので、その前に着実にポテンシャルアップをはかりたいところだ。 |