ジョーダン、M.ブランドルとドライバー契約
Last updated, Dec.22 1996
マンセルがチーム入りを辞退し空席となっていたジョーダンのシートにM.ブランドルが決定した。今回のブランドルの起用は、すでに決定している若いR.シューマッハとの組み合わせにおいて、今期もまずまずの活躍を見せたベテランの経験を買ってのものと思われる。
一方で同チームはスペインのへレスでテストを実施。今シーズンミナルディーでデビューし8戦だけ参加したジャンカルロ・フィジケラがR.シューマッハにコンマ2秒遅れの好タイムを出していたが、今回の決定でジョーダン入りも閉ざされてしまった。
フィジケラは、イタリア出身の23歳。ミナルディーでは、レギュラーのP.ラミーより常に速いところを見せていたにもかかわらず、持参金不足のためシートをG.ラバッジに奪われていた。また来期のレギュラーシート候補にも揚がってはいたが、ミナルディーが片山右京とT.マルケスとの契約を発表したため、来期のフィジケラのF1参戦は絶望的となった。
これで、シートが確定していないチームは、来期から復帰するローラだけ。
フィジケラの実力はベネトンのディレクターで、来期からミナルディーのオーナーとなったF.ブリアトーレも認めるところ。また、ピットレポーターでおなじみの川井一仁氏もラジオで盛んにフィジケラの速さを語っていたので、せひともメジャーなチームでの走りを見たいところであるが、実力があっても、スポンサー等の資金がなければシート獲得が難しいのもF1界の厳しいところ。どこかフィジケラを使ってあげて!!
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