日産、来年からル・マンに再参戦

Last updated, Nov.02 1996

 日産自動車は1日、ル・マン24時間レースに来年から参戦を再開する、と発表した。日産は独自に3500cc、V型8気筒エンジンを開発、シャーシは英国TWRと共同で開発する。そのマシン名は「ニッサンR390 GT1」で、1億円前後で市販も予定している。

 この計画は、マクラーレンがシャーシを開発しBMWのV12エンジンを搭載した「マクラーレンF1」と同様の構想。このマシンは一昨年のル・マンで優勝を飾っている。
 TWRと日産がこのような形で提携を結んだことはF1ファンにとっても興味深い。しかし、今のところこの提携がTWRのF1活動に関与する、ということはなさそうである。
 「ニッサンR390 GT1」のイメージスケッチを見ると、コックピットがやや前方に位置し、リヤのオーバーハングが短いのが特徴。そして、フロントグリルがプリメーラ・カミユやルキノのようなデザインで日産らしさを出している(良い悪いは別ですが)。実物がどんなものか、そしてル・マンでの活躍が楽しみである。

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