童夢、来期のF1参戦を断念
Last updated, Oct.23 1996
今年の初めに、独自のF1シャーシを開発、エンジンに無限ホンダエンジンを搭載してテストを繰り返し、来期からの参戦を表明していた童夢であるが、その計画が1年延期される模様である。これについては現在発売中の「F1グランプリ特集11月号」に掲載されているのだが、同紙編集部の質問に対する童夢林代表のコメントから明らかになったもの。その理由については触れられていないが、「F1GPニッポンの挑戦」と掲げた今回の企画に対して思うようにスポンサーが集まらなかったためと思われる。しかし、以前から林代表が述べているように、独自にマシンを開発しチームも自前で組織してF1参戦するための準備は今後も継続し、必ず参戦するという意志は今だ固いと思われる。
以前にも「童夢のF1参戦が危ない」と記事を掲載し、応援のメールを出そうとここで紹介したのだが、残念な結果になってしまった。ここに来て中嶋悟氏がF1参戦を表明、またブリヂストンの参戦が1年前倒しされるなど、国内のF1に関係する嬉しい話題が続いていただけに残念さが目立ってしまう。が、いつしか必ずその夢をかなえて、独自のマシンでF1に参戦して欲しいと思う。
○童夢、F1参戦の1年延期を正式発表(Last updated, Oct.24 1996)
童夢のF1参戦が当初の来年から1年延期されることが正式に発表された。これは10月23日付日本経済新聞に記事が掲載されていたもので、理由としてはやはりスポンサー集めが上手くいってないことが上げられている。また、周囲の盛り上がりにも欠けチームを編成するためのスタッフとなる人材がまだ育っていないことも参戦延期の一因に上げられていた。
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