ラルフ・シューマッハ、ジョーダンからF1デビュー


Last updated, Sep.14 1996

 現在、フォーミュラー・ニッポンに参戦中のラルフ・シューマッハが、来期ジョーダンチームからF1デビューすることが決まった。契約は2年。

 ご承知の通り、ラルフは現在フェラーリのミハエル・シューマッハの弟。昨年はドイツF3で総合2位、今期からフォーミュラー・ニッポンに参戦し、第2戦と第4戦で優勝して現在ポイントランクのトップにいる。また、先日はマクラーレン・メルセデスのテストに参加して好タイムをマークして来期のF1参戦が確実視されていた。

 ラルフが加入することで、現ドライバーである、R.バリチェロとM.ブランドルの去就も気になるところであるが、バリチェロは、TWRアローズまたはインディー転向、ブランドルもTWRアローズ移籍との情報もあるがまだ不確定。

 プジョーエンジンの熟成に伴い、直線ではトップ4をも凌ぐスピードのジョーダン。今期前半はマクラーレンの不調もあってそれを上回る成績だったが、シャーシバランスが良くないらしく、マクラーレンが本領を取り戻して来た中盤からここ最近では、5番手定位置に逆戻り。中堅のトップは不動のものとしたがまだまだトップ4との差は大きい。さらにデザイナーのゲーリー・アンダーソンがチームを離れるとの噂もある。そんな中でのR.シューマッハの加入はマイナスを一気に吹き飛ばす明るいニュース。プジョーエンジンもよりパワフルになってるこどだし、あとは良いシャーシを準備できるか、エディー・ジョーダンの腕の見せ所である。

 >バリチェロにジョーダンで優勝して欲しかったなあ。

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