童夢のF1参戦計画 不調


Last updated, Sep.05 1996

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 「F1GP NIPPONの挑戦」というプロジェクト名で今年の春発表された童夢の来期からのF1参戦計画の現在の状況が「AS+F誌ベルギーGP号」に掲載されたが、あまり良い状況とは言えないようだ。
 これによると、まずスポンサーが思うように集まっていない。国内200社にも及ぶスポンサー活動を行ったが、正式に回答があった190社はすべてNO。また一般のファンからの手紙やEメールを合わせても100にも程遠い数字だという。この現状に対して童夢の林社長は、「日本のモータースポーツの現状から、この国にモータースポーツが本当に必要とされているのか、もし必要ないようなら「F1GP NIPPONの挑戦」という形をあきらめ国外のチームと提携するなり形を変えての活動も考える。しかしそれは日本のモータースポーツとの決別を意味する」と、コメントしている。来年の参戦については10月までに結論を出すが、もし来年参戦できなくても、もう一年は「F1GP NIPPONの挑戦」の形を継続するとのことだ。

 童夢の来期のF1参戦は確実なものと、勝手に思っていた私にとって、この状況は本当に驚かされた。特に林社長が「日本にモータースポーツが必要なのか」と言う疑問を長年抱いていたということは、長年直接モータースポーツにかかわって来た林氏だからこそ知る現実の厳しさを、改めて痛感させられた。実際、数年前まではなかなか取れなかった鈴鹿のF1GPのチケットも今年は今だあまっている状況だし、ブームの時は一般の全国紙でも大きく扱われたF1のレース結果も今では本当に小さくしか扱われていない。スポーツ紙でもこの状況は同じである。この現状はモータースポーツのファンとして残念でならない。
 そこで遅れ馳せながらではありますが、せめて童夢のF1計画に対し、応援のメールを送ろうと思います。もしこれを見て同じ意見をお持ちの方は、ぜひとも下記アドレスまで応援のメールを出しましょう。日本のモータースポーツを支えるのは、底辺である私たちファン1人1人だと思います。ぜひ応援しよう!

●株式会社 童夢のメールアドレス: dome@dome-racingteam.co.jp

●林 ミノル 童夢代表のメールアドレス: hayashi@dome-racingteam.co.jp

●童夢ホームページのURL: http://www.dome-racingteam.co.jp/