ホンダ・エンジン、インディ9勝目!


Last updated, Jul.31 1996

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 30日付日経産業新聞に次のような見出しの記事が掲載された。

   本田、F1復帰へ弾み インディ総合優勝濃厚に

 この記事によると28日に開かれたインディー・カー・ワールド・シリーズ第12戦でタスマン・レイナード・ホンダをドライブするA.リベイロが優勝。ホンダエンジンは今期通算9勝をマーク。エンジン供給メーカの得点争いで205ポイントで首位、2位のフォード・コスワースに39ポイントの差をつけている。優勝したメーカーには20点が加算されるため、まだ逆転の可能性があるが、本田は優勝に一段と近づいた、としている。
 またこの記事では、本田が98年完成を目指して栃木に建設中のサーキットでインディー・カー・レースを開催したい意向であること、それによって日本では知名度が低かったインディーが新たに脚光を集めそうなこと、さらに「F1復帰はまずインディで勝ってから」という川本信彦社長のコメントも掲載してF1復帰の機運を高める事になりそうだ、と締めくくっている。

 「日経産業新聞」という、経済紙にもこのような記事が掲載されていたのには驚いたが、F1参戦が本田の企業運営にとって重要な懸案であることの表われであり、F1復帰がより真実味を増してきたことも事実だろう。本田の社風からいってもインディで結果を出していない状況でのF1復帰はないだろうから、インディで総合優勝を決めた後にF1復帰が正式に発表されると予想される。あとはどこのチームに供給するのかが気になるところである。
 また、インディが日本で見れるというのも興味深い。栃木に建設中のコースはオーバルと通常コースがあると聞いてるので、インディはオーバル・コースを使ったレースが行われるのだろう。オーバルコースでのレースが日本で見れるのは本当に楽しみである。