1996 Formula One World Champion Ship

Round 9. Franch GP. Results


Last updated, Jul.03 1996

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第9戦 フランスGP最終結果
◇6月28日〜6月30日:マニクール・サーキット
 (4.250Km×72周)

○フランスGP予選結果

○フランスGP結果詳細


○D.ヒル、今期6勝目!

 1996年F1第9戦フランスGPの決勝が30日マニクール・サーキットで行われ、D.ヒル(ウィリアムズ・ルノー)が今期6勝目を遂げた。
 レースが始まる前、フォーメーション・ラップでいきなり波乱が。フォーメーション・ラップの半周もしないうちにポールポジションのシューマッハ/フェラーリがエンジンから白煙を上げそのままリタイアしてしまう。そのため、スタートでは予選2位のヒルが楽々トップを取る。2位アレジ、3位ハッキネン、4位ヴィルヌーブ、5位ベルガー、6位ブランドルでオープニングラップを終える。その後ヒルは徐々にアレジとの差を広げていく。予選6位のヴィルヌーブはハッキネンに肉迫するがなかなか捕らえられない。
 6周目アーバインがスロー走行でピットへ、ギヤボックスのトラブルでそのままリタイア。ここで早くもフェラーリは全滅してしまう。
 20周目から各ドライバー1回目のピットイン。今回はどのチームも2回のピット作戦のようだ(パニスは3回)。そのなかでヴィルヌーブはかなりピットインを遅らせ30周目にピットイン。この後2位アレジに追い着き、37周目とうとうアレジをパス、2位に浮上。そのあとヴィルヌーブはファーステスト・ラップを連発しながらトップのヒルに迫る。しかし50周目にヴィルヌーブがヒルより先にピットイン。そのときブランドルも同時にピットインしたためヴィルヌーブのピットアウトが待たされる格好になってタイムロス。結局ヒルは30秒のビハインドで2回目のピットイン、余裕でトップを守る。
 終盤はアレジにベルガーが迫り、ベネトン2台が3位を争ったが、アレジが逃げ切る。
 結局ヒルが逃げ切り、今期6勝目、2位はヴィルヌーブ、3位アレジ、4位ベルガーとルノーエンジンが初の1、2、3、4を独占した。
 右京は35周目にエンジントラブルでリタイア。


○あまりにもお粗末!フェラーリ

 結果的にはヒル6勝目、ルノーエンジン初のワン・ツー・スリー・フォーを地元で達成した記録に残るレースにはなったが、フォーメーション・ラップでシューマッハ/フェラーリがいきなりエンジンから白煙をあげてリタイアしてしまうとは、チョットがっかり。別にシューマッハのファンではないが、あれではあまりにもシューマッハが可哀相だ。前回のカナダでもドライブシャフトが取れるという珍しいトラブルを起こしているし、今回もアーバインが予選で整流板の寸法違反で失格、最後尾スタートになり、レースでも6周でミッション・トラブルでリタイア。ほんとどうなっちゃってるの?。もしかして誰か他チームの人間が進入して小細工してるのでは?。そう思えるほど初歩的なトラブルが続いている。今シーズン既に1勝したので、フェラーリ・チームはもうレースを辞めたのか?。シューマッハが可哀相で仕方がない。
 結局シューマッハがいないと強いヒルが危なげなく勝ってしまった。中盤ヴィルヌーブがファーステストを連発しながらヒルに迫った時には、これは追い着ける!と期待したんだけど、あそこでピットインするとは。まー燃料が少なかったのであのペースで走れたとも言えるので何とも言えないが残念。ヴィルヌーブにはあと2〜3勝は挙げて欲しいのだが、どうかなあ?
 ハッキネンは中盤まで3位を好走で期待してたんだけど、いつのまにかベネトン2台に抜かれて5位。しかしクルサードも完走6位で、マクラーレンはようやくジョーダンに勝てるようになったか?

 今回のレースレポートが作者の都合で遅れたことをお詫び申し上げます。次回はレース後次の日にはアップする予定ですので御期待ください。


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