○1995年第16戦 日本GP最終結果
10月27日〜29日
三重県鈴鹿サーキット
- 1 M.シューマッハ(ベネトン・ルノー)
- 2 M.ハッキネン(マクラーレン・メルセデス)
- 3 J.ハーバート(ベネトン・ルノー)
- 4 E.アーバイン(ジョーダン・プジョー)
- 5 O.パニス(リジェ・無限ホンダ)
- 6 M.サロ(ティレル・ヤマハ)
シューマッハ敵なし!今季9勝目、年間最多勝記録タイ
雨がぱらつく半ウェットコンデションのため、完走12台のサバイバルレースとなったこのレース、結局ポールから飛び出したシューマッハがそのまま逃げ切り今季9勝目をあげる。年間9勝は、N.マンセルが1992年にあげた記録に並ぶもの。
レース開始時、まだ小雨がぱらつき全車ウェットタイヤでのスタート。ほぼ予選グリッドどおりの順で周回するが、予選2位アレジ、4位ベルガーがフライングのペナルティーストップを課せられ大きく順位を落とす。しかしアレジは雨がやみ路面が乾いてくると見るやすかさず再度ピットインし、スリックタイヤに履き替える。このあとのアレジの走りは凄まじい。半乾き状態の路面を他車とはまるで次元の違う走りでトップを猛追。途中最終コーナーで周回遅れと接触し、スピン・コースアウトしても、それをものともせず、トップシューマッハに1秒あまりまで詰め寄る。しかしその無理がたたってか、25周目フェラーリV12エンジンから突然白煙が吹き出しリタイアしてしまう。残念!。
その後はいつも通りのシューマッハ1人旅(つまらないー)。途中オイルや砂で滑りやすくなりリタイヤが続出する中、ミスすることなくぶっちぎりでゴールイン。格の違いを見せ付けた。
<所感>
とにかくアレジの走りはすごい!。ハラハラ・ドキドキ、後藤久美子もよく平気で見ていたものだ。しかし、それがティフォシに愛され続けてきたアレジの持ち味。来年フェラーリでないのがちょっと寂しい...
しかし、結局勝ったのはシューマッハ。アレジのハイペースからいって絶対抜かれるだろうとわくわく見ていたが、アレジが迫るときっちりペースを上げて逃げるあたり、やっぱり敵なしか。
ボロボロなのはウィリアムズ。ヒル、クルサード共に路面の砂にのって、スピンアウト。コンストラクター・チャンピオンまで逃してしまう。マシンは一番なのに、ドライバーがあれではフランク・ウィリアムズが可愛そう....。来年加入のインディーカー・チャンピオンで、伝説のドライバーG.ヴィルヌーブの息子ジャック・ヴィルヌーブに賭けるしかない!。
それから、予選3位、決勝2位、盲腸上がりのM.ハッキネンの頑張りも目を引いた。来年、クルサード加入もいい刺激になったのかも。そしてメルセデスも2年目となり、このまま黙っているわけはない。来年はハッキネン、クルサードのマクラーレンもおおいに注目したい。
<もう一言>
テレビで見た限りでは、まーまー観客が入っていた様だけどどうだったんでしょう。
ちょっと安心しましたが.....
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