1995年第15戦 パシフィックGP最終結果
10月20日〜22日
岡山県TIサーキット英田
- 1 M.シューマッハ(ベネトン・ルノー)
- 2 D.クルサード(ウィリアムズ・ルノー)
- 3 D.ヒル(ウィリアムズ・ルノー)
- 4 G.ベルガー(フェラーリ)
- 5 J.アレジ(フェラーリ)
- 6 J.ハーバート(ベネトン・ルノー)
シューマッハ、ワールドチャンピオン決定 \(^o^)/
このレースで、ヒルが優勝でも4位に入ればチャンピオンが決定したシューマッハであったが、終始ハイペースを保つ、ターミネータ的な速さで優勝し、文句なくワールドチャンピオンを決めた。
レースは、ポールからスタートしたクルサードが序盤、独走体制を築く。
一方このレース、優勝するしかないヒルは、スタートで予選3位のシューマッハをうまくブロックしたものの、その隙をついて予選4位アレジがヒルの前に、5位ベルガーがシューマッハの前にうまく抜き出る。しかし、シューマッハはすぐベルガーをかわすが、ヒルはなかなかアレジをかわせず、アレジ、ヒル、シューマッハが団子状態で2位を争う。19周目、ウィリアムズのピットがヒルの1回目のタイヤ交換の準備に動くとすかさずフェラーリ、ベネトンもタイヤ交換の準備を始め、3台が団子状態のままピットに入るという前代未聞のシーンが...。ここで今シーズンの過去のレースの結果通り、ベネトンが素晴らしいピットワークでシューマッハを最初に送り出す。そのあとアレジ、ヒルの順でピットアウト。ピットワークの差が明暗を分ける。この3台が3ストップ作戦なのに対し、クルサードは2ストップ作戦で逃げようとしたが、シューマッハの3回目のピットインの際、周回遅れに引っかかり、シューマッハの前に出れなかったのが大きな誤算。結局シューマッハが1位keepでコースに戻り、そのままチェッカーを受けた。
<所感>
ヒルが最後の"意地"を見せてくれるか、密かに期待していたのだが、結局いつもの負けパターン。予選では、ポールポジションを同僚クルサードに奪われ、スタートではシューマッハを押さえたものの、アレジに前に出られ、攻めあぐんでいる間にクルサードに逃げられる。それに比べシューマッハは一旦5位に落ちたものの、すかさずベルガーをパスしヒルに詰め寄る。3台同時のタイヤ交換、燃料補給競争でも、ウィリアムズチームは完敗。チーム・ドライバー共に、ベネトン・シューマッハが、ウィリアムズ・ヒルより2枚も3枚も上手だと言うことを見せつけた、今シーズンを象徴するレースであった。
<PS.フランク・ウィリアムズの憂鬱>
来シーズン、ヒルと契約したことを後悔しているに違いない。クルサードを選べばよかったと.....(;_:)
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