勇者ゆたえると七人の侍(誤)
●第41話●
鬼警部ライアンサイド


 おそろしいことに、1週間ぶりの更新となってしまいました。「8」が発売されたら、この冒険日記の更新が止まってしまうことは必定。今の内に何とか進めるところまで進めておきたい、という編集長の焦りが見て取れます。


 大変ご無沙汰しておりまする。皆様お変わりございませぬでしょうか。それがし、バトランドの王宮戦士ライアンでござる。皆様とお目にかかるのは、およそ2年と9ヶ月ぶりのこと。なげーよでござる。

 前回ホイミン殿が、それがしがキングレオの城に「連れて行かれた」ようなことを申しておりましたが、それはとんだ誤解でござる。それがしは悪を許すことができないゆえ、自ら城に突入したのでござる。突入せよ!「キングレオ城事件」でござる(そんなパロディは要りません)。

 勇者殿とアリーナ殿はキングレオの猛攻に耐えきれなかったご様子でござったが、若き姉妹ミネア殿とマーニャ殿の戦いっぷりは、まさにあっぱれでござった。肌の露出度も、これまたあっぱれで....あいや、これは言い過ぎたでござる。かたじけない。

 若き姉妹はフレノールの宿屋で、キングレオ城から逃げてきたオーリン殿と感動の再会を果たしたでござる。そのとき彼の口からはこんな情報がもたらされたでござる。

バルザックデスピサロの保護を受けている。
 デスピサロは進化の秘宝で魔物をさらに強くしようとしている。
 そうなる前に秘宝を闇にほうむらねば。

 サランの町ではこのような看板を目にしたでござる。

空に天空の城 竜の神様が住んでる
竜神は超強くて 大昔 地獄の帝王を
闇に ふうじこめた
天空城のことは 北のスタンシアラがくわしい

 スタンシアラの王様は天空の兜をお持ちのご様子。ただそれをもらうには、王様を笑わさないといけないのでござる。ここはひとつ、それがしの秘密兵器「黒鳥の湖」で....。


笑えねーよ

 天空の盾はそれがしの故郷バトランドにあるというので、まずはそちらから攻めるでござる。さっそくバトランドに向けて早馬を...(連絡すな)。

 勇者殿の気まぐれで、途中テンペの村や移民の町などに立ち寄ったりしながら、それがしたちはようやくバトランドへたどり着いたでござる。関係ござらんが、移民の町の名前はゆたえる横町に決定したでござる。それで良いのでござろうか。勇者殿が決めたことゆえ、それがしにはにんともかんともコメントのしようもござらんが。

 バトランドでは「最後のカギはどこかの城の女王が持っている」「マグマの杖はサントハイムに」という重要な情報を得たものの、肝心の天空の盾については「先々代の王様がガーデンブルグの女王に差し上げてしまわれた、という衝撃の事実が判明したのでござる。先々代の王とはいえ、叩っ斬るでござる。これを言わないと納得しない読者がいるもので、ついつい言ってしまったでござる。いやはや。

 その後、物語とは直接関係ないのだが、それがしたちは世界のあちこちを巡ったのでござる。それもこれもすべて勇者殿の気まぐれのせい。ただしこうすることにより、世界各地の状況が把握できるとともに、取りこぼしたお宝を手に入れることができるのでござる。世界的な窃盗団みたいなものでござる。窃盗団とは失敬な!! (自分で言っておいて)

 そして、しばらく馬車の中で待っていると、非常に疲れた顔をした勇者殿、アリーナ殿、クリフト殿、ミネア殿の4人が、どこぞの城から出てきたではござらんか。「いかがいたしました」と聞いてみると、勇者殿が「いまバルザックを倒してきた」と言うではござらんか。

 ええー、ここはサントハイムでござるかー。

 それがしが馬車の中で休憩している間に、中ボスをやっつけてしまわれるとは、勇者殿もお人が悪い。それがしもぜひ戦いに加えてほしかったでござる。次は、次こそは、それがしにも出番を。

 それからほどなく、馬車が止まりしばらくすると、勇者殿たちが静寂の玉というアイテムを手に戻ってきたではござらんか。「何かございましたか」と聞いてみると、勇者殿が「ピサロナイトをやっつけてきた」と。

 ええー、ここはロザリーヒルでござるかー。


 ライアン、完全に仲間はずれですね。ってゆーか、展開、早すぎ?

 ということで次回もみんなで一緒に冒険しましょう。


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