勇者ゆたえると七人の侍(誤)
●第35話●
銀河旋風、ブライが? (聞くな)


 3週間のゴブサタでした。今回は超久々にブライ師匠の登場となります。師匠に登場いただくのは第11話以来のこと。おそろしいことに1年以上間があいてしまいました。この冒険日記、そんなにやってんの!? (自分で驚くな)


 我輩がブライである。控えおろう。(例によって大柄なオープニング)

 順調に進んでいた我輩とアリーナ姫との旅行冒険は、病弱クリフトの急病により中断せざるを得なくなってしまった。まったく使えない邪魔者(今日の暴言)にも困ったものだわい。ぶつぶつ。クリフトは高熱のため床に伏せてしまい、アリーナ姫は病を治すための薬を取ると、町を飛び出してしまわれた。やれやれ。

 そもそもこのクリフトさえいなければ、我輩たちの苦労も半減、いやそれ以下になったであろうものを。それにいくら病人の世話をしなければならないとはいえ、我輩のような高貴な老人が、SARSだか何だかよく分からない奇々怪々な病気にかかった人間のそばにいて良いものか。この病気は伝染しないのか。我輩の身に危険が及ぶことは無いのか。老後の保障は大丈夫なのか。年金は満額もらえるのか。医療費の自己負担はまだ増えるのか。発泡酒の増税はまだ続くのか。消費税もまだ上がるのか。

 そんなことを考えていると、耳にスライムのピアスをした若い男と、水晶玉を抱えたジプシー風の若い女と、ほとんど下着姿に近い素肌さらしまくりのギャル(死語)と、下賎な顔した下賎な商人の4人連れが、どやどやと我輩たちの部屋に乱入して来よった。何じゃ何じゃ、ヒャドをお見舞いするぞ(するな)。

 一見バラバラな4人組ではあるが、クリフトのかかっている病気には伝説の薬草パデキアが効くとか、パデキアは大陸の東にあるソレッタで収穫できるとか、今までも魔物を倒しながら冒険を続けてきたとか、なかなか役に立ちそうなメンツであることが分かった。これは好都合だ。

 我輩は彼らに事情を説明した。クリフトが急病に。アリーナ姫が薬草を手に入れるために町を出た。姫が心配だ。探す手助けをしてほしい。

 我輩は彼らとともに、アリーナ姫と薬草パデキアを探すことになった。だが、奴らといえば、我輩がわんさか持っていた正義のそろばんを店に売り飛ばすは、町を出ても東に向かわず西にある洞窟に飛び込んで小さなメダルなんぞを手に入れてきききと喜ぶは、ちっとも役に立たないではないか。

 ....こいつら、大丈夫か?


 そりゃあ自分の持ち物を勝手に売られたら、不安になりますよね。

 ということで次回もみんなで一緒に冒険しましょう。

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