最終更新日/Up Date : 14/10/2009
スイス東部、イタリアと国境を接するグラウビュンデン州に約400kmにも及ぶ緻密な路線網をもつレーティッシュ鉄道(独語:RhB/Rhatische Bahn、伊語:Ferrovia Retica、ロマンシュ語:Viafier Retica)はスイス最大の私鉄です(私鉄と言っても、グラウビュンデン州が株式の51%、国が43%を保有する)。険しい山岳部を走るメーターゲージの電化鉄道ですが、ラック式等は採用せずに粘着式で山々を越えており、アルブラ線とベルニナ線は2008年に世界遺産に認定されています。
ここでは2009年06月に訪問した、クール(Chur)近郊の路線とベルニナ線の写真をご紹介いたします。グラウビュンデン州の州都クールでは近郊系統の列車が設定されており、正面2枚窓のBe4/4(511-516)形電車が活躍中です。クールの街中ではアローザ線の列車が路上を走っています。
サンモリッツ(St.Moritz)とイタリアのティラーノ(Tirano)をベルニナ峠を越えて結ぶベルニナ線は、同鉄道で唯一の直流電化路線(他は交流)で、九十九折やループ線で高度差を稼ぐ峠越えと美しく迫力のある車窓が楽しめます。
※情報は全て2009年06月現在のものです。
雄大なベルニナ峠を行くベルニナ線の普通列車。
Bernina Lagalb - Ospizio Bernina, RhB Bernina Line 06/2009
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