フィールドの半分は巨大な壁面に囲まれているのですが、その上はどうやら歩けそうです。一体何の案内もないんですが、「行けそうなら行く」というバカ旅行のポリシーはA組にも通用しました。


上部通路から全体を見るとこんな感じ。90年代の写真だともっと建物が目立っていたんですが、十数年の歳月は植物を生い茂らせ、全てを覆い隠さんという勢いです。

通路はこんな感じ。人一人が通るのがやっとです。

この先はどこまで行けるんでしょう。行ってみるとします。

途中のお椀の下は単なる通路です。もう少し捻ってくれればねぇ…


それにしてもこの風景は異様です。空中に突然浮かぶ緑のお椀w ここをくぐり抜けると何があるんでしょう。たのしみー(前振り)

行き止まりです。工エエエエェェ(;゚Д゚)ェェエエエエ工 ここまで歩かせてなんぞ… 僕らの後を付いてきたカップルも唖然としてました。


しょうがないので今来た道を引き返します。壁に挟まれて、風が当たらないので、ここ歩くのはエライ暑かったです。
そしてスタート地点まで戻ってきて、ようやうフィールド内部に入ります。


写真だと分かりづらいんですが、この公園、基本的に水平な場所がありません。この写真でも斜面に対してあさっての方向に建造物が建っています。ここは平衡感覚が弱い人だと気持ち悪くなるんじゃないですかね。「白昼の混乱地帯」というタイトルがその性質も非常に端的に現しています。



この頃になるとすっかりなついていました。お母さんといるよりも僕の方に寄ってくる程です。

「宿命の家」

「もののあわれ変容器」

そしてその内部。

少しずつ工夫は凝らしてありますが、結構パターンは似通っています。流石に一寸飽きたのと疲れてきました。

ホント子供は無邪気です。とっても楽しそう。

内部は兎に角坂、坂、坂です。ジロ・デ・イタリアの山岳コースでもここまで坂は続きませんて。


全部一通り見て回りましたが、残暑厳しい頃にここを訪れるのは結構タフかも知れません。全身汗だくでパンツまでビシャビシャです。いやぁ、楽しかったけど辛かったーっ。
ということで、折角ここまで来たんですからもう一つ行ってみましょう。
養老天命反転地の近くにはあの有名な「養老乃瀧」もとい「養老の滝」もあります。名前の由来は親孝行な木こりが持ち帰った水が酒に変わり、これを飲んだ老父がすっかり若返ったという故事に由来します。その噂を聞きつけた元正天皇までやって来て、いたく気に入り、元号まで「養老」にしたというおまけまで付いてくるなんだか御利益のありそうな滝です。

御利益はありそうですが、迫力はありません。何たって高さはせいぜい30mですから。しかもそれ程近くまでは寄れません。ここまで来るのに相当登ってきたのに結構ガッカリです。しかも男の子まで肩車してきましたから汗の量がハンパねぇことになっています。

でも滝といえば一度はこんな写真を撮ってみたかったw 明るい昼間でも三脚を使わないと無理っぽいです。このサイズだから何とか見えるけど、実際はかなりピンが甘いですね。

養老でビールといったらサッポロのOEMなんですが、ここでは地ビールが売ってました。というか養老の滝に来たのも「養老でビール」がやりたかっただけなんですけどね。ということでこっちは柿のエキスが入った柿ラガー。柿の味はほんのりするんですが、それがビールを邪魔するかというとそうでもなく、割合OKな味です。

こちらは養老ピルスナー。同じメーカのものなんですが、こっちはキリッとしたお味です。汗だくの身にはどっちも超旨い。

そんなこんなで日も暮れて参りました。9月も下旬だというのにもの凄く暑かったですが、荒川先生の熱量の方がはるかに熱い公園でありました。
んでもってこの晩はクラスメイト宅で酒盛りとなったわけですが、彼女暫く呑んでなかったようで、名古屋名物の手羽先とビールで大盛り上がりの結果はしゃぎすぎたらしく、泥酔の上、爆睡、更に翌日二日酔いと酔っ払いコンボを喰らってました。まぁ、吐かなかっただけでも良しとしましょう。綺麗なのにホント中身はオッサンです。勿体ない…
ということなので早朝からとっとと起きてた息子を連れて3人で近くのコメダ珈琲店に行ったわけですが、家族のように見えて、全員姓が違うという訳分かんない状況もなんだかなぁで楽しかったッス。
そして昼前にはお暇させて頂くわけですが、息子からは「行くな」との号泣の上での厳命が。相変わらず子供だけには人気あります。大人の女の人からは一切そんな引き留めとかされたことないんですけどね。そんな彼の姿を見ながら、「やっぱ子供いーわー」と思いながら名古屋を去るのでありました。
ではでは
|