駆逐艦
沖風
艦歴
大正 9年 8月17日 舞鶴海軍工廠で竣工
. 一等駆逐艦に類別され横須賀鎮守府籍に編入
大正 9年12月 日 同型艦「峯風」「澤風」「矢風」と共に第二駆逐隊を編成
. 第二艦隊第二水雷戦隊に編入
昭和 5年11月 日 第二駆逐隊は第一航空戦隊に編入
. 空母「赤城」直衛として不時着機の救助に従事
昭和 7年 1月 日 上海事変、長江水域の諸作戦に参加
昭和16年10月 日 大湊警備府付属に編入
昭和16年12月 8日 室蘭、厚岸、津軽海峡東方での哨戒任務
昭和17年 4月25日 横須賀 - 串本間の船団護衛に従事
昭和17年 7月 2日 東京湾口での船団護衛に従事
昭和17年 9月30日 三陸沖方面で対潜掃討、船団護衛に従事
昭和18年 1月10日 米潜水艦「トリガー」の雷撃により勝浦灯台南方8海里にて戦没
昭和18年 3月 1日 除籍
勝浦灯台そば
千葉県勝浦市
日本海軍駆逐艦沖風殉難 平和観音像慰霊碑
駆逐艦沖風を偲ぶ
. 対潜掃蕩任に就き 指して航くは鹿島灘 時しも昭和十八の年 一月十日の真昼間に
. 敵潜魚雷を身に受けて マストは倒れ警笛悲し 黒潮渦巻く唯中に 都の方を伏し拝み
. 君万歳の声かれん 嗚呼駆逐艦沖風の 艦長諸々五十余霊 月明冴ゆる海原の
. 勝浦沖の底深く 眠りし上官吾が友よ 櫻と散って幾星霜 功は永遠に雄叫ぶぞ
. 散るべき時を失った 大和櫻の枝折れて 新生日本の傷痍の身 昔をしのんで慰めん
合掌
日本海軍駆逐艦沖風殉難 平和観音像慰霊碑
駆逐艦沖風が戦没した海域(左は勝浦灯台)
更新日:2009/10/01