第48・116 震洋特別攻撃隊

土々呂

 

赤水地区

宮崎県東臼杵郡門川町

  

震洋格納壕@

 

  

震洋格納壕A                                       震洋格納壕B

説明版

この壕は、旧日本海軍の水上特攻艇『震洋』を格納していた所である。

震洋隊は、昭和19年から20年にかけて146部隊編成され、主に日本の太平洋沿岸並びに

南方海域に配備され、出動するために待機していた。

土々呂には、昭和20年5月に第48部隊と第116部隊が配備され、第116部隊磯野隊は名

水小学校を基地にして、出撃命令に備えて待機していた。

海岸には待機壕とも言える格納壕が掘られ、幅・高さとも3m、深さ30mあり、中に線路が敷

かれていた。

特攻艇『震洋』は船体はベニヤ板製で、自動車のエンジン2基を動力とし、艇首には250キロ

(300キロ)爆弾を搭載、敵艦に体当たり攻撃によって撃沈するのが目的とされた。隊員たち

は、土々呂の港湾で大きな機帆船を仮想敵艦として、フルスピードで体当たりする訓練をした

り、港外での訓練や艇の整備をし待機していたのである。

平成十六年四月吉日  赤水町

 

震洋の海 土々呂

 

地元の方が製作した震洋の実物大模型

 

  

震洋の実物大模型

 

震洋の実物大模型

 

震洋特攻隊

更新日:2009/10/04