第118 震洋特別攻撃隊

外津浦

 

外津浦

佐賀県東松浦郡玄海町

平和の祈り

碑文

ここ玄海町値賀川内は、昭和二十年五月玄海防衛に備え震洋特別攻撃隊震洋艇二十五隻と自ら志願し

祖国の礎と誓った隊長影山中尉以下百八十九名の隊員が、洞窟格納庫・石切小屋・民家に分宿し、区民

ともども、母国愛に燃え、生死を超越し、肉親の情にも勝る極致の厚誼を重ねつつ、日夜猛訓練に励み、

一艇一艦隊当りの肉弾攻撃敢行を決意した思い出の地である。

昭和五十九年五月、三十九年ぶりに当地を訪れた元隊員は、区民と感動的な再会を果たすなかで、平和

な母国に生きる喜びをかみしめ、各地の戦場で平和の礎となられた方々の冥福を祈るとともに、往時慈愛

を賜った区民への感謝をこめて、ここに、「平和の祈り」の碑を建立するものである。

昭和六十年十一月二十四日  外津会「影山部隊」会長 影山士郎外有志一同

 

玄海の 荒れる浪間に 砕け飛び 散りて消ゆるも 華とぞ咲かん

 

  

第三特攻戦隊 第三十四突撃隊 第一一八震洋特別攻撃隊影山隊の木柱

 

第一一八震洋特別攻撃隊影山隊の基地周辺

 

震洋の海 外津浦

 

震洋特攻隊

更新日:2009/10/04