海軍工作学校

 

沿革

明治20年  月  日 海軍工作教育が発足

               海軍機関学校付属

               海軍工機学校工作科

昭和16年 4月 1日 海軍工作学校として開校

 

教育の内容

1.将校に対する教育     工作科指揮官としての高等教育

2.下士官兵に対する教育  金属工業(機械、鍛冶、仕上、板金、銅工、鋳造、溶接、等)、木具専修の練習生教育

                   特修科工術練習生

3.専門的技術教育

4.教育に対する工夫     潜水練習タンク、潜水病治療タンクの研究、水中写真撮影の研究、工作練習器の開発

5.特攻兵器の開発      有翼潜水艦「海龍」の研究開発

 

久里浜公園

神奈川県横須賀市

海軍工作学校跡

碑文

昭和十六年此の地に創設された海軍工作学校は、海軍工機学校の一分科であった工作科が始めて

独自の教育機関をもった画期的なもので、その後更に沼津分校の設立に拠て発展していったのであ

ります。其の間数万の学生、練習生に工業(金工、木工、潜水)技術教育を施し大きな成果を挙げま

した。

此の学校を卒業した若者或は職員として深いゆかりのあった、工作科関係の多数の人達が太平洋

戦争に殉じ尊い命を捧げ、北海の果て又は南冥の戦場に散華されましたことは誠に痛恨に耐えませ

ん。戦後復員した物達は、本校等で習得した技術と旺盛な精神力を各々の分野に於いて発揮し祖国

復興に大きな役割を果し、平和日本建設の原動力となったものと確信致します。

今此の母校跡に記念の碑を建設し、謹んで海軍工作科関係戦没英霊のご冥福をお祈りするとともに此

の地を訪れる卒業生、遺族並びに関係の皆様が奮闘を偲ぶよすがとし、永くその業績を称えたいと念

願するものであります。

 

術科学校

更新日:2001/12/16