片足の鳥居

 

昭和20年 6月 1日、大阪上空に飛来したB29爆撃機458機は、高度5500〜8700メートルから焼夷弾

による昼間爆撃を行った。護衛についたP51は非戦闘員である市民を狙って激しく機銃掃射をした。

被災地域 港区・此花区・大正区・福島区・北区・天王寺区・東区(現中央区)・大淀区(現北区)

死者 3,112人、行方不明 877人。

 

三光神社

大阪府大阪市天王寺区

北参道大鳥居 空襲で残った柱

碑文

遠く生駒金剛の連山を見はるかす景勝のこの地に 永くその由緒ある三光神社の御門として誇っていた

鳥居も 過ぐる第二次世界大戦の戦火を被りその片柱のみをとどめた

われわれはこれに世界の平和と国家の安泰を祈願して残すこととする

さらに今般有志が相寄り新たにこの鳥居を奉納し由緒有る三光の大宮の御門とする次第である

 

    

正面大鳥居 現鳥居の手前左右に旧鳥居の残骸が残る

奉賛会のあゆみ

昭和二十年六月一日の大空襲で社殿を始め各種建物一切と同時に氏子全域が被害を蒙り復興不可能の

状態であった しかし戦後間もなく復興のため三光神社奉賛会を設立し 第一期に本殿 第二期に社務所 

第三期に拝殿 第四期に正面大鳥居 第五期に本社、北参道大鳥居 等と奉賛会役員をはじめ氏子崇敬

者の総意と清き浄財により全て完成された

 

都市空襲

更新日:2003/01/12