南洋神社
南洋神社は、第二次世界大戦中の昭和15年2月11日、皇紀二千六百年に際して日本の統治下にあった
南洋群島の中心地パラオ(現パラオ共和国のコロール島)に、皇祖天照大神様を御祭神とする官幣大社と
して創建された。
パラオに創建された南洋神社
以来、南洋群島に開拓・入植に励んだ邦人や現地住民の方々が篤く崇敬し、また遠く故国を離れて南方の
戦地に赴く部隊・兵士が祖国防衛を誓い武運長久の最期の祈りを捧げた神社として、南洋群島の中心的神
社となっていました。
終戦後の昭和20年9月米国の了解の下で奉焼式が行われ、日本側の手で社殿が奉焼され廃社となり、広
大な社地は住宅地などとなった。
平成元年4月29日に燈篭が奉納設置され、平成9年に日本の神社関係者によって小規模ながら再建された。
平成16年4月11日、埼玉県越谷市の久伊豆神社に日本人入植者などの信仰を集めた「南洋神社」を偲び、か
の地で戦没された方々の御霊の鎮魂と功績顕彰をするため「旧官幣大社南洋神社鎮座跡地遥拝 殿」が建立さ
れた。
土屋前埼玉県知事が遺骨収集団団長としてパラオを訪問していて交流が深かったこと等から 建立が決まり、竣工
奉祝祭にはパラオ共和国のトミー・レメンゲサウ大統領も参加している。
久伊豆神社
埼玉県越谷市
旧官幣大社南洋神社鎮座跡地遥拝殿
更新日:2008/09/21