大文字送り火

於:高円山/奈良県奈良市

主催:奈良大文字保存会

 

平成13年 8月15日

高円山に浮かぶ大文字

由来

昭和三十五年八月十五日、奈良県内の戦没者役三万人の慰霊と供養を目的に、

恒久平和を祈念する行事として開始された。

大文字送り火が行われる高円山は、かつて聖武天皇が離宮を営んだ地であり、

山麓に殉国の英霊を祀る護國神社を抱える山として選ばれた。

午後六時から、奈良公園・飛火野で大文字慰霊祭が執り行われ、春日大社宮司

が斎主となって神式の祭典が開始される。次いで七時からは市内34ヶ寺の僧侶

による仏式の慰霊祭が行われ、奈良県出身戦没者三万余柱の英霊の法名が声

高らかに読み上げられ、遺族および一般の焼香が行われる。

午後八時、慰霊祭の進行とともに大文字に点火され、三、四十分燃え続ける。

 

  

戦没者慰霊塔/奈良縣護國神社               旧陸軍墓地/奈良県奈良市

 

大和の里は恋しけり なつかしの山 なつかしの川

虚空蔵池/奈良県奈良市山村

 

慰霊行事

更新日:2002/02/10