いらっしゃいませ。そして、こんばんは。こんちには、ではなくて敢えて「こんばんは」とご挨拶させていただきます。なにしろここは、新宿、しかも由緒正しい酒場を任じている店ですので。そして何より、女性が一人でも安心して一日の終わりのひとときを過ごしていただけるお店と自負しておりますので。どうか、リラックスしておすごしくださいませ。ここは「鬼女の栖」です。

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ここは女性の手になる女性のためのお店です。今から２２年前、仕事や運動に疲れた女性がくつろいだ気分で夜を過ごせるように、そして、この場から、さまざまな思い、さまざまなライフスタイルをもった女性達とのつながりが拡がっていけば、という思いをもった仲間が集まってできたお店です。お客様一人一人がくつろいでいただけるのはもとより、そうやって集まった女性達が「鬼女の栖」という場を通して仲間作りをし、やがては、それら小さなお付き合いが大きな女性のネットワークに育っていけば、などという願いは分に過ぎた願いでしょうか。「鬼女の栖」はこの２０年を通じて、ネットワークとまではいかないものの、この場に集う女性達との交流を通じて、男達の場というイメージが専らの新宿の一角に、女性達の、いわば「カウンターカルチャー」とでも言うべきものを育んだと自負しています。

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さて、今このホームページをご覧になっている方は、そのような「女性のための場」や「女性のためのネットワーク」を探しながらここにたどり着いたのでしょうか。「鬼女の栖」が２２年来育んできた女性達とのつながりを、このホームページを開設する事でよりいっそう広がりのあるものとする事ができれば、「鬼女の栖」は開店２３年目にして、また新たな一歩を標したという事がいえるでしょう。

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さまざまな思い、さまざまなライフスタイルをもった女性達がお店の場ともどもこのホームページにも足を運んでいただいて、このホームページで得た情報を日々の生活の一助としていただけるなら、長らく女性のための場作りに取り組んできたものとして望外の喜びです。

２００１年１２月

店主  畠山静子