2019のニセコ日記

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2019 第17回ニセコ山ごもり 1日目

移動日 ナイタースキーは不可能

[*] 2019/01/07
<ニセコ:同行者なし>

== 前置き ==

職場でリフレッシュ休暇を頂きました。
今年度中に取得しなければ消滅してしまう休暇です。
平日を連続10日間、土日を合わせると16連休になります。

そこで、4年ぶりのニセコ。
駅の宿ひらふに宿泊は4年前の夏以来。冬は五年ぶり。
日程は、アーリーモーニングを営業している1/7〜1/31の間で
正月休みとくっつけて、3週間の休暇にし
1/7に出発、1/19に帰宅。
初日と最終日は移動だけになり、まる11日滑れる。
ANAの松山-千歳直行便が復活したので、
ANAのマイレージを使って航空券はタダにする。

お泊まりは、駅の宿ひらふ
一泊素泊まり・風呂あり 3500円(冬季は暖房費500円追加)

昨年買い換えたガラケーのブックマークに登録したURLは、
ニセコなだれ情報
Weathernews
日本気象協会

さらに、一日中パウダーを滑れるわけではないので、
パウダーがないときは整地練習をするつもりで
秋頃からYoutubeを見まくり、
やりたいこと、練習したいことを頭に詰め込んで行きました。


1日目

飛行機の松山出発時間は 11:40 おっそい!
そのせいで初日のナイターは滑ることができないのである。
松山空港までタクシーで行くこともアホらしく感じ、
のんびりバスを乗り継いで行く。
飛行機はCRJ700 70人乗り。小さい。
CRJ700
1/6の新千歳空港は大雪のため大混乱だったが、
1/7はあっさり予定通り着陸できた。
天気予報を見て、翌日1/8のアーリーモーニング参戦を決めた。
通常のリフトは8:30からだが、
500円払って8:00〜8:20の先行リフトに乗るのである。

さて、そうなると、ゲレンデに到着してからやることがたくさんある。
まず、タクシー予約。宿からのゲレンデ送りは 8:30と決まっているので
遅くとも7:15にゲレンデに到着するためには、タクシーしかない。
8:00からのアーリーモーニングに7:30から並ぶのである。
毎日タクシーはありえないので、天気予報とゲレンデの状態を予想して
アーリーモーニング参戦の日を決める予定である。
アーリーモーニングのチケットは、当日だと7:45から販売なので、
チケット売り場に並んでいては間に合わない。 だからチケットは前日に買っておく。

そしてスキー板のレンタルも前日に済ませておかなければならない。
板のレンタルは、長期間になるほど割安になるし、
ファットスキーはエキスパートコースなので
交換し放題だし、今回もレンタルすることにした。
計算してみたら、1日あたり 2600円ほど。
そしてナンチャン(南谷さん)がお迎えに来る20:30までに、
ホテル(ニセコアルペン)の売店で
晩ご飯と朝ご飯を買って、晩ご飯は食べておく予定。
ニセコヒラフにバスが到着するのは 19:03の予定なので、以外と忙しい。
バタバタの始まりである。
結局、バスがニセコひらふに着いたのは 18:30だった。
タクシー会社には、新千歳空港からバス待ちの間に電話した。
すると、冬季は予約を受け付けていないとのこと。
スキーシーズンの朝は電話がかなり多く、
予約時間に行けない可能性があるかららしい。
タクシーは捕まえにくいとナンチャンから聞いていたが
前日の早い時間に予約をしておけばなんとかなるだろうとの予想は甘かった。
そういうことになっていたのか・・・・
2社に電話したのに、同じ会社につながった。どうなっているんだ???
営業開始は6:00からだそうで、6:00に電話したら確実に来て貰えそう。
ただし、早すぎるが(笑)しかたない。
アーリーモーニングの日は 5:30起床ということにした。
バスにWi-Fiがついていたので、ケイタイで天気予報をじっくり眺め、迷い、
やはりアーリーモーニング参戦にした。
ゲレンデにバスが着いて、ナンチャンに連絡したら
8:15にセイコーマートでピックアップということになった。早い!(笑)
セイコーマートは事前に聞いていたが、ひらふ坂を下るのに10分くらいかなー?
と計算をする。バタバタである。
なんとか、やることを片づけ、巨大スキーバッグをゴロゴロ転がしてひらふ坂を下る。
お迎えの車にはニュージーランド人の親子が一緒で、お母さんは日本語が上手い。
ニュージーランドの雪は固くてすぐ脚が疲れるけど
ニセコの雪はとてもいい!脚が疲れない!と言っていた。
やはりそうなのである。
アーリーモーニングにもちょっと興味ありそうだったので、説明してあげた。
宿に到着したら
15分でお風呂沸きますから、どうぞ!と(笑)
またバタバタ準備。相部屋の方は中国系のケンさん。
変な英語でちょっと話して、何日泊まるの?と聞かれ
12日というと、当然驚いていた。
部屋は駅舎2階の四畳半で、二段ベッドの下になった。
ケンさんが上、僕は下。下だけカーテンがついている。
部屋

二段ベッド
お風呂は、以前の丸太風呂じゃなく、シャワー付きのユニットバス。
15分で42度のお湯が自動でバスタブに溜まる。べんり〜。
広い!キレイ!脱衣所は鍵もかかる。
洗面器で、毎日パンツと靴下を手洗いすることにした。
その他の下着は3枚あれば洗濯しないで全日程なんとかなるだろう。
出発準備をして22:00には布団に入り、日記を書いて寝た。
バタバタな1日であった。

宿のルールで消灯は23:00となっており、
1階の談話室には宿泊者(外国人)がそれぞれ好き勝手なことをしている。
夜食を食べていたり、パソコンに向かっていたり、話をしていたり。
人が数名いるのに、しーん!!と静まっているときもある。
ナンチャンの甥っこ(大学生)がアルバイトとして駅舎に常駐しているので
缶ビールでも飲みながら話をしてもいいのだが
なんせ 5:30に起きなければならないので早く寝る。
テレビもラジオもない、新聞もない宿。
駅舎にWi-Fiがあるのでネット環境は整っているのだが、
ガラケーだから役に立たない。
当然、嫁にメールは送る。無事ですと。
後で気がついたが、スキー場のパトロールさんのブログくらいは読んでおけばよかった。
ニセコパトロールのブログ
ゲレンデの様子がよく分かる。
上は強風でパウダーが飛ばされ、いい雪がないのに
下の方の穴場コースに人がゼロ!とか、
とても良い情報を出してくれている。
でも、書いちゃダメじゃないかな?(笑)


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2019 第17回ニセコ山ごもり 2日目

アーリーモーニング 1日目

[7] 2019/01/08

5:00に自然に目覚め、5:30に起床。
静かにコソコソと着替えをし、
6:00丁度にタクシー会社へ電話。6:30に来た。
駅前にも雪が積もっていたが、タクシーが来る前に
ブルドーザーがやってきて除雪して行った。
ゲレンデまでのタクシー料金は 1750円。
ドットベース前、ニセコアルペンホテル前は除雪作業中。
従業員さん達が出勤してくる時間帯。
ホテルの玄関のベンチで朝食。
カメラの準備をしたり、トイレでコンタクトを入れたり、
やたら忙しい、時間の余裕なし。
ホテルのトイレは、とても空気が乾燥しているので
すぐ指先が乾いてしまい、コンタクトを入れるのは毎回苦労する。

7:30からアーリーモーニングの列に並ぶ。
今日は、2台目になった。クワッドリフトなので
先頭集団の8人の中に入ったことになる。
アーリーモーニング
前の方は日本人ばかり。全体で70〜80人くらいいた模様。
前の方はシーズン券の常連さんが半分くらいいるのかな?
5分前くらいにスタッフの人がやってきて、
チケットをチェックしながら、人数をカウントしていく。
準備運動は十分したし、さて、そろそろ板を履いてリーシュコードをつけ・・・・
と思ったら、行列の全体が、ザザザー!っと前に移動して僕は取り残され
前から10番目くらいのリフトに乗る位置まで下がってしまった。
失敗した!!スッカリ忘れていた。
アーリーモーニングの列は、最初は先頭の位置が少し下がったところになっている。
なぜかというと、お客さんより前に従業員さんやパトロールの方が先にリフトに乗るから
ゲート前を空けておかなければならないのである。
スタッフの皆さんがリフトで上がって落ち着き、
7:55ごろにチケットチェックをした後、
行列がザザザー!っと前に移動するのである。
知っていたのに、忘れていたのが悔しい。
ここは戦場である。
デジカメで動画を撮ろうと思っていたのだが寒くて動かない。
写真はかろうじて撮れる。
リフトが終点に近づくと、もう滑っている人の様子が見えるので
おお−!っと声が上がる。
今日の新雪がどの程度なのかが人の滑りを見て分かるからだ。
雪が少ない年ではあるものの、急斜面に膝下程度積もっているので
予想通り今日はいい日だ。これならトップリフトまで上がれば
深いパウダーが滑れるはず。
リフトを降りたところで、ボーダーを追い越して、かなり前に出た。
いつものパターンで、1本目はフリココースの右寄りにあるオフピステに行ってみた。
下から突き上げがあって気持ちよく滑れないので左の圧雪の方に逃げる。
想定内のことであったが、オフピステで一度転倒した。
圧雪バーンは気持ちよい。
ピステンで早朝に圧雪した後に、さらに自然雪が積もっているので
大回りの高速ターンでスノースプレーがあがる。
自分の前にスタートしたのは20名くらいで、2つのコースにばらけて滑るので
自分の視野に入る人は数えられる程度というのは分かるが
それにしても少ない。目の前には2〜3名しかいない。
この広い圧雪コースで!
あっという間に下まで滑り、アーリー2本目に突入。
チケットの目視確認をしているおじさんも戦場である。
「チケット出して!」「はいOK!」の繰り返し。
みんなチケットを見せるために立ち止まらないで、急いで2本目に行く。
やはり戦場である。
アーリーチケット
ニセコのリフト券は、今時のICカードなのでポケットに入れてもOK。
でもアーリーモーニングのチケットは、チケットホルダーが必要。

2本目は急斜面オフピステのスーパーコースを
ゆっくりクルージング。
先行のトラックはついているが、キレイな雪はたくさん残っている。
膝まで埋まるが底あたりする。
上手く滑れば底あたりしないで滑れる感じ。
ゆっくり行かないとコケる。
中盤あたりには、いつもの通りコブが作られ始めている。
パウダーの下には前日のコブが隠れているのがお約束なので
ここは無理せず流して滑る。それでもパウダーは気持ちよい。
斜度がユルいところなので、ときどき止まりながら滑る。
若干重いかなーと思いつつ・・・・。

宿泊者割引のついたリフト券をナンチャンから受け取るために
ゴンドラ乗り場で待ち合わせにしたものの、
アーリーモーニングで滑れるコースではゴンドラ方面に降りられないのであった。
8:30の待ち合わせだったので、リフトに1本乗って移動したら間に合わず
仕方ないので電話してウェルカムセンターの待ち合わせにしたが、
結局8:45くらいになり、リフト1本乗ってゴンドラ乗り場に行っても
間に合ったではないか!?という、後の祭り。

センターフォーは100人を越えていそうな行列なので
ゆっくりと9:00ごろからスタート。
下の方ではゴーグルが曇って不快だったが
上の方に行くとクリアー。気温が関係しているのだろう。
エース第4からキング第4に乗り継ぎ、
ダイナミックコースのネット際パウダースポットを3本。
吹雪いて視界真っ白な状態なのに、G3,G4,G5が開いている。
G3から山頂登山に出て行く人がちらほらいる。
G4方面には長い行列ができている。僕は出ない。
G4
エース第3でセンターコース、白樺コース、リフト下のパウダースポットを様子見。
だいぶ荒れてきているが、まだ新雪あり。
10:30 エースヒルでカツカレー。
その後、エース4、キング4が強風のため止まってしまった。

花園第3横の林間コースを狙って移動。
膝下の雪
「森の中の雪は素晴らしく良い」
ニセコなだれ情報の新谷さんの言う通り。まさにコレ。
花園
1回転ぶと、なかなか立ち上がれず難儀する。
レジェンドオブシンヤから花園のふもとに降りると
ホテル4棟建設中!すごいことになっている。
ホテル

花園第3を使って森を何度も攻めてみた。
花園

飽きたら急斜面整地の羊蹄サンセット。

スインギングモンキーリフトの下で大転倒。
通路から外れて新雪を滑っていたら、下から突き上げられて
コケて板が片方外れ、雪の中でもがいていた。
リフトに乗っている人から丸見えで注目の的。
たぶん気持ちは分かってくれるでしょう。何がしたかったか。

15:00 キングベルで鳥丼。2回目の昼ご飯。
朝と夜はコンビニ飯なので、昼ご飯はレストランが空いているときに
2回と決めた。1日4食。

上のリフトは続々と営業終了していく。15:45以降のナイターには
センター4とゴンドラが残る。
以前は、フード付きキング3がナイター営業していて
上の方のゲレンデを楽しめたのだが、もうそれはない。
でも、フード付きトリプルが、フード付きクワッドになって
乗り場が少し下に移動したので、とても使いやすくなった。

ナイター
ナイターになってもゴンドラはほぼ使わない。
あの閉鎖的空間に詰め込まれるのが好きではない。
吹雪いていたら徐行運転になるし。
2壁を滑ってキング側の下に降りても、エース側に戻れる抜け道がある。
新しいホテルが建ったけれども、抜け道は残っている。
やはり需要はあるのだ。

18:00 晩ご飯。ニセコアルペン内のコンビニで朝ご飯も一緒に買う。
ついでに板も交換。Atomicのファットスキーになった。
20:20リフト終了のところ、20:05まで滑った。
新雪はほぼないので、整地練習を地味に続けた。
明日のゲレンデの天気を確認して、明日もアーリーモーニング参戦を決めた。
翌日のアーリーモーニングのチケットを買って、本日終了。
チケット販売窓口で、アーリーの日付が印字していないチケットを買わされそうになった。
窓口のお姉さん、わざわざ裏返して手渡そうとするし。
それ確信犯?!
「これ、日付がないけど、いいんですか?」と聞いてみた。
ダメなのは知っている。無線で連絡を取り、
何度もプリンタの印字をやり直して
やっと日付入りのチケットをもらえた。

お迎えは 21:00にセイコーマートで待ち合わせ。
板を背中のバックパックに装着して、登山スタイルでひらふ坂を下った。
肩に担いで歩くと滑って転びそうで怖い。
歩道にはロードヒーティングが入っていて雪はほぼないのだが
ところどころ凍っている。
ストックは逆さに持って杖にする。
ひらふ坂

車の中でナンチャンは、翌日朝の送り時間の確認やら、
カーナビに付属したハンズフリー電話でチケットの手配やら、大変忙しい。
宿泊人数が多いために2便出すので、誰がどちらに乗るのか時間を間違えないように
しなければならない。会話はほとんど英語。すごいなー。

宿に帰ったら、またすぐ風呂。15分でお湯入ります!どうぞ!のパターン。
歯を磨いて、明日の準備、寝る準備。
23:00消灯なので忙しい。
時間に追われ、気ぜわしい。心は安まらない。
布団に入って日記を書いて寝るのが毎日の日課になる。

午前中にエース第3下で、パトロールさん2名が鉄柱にクッションを巻きながら
大笑いしていた。とても寒いのに。
仕事は大変だろうけど、楽しそうでいいなーと感じた。


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2019 第17回ニセコ山ごもり 3日目

アーリーモーニング 2日目

[8] 2019/01/09

今日も5:30に起床。嫁からのメールのブルブルで起きた。
早いなー。
ホーム
ホームを見ると、期待通り新雪が積もっている。
6:00丁度にタクシー会社へ電話。
「すぐ行きます」と言って、早い!と思ったのだが
結局6:25に来た。焦ったが、朝ご飯を食べる時間はあった。
実は、ホテルの玄関のベンチは飲食禁止なのであった。
早朝は誰も見ていないようだけれど。
とにかく、早朝からバタバタ忙しい。

7:30にゲート前に行くと、先着は一人しかいない。
2番目ということで、1台目のリフトに乗れることになった。
今日のチケットチェックは新人君。お姉さんにいろいろ教えてもらっている。
アーリー2本目に滑り込む人達を裁けるかな?
1番のおじさんは、アーリー3本狙っていると言っている。
2本は圧雪バーンを最速で滑り、3本目は深いパウダーをクルージングとか。
フリココースのオフピステは、下から突き上げがあるので
最初から圧雪バーンについて行ってみることにした。
数年前にも3本滑ろうとしていた女性と隣り合わせたことがある。
本当に3本行けるのか?
昨日と同じように、圧雪された上に新雪が薄く乗ったゲレンデを
高速大回りターン。とても気持ちいい。
高速で滑ると斜度変化をもろに受けるので、ジェットコースターのような感じになる。
ちょっとだけ怖さもあるが、気持ちよさの方が大きい。
昨日のナイターで大回り練習をさんざんやったので、
その効果も出ているはず。
カービングの入ったファットスキーで、キレキレのターンができたと思う。

2本目は、おじさんの3つ後ろのリフトに乗れた。
自分の後ろ3つは誰もいない。まだ2番手をキープできている模様。
2本目のリフトの中間で8:15だったので、さすがに3本目は間に合わないと思った。
このリフトは7分かかるはずなので、上に着いたら8:18くらい。
2分で下まで滑れるかな?
あのおじさんはチャレンジしたのだろうか?
2本目のリフトに乗ったのが8:12頃だったら、3本目は絶対間に合わないね。
という計算をして、2本目はスーパーコースの深い新雪をのんびり滑る。
ふかふかのパウダ〜。
のんびり滑ると言っても、なるべく止まらず、なるべく横滑りはせず、
キレイなシュプールを残すように滑る。そうしないと新雪がもったいない。
下に降りると、1番のおじさんは8:30の通常リフトに並ぼうとしている。
トップリフトのパウダーを狙っているのだろうか?
休憩なしか?!
今日はあまり疲れていないので、自分も並んだ。

トップリフト、エース第4のゲートに並んでみたが、中々動かない。
待ちきれずに白樺コースを先に滑ってみたら、予想外にいい雪でパウダー堪能。
エース3下
エース第4、キング第4とも、まだ動かないので、
エース第3下の吹きだまりとか、センターコースとか、白樺コースの外回りロープ際など
滑っているとやっとトップリフト2つが動いた。
エース第4からキング第4に乗り継ぎ、
ダイナミックコースのネット際パウダースポットに行くと
しっかり深いパウダーが残っているが、昨日よりちょっと重く感じる。
ダイナミック

ガスで視界が悪い中、G3から山頂に登山している人がいる。
今日はゲート閉鎖ではないの?と思ったらパトロールさんみたい。
ゲートの状態
G5は開いているが、視界が悪いので僕は出ない。

G3には、遭難したときの捜索費用が書いてある。
捜索費

10:30キングベルで野菜カレー。
アンヌプリスキー場に移動してG7ゲートを目指す。
パノラマコースに行くと、荒れたコブで雪は固く、全く気持ちよくない。
数年前には、ここで素晴らしい体験をしたのだけれど、
条件が変わるとそんなものなのですね。
やはり「森の中の雪は素晴らしく良い」今日もコレ。
g7
G7を2本滑っておいた。
新雪に自分のシュプールをたくさん刻んでパウダー堪能。
g7

g7
リフトを間違えて初心者コースに降りてしまったが、もう大丈夫。
アンヌプリスキー場の地理も頭に入った。
上の方は強風が吹いているので、ゴンドラに乗ってさっさとヒラフに戻った。

ヒラフに戻ってから花園第3横の森も攻めておいた。
人形
花園第3のリフトを降り立つスペースの左に、小さな氷の雪だるまがある。
とてもクオリティが高い。インスタ映えを狙って作ったのだろうなー。
雪だるま

二壁は薄くてピッチの長いコブなので、流して滑る。 二壁
15:00 ヒラフゴンドラ乗り場まで降りて、パスタを食べようと思ったら
なかった。レストランが変わってしまったのか?
結局野菜カレー。
上のリフトは続々と営業終了。
今日もまた、ナイターは整地練習。センター4だけでグルグル。
フリココースに、モーグル練習用のコブラインができていた。
フリコのコブ
斜度は小田のアイデアルコースと似ているが、ピッチは長め。
滑ってみたが、雪が固く、ファットスキーでは無理だった。
パウダーはすっかり無くなっていて、普通のゲレンデの普通のコブであった。
モーグルコースの隣に、大きなエア台が作成中で、
そのうちエア練習が始まった。
フリコのエア台
1本1本ビデオ録画して、その場で再生して確認をしている。
バックフリップとか、当たり前のようにこなしている。
最後、モーグルコースにデラ掛けしたあと、リーダらしき人が1本滑って終了。
自分はまた20:00前まで基礎ターンの練習。
今までに断片的に言われていたことが繋がってきて、ターンのイメージができた。

また板を背負ってひらふ坂を下る。
歩道に並んだ街路樹のLEDがとてもキレイなのだが、
写真に撮るとイマイチ。残念である。
背中の板が街路樹に引っかかったりして驚く。
セイコーマート大混雑で、他の待ち合わせの人が買い物で遅れ、
宿に帰るのが遅くなった。
ここのセイコーマートは、冬季の売り上げが北海道で一番らしい。
僕はここでは買い物をしない。ホテル内の売店の方が空いているので。
21:00頃、宿に帰り、またすぐ風呂(笑)。バタバタ寝る準備。

マイナス10度くらいのゲレンデで、風が強い中、
グローブを外してデジカメで写真を撮っているので
右手の指先がカサカサ、アカギレになりそうで、
ハンドクリームが必要になった。
これも想定内で、もってきている。
顔も、ゴーグルの下にほんのちょっと露出しているところがあるので
風呂上がりにアロエクリーム塗ったりして、忙しい。

本日の事件3つ。
林間を滑っていたらストックが木の枝にひっかかり、前にも後ろにも進めなくなる。
パウダーの中でストックを板で踏んでしまい、身動きが取れなくなる。
どうしてそうなった?!
強風でリフトが横揺れ。センター4リフトを降りる前に安全バーを上げたら
その直後、高速リフトがレールに収まるときに「ガックン!」と大きな横揺れ。
リフトから振り落とされるかと思った。
落ちても怪我をする高さではないが。
風の強い日は、安全バーを上げるタイミングを遅くするべし。
リフトのスタッフも、早く上げろとは言わない。
っていうか、リフト止めないのか?意地でも動かすのか?

まだネタがあった。
朝イチのエース第3で外国人女性と乗り合わせ
「Where are you going?」と聞かれた。ちょっと考えて間があったが
「Top lift!」と答え、その返事の内容は忘れた。いや、分からなかった(笑)
そして、エース第3を降りる前に、左の方向を見ると
エース第4が動いていない・・・・
笑うしかない。「Oh! lift stop! HaHaHa」
残念って、英語でなんて言うの?


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2019 第17回ニセコ山ごもり 4日目

強風でパウダーが飛ばされた

[9] 2019/01/10

7:00起床の8:30出発。ナンチャンの車で送ってもらう定時出発。
ホームから
今日は天気が良く、ホームからアンヌプリ山頂が見える。
昨日天気予報を見たところ、
新雪は少なそうだったのでアーリーモーニングはなしにした。
自分が起きたときには、もうケンさんはチェックアウトしていた。
駅舎の1階で朝ご飯を食べていると、
ゲレンデ方面からダイナマイト?の爆発音が聞こえてくる。
ダイナマイトでなく別の爆発物かもしれないが。
わざと雪崩を起こしてゲレンデの安全確保をしている模様。
ゲレンデというより、ゲレンデ外の特別管理区域「水野の沢」かな。
G11から出て滑るところ。他のバックカントリーよりも危険度が高いらしい。

センター4

トップリフトを目指して上に行ったが、強風のため動いていない。
アンヌプリ山頂が見えるほど天気がいいのに。
アンヌプリ

羊蹄山も見えているほど天気が良いのに。
羊蹄山
エース4、キング4と花園3まで軒並み止まっている。

新雪が少ないとはいえ、薄く積もってはいるだろうと思っていたが
強風に吹き飛ばされてなくなっていた。
これでは、どこに行っても大して変わらないと思うし、
なだれ情報では「森の中は板がささる」と書いてあった。
「ゲレンデから出ない方がよい」とも。
とりあえず、エース3をグルグル。
マイナス2度でも強風のせいでとても寒い。
エース3下の吹きだまりポイントは、シュカブラ(風雪紋)になっている。
シュカブラ
コレを滑るのは難しいが、シュテムターンが役に立つ。
白樺コースの外回りロープ際は固めの新雪で誰も滑っていないので
自分の滑ったシュプールが増えていく。

昼ご飯 10:30 は、エースヒルで醤油ラーメン。

羊蹄山
その後さらに風は強くなり、視界は悪くなるし、
12:30頃 1000メートルヒュッテに入る。
ここのお客さんも、ほぼ外国人。平日だからね。
日本人は僕一人。
肉まんと、ホットチョコレートを頂きました。

その後は、寒くて視界の悪い中、
シュカブラを滑りに行ったり、整地大回りの練習をしたり、
白樺コースの外回りロープ際は誰も来ないので自分のシュプールだけが刻まれていく。
マイゲレンデ(笑)
ちょっと視界が良くなった瞬間。とりあえず羊蹄山を撮ってみる。
羊蹄山

センターコースからキング寄りの林間も滑ってみると
ここはまあまあいい雪があった。
15:00 2回目の昼ご飯はキングベルで肉うどん。
その後はナイターに突入してセンター4のみ。
ARMADA
板を交換してみた。カービングが入っているので
大回りも滑りやすい。
上は強風でカリカリのゲレンデ。強風が吹く度に雪煙が上がり
視界がなくなる。
今日は脚が疲れたので、ナイターは整地の横滑りと
ピボットターンをしつこく練習してみた。
20:00に終了。

昨夜のこと、
ひらふ坂を歩いて下ってセイコーマートに行くより、
もっと楽な方法はないのかと、ナンチャンに聞いてみると
ファミリーコースを滑って、一番下に行き、そこから歩けば3分ですよ!と。
いやいや。スキーブーツで板を担いで歩くと 3分はありえない。
以前に何度も待ち合わせのために滑ったところだから問題なし。
しかも新しい道路ができて距離が短くなった。
道道343号の歩道は危ないが、新しい道は安全!と言われて
その新しい道を探したのだが見つからない。
迷った末に、結局343号の歩道を歩いた。
こちらの方にも新しいホテルが建ちましたなー。

夜遅く、サイさんが到着し二段ベッドの上となった。
カタコト日本語、カタコト英語の中国系の人。

いつも通りバタバタと風呂に入って、日記を書いて寝る。


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2019 第17回ニセコ山ごもり 5日目

林間三昧の日

[10] 2019/01/11

あー、昨夜はサイさんのいびきが強烈だったー。
初めて当たりました。いびきの人。

6:30起床で8:00出発。
ゲレンデ送り便が二往復出るので、8:00 or 8:30 の 8:00を選択。
そうすれば、8:30のリフトに間に合う。
6:30に起き出して、駅舎1階の談話室で朝食。
ひらふ駅

ひらふ駅
長期滞在の外国人のおじさんが、共同のキッチンで
朝食を作っている。包丁の音がトントン、トントン聞こえる。
その横で、僕は菓子パンを食べながら、野菜ジュースを飲んだり、
豆乳を飲んだり、さらには黒酢まで飲んだりしている。
変な光景だが、ここでの朝は、みんな静かに自分のスタイルで適当に過ごす。
ひらふ駅

ひらふ駅
7:00前に、ナンチャンがやってきて薪ストーブに薪を投入し、
BGMのCDをセットする。
そこで、今日の新雪は少ないですかね?とか、あまりよくなさそうとかの話しになる。
ひらふ駅

遠くのゲレンデ方面からは、雪崩コントロールの爆発音が数回聞こえてくる。
出発の準備をしていると、朝食を作っていたおじさんも食べ終えて、
同じく出発準備を始めるのだが
スキー板のトップとテイルに白いビニール袋がかかっている?
なんでだろう???と思っていたら、
そのおじさんは、完全にスキーに行く格好で、その板を持って
列車に乗って行ってしまった。
他のスキー場に行くのかなー。列車で?

今日はナンチャンの都合でゴンドラ乗り場に送ってもらった。
ゴンドラに乗るのは、とても久しぶり。
4年前には乗ったかな。
ゴンドラを降りてからキングベルのトイレに行こうとしたら
間違ってキング第3リフトに並んでしまった。あらら。
真っ白で視界が悪く間違った。
1回滑って、上がり直しになるので時間のロスだ。
再度上がり直すと、キング第4が動いていて、みんな続々TOPに上がっていく。
出遅れたー!
キング4のTOPに降りると、周囲は真っ白で何も見えないのだが
G3 10:00 OPEN, G4 11:00 OPENと看板に書いてある。
G3
ネット際のオフピステを滑ってみたが、新雪ながら、ちょっと重め。
G4出るかどうかは様子見。
気温が高いので、湿った雪が降り続け、積もっていく。

ハイクアップなしで見晴らしコースに横から入ってみた。
こなゆき

こなゆき

こなゆき

久しぶりに、いくら丼を食べようとして望羊莊まで降りた。
10:30に入店したら、ご飯ものは11:00までできませんと言われた。
待てないので出る。せっかく下まで降りてきたのに。
上の方は風が強くて寒く、視界も悪いのに、
下の方はポカポカ陽気で、のんびりまったり春スキーのような別世界。
リフトのスピードも遅いっ!

キングベルで肉うどんを食べて、さっさと上に戻る。
今回はG4から出る機会があまりなかったので、
今日は出てみた。やはり雪が重い。パウダーじゃない。
ニセコなだれ情報の新谷さんのお言葉
「森の中の雪は昨日よりは滑りやすい」
じゃ、G7に行ってみよう。

G7の外にはキレイな新雪がたくさん残っていて、
森の中に自分のシュプールをつけまくり。気持ちよい。
G7

G7

ゲレンデに戻って白樺コースの穴場に行くと、ここもキレイなまま。
ここにも自分のシュプールをつけまくった。
ace3

キング第4に戻り、ダイナミックコースのネット際に行ってみたが
もう新雪はわずか。ゆっくり滑って新雪部分を狙って行けば滑れる。
king4

ここでロープをくぐった人がいて、
パトロールさんが鬼のようなスピードで追いかけていき捕まっていた。
リフト券没収のルールなんですよね。たとえシーズン券でも。
その場で15分以上話していたので、揉めていたのかなー。
パトロールさんのブログにも書いてあったけど、
国体選手並みのスピードで追いかけますよ!だって。
ゲレンデの外に出ることが許されているのは、指定されたゲートからだけです。
ゲートが閉じられていたら出てはいけません。単純なルール。
14:30 2回目昼ご飯はキングベルで鳥丼。
エース3をはさんで白樺コースと反対側の林間に行くと
キレイな雪が残っていた。
エース3が終了する直前ギリギリまで2本滑れた。
リフトに乗った最後から2番目の人。
ここにも自分のシュプールをつけまくり。

ナイターも林間を選んで、残った新雪を蹴散らした。
ゆっくり滑れば林間のあちこちに新雪を見つけて滑れる。
ナイターの林間はゆっくりまったりクルージングが良い。
今日は林間ばかり滑っていた印象。
なだれ情報のお言葉に従って当たりだった。

晩ご飯の休憩ついでにウェルカムセンターに行き、
ニセコモイワスキー場への交通手段を聞いてみた。
インフォメーションのデスクに立っていたのは、
なんと、日本語の話せる外国人のお兄さんだった。
手元のノートパソコンでちょいちょいっと調べて
「これです!」と見せてくれた。バス停の場所も分かりやすい。
セイコーマートの隣である。
時間は、8:35発、帰りは、モイワ発15:20 と 16:20。
紙をもらってメモして帰った。
無料送迎バスである。
松山で事前に調べたときは、こんなにいい時間のバスはみつからず、
タクシーなら片道4,000円ほどだった。
三連休はヒラフには人が多そうだし、モイワに行ってみてもいいかな。
宿からのゲレンデ送りが8:00発なら間に合うな。
モイワは独立したスキー場なので、11日通しで買ったリフト券は1日無駄になるが
夕方ヒラフに戻ってナイター滑るつもり。

ニセコアルペンホテルの売店で耳栓を探してみたのだが、売ってない。
需要はないのか?グループで一部屋に寝ている人も多いだろうに。

昨夜迷ったセイコーマートへの近道は、見つけられた。
橋を渡ってちょっと登るとか、気がつかなかった。看板はない。

無事にセイコーマートに到着すると、
店の前で、赤色系のとても派手なウェアーを着た人が
ノリノリで踊っていた。
なんと!それがサイさんであった。
横幅のある体格なので、ゲレンデでも目立つ。
2日後、ゲレンデで偶然見つけてしまった。
この広いゲレンデで個人特定できるとは!

帰りの車の中で、明日の朝の出発時間を選択し、
8:00に決定。自動的に、モイワスキー場遠征に決定。

同室にベンジャミンさんが来た。
親指立てて「はーい!」と挨拶。
朝もグッドモーニング!くらいしか挨拶できない。
二段ベッドは上下が埋まっているので、
ベンジャミンさんは畳に布団を敷いて寝る予定だったのだが
パーソナルスペースが欲しいということで
押し入れの中で寝ることになった。
押し入れの上の段でドラえもん。
僕が場所を取っている二段ベッドの下は、
マットがないので畳に布団。
上段もマットなく、板に直接布団である。

いつもと同じくバタバタと風呂に入って、日記を書いて寝る。
今日は耳にティッシュを詰めて、頭にネックウォーマーをかぶって
耳を塞いで寝る。効果はどうか?

朝、列車に乗っていったおじさんは、帰ってきていた。
どこに行ったのだろう。
倶知安方面だったから、モイワとは反対方向であるが。


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2019 第17回ニセコ山ごもり 6日目

ニセコモイワスキー場に遠征

[11] 2019/01/12

6:30起床、8:00出発。
今日も、おじさんはキッチンで朝食を作っている。
今日は列車で出発ではなく、ナンチャンの車でもなく、
どこかからお迎えに来た車に乗って出て行った。
どこに滑りに行くのか、謎である。

セイコーマート隣のバス停「ひらふ十字路」8:35発で8:20に着いたのに
もう人がたくさんいる。バスの大きさにもよるが、全員乗れるのか不安になった。
行列ではなく、団子状態で適当に立っているようにしか見えない。
やってきたバスは、小型マイクロバスであった。
補助席を下ろして、立ったままの人もいて、詰め詰めに乗って30人越えただろうか?
板を持ち込み、天井にキズをつけながら、なんとかシートに座れた。
やはり、日本人は僕だけ。
9:00頃、ニセコモイワスキー場に到着。
こじんまりしたスキー場なので、帰りのバス停もゲレンデサイドで近い。
板を外して徒歩1分ほどでバス停に行ける。
リフト券は 4,500円 シニア割引は60歳から。
しかも、15:30で終了!はやーー!
北海道でナイターのないゲレンデは、それが普通なの???
16:20のバスに乗ろうと思っていたけど、
早めに上がって15:20のバスでいいやと。
その分、ヒラフのナイターを多く滑れる。
メインのクワッドリフト乗り場まで、坂を歩いて登るのが疲れる。
1本目は、反対側にある短いリフトに乗って、
クワッドリフト乗り場に滑り込めばよかったのだ。

メインゲレンデ

メインゲレンデ

人がいないんだが・・・大丈夫か?
リフト券売り場には、それなりに行列があったのだけれど。

とても天気が良く、羊蹄山全体が見える。
今シーズン初めてである。
ヒラフから離れたので、羊蹄山の見える角度が変わり新鮮。

クワッドリフトを降りて右に向くと、
バックカントリーに出るゲート G6があった。
G9
パトロールさんが常駐している。
ここではビーコンチェックもしている。
ビーコンの発信電波をチェックしている模様。
続々と出て行く人がいる。
パトロールさんに「おしさしぶり!」と挨拶している人もいる。
1/14のニセコなだれ情報では、沢に転落した人が多数いたそうだ。
看板

ニセコなだれ情報 2019.01.14 Monday

モイワ裏の通称ヘルズゲートで沢への転落が続出している。危険なので見返り雪崩調査道への迂回を勧める。全線開通している。良い一日を。

雪崩に埋まったときのためにビーコンを持っていても、沢に落ちたらダメよね。
そもそも単独でバックカントリーに出る人はビーコンを持っていても意味ないですよね。
埋まったときに探してくれる人がいないんだもの。
ビーコンの当初の目的は、死体探しのためだったそうですが、
運良く早く見つかれば生還できるというもの。
グループで滑るなら持っていないよりは持っていた方がよい。
G6から外に出ても、ゲレンデに戻るルートを知らないので
僕は出ない。普通にゲレンデを滑る。
その前に、ビーコンも持ってない。
ビーコン持ってグループで滑るなら、
他にも持っておくべき道具はいろいろありますね。ゾンデ棒とかスコップとか。

天気が良い上に気温高く暑い!
2本目リフトで上がったところで、ウェアーの下のモフモフジャケットを脱いだ。
こういうときに背中のバックパックが役に立つ。
オフピステはパウダーではないので滑りにくい。
メインゲレンデは、幅広く圧雪されていて、人が少ないので
カービング大回りし放題。これはこれで楽しい。
メインゲレンデ

メインゲレンデ

クワッドリフトを降りて左に進むとG10があるはずなのだが、見当たらない。
看板はないが、ロープが張られていないところが1カ所だけあった。
ここ?意外とユルい管理だなー。
そのゲートらしき所から10メートルほど外に出て、
立ちすくんでいる男性スキーヤーが2名。
行くかどうか相談しているのか?
結局ゲレンデ内に戻ってきた。
G10

経営の心配をしたくなるほど人が少ないので、のんびり、まったり。
ゲレンデにコブなし。ジブパークもなし。
午後になっても荒れない広い整地と、ポールが少々。
ここに来るのは、基礎系スキーヤーと、アルペン競技系な人と、
バックカントリーを滑る人くらいか。
マニアックなスキー場だと思う。
そんな感想をナンチャンに伝えると、同じ意見の人が多いそうだ。
行列のないクワッドリフトに一人で乗ろうとしていたら
すすーっとパトロールさんが一緒に乗ってきた。
横を見たら、何か頭が爆発?しているので二度見したら、
ドレッドヘアーなのだった。それも、1本1本が太くボリュームのあるやつ。
日本人の女性でした。
リフトのトップあたりで座って写真を撮っていたら
「こんにちは!」と声をかけられた。

休憩

羊蹄山

暑いので、フード付きリフトのフードを上げてしまう人が多い。
上げられることを知らなかった。
フードを上げて風に吹かれると気持ちいい。
なんだろう?この春スキー気分は。
昨日までの極寒のニセコとは大違い。

そして、そんなに暖かい日なのに、午後になっても荒れない
整地ゲレンデはすばらしい。
人が少ないからか?雪質が違うのか?整備の仕方が違うのか?
Moiwa Groomerさんのプライド?
Groomers

トレーニング
スラロームの練習をしている人達が、
荷物をゲレンデに放置していたが、
全くじゃまに感じないほど広い。

今日は普通に12:00に昼ご飯。レストランも混まない。
14:00頃には、さらに人が少なくなって黄昏れた状態。
早く日が沈む。夕日がキレイ。
チラチラ雪が降ってきて寒くなったのに夕日が見えているという変な天気。
羊蹄山は雲に隠れて見えなくなった。

15:20発のバス、早くからバス停で待っていて、
15:10頃には満席になったので出発してしまった。
え〜っと、それでいいのかな?僕は乗れたからいいけど。

バスの補助席から立つときに転んだ外人さんを助けてあげたら
ジャッキーチェンに似ていると言われた。
そんなはずはないのだが。
東洋人の有名な俳優をジャッキーチェンしか知らないのか?

羊蹄山
ヒラフに帰って、ファミリーコース乗り場からの羊蹄山。

15:40頃にセイコーマート横に戻り、
16:00頃からヒラフのナイターを滑った。
セイコーマートからゲレンデに戻るには、
いつもの逆のルートになるので、
初心者用のファミリーコースを滑るためにある
エースファミリーペアリフトに乗るつもりであった。
ところが、このリフトが、高速クワッドに変わっていた!
半端なく高速!しかも上に長くなっている。
そのため、ファミリーコースは予想外に混雑している。
20:00頃に自分がファミリーコースを滑るときは
ガラガラに空いているが、このリフトは 20:30まで動いている。
初心者がナイターで練習するには最適な場所ではないですか!
ここなら、スキー、スノボ1日目の人でも、
一晩で初心者卒業できるのではないか?!

ナイターはいつものように基礎練習。
ファットスキーで小回り、中回り。
ゲレンデがかなり荒れているので、大回りをすると脚が疲れる。
スキーチームらしき人達が
一列に並んでシンクロ滑走の練習をしていた。
スタートの掛け声と動きはカッコイイのに、
滑りだすと動きがずれていて、あらら〜と残念な感じ。
でも、練習しているのですから、そういうものですよね。

20:30のお迎えで宿に帰る。


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2019 第17回ニセコ山ごもり 7日目

ニセコビレッジ(旧称:東山)

[12] 2019/01/13

6:30起床、8:00出発。
ホーム
列車の向こうがゲレンデだが、見えない。

三連休の中日。センター4の行列はやはり多い。
平日と比較してだが。
エース3から白樺コースを1本滑って、雪が固いなーと思う。
新雪はない。
樹氷

ゲレンデの有線放送でキング4がオープンしましたとのお知らせ。
キング3はまだ混んでいない。キング4に乗ったら、視界真っ白。
風が強く寒い。パウダーは風で飛ばされており固い。
昨夜は降っていないのであろう。
G3
G3がOPENしているので、山頂登山する人が多数。
みなさん、板をバックパックに装着出来る装備。
肩に担ぐ人は少数派の模様。

TOPからダイナミックコースを1本滑って終了。
すこし天気が良くなった。
羊蹄山

エース3下の吹きだまりには若干の新雪あったが戻らず、
ニセコビレッジ(旧称:東山)に行くことにした。
ニセコビレッジのオフピステに行くには、少し歩いて登る難所があるのだが
ここにロープトゥができていた。
2014-15シーズンにできたらしい。
名前は「スピーディワンダー」(笑)
ロープトゥには慣れていないので、派手に転んでスタッフの人に起こしてもらった。
結局、お尻を固定できず、手に持って引き上げてもらった。
東山

ウォータージャンプの世羅でもロープトゥでは何度も転んだ。
少なくともニセコビレッジのロープトゥで転んだ理由は分かる。
板が進行方向に向いていなかったのだ。
板が斜め前に向いている状態でロープに引かれたら、当然転ぶ。
ロープトゥで上に着くと、バックカントリーのG11があった。
G11
以前来たときの記憶にはないので、新しく出来たのか?
ゲートの番号が一番大きいところだし、新設されたのだろう。
以前は「水野の沢」は入れなかったエリアだと思う。
ビーコンチェックもしているし、パトロールさんの見張り小屋まで建っている。
他のゲートでは見たことがない。
G11の外は危険度が高いからか?
特別管理区域の「水野の沢」である。
毎朝爆発物の音が聞こえてくるのもここらしい。

ゲレンデ内のオフピステを滑ったが、新雪なくゴリゴリ。
下の方にはゆるいコブがあったが適当に流して滑った。
東山

標高が下がると気温が上がって暑い。
ゴンドラで上に戻ると、周囲はキレイな樹氷がいっぱいで絶景となる。
下界とは全く違う景色。寒い。
東山

東山

東山

10:30 ザ・ルックアウト・カフェで昼ご飯。エビフライカレー。
レストラン

11:00からG7に向かう。
今日は残念ながら森の中も新雪無く1本で終了。
アンヌプリ

アンヌプリ国際のクワッドリフトで
小学校高学年らしき女子3人と一緒になる。
女子会トークを横で聞いていると面白い。
下を指さして「あ!あの子知ってる!」
「私、あの子嫌いなの。持ってるものの自慢ばっかりするから」
他の二人は「ふーん」「そうなの〜」
そして、
「次は、木のコース行こ!木のコース!」
「木の下がコブみたいになってるけど、滑れる道がついてるし、楽しいよ」
それってG7から出るバックカントリーじゃないのかな?
近くの林間コースは、G7しかないと思うけど、
あそこは子供だけで行っちゃいけないんだけどなー。
もっと下に行けば、ゲレンデ内の林間コースもあるけど、
そこも上級コースだしねー。
コブを飛んでみたとか言ってるし(笑)いいのか〜。
里谷多英の子供時代みたいなことしてる。

亀
昨日、レストランで、大きな亀のぬいぐるみを持った人がいて
気になったのだが、今日、理由が判明した。
ボーダーさんが板を装着するときに雪上に座ることになるが
そのときに亀を座布団にするのである。
滑っているときもずっとお尻に亀がくっついている。
男子なんだけどな−。

温泉沢
今シーズン、一度も滑っていなかった温泉沢に行ってみた。
やはり新雪無く、ゆるいコブがあるのみ。

.Baseに戻って板を交換した。
板
ARMADA JJから アルペン競技向きの固いカービング板にした。
エキスパートコースのレンタルには、普通の板はなく、
もちろんモーグル板もない。
パウダーはないし、ちょっと違う種類の板も履いてみるかという気分。
エース3のセンターコースで足慣らし。
まだ荒れていないので気持ちよくカービングターンできる。
他のコースは荒れているので、センターコースに落ち着いて滑ることにした。
14:30 キングベルで肉うどんの後、 15:45のクローズギリギリまで滑った。
人が多いので注意しながら、大回り、中回り、小回り、
キレキレのカービングで楽しめた。

ナイターは、フリココースのコブ。
2壁のコブはピッチが長く、あまり深くなかった。
後で考えれば、2壁に行った方が良かったかもしれない。
フリココースのコブは、モーグル練習用で、
斜度やピッチは小田と近いが、深いので難しい。
しかも板が堅いので自由に回れない。
横滑りでズルズル・ドンのずらしの鬼で滑った。
ズルズル・ドンで1回止まって、脚を踏み換えて方向転換し
またズルズル・ドンとか、完全なコブ初心者(笑)
それでもなんとか1本通して滑った。
まあ、この板でコブは無理。
転ばなくても膝を壊しそうなのでやめる。
またファットスキーのARMADA JJに戻った。

今夜も20:30のお迎えで宿に帰る。


水野の沢について、気になったのでちょっと調べてみました。

水野の沢を滑るということ

水野の沢 深雪滑走安全教育プログラム

北海道 ニセコ「水野の沢」深雪滑走安全教育プログラム。

やはり、元々は完全立ち入り禁止区域であったところが
いろいろな条件やルールの上で解放されたのだそうです。
毎朝聞こえてくる爆発物の音は、ここからです。
危険で滑れない場所を、なんとか滑れるようにするという
地元の方々の努力の結果なのですね。


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2019 第17回ニセコ山ごもり 8日目

アンヌプリ山頂登山

[13] 2019/01/14

6:30起床、8:00出発。
ひらふ駅のホームからアンヌプリがよく見える。快晴。
ホーム

ホーム

ゲレンデに着いても快晴。羊蹄山もよく見える。
羊蹄山

センター4、エース3、キング3、キング4を乗り継いで
リフトトップまで上がった。続々と山頂目指して登山する人がいる。
King3

今日は自分も行く気満々。新雪はないが記念登山である。
行ける日には行く。
もう何回目だろうか?過去の日記を読めば分かるのだが?
背中のバックパックは、このために買ったのである。
普通の板の2倍ほどの重さがあるファットスキーを
肩に担いで登るのは大変な労力なので、
板をバックパックに装着して背負えるようにした。
ストックを1本ずつ両手に持って杖にできるので楽である。
このバックパックは、普段は毎日自転車の通勤で使っているのだけれど
本来の目的はこれ。職場では誰も知らない。
(スキーバカはばれてます)
ときどき、スキー板の替わりに傘を背負って通勤している。

登るつもりでリフトの頂上まで来たのだけれど、
尿意をもようしてきて悩む。
山頂まで登って、滑ってトイレのあるレストランまでの行程を考え
早くても1時間半くらいか?
山頂でゆっくり休みたいし、あせって滑りたくはない。
やはり一端降りて出直してくることにした。
リフト2本分で30分程度のロス。
その間に天候が変わりませんように!と祈った。
山の天気は変化が早い。
山頂にたどり着いたら、周囲は真っ白で何も見えなかったということもある。
その間にもたくさんの人が行列をなして登っていく。
その写真を見た嫁は、「宗教みたい」と言った。
本当にそうだ。
アンヌプリの山頂には、祠のようなものは祀られていないけれど
登る人の行動は宗教のようだ。

G3の登山口で、改めて板をバックパックに取り付けて背負う。
なかなか準備が大変である。
ゴーグルは暑くて曇るのでサングラスにした。
このために持ってきたのである。
天候さえよければいつでも登れるように、バックパックの中に入れておいた。
自分の前を歩く人がゆっくりのペースだったので助かった。
余裕を持って途中の休憩地点まで登れた。
ここまでが急坂で大変なのである。
登山

ボーダーの若い兄ちゃんは
「あ〜きっつー!普段走ってなかったら、絶対無理やった〜」と。
休憩地点から山頂までは、ユルい斜度の尾根をマイペースで歩く。
降雪が少ないので、広い幅があり、後ろからのプレッシャーはない。

山頂には50人くらいの人がいただろうか。
お祭り騒ぎの撮影タイム。
頂上

行列

少し雲がかかっていたので、日本海や積丹半島はぼんやりとしか見えない。
しかし、5分ほどで雲がなくなり、周囲から「おお〜!」と歓声が上がった。
積丹半島がなんとか見え、みんながうろうろ歩き回って写真を撮る。
頂上

積丹半島
写真の右奥が積丹半島。

羊蹄山に雲がががっているのが残念である。
羊蹄山
目線では羊蹄山が下に見えるが、
羊蹄山の標高は 1898m
アンヌプリの標高は 1308m
羊蹄山の方が高い。

山頂で写真を撮りまくっている間にも、新たな人が次々登ってくる。
一方では撮影に満足して滑り降りる人達。
今回も無事に登れました。登れる体力があってよかった。
まあ、オフトレのウォータージャンプでは、
板を持って、水に濡れた重いスキーブーツで
何度も何度もスタート台にハイクアップするのだから、
体力は付きますわ。 きっと世羅に通っているみんなは大丈夫。
登山時間は、休憩なしなら30分くらいか。
山頂で20分ほど過ごし、下山。
下り

下り
僕のデジカメには水平水準器がついているので
斜度は写真で見たままです。
こんな坂を20分程登って途中の休憩地点に行けます。

天気が良いので、下りの目標地点がはっきり見える。

やはり新雪はないが、ノートラックのまま2〜3日誰も滑っていない雪はある。
ちょっと重いが悪くない。
場所を選べばいい雪がある。
しかし、ゴリゴリの危ないところもある。
1箇所、岩が露出しているところを見つけた。

G5よりも低いところまで降りてくると、
ノートラックのパウダーが増えてくる。
標高が低いところは風が弱くて雪が飛ばされていないのか。
しかし木の露出量が多いので、まだ積雪量が少ないのだと感じる。
ルート通り花園第3乗り場まで降り、そのまま花園のふもとまで滑る。
11:30でレストランは満席。座れずにキングベルへ戻る。
ストロベリーフィールド

羊蹄山

第二の壁を偵察。この板では滑れないなー。
第二の壁

花園第3降り場に、新しい氷のオブジェが追加されていた。
インスタ映え意識しているな−。
鮫

羊蹄山

エース4、キング4を回って、荒れているなーと思い、
14:00にキングベルでチキンカレー。
エース3でグルグル整地ターン練習。
ファットスキーでもカービングターンは出来る。
ARMADA JJはそこがよい。
ナイターに入ったら脚が疲れたので、
スライドとピボットターンの練習。
ここで一つ新しい発見があった。
文章では伝わりにくいので書かない。
スキー歴の長い人で、久万スキーランドに通っていた人は
知っていると思うが、
踊りながら滑る女性の集団がいた。
あの踊りの意味が解ったのである。
腕の動きだけで板がするするっと回る。
これを覚えたら初心者でも上手く滑れそうである。
あの人達は、独自のスキー理論があってやっていたのであろう。
松山市内の明屋書店で、その踊りながらスキーのビデオを販売したり、
宣伝の無料冊子をを置いたりしていた。
その冊子を持ち帰って読んだこともある。
スキーを履いて1日目の人を
ルスツの上から下まで自力で滑らせたとか、
評論家の竹村健一さんが絶賛していた。
どうしてそこで竹村健一につながるのだろう。
最近はあまり久万に通っていないのでお見かけしませんが、
どうされているんでしょうね?

恋人
とりあえず、頭をなでておいた。

毎日天気予報をチェックしていると
1/16水曜日がアーリーモーニングのチャンスになりそう。
明日(1/15)は、17:45の定時お迎えの車に乗り、
早めに引き上げよう。

宿に帰って、いつもと同じ夜であったが、
事件発生。
二段ベッドの下で日記を書いていたら、横の畳の上で
「どど〜ん!!」と大きな音がして、木造の駅舎が揺れた。
驚いて横を見ると、サイさんが転がって、うなっていた。
どうも、二段ベッドの梯子を踏み折ったらしい。
推定体重90kgくらいか?
僕もベンジャミンさんも大笑いになった。
どこでどうなったか、サイさんの腹部に擦り傷ができていたので
宿に薬がないか聞いてくると言って下に降りていった。
隣ではナンチャン家族が生活しているので
薬は何とかなるだろう。
梯子は、次の日早速修理されていた。手早い!


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2019 第17回ニセコ山ごもり 9日目

ゴンドラが止まる吹雪

[14] 2019/01/15

6:30起床、8:00出発。
新雪なし。
押し入れのベンジャミンさんがチェックアウトした。

センター4、エース3で上がると、
エース4、キング4は強風のため運転見合わせ中。
天気を考えれば、今日は一日中動かないだろうなと予想した。
エース3、キング3の下は、まあ我慢できるほどの、風で穏やかな天気。
しかし、上は、強風とホワイトアウトの別世界。吹雪いている。
ホワイトアウトはちょっと大げさすぎる表現かも。
Ace3

ゲレンデの境界に行くと、オレンジのポールが等間隔で立っている。
そのポールを1本見つけて近づいていくと、
遠くにぼんやりと次のポールが見える。
そうやってオレンジポールを1本ずつたどっていくと
無事に滑ることができる。
オレンジポールの間隔が絶妙に設定されているのか?
ポールを見失ったら感で滑るしかない。
ゲレンデの中なら、なんとかなる。
本当に危険な場所は、ロープやネットが張ってあるし、
ポールだけの境界は、その外に出てもゲレンデ内の林間コースだったりする。
そこも滑ったことがあるのだから大丈夫。

バックカントリーでそんな状態になったらどうするのか?
とりあえず、立ち止まって、少しでも視界が回復するのを待つしかないと思う。
でも、止まっているつもりでいても、実は滑っていた!
ということがある。
フワフワのパウダースノーで、脚に何の抵抗も衝撃も無い状態で
ホワイトアウトすると、止まっているのか滑っているのか判断がつかない。
少しずつ加速していって、ある程度の速度になると
何か違和感があり、「あっ!滑っとるが!」と思って
わさとキレイに転んで止まるしかない。

1000mヒュッテ
今回は、止まっていたところで風に背中を押されて滑ってしまい
転んだ。
そんな天気でも、滑る人は滑る。
なんでか?というと、
「今滑らないで、いつ滑るの?」というくらい、いい雪だから。
前日から新雪無く、キレイに圧雪された整地バーンに
吹雪いた雪が積もったら、とてもいい状態になる。
そんな日は当然バックカントリーに出るゲートは閉じられているので
ゲレンデを滑るしかないが、ゲレンデ内でも十分楽しめる。

自分は顔の下半分にフェイスマスクをつけて、顔の露出がないようにしていたが
ゴーグルだけで滑っている人もいる。タフな人達だ。
そんな中で、お尻につけた亀のぬいぐるみの別バージョンをみつけた。
一回り小さい亀を1匹ずつ膝につけている人。
ボーダーさんは、膝立ちで止まることがあるから
膝にクッションが必要なのね。

羊蹄山
14:45頃から、自分としては定刻の2回目の昼ご飯を食べていたら、
強風のためゴンドラが止まると放送されていた。
このタイミングで止まったら、ナイターの間も動かないだろうと予想。
センター4はどうかな?
まあ、今日は、明日のアーリーモーニングに備えて
早上がりにするので、センター4が止まっても気にしない。
むしろ、リフトが止まった方が、
明日の朝のゲレンデがキレイな状態になるので期待できる。
日中でも、吹雪で止まっていたリフトが動き出すと、
迷わずすぐ乗るのが良い選択だと思う。
そのリフトでしか滑れないコースがあれば、
ノートラックの素晴らしいゲレンデを滑ることができる。

結局、ゴンドラが止まったのは、15:00だったが
ゴンドラが止まると、それに連動して、
レストラン・キングベルが閉店することが決まっているらしい。
定刻でも15:30閉店なので、お客さんは少ないが、
一人一人事情を話して、
15:10に閉店するので早く出てくださいとお願いしていた。
自分も含めて、みんなレストランを追い出された。
この吹雪の中、休憩していたい人もいるだろうに(笑)
まあ、どうしても休憩したい人は、トイレ横の休憩室がある。
15:45でエース3、キング3も定刻終了なので、
17:00頃までセンター4でグルグル回って終了。
King3
下の方は、まだ穏やかな天気であった。

ゲレンデふもとのオフピステコース温泉沢に行ってみたが、
時間が遅いのでもう新雪は残っていない。
パトロールさんのブログでは、意外と穴場と書いてあったので
午前中に行くといいかもしれない。
トップリフトが動かないことが分かっていれば
ここを滑ってから上に行く選択もある。
「上は強風でパウダーが飛ばされ、いい雪がないのに
下の方の穴場コースに人がゼロ!」とか
とても良い情報を出してくれているのだが、
ブログに書いてしまったら、穴場じゃなくなってしまうじゃないか!。
ノートラックの新雪を「メンツル」と言うらしい。
そのブログを書いたパトロールさんは、
数日後に早速、温泉沢でお客さんに挨拶をされ
「ブログ毎日読んでますよー!」と言われたそうだ。

夕方から、ふもとでも雪が降り出した。湿雪。
上の方は乾雪であることを期待する。
アーリーモーニングは、下のコースだから微妙。
重いかもしれない。

ホテルの売店で、晩ご飯と朝ご飯を買って
17:45のお迎えの車で宿に帰る。
今回、唯一の早上がりの日。
駅舎の談話室でカップ焼きそばを食べながら
アルバイトをしているナンチャンの甥(泰成君)と雑談。
ポットのお湯が少なかったので、
キッチンで水をつぎ足そうとしたら、
いつも朝食を作っているおじさんが手伝ってくれた。
ほとんど話さないが、ニコニコ微笑んでいる。

予想通りだったが、日本人では僕が最長の滞在日数だそうだ(笑)
冬はそうかもしれない。
でも、他の季節は、もっと長く滞在していた日本人がいたはずだ。
ナンチャンが、前のオーナーから宿を引き継いだ直後の時期に
そんな人がいたと聞いたことがある。
愛媛県から来ているので、7月の豪雨災害の話も出たが
あまり生々しい話はしなかった。

壊れた梯子が直っていたので
サイさん感激。凄い!早い!と。


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2019 第17回ニセコ山ごもり 10日目

アーリーモーニング 3日目

[15] 2019/01/16

5:30起床。
ホーム
期待通り、ホームに深雪が積もっている。
6:00丁度にタクシー会社へ電話。
6:15にタクシーが来て出発。
この日にサイさんがチェックアウトした。
6:30のゲレンデは、駐車場やホテル前の除雪作業中。

通常リフト
7:30からアーリーモーニングの列に並ぶ。
リフトの2台目に乗れるところに並べた。
先頭集団

Early
最終的には50〜60人くらいになった。
スタッフの人がカウンターを持ってカチカチ・・・と
人数を数えているが、どこかに公式発表されているのは見たことがない。
毎度のことだが、ボーダーさん達は板を雪に押しつけて前後に擦ってみたり
板の裏をなでてみたり、ワックスの乗りをチェックしている。
スキーヤーさんは、あまりそういうことはしない。
ひたすら準備運動である。
前のボーダーさんは、昨日羊蹄山に登って、
頂上からパウダー三昧だったと言っている。
この季節に自分の脚で羊蹄山に登って滑るのは
かなりのツワモノ!
滑るコースを迷ったが、
今日は1本目から右のスーパーコースに行ってみることにした。
最初から深い新雪に行っても、
休憩なしで頑張れば 8:20までに降りてきて
2本目行けるのでは?と考えた。
深い新雪を堪能しながら滑っていると、
目の前の誰かが滑ったシュプールが左の方に伸びていて、
フリココースに戻るルートに向かっている。
そこで気がついた。そこより下のスーパーコースは
幅が狭くなるし、新雪の下にはコブが隠れているし
気持ちよくは滑れない。
だから、フリココースに戻って圧雪を滑るのが良い選択なのか!
即座に切り替えてフリココースに行くと、
目の前には1名のスキーヤーのみ。
たぶんリフト1台目に乗っていたおじさんだ。
できる限りの速さで追いかけた。
キレキレのカービングターンで、超大回り。
ゆるい斜度から急な斜度に変化するところは
飛行機がエアポケットに落ちたときのような感覚で
「ひゃー」と自然に声がでる。
整地大回りターンが、こんなに気持ちいいと思ったのは初めて。
広々した整地を目一杯の幅を使って高速大回りが出来るのは
アーリーモーニングで500円払う価値がある。
深雪パウダーだけではないのだ。
最後の急斜面が終わったところで、前のおじさんが転んだ!
追い抜いてリフト乗り場に入る。
1番だー。と思ったら、転んだおじさんが一緒のリフトに乗ってきた。
他の先頭集団は前後に見当たらないし、スーパーコースに降りたら
まさか、だいぶ先に到着出来るとは思えない。
全く価値のない一番だけれど、それはそれでうれしい。
2本目もスーパーコースの新雪はパスして、
フリココースの整地大回りに行った。
広いゲレンデだから、アーリーモーニングで
10人や20人が滑っても荒れない。2本目もほぼ新雪。
それと比較すると、スーパーコースの深雪は
2本目になると結構荒れている。
滑る人の割合が多いのと、横滑りしたり、立ち止まったりすることが多いから
深雪がどんどん荒れていってしまう。
急斜面の深雪は、なるべくキレイなシュプールで
立ち止まらないように滑りたいものである。
整地の方は、みんながキレイなカービングターンをするので
あまり荒れない。

8:30からの通常リフトにもそのまま並んだ。
センター4、キング3、と乗り継いで花園に行くと
ほぼ新雪。林間に行くと底当たりのしない深雪。
キング4からダイナミックコースのネット際オフピステ、
ここも底当たりしない深雪。すばらしい。
トイレに行って帰ってきた30分後には荒れ荒れで終了。
エース3で白樺に行ったが、ここも荒れている。
本当に朝は時間との勝負だなと思う。
また花園に行ってみる。
花園の林間はまだ深雪が残っていて気持ちよい。
10:30 キングベルでハンバーグカレー。
整地はどこも荒れているので、アンヌプリ国際のG7に行く。
ここもいい雪があった。2本連続で滑る。
G7

G7

昼頃のレストランは激混みで、お茶だけにしておく。
アンヌプリ

また、膝に亀をつけている人に会った。先日とは別の人。
キングベルまで帰って、エビ天うどん。
エース3下の吹きだまりにある深雪パウダーは残りものをいただく。
センターコース横の林間も終了間際のギリギリの時間に1本。
ここはだいぶ荒れていた。

ナイターに突入。
二壁のコブは、ピッチが長く浅いのであまり楽しくない。
だからキング方面には降りない。
ゴンドラにも乗らない。
晩ご飯の後に、
まだ一度も入ったことのなかった林に入ってみたら、
以外と奥行きがなく、すぐ反対側のコースに出た。
そこには、まだたくさんの新雪が残っていた。しかも深い。
ナイターになってもまだ底当たりしない新雪がある穴場、発見!
このコースの入り口はどこなのか確かめるために
もう一度上から滑ったが見つけられず。
2回目の捜索でやっと見つけた。
入り口は狭く斜滑降で滑り込むような場所なので、分かりにくい。
ここはアーリーモーニングでも滑ることの出来るコースである。
短いコースだが、20:00まで何度も滑った。
他に滑っている人は見当たらない。
新雪を食い散らかすとは、まさにこのことであろう。

20:30のお迎えで宿に帰り、いつもの通りであるが、
同室の人がいなくなった。
今回初めて独り。開放感がある。
耳栓もしなくてよい。


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2019 第17回ニセコ山ごもり 11日目

アーリーモーニング 4日目

[16] 2019/01/17

5:30起床。
今日も6:00丁度にタクシー会社へ電話。
昨日と同じく6:15にタクシーが来て出発。
全く昨日と同じく7:30からアーリーモーニングの列に並ぶ。
またリフトの2台目。
Early morning

Early morning
羊蹄山にハイクで登ったおじさんは1台目の位置にいる。
隣の女性ボーダーさんは、
「いつもバックカントリーを滑っていたから、
ゲレンデに来るのは久しぶりなの〜」
と言っていた。こちらも、かなりのツワモノ!
羊蹄山にも登ったらしい・・・・
周囲はみんな常連さんの模様。
Early morning

リフトが動き出して乗る。
前のリフトの常連さん達は、何か楽しそうに話している。
どこのゲレンデでも、あるあるな風景。
ニセコは外国人のゲレンデになった感じがあるけれども、
アーリーモーニングの先頭集団は、いつも日本人が占める。
いや、ゲレンデ久しぶりの女性ボーダーさんは外国人だったけど
日本人のように日本語を話していたので、外国人に見えなかった。

アーリー1本目は、昨日の1本目と同じコース。
気持ちよく大回りでかっ飛ばした。
下に降りたら、リフト1台目の常連さんが先に降りていて
人待ちで止まっていた。
そして、2本目のリフトに乗ったのは、僕が2番目みたい。
アーリー2本目は、昨日見つけた穴場コースを滑る。
期待通り底当たりしない深さがある。
しかし、今日の雪は重い。
常連さん達も「ねっとり、ねばりつく感じ」と言っていた。
脚の切り替えでベタ踏みした瞬間減速する。え"!?と思う。板が走らない。

アーリーモーニングが終わって、
すぐに 8:30のリフトに並ぶ。
通常リフト

通常リフト

少し前の方に、今日のアーリーモーニング1番の女性スキーヤがいる。
センター4を降りたら下へ滑っていった。
トップリフトが動いていないと見越してのことか?
実際動いていなかったし、上の方は気持ちよく滑れるところがない。
風が強くホワイトアウト。
ゲレンデマップが頭にあるから、自分の立ち位置は分かるが、
フォールラインの方向が分からない。平衡感覚がおかしくなる。
ボーゲンでゆっくり滑っていたら、前からの風に煽られて尻餅をついた。
寒いのに、滑っている人はそこそこ多い。
レストランは避難している人が多い。

トップリフトが止まっているので、エース3、キング3で行けるところだけ滑る。
花園3も止まっている。
10:30 キングベルで肉うどん。
強風

強風
強風のせいで、スタンドに立てかけられた板が総倒れになっていた。
スノーボードは流れてしまいそうだが、
流れる方向に網が張ってあった。
スタッフさんの仕事が早い!
これでスノーボードが流れると危険だねー

ホワイトアウトに近い視界の中で
エースヒル下の急斜面を板を担いで登っている人がいたので
近づいてみると、
上(エースヒル)でビンディングの調整ができるかと聞かれた。
フランス語っぽい言葉だったが、たぶんそんな感じ。
工具は置いてあるので、OK!と言っておいた。
なんとかなるだろう。

中国人のおばさんには、ゴンドラ方面に降りる方向を聞かれた。
ニセコヒラフでは、一番ポピュラーな質問。
左へ左へ行けばいいのだが、不安があったので誘導してあげた。
「自分についてこい」なんて英語は分からないし、中国語も分からない。
とりあえず「レッツ・ゴー」で(笑)
吹雪いている中で滑っていて、人助けができた。

ゴーグルがよく曇るなと思ったら、曇っているのでなく
内側が凍っていた。よほど寒いのであろう。
普通は少々曇っても、滑っているときに冷気が入って
すぐに曇りは取れるので気にならない。
レストランに入ってからコーグルを暖めて氷を拭き取り、
フェイスマスクを外して鼻と口を露出することにした。
寒いけど仕方ない。これで曇らなくなった。

フリココースは意外と滑りやすい整地になったので
大回り練習に使える。
15:00エースヒルでカツカレー。
エースヒル前の温度計は 16:00頃で マイナス18度であった。
温度計
今シーズン、自分がニセコに滞在していた間、
吹雪いていてもマイナス10度〜12度くらいであったが、
とうとう来た。
上の方はマイナス20度を下回っているだろう。
何年も前に、ニセコのふもとや倶知安がマイナス18度という日があったが、
あまり経験しない温度である。
前回は降雪のあった朝だったので、素晴らしいパウダー体験ができた。
今回は、午前中気温高く、重めの雪が積もっていて、
日中に気温がどんどん下がりマイナス18度。
新規の降雪は少ないが、当然雪質は良い。かなり良い。
こういうときは、ゲレンデ内の整地を滑った方がいいだろう。

ナイターはセンター4だけでグルグル。
寒いけどゴンドラには乗らない。
強風で徐行運転になりやすいし、板を外しての乗り降りが面倒。
昨日見つけた穴場も、もちろん滑った。

数年前までは、キング第3がナイターでも動いていたのだが
ナイター営業がなくなって残念だ。
キング第3があれば、ナイターもいろいろ選択肢が広がって
穴場探しも楽しめた。
まあ、平日の夜に吹雪いていると、
乗っているのは僕だけ?みたいな状態があったし、仕方ない。
ついでに、キング第3の思い出も書いておく。
2013年のこと、一日中吹雪で風が強く、キング第3が動かない日があった。
平日なのでナイターは普通に人が減る。
長期滞在の外国人もナイターでは激減。
さらに、中段リフトが動いてないので、みんな早く帰る。
そんな日のナイターで、突然天候が安定してキング第3が動き出した。
そうすると、主にキング第3でしか滑れないジャンボコースは
前日夜からの降雪がそのまま残っている!
ノートラックのゲレンデがまるごと僕のもの!?え"〜!!
驚喜、狂喜、狂気。
もう、あんなことは2度とないと思う。

今夜も 20:30のお迎えで宿に帰る。
今夜は風呂のシャワーが凍って、出なくなっていた。
凍った場所の当たりは付いているので、
ドライヤーで暖めて復旧したらしい。
よくあることなのだね。
寒いといろいろなことが起こる。
今日の低温は、地元の人も警戒するほどのレベルだったそうだ。

今夜から、新たに外国人さん2名が相部屋になった。


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2019 第17回ニセコ山ごもり 12日目

とうとう最終日

[17] 2019/01/18

6:30起床、8:00出発。
新雪あり。駅前で10cm程度。
駅前

ログハウス
以前、何度か宿泊したログハウス。

駅前

アーリーモーニングはパス。
センター4からナイターで見つけた穴場に行くと
まだ底なしのパウダーが残っていた。
キング3から林間コースに降りて脇の斜面に行くと
ここも新雪パウダー。

温度計
とても視界が悪い。

エース3下の谷は、パウダーあるけど底当たりする。
花園3、エース4、キング4は強風のため運転見合わせ、
本日のトップリフトは実質上キング3になり、長い行列になる。
King3

キング3からジャンボコースに行くと、
人が少なく大回りターンができる。のんびりクルージング。
新雪で、まだ荒れていないゲレンデ。
10:30 キングベルで鳥丼。

花園第3リフトが動き出したので、羊蹄サンセットコースに向かう。
人が少ないので新雪急斜面を大回りで気持ちよく滑る。
若干昨日の荒れが残っていて滑りにくい。
降りてみると、花園3は稼働しておらず、試運転中であった。
そうなると、ヒラフ側に帰るには、少しハイクアップして
ホリデーコースへの連絡路を滑らなければならない。
知っているから安心でいられる。知らなかったら焦るだろう。
その、ちょっとのハイクアップが面倒だったので、
下に向かって滑って、花園第2リフトを使いハイクアップの距離を
縮めようとした。
ところが、回りが真っ白のために花園第2リフト乗り場をスルーして
さらに下に降りてしまった。
気付いた場所から花園第2リフト乗り場までハイクアップするのは面倒なので
結局花園第1リフト乗り場まで滑ることに・・・
ハイクアップを20メートルほど縮めるためにリフト2本使うとは。
花園のシルバードリームコースは斜度がゆるゆるの初心者用で
パウダーが積もっていたので、油断して棒立ちで滑っていたら、
後半はじわじわスピードが上がり、
気がつけばヤバイ高速になっていた。慌てて減速。

連絡路を使おうとする人は他にも数名いたが、
みんな花園3が動いていると思ってきたのかな?
少しハイクアップして連絡路に着くと、G9の看板が見えた。
今日は出ない。視界真っ白だから危険。
そこで、中東系の外国人から話しかけられ
同じ言葉を連呼しているのだが、よく分からない。
じっくり聴くと、「ヒラフ」と言っているのだった。
アクセントが想定外なので、最初は「ヒラフ」とは聞こえなかった。
つまり、ヒラフはこっちか?と指を指していたので
イエス!ヒラフ!と言ってあげると、
視界真っ白な中を全力で滑っていった。

ホリデーコースからヒラフの一番下に降りて上に戻ってみたら
花園3が動き出していたので、もう一回花園方面に
林間から滑ってみた。林間のパウダーは、今日は底当たりする。
スインギングモンキー沿いの五壁ロープ際に
底当たりしないパウダーあり。短いので3回滑った。
14:30 キングベルでハンバーグカレー。

エース3下の谷間でパウダー探し。
終日雪が降り続けているので、吹きだまりには新雪が増えている。
エース3とキング3の定時終了 15:45の前には、
ブリザードで何も見えなくなった。本日の最悪環境。
朝から他のコースもほとんど真っ白が多かった。
ここでもオレンジのポールを頼りに滑っていた。

ナイター
ナイターはいつものように整地練習。
フリココースの荒れが少なく滑りやすい。
二壁のコブは薄く、パウダーなし。
19:45まで滑って、板を返却。
11日全部終了!!
今日のナイターは人が少なかった。
金曜なら多いはずなのだが、マイナス10度程度でも
風のせいで寒かったからか?

DotBase
お世話になりました。

最後の夜なので、ひらふ十字路を散策してみた。
ひらふ十字路
インド系の屋台が2つ、日本人の屋台が1つ。
日本人の屋台で串焼き1本1000円?!

うさぎ
このウサギの石像はなんだろう?気になる。

いつものように 20:30のお迎えで宿に帰る。

翌日の移動日も、日記が続きます。


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2019 第17回ニセコ山ごもり 13日目

早朝からバタバタ出発 さようなら

[17] 2019/01/19

6:00起床
ヒラフスキー場8:00発のバスを予約していたので、
宿を遅くとも7:30出発の必要あり。
ではタクシーで行くしかないだろうと思っていた。
それなら荷物整理もあるからアーリーモーニングより早い5:00起床なのだが
なんとナンチャンが他のお客さんをアーリーモーニングに誘ってくれ
相乗りで7:45の出発になった。
バスは5分前到着で間に合うだろう。予約しているし。
でもアーリーモーニングの方はどうかなー。まにあうかなー。
当日チケットを買うために窓口に並んだら、時間があるかなー。
8:00頃には普通のリフトのチケットを買う人も並び始めるだろうし・・・・
と思っていたら実際に10人ほど並んでいるのが車の窓からちらっと見えた。
ちゃんとアーリーモーニングを滑れたかどうかは後で聞いていないけれど
良くて1本、悪いと時間切で滑れないかも。
8:30のリフトでも100〜200人並んで待っているので、そこの前の方に並ぶためには
かなり早くからチケット売り場に並ばないといけないはず。
早朝から並ぶ人は必ずいる。
シーズン券の人は別にしてね。
みんな早朝の1本に気合い入れてるからね。
アーリーモーニングで滑れないコースは、
まだノートラックの新雪なのですよ!

Welcome denter

新千歳空港
ニセコは雪だったが
空港に近づくとめっちゃくちゃいい天気。別世界に戻ってきた感じ。
僕が来る前日の1/6は大荒れだったのだが。

新千歳空港で、今シーズン初の「うにいくら丼」を食べて
お土産買って落ち着いた。
お土産のせいで荷物の重さが20kgを越えたはずなのだが
追加料金なし。よいよい(笑)。ぎりぎりセーフだったか?
スキー道具を一晩乾燥させて、朝荷造りした作戦勝ち。
早寝早起きがよいです。

4年前と比較して望羊莊のいくら丼が値上がり(1780円)していたが
空港の値段を見てみると、どこも上がっているのだなと思う。
だいたい同じ程度値上がりしているみたい。

飛行機の窓から見える雲が雪にしか見えなかった。
雲

雲
珍しく機内で眠れなかった。

今朝、比羅夫駅からゲレンデまで、
ナンチャンの車の中で来シーズン以降の営業方針を聞いた。
・ナンチャンの体力の限界を超えてしまっているので
お客さんの数を減らして縮小営業にする。
・今年は甥がアルバイトで手伝ってくれているが、来年以降は無理。
・冬だけのアルバイトは中々見つからない。
・昨年1月、仕事中転倒して膝を骨折してしまった。
具体的にどうなるかというと、
一番大きなログハウスは売却予定。
帰りのお迎え時間は、17:45,20:30 の2回から17:45だけに変更。
グループ予約での貸し切りはしない。基本的に男女別相部屋のみとする。
夫婦、カップルでも例外なく男女別相部屋。

う〜ん・・・・なかなか敷居が高くなりますな。
20:30のお迎えが無くなる件は、代替手段はある。
スキー場から倶知安駅までバスで移動し、
倶知安から比羅夫までは列車で一駅。
なんなら、ちょっと早めにスキーをやめて
倶知安で温泉に入ってから列車で比羅夫に帰るということもできる。
実際に、そうしている外国人の宿泊客がいた。

初めて駅の宿ひらふに宿泊した1999年から数年間ほどは
のどかな時代でした。
まだ外国人は全くニセコに注目してなく、
日本人もスキーシーズンには宿泊が少なく、夏が繁忙期でした。
会社の友人達とグループでログハウスを貸し切り予約し、
他にお客さんがいないときは、
ナンチャンの車でご近所の温泉に連れて行ってもらってました。
ご近所と言っても30分くらいはかかるところです。
多方面に温泉はたくさんあるので、3泊中1泊は宿の名物「丸太風呂」
2泊は温泉という感じで、毎年違う温泉に連れて行ってもらいました。
一通りの温泉に行き尽くしたら、
こちらから行きたいところをリクエストしたりして。
晩ご飯も朝ご飯もありました。
晩ご飯の後は、ビールかワインでも飲みながらナンチャンと話もできました。
そのころ、ナンチャンはまだ独身だったので
駅舎の2階に住んでいました。
あのころの、のんびりした駅の宿にはもう戻れないんだろうなー。

松山空港に到着したら嫁のお迎え。
おつかれさまー。


== 後日 ==

松山に帰ってきて1日目の朝。ケイタイのアラームに起こされたとき、
あ!ヤバイ!早く止めないと!!ケイタイどこで鳴ってる?
枕元にない!?え〜???
で、やっとニセコの宿ではないことに気がつきました。
相部屋の人に迷惑にならないように、速攻でアラームを切るか
ほとんどアラームが鳴る前に目を覚ましていた生活だったので。
かなり焦りました。心臓がドキドキ。

ニセコに行っている間に、老眼が一気に進んでしまった気がします。
当然の結果だろうと思います。テレビ、パソコン、新聞見ない。
ガラケーは 1日の合計が20分程度。
一日中外で遠くを見ていたら老眼が進みますね。


ニセコなだれ情報 2019.02.08 Friday

雪崩リスクは高い。各ゲート開閉は未定、パトロールの指示に従うこと。森の中はオーバーヘッドの雪。雪崩走路となる谷底を滑ってはならない。

森の中はオーバーヘッドの雪!!
いいなー。これは今回経験できなかったと思う。
ターンで巻き上げた雪が顔にかかることはあったけれど、
あれがオーバーヘッドの雪か?というと違うと思う。
写真でもあればわかるのだけれど。


長い日記をダラダラと書いて、
どうでもいいようなこともたくさん書き込みました。
そうしないと、何もなかったかのような気がするのです。
嫁には感謝。
11日もニセコで遊ばせてくれてありがとう。
とても楽しかったから、
全部が一瞬の夢のように終わっちゃったよ。

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