Pontoonという板

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ポンツーン
日本語に直訳すると「方舟(はこぶね)」です。
通称「変態極太板」とも呼ばれたりするらしい。
狂気の板。
凶器の板。
驚喜の板。
狂喜の板。

ご存じない方はこちらへ
2010-2011シーズンでは、トップとテールが緩やかに上へ反り返る「ロッカー」
と呼ばれる板が流行っているのですが、
Pontoonは数年前に出たロッカーの走りです。
発売になった年から目を付けて、
いつか履いてみたいなー…( ̄∇ ̄)と思っていました。
まあ、この板を履いて楽しめる環境が(雪が)ないといけませんがね。
念願かなって、2011年1月、ニセコひらふで三日間この板をレンタルしました。

2枚並べるとスノーボードよりも大きな面積になります。
だから、新雪での浮力感はすばらしい。
いつも履いているのがモーグル板(細い)なので、余計にそう感じます。

この板があれば、ニセコひらふのどんな上級コースでも
(ゲレンデ外エリアでも)
気持ちよく滑れます。
板が雪に埋まらないというのは、こんなに楽しいことなのか!
と思い知らされました。

スーパー
写真の右下は、結構な斜度がありますが
こんなところも楽勝。

で、
いいことばかりじゃなくて、ちょっと気になることも書いておきます。
この板を履いて1日目は、膝が疲れました。
普段はコブばっかり滑っているのに?
ほとんど非圧雪のフカフカの雪だったのに?
私が未熟だからでしょうか。
2日目からは気にならなくなりました。

そして、当然と言えば当然なのですが
この板は、圧雪された整地は苦手です。
ロッカータイプの板全般的に言えるのかもしれませんが
整地ではエッジが効きにくいです。
感触としては、「ガウアーさんの板」みたいです。
あの、船底型のショートスキーですよ。

エッジの効きが弱いならどうするか?
基礎スキーの練習のつもりで、
真面目に外向傾をキッチリ作ってみました。
意外といい練習になりますよ。
外向傾が出来ない人にお勧め。
むしろ外向傾は「ガウアーさんの板」で
練習するのがいいんじゃないでしょうか?

さらに、ロッカータイプの板は、
後傾気味の人にはお勧めしません。
後傾の人はさらに後傾が強調されてしまうと思います。
新雪は後傾で滑った方がいいという意見もあるし、
細い板なら私もそれに賛成です。
でも、ファットスキーなら、
普通に板の中心を踏んで滑ることが出来ます。
無理に後傾にするなんてもったいない。
私自身は、62cmのショートスキーで遊んでいたことがあったので
後傾はなくなっていると思ってます。きっと…

友人達と別れて一人で滑っていると
必然的に知らない人とリフトやゴンドラで相席することになりますが、
その時に、よく板のことを聞かれました。
「その板はどうですか?」
「滑りやすいですか?」
とか、いろいろ。
オージーからも英語で何か言われて
板の方を指さしていたので
「ベリーグッド!!」って答えておきました。
本当は何を言っていたのかな(汗)

それほどみんなが注目している板なんですね。
だからといって購入はしませんけどね(笑)。
2011/02/09

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