The Original Caste
One Tin Soldier
Pops
Release Date: 1969
Format: CD
Nr.Discs: 1
Length: 44:27
Index: 2772
Stereo; ADD
One Tin Soldier (1969) (14 tracks)  44:27
01  One Tin Soldier  03:38
02  Mr. Monday  03:07
03  Country Song  03:16
04  A Picture Of Bob Dylan  03:00
05  Nothing Can Touch Me  02:59
06  Leaving It All Behind  02:46
07  Watch The Children  02:58
08  Highway  03:34
09  Sweet Chicago  04:38
10  Love For Tomorrow  03:26
11  Come Together  02:21
12  Ain't That Tellin' You People  02:40
13  When Love Is Near  03:03
14  Come Together (Live)  03:01
1969
Purchase Date: 2005/11/04
Store: HMV Japan
Studio: Unknown
Producer: Dennis Lambert & Brian Potter
Label: Universal Music Co.
Cat. Number: UICY-1303
こんなアルバムが再発される日本の音楽事情って最高ですね。商業主義のアメリカじゃ絶対有り得ないですね(それでも、Wounded Bird レーベルは良くやっていますが)。再発は日本の専売特許かと思っておりましたが、最近では、ヨーロッパもかなりの音源を再発しております。日本もヨーロッパも音楽に対する多様性にはとても寛大で、素晴らしいと思います。
で、この
The Original Casteですが、カナダ出身のバンドです。このアルバムは1969年に彼等の唯一のアルバム"One Tin Soldier"にボーナス・トラックを追加し、「ベスト・オブ・オリジナル・キャスト」として2005年に日本で世界初CD化としてリ・イッシューされたものです。
彼等は本国カナダ以外では、ここ日本だけでヒットしたのみで、日本では、そこそこの枚数のシングルを出しておりますが、いわゆる大ヒット曲は、このアルバムに収められている1曲目の"
One Tin Soldier(邦題:「天使の兵隊」)"2曲目の"Mr. Monday"2曲くらいのものですが、特に2曲目の"Mr. Monday"は、1970年の「オリコン・チャート」で第7位を記録し、シングルの売り上げも45万枚強だったとかで、かなりヒットしました。また同じく70年に「第1回東京国際歌謡音楽祭」にゲスト出演し、来日コンサートも行っております。このアルバムの14曲目はその時のライヴ音源とか。
このアルバムでも、特に前出の
2曲の出来が素晴らしく、ポップスとはこんな曲みたいな代表の曲です。これら2曲については、70年代ポップスのコンピレーション・アルバムに収められていることもあり、結構CDで聴いたことがある方もいらっしゃると思います。しかしながら、他の曲は初CD化ということで音源としては貴重なものとなっております。前出の2曲の出来が素晴らし過ぎるため、一聴すると他の曲はそうでもないように聴こえますが、良く聴いてみますと、センスあるポップスが何曲かあったりします。
3曲目の"
Country Song"なんかは、1曲目や2曲目の延長線上にある曲ですし、5曲目の"Nothing Can Touch Me"は、当時のバブルガム・ポップの感じがする曲です。8曲目の"Highway"メロディアスなバラード・タイプの曲で、出来も良いです。

ただし、このアルバムですが、アナログ落としみたいで、レコード針の擦れる音が聞えたりしますので、オリジナル・テープからではないと思われるのが残念ですが。