月刊LaLaインデックス2007
MONTHLY LaLa INDEX 2007

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 白泉社月刊LaLaのインデックスデータ。その2007年版。独断と偏見に満ちた星取表(5点満点)と短評付き。


月刊LaLa 2007年12月号
表紙田中メカ「キスよりも早く」
作品名作者名連載回数サブタイトルなど星取表
「キスよりも早く」田中メカ第8回love.8★★★
「ヴァンパイア騎士」樋野まつり第33回第三十三夜「純血種の恋人」★★★
「桜蘭高校ホスト部」葉鳥ビスコ第53回(第56話)★★★
「会長はメイド様!」藤原ヒロ第19回(第20話)★★★
「金色のコルダ」呉由姫読切特別編★★
「ああ愛しの番長さま」藤方まゆ第9回其の十五
「図書館戦争」有川浩・弓きいろ第2回INDEX.2★★★
「4ジゲン」にざかなギャグ ★★★
「きゃらめるBOY」森生まさみ読切 ★★★
「ペンギン革命」筑波さくら第33回 ★★★
「ZIG☆ZAG」なかじ有紀第33回第33話★★★
「ビューティーハニー」マツモトトモ第9回Cut.9★★★
「お兄ちゃんと一緒」時計野はり第36回第43話★★★
「笑うかのこ様」辻田りり子読切 ★★
 2007年も引き続き、内容的には全体に低め安定という感じ。
 昨今、たこいがそれなりの興味で読んでいるのはLaLaの少女マンガ王道路線の生き残りとしてのなかじ有紀、LaLaのとんがった路線の生き残りとしてのマツモトトモ、実は成田美名子の継承者だった(?)葉鳥ビスコ、あたりがメインかなあ。あとナンセンスギャグのにざかなと(笑)。
 今回は森生まさみの短編が、少女マンガにありがちな小学生男子×女子高生ロマンス。ありがちなんだけど、森生まさみらしくてマル。
 因みに今回から、とりあえず何事もなかったかのように、にざかなのにざ復帰。何事もなかったかのようにいつものギャグで、まずは一安心(笑)?(2007/12/30)


月刊LaLa 2007年11月号
表紙呉由姫「金色のコルダ」
作品名作者名連載回数サブタイトルなど星取表
「桜蘭高校ホスト部」葉鳥ビスコ第52回(第55話)★★★
「キスよりも早く」田中メカ第7回love.7★★★
「ヴァンパイア騎士」樋野まつり第32回第三十二夜「偽りの箱庭」★★★
「会長はメイド様!」藤原ヒロ第18回(第19話)★★★
「金色のコルダ」呉由姫第39回(第43楽章)★★★
「eensy-weensyモンスター」津田雅美最終回LAST STEP 11月は若き王子のなやみ★★★
「図書館戦争」有川浩・弓きいろ第1回INDEX.1★★★
「夏目友人帳」緑川ゆき最終回 ★★★
「ZIG☆ZAG」なかじ有紀第32回第32話★★★
「4ジゲン」にざかなギャグ〜特別編〜★★★
「ビューティーハニー」マツモトトモ第8回Cut.8★★★
「龍の花わずらい」草川為第21回第23話★★★
「お兄ちゃんと一緒」時計野はり第35回第42話★★★
「とうがらし一味」江咲桃恵ギャグ 
「プラチナ・アップル」あさひな椒楜読切 
 2007年も引き続き、内容的には全体に低め安定という感じ。
 今月のトピックは有川浩『図書館戦争』のコミカライズがスタートしたことか。まあ、絵柄的には無難で可もなく不可もなく。今のLaLaにはオリジナルで勝負できる人材より、メディアミックスに起用しやすい基礎力のある新人の方が求められているのかも。いや、原作読んでないんだけど、なかなか面白く読めましたけど。
 今回も、にざ復帰せず、絵師のかなが楽屋落ちでなんとかしのいでいるのが引き続きおかしい(笑)。もう、何ケ月これで持たせられるか持久戦、という手もありかも(笑)。(2007/10/08)


月刊LaLa 2007年10月号
表紙藤原ヒロ「会長はメイド様!」
作品名作者名連載回数サブタイトルなど星取表
「金色のコルダ」呉由姫第38回(第42楽章)★★★
「キスよりも早く」田中メカ第6回love.6★★★
「桜蘭高校ホスト部」葉鳥ビスコ第51回(第54話)★★★
「夏目友人帳」緑川ゆき第2回 ★★★
「会長はメイド様!」藤原ヒロ第17回(第18話)★★★
「ヴァンパイア騎士」樋野まつり読切特別編「CROSS FAMILY IN VACATION」★★
「eensy-weensyモンスター」津田雅美第11回STEP 11 10月は人生勉強の秋★★★
「ビューティーハニー」マツモトトモ第7回Cut.7★★★
「ペンギン革命」筑波さくら第32回 ★★★
「王様ゲーム」水野十子最終回Final Play★★★
「八葉さんが行く!」カネチクヂュンコギャグ 
「ZIG☆ZAG」なかじ有紀第31回第31話★★★
「4ジゲン」にざかなギャグ〜特別編〜★★★
「お兄ちゃんと一緒」時計野はり第34回第41話★★★
「とうがらし一味」江咲桃恵ギャグ 
「龍の花わずらい」草川為第20回第22話★★★
「シュガー☆ファミリー」萩尾彬読切 ★★★
 2007年も引き続き、内容的には全体に低め安定という感じ。
 今回特筆すべきは、にざかなのアイデア担当にざが自宅全焼とかで、ネームが上がってこないので、絵師のかなが楽屋落ちでなんとかしのいでいるのがおかしい(笑)。(2007/10/08)


月刊LaLa 2007年9月号
表紙葉鳥ビスコ「桜蘭高校ホスト部」
作品名作者名連載回数サブタイトルなど星取表
「夏目友人帳」緑川ゆき第1回 ★★★
「桜蘭高校ホスト部」葉鳥ビスコ第50回(第53話)★★★★
「ヴァンパイア騎士」樋野まつり第31回第三十一夜「答えの行方」★★★
「会長はメイド様!」藤原ヒロ第16回(第17話)★★★
「金色のコルダ」呉由姫第37回(第41楽章)★★★
「eensy-weensyモンスター」津田雅美第10回STEP 10 9月、王子の本当の恋の相手あらわれる★★★
「キスよりも早く」田中メカ第5回love.5★★★
「4ジゲン」にざかなギャグ(第26回)★★★
「ペンギン革命」筑波さくら第31回 ★★★
「教授のお気に入り」森生まさみ読切 ★★★
「とうがらし一味」江咲桃恵ギャグ 
「龍の花わずらい」草川為第19回第21話★★★
「お兄ちゃんと一緒」時計野はり第33回第40話★★★
「花月姫」響ワタル読切 ★★
 2007年も引き続き、内容的には全体に低め安定という感じ。
 葉鳥ビスコ「桜蘭高校ホスト部」は、このところ続いていた双子ネタの決着編でいい感じに盛り上がっていて★★★★。なんというか、前にも書いたかもしれないけど、今のLaLaの執筆陣で、多少なりとも成田美名子っぽさを残しているのは実はこの葉鳥ビスコかも。
 あと、このところ短編続きの森生まさみ「教授のお気に入り」がまたしても、ほんわかした持ち味が出ていて割とお気に入り。まあ、デビュー当時はいい感じに短編型の人だったので、久しぶりにそのあたりの持ち味が出ているのかも。(2007/08/15)


月刊LaLa 2007年8月号
表紙田中メカ「キスよりも早く」
作品名作者名連載回数サブタイトルなど星取表
「ヴァンパイア騎士」樋野まつり第30回第三十夜「誰が為に血は流れる」★★★
「桜蘭高校ホスト部」葉鳥ビスコ第49回(第52話)★★★
「eensy-weensyモンスター」津田雅美第9回STEP 9 8月の終わりはすこしほろ苦い★★★★
「会長はメイド様!」藤原ヒロ第15回(第16話)★★★
「キスよりも早く」田中メカ第4回love.4★★★
「金色のコルダ」呉由姫第36回(第40楽章)★★★
「デーモン聖典」樹なつみ最終回 ★★★
「ペンギン革命」筑波さくら第30回 ★★★
「4ジゲン」にざかなギャグ(第25回)★★★
「ZIG☆ZAG」なかじ有紀第30回第30話★★★★
「ビューティーハニー」マツモトトモ第6回Cut.6★★★
「ああ愛しの番長さま」藤方まゆ第8回其の十四★★
「アカツキの楽園」ふじつか雪読切 ★★★
「とうがらし一味」江咲桃恵ギャグ 
 2007年も引き続き、内容的には全体に低め安定という感じ。
 今回表紙の田中メカ「キスよりも早く」はやはり現在のLaLaのエロ担当か(笑)? 樋野まつり「ヴァンパイア騎士」は今回男キャラ同士の吸血シーンがあって、ちょっと腐女子寄りの展開(笑)?
 津田雅美「eensy-weensyモンスター」となかじ有紀「ZIG☆ZAG」はそれぞれカップル成立ドキドキ感がそれぞれの持ち味爆発で表現されていて★★★★。
 そういえば、樹なつみ「デーモン聖典」は結局最初から最後まで登場人物が設定を全部台詞で説明して終わってしまった印象。まあ、クライマックスのここ3話ばかりは絵としての表現で多少は救われている面もあったので★★にまでは落とさなかったけど、いきなり異空間から現れたキャラクターが「実は……」といままで作中に出てこなかった新設定を台詞で説明する、という展開を立て続けにやって強引に作品をまとめてしまうのは、いかがなものか? 『八雲立つ』の冒頭あたりは、キャラクターの魅力がすごく立っていたのだが、今回の連載では、キャラクターが設定の陰に隠れてしまっていた印象。樹なつみの持ち味は、やっぱりキャラ立ちの強烈さにあったと思うので、自作では設定の説明の前にまずはキャラを立たせるような作品を期待したい。(2007/06/24)


月刊LaLa 2007年7月号
表紙樋野まつり「ヴァンパイア騎士」
作品名作者名連載回数サブタイトルなど星取表
「会長はメイド様!」藤原ヒロ第14回(第15話)★★★
「ヴァンパイア騎士」樋野まつり第29回第二十九夜「胎動」★★★
「桜蘭高校ホスト部」葉鳥ビスコ第48回(第51話)★★★★
「キスよりも早く」田中メカ第3回love.3★★★
「eensy-weensyモンスター」津田雅美第8回STEP 8 7月はリトルモンスターというより小悪魔★★★★
「ああ愛しの番長さま」藤方まゆ第7回其の十三★★
「ビューティーハニー」マツモトトモ第5回Cut.5★★★
「お兄ちゃんと一緒」時計野はり第32回第39話★★★
「デーモン聖典」樹なつみ第47回 ★★★
「4ジゲン」にざかなギャグ(第24回)★★★
「ZIG☆ZAG」なかじ有紀第29回第29話★★★
「とうがらし一味」江咲桃恵ギャグ 
「龍の花わずらい」草川為第18回第20話★★★
「王様ゲーム」水野十子第5回Play.5★★★
「たまごでごはん」森生まさみ読切 ★★★
 2007年も引き続き、内容的には全体に低め安定という感じ。
 そういえば、田中メカ「キスよりも早く」が高校教師と教え子の隠れカップルという王道ラブコメの設定だが、ちょっとした描写が割と微妙にエロい(笑)。まあ、某少女コミ○クのような身もふたもないエロさ(笑)ではないので、寸止めのストイックなエロさみたいな感じでこれはこれでよし(笑)?
 葉鳥ビスコ「桜蘭高校ホスト部」は、引き続き双子ネタでいい感じに盛り上がっていて★★★★。あと、このところ津田雅美「eensy-weensyモンスター」も慣れない恋愛感情にまごまごするキャラクターがいい感じで★★★★。
 あと、森生まさみの短編「たまごでごはん」が先日までの連載と違って、久しぶりにほんわかした持ち味が出ていて割とお気に入り。(2007/06/24)


月刊LaLa 2007年6月号
表紙葉鳥ビスコ「桜蘭高校ホスト部」
作品名作者名連載回数サブタイトルなど星取表
「桜蘭高校ホスト部」葉鳥ビスコ第47回(第50話)★★★★
「ヴァンパイア騎士」樋野まつり第28回第二十八夜「玖蘭家」★★★
「キスよりも早く」田中メカ第2回love.2★★★
「ビューティーハニー」マツモトトモ第4回Cut.4★★★
「金色のコルダ」呉由姫第35回(第39楽章)★★★
「eensy-weensyモンスター」津田雅美第7回STEP 7 6月は王子、恋におちる。★★★
「ペンギン革命」筑波さくら第29回 ★★★
「4ジゲン」にざかなギャグ(第23回)★★★
「デーモン聖典」樹なつみ第46回 ★★★
「会長はメイド様!」藤原ヒロ第13回(第14話)★★★
「王様ゲーム」水野十子第4回Play.4★★★
「ZIG☆ZAG」なかじ有紀第28回第28話★★★
「龍の花わずらい」草川為第17回第19話★★★
「お兄ちゃんと一緒」時計野はり第31回第38話★★★
「とうがらし一味」江咲桃恵ギャグ 
「ココロにひと針」雪村ゆに読切 ★★
 2007年も引き続き、内容的には全体に低め安定という感じ。
 そういえば、前号のギャグ系のマンガゼロは何だったんだろうと思って試しに5月号の予告ページを見てみたら、にざかなはちゃんと予告には載っていたので、単に原稿オチ(笑)?
 まあ、連載陣はおおかた安定して読める(ことは読める(笑))。葉鳥ビスコ「桜蘭高校ホスト部」は、双子がハルヒを巡っての三角関係でちょっと展開に動きあり。まあ、元々の伏線もあったが、アニメ版からのよい意味でのインスパイアもあったんじゃないか、という気がする。(2007/06/24)


月刊LaLa 2007年5月号
表紙藤原ヒロ「会長はメイド様!」
作品名作者名連載回数サブタイトルなど星取表
「キスよりも早く」田中メカ第1回 ★★★
「桜蘭高校ホスト部」葉鳥ビスコ第46回(第49話)★★★
「金色のコルダ」呉由姫第34回(第38楽章)★★★
「会長はメイド様!」藤原ヒロ第12回(第13話)★★★
「eensy-weensyモンスター」津田雅美第6回STEP 6 5月は女の子たちがモンスター★★★★
「ヴァンパイア騎士」樋野まつり第27回第二十七夜「記録保管室」★★★
「ペンギン革命」筑波さくら第28回 ★★★
「デーモン聖典」樹なつみ第45回 ★★★
「ZIG☆ZAG」なかじ有紀第27回第27話★★★
「龍の花わずらい」草川為第16回第18話★★★
「お兄ちゃんと一緒」時計野はり第30回第37話★★★
「ああ愛しの番長さま」藤方まゆ第6回其の十二★★
「カエル裁判」斉藤けん読切 ★★★
 2007年も引き続き、内容的には全体に低め安定という感じ。しかし、表紙がメイドって、世も末だなあ(笑)。
 そういえば、リスト化していて気がついたんだけど、今回ギャグ系のマンガが1本も載っていなかった。もしかして、これってすごい珍しいことでは(笑)?
 まあ、連載陣はおおかた安定して読める(ことは読める(笑))。連載再開のなかじ有紀「ZIG☆ZAG」はやっぱりはっちゃけた雰囲気。作風を意識的に変えているので、たまには戻すことも出来る、ということなのか?
 津田雅美はいかにも津田雅美らしいキャラクターのはじけぶりでなかなか楽しい。あと、読み切りの斉藤けんがカエルと魔法使いをめぐるおとぎ話風の小品でなかなかよかった。(2007/05/03)


月刊LaLa 2007年4月号
表紙呉由姫「金色のコルダ」
作品名作者名連載回数サブタイトルなど星取表
「金色のコルダ」呉由姫第33回(第37楽章)★★★
「ヴァンパイア騎士」樋野まつり第26回第二十六夜「かなめせんぱい…」★★★
「桜蘭高校ホスト部」葉鳥ビスコ第45回(第48話)★★★
「会長はメイド様!」藤原ヒロ第11回(第12話)★★★
「お兄ちゃんと一緒」時計野はり第29回第36話★★★
「eensy-weensyモンスター」津田雅美第5回STEP 5 4月はクラス替え(右がなのはで左が葉月)★★★
「龍の花わずらい」草川為第15回第17回★★★
「デーモン聖典」樹なつみ第44回 ★★★
「HEAVENカンパニー」なかじ有紀読切 ★★★★
「ビューティーハニー」マツモトトモ第3回 ★★★
「4ジゲン」にざかなギャグ(第22回)★★★
「ペンギン革命」筑波さくら第27回 ★★★
「ああ愛しの番長さま」藤方まゆ第5回其の十一★★
「あの日のきみへ還る」ふじつか雪読切 ★★★
 2007年も引き続き、内容的には全体に低め安定という感じ。
 まあ、連載陣はおおかた安定して読める(ことは読める(笑))。そんな中ではなかじ有紀久しぶりの短編「HEAVENカンパニー」がガーデニング版「ハッスルで行こう」の趣でなかなかよかった。絵柄も多分意識的に現在の連載「ZIG☆ZAG」のはっちゃけた雰囲気から、「ハッスル〜」の頃に近い絵柄にしているように見受けられる。良作。(2007/02/28)


月刊LaLa 2007年3月号
表紙樋野まつり「ヴァンパイア騎士」
作品名作者名連載回数サブタイトルなど星取表
「ヴァンパイア騎士」樋野まつり第25回第二十五夜「吸血鬼達と夜会」★★★
「桜蘭高校ホスト部」葉鳥ビスコ第44回(第47話)★★★
「金色のコルダ」呉由姫第32回(第36楽章)★★★
「ビューティーハニー」マツモトトモ第2回 ★★★
「会長はメイド様!」藤原ヒロ第10回(第11話)★★★
「お兄ちゃんと一緒」時計野はり第28回第35話★★★
「eensy-weensyモンスター」津田雅美第4回STEP 4 3月は はじめてちゃんと会話するふたり★★★
「デーモン聖典」樹なつみ第43回 ★★★
「4ジゲン」にざかなギャグ(第21回)★★★
「ペンギン革命」筑波さくら第26回 ★★★
「王様ゲーム」水野十子第3回Play.3★★★
「八葉さんが行く!」カネチクヂュンコギャグ 
「ほいきた!りんご組」江咲桃恵ギャグ最終回
「ああ愛しの番長さま」藤方まゆ第4回其の十★★
「らぶ・ちょっぷ!」森生まさみ最終回 ★★★
「キスよりも早く」田中メカ読切 ★★★
 2007年も引き続き、内容的には全体に低め安定という感じ。
 低め安定とはいえ、連載陣は、いずれも安定して読めてはいる、かなあ。飛び抜けたところはないけど。でもって、メディアミックス、キャラクター重視の作品がメインとなっている今の「LaLa」の印象って、よくよく考えてみると、たこいが高校〜大学の頃の「花とゆめ」の雑誌カラーに近いんじゃないか、と最近思う。「花とゆめ」はやや荒唐無稽寄り、「LaLa」はやや現実寄り、とでもいうか。成田美名子が載っているかいないかだけでもこのあたりの印象がずいぶん左右されているのかもしれないけど、だからといって、今のメロディが昔の「LaLa」の位置にいるかというと、層でもないんだよねえ(笑)。
 そういえば、『ホスト部』がゲームになるらしい(笑)。いや、『遥かなる〜』『金色のコルダ』はゲーム企画先行だったけど、マンガ→アニメ化→ゲーム化、という逆パターンはもしかして初めて?(2007/01/30)


月刊LaLa 2007年2月号
表紙葉鳥ビスコ「桜蘭高校ホスト部」
作品名作者名連載回数サブタイトルなど星取表
「夏目友人帳」緑川ゆき読切(別冊) ★★★
「ビューティーハニー」マツモトトモ第1回 ★★★
「金色のコルダ」呉由姫第31回(第35楽章)★★★
「桜蘭高校ホスト部」葉鳥ビスコ第43回(第46話)★★★
「会長はメイド様!」藤原ヒロ第9回(第10話)★★★
「eensy-weensyモンスター」津田雅美第3回STEP 3 2月はなぜか姉さん兄さんが活躍★★★
「ヴァンパイア騎士」樋野まつり第24回第二十四夜「“小さな”事件」★★★
「ペンギン革命」筑波さくら第25回 ★★★
「デーモン聖典」樹なつみ第42回 ★★★
「4ジゲン」にざかなギャグ(第20回)★★★
「王様ゲーム」水野十子第2回Play.2★★★
「お兄ちゃんと一緒」時計野はり第27回第34話★★★
「ほいきた!りんご組」江咲桃恵ギャグ 
「ZIG☆ZAG」なかじ有紀第26回第26話★★★
「龍の花わずらい」草川為第14回第16回★★★
「らぶ・ちょっぷ!」森生まさみ第10回 ★★★
「わずかの海」街田シカク読切 ★★★
 2007年も(と、いっても実際の時間はまだ2006年だけど(笑))引き続き、内容的には全体に低め安定という感じ。
 緑川ゆき『夏目友人帳』が今回は別冊付録。ひかわきょうこがメロディに移籍しちゃったからその代わり? ってこともないんだろうけど(笑)。あと、『ホスト部』はなんとなく、いい意味でアニメ版からの逆影響を若干受けているような印象がこのところちょっとあるかも(笑)。
 他連載陣は、いずれも安定して読めてはいる、かなあ。飛び抜けたところはないけど。(2006/12/24)


月刊LaLa 2007年1月号
表紙呉由姫「金色のコルダ」
作品名作者名連載回数サブタイトルなど星取表
「会長はメイド様!」藤原ヒロ第8回(第9話)★★★
「ヴァンパイア騎士」樋野まつり第23回第二十三夜「迷える仔羊」★★★
「月とひまわり」田中メカ読切 ★★★★
「4ジゲン」にざかなギャグ(第19回)★★★
「金色のコルダ」呉由姫第30回(第34楽章)★★★
「eensy-weensyモンスター」津田雅美第2回STEP 2 1月はこじれてゆくふたり★★★★
「王様ゲーム」水野十子第1回 ★★★
「デーモン聖典」樹なつみ第41回 ★★
「お兄ちゃんと一緒」時計野はり第26回第33話★★★★
「with !!」斎藤けん最終回(第9話)★★★
「ZIG☆ZAG」なかじ有紀第25回第25話★★★
「龍の花わずらい」草川為第13回第15回★★★
「らぶ・ちょっぷ!」森生まさみ第9回 ★★★
「ああ愛しの番長さま」藤方まゆ第3回其の九★★
「ほいきた!りんご組」江咲桃恵ギャグ 
 2007年も(と、いっても実際の時間はまだ2006年だけど(笑))引き続き、内容的には全体に低め安定という感じ。
 低め安定とはいったものの、安定しているのでそれなりに楽しめてしまう、というのもまた事実(笑)。特に、『金色のコルダ』『お兄ちゃんと一緒』あたりは展開が佳境に入っていてけっこう読ませる。津田雅美の新連載も津田雅美の初期作品にたまにあったブラックな味わいが前面に出ていて、けっこう楽しい。田中メカ久しぶりの短編は古風な少女マンガのモチーフ(具体的に書いてしまうとネタバレになるので……)をうまく現代風にアレンジしてあってなかなか。やっぱりこの人は連載より短編の方が好きかな。
 そういえば、水野十子がオリジナル作品を新連載している。『遥かなる〜』は今後DXに移籍するらしい。その代わりといっては何だがゲームでは『金色のコルダ2』というのが出るらしい。まあ、更新が育ったので主軸をそちらに移しつつある、という感じか? LaLaのメディアミックス戦略がうまくサイクル回っている、ということなんだろうなあ。(2006/11/23)


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