月刊LaLaインデックス1986 MONTHLY LaLa INDEX 1986
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白泉社月刊LaLaのインデックスデータ。その1986年版。独断と偏見に満ちた星取表(5点満点)と短評付き。
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月刊LaLa 1986年12月号 |
表紙 | わかつきめぐみ | 「So What?」 |
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作品名 | 作者名 | 連載回数 | サブタイトルなど | 星取表 |
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「CIPHER」 | 成田美名子 | 第22回 | Scene6.EAST END BOYS AND WEST END GIRL | ★★★★ |
「小山荘のきらわれ者」 | なかじ有紀 | 第18回 | ★★★ | |
「竜の眠る星」 | 清水玲子 | 第4回 | ★★★ | |
「ダイヤモンド・ガイ」 | かわみなみ | 前編 | シャンペン・シャワー スペシャル・アンコール・前半戦 | ★★★★ |
「So What?」 | わかつきめぐみ | 第5回 | Phase5 台風一過 | ★★★ |
「さよならスプートニク」 | 岡野史佳 | 読切 | ★★★ | |
「朱鷺色三角(トライアングル)」 | 樹なつみ | 第15回 | 第10話 螢子Part4 | ★★★★ |
「ルイ君に乾杯!」 | 原なおこ | 第12話 | 第12話 男の子にはわかるまい | ★★★ |
「ブライアン君の休暇」 | しばたひろこ | 第7回 | ★★★ | |
「探偵日記」 | くぼた尚子 | 第5話 | 第5話 神様の贈りもの | ★★★★ |
「君からの笑顔(プレゼント)」 | ふみづき綾人 | 読切 | ★★ | |
「シニカル・ヒステリ−・アワ−」 | 玖保キリコ | 第52回 | ★★★ |
かわみなみ「ダイヤモンド・ガイ」は「シャンペンシャワー」の名ライバル、マルロがチームメイトのアンドレと出会った頃を描く番外編。 「朱鷺色三角(トライアングル)」はここまでの展開が一気に収束する事実上の最終回。主人公の成長物語がメインとなる続編「パッション・パレード」と比べると、古い名家の血の妄執がメインテーマだったといえる。とはいえ、それぞれに個性豊かな「三角」の3人をかわるがわる主人公にすえたオムニバス的な連載は、キャラクターが立ちまくっている樹なつみの個性を発揮するには実に好適だったと思う。 新人5人競作の「THE NEW FIVE」は今号はふみづき綾人「君からの笑顔(プレゼント)」。ふみづき綾人もこのあと白泉社以外で何冊かコミックスを出していたはずである。まあ、この頃から発掘した新人の流出が活発だったんだねえ(笑)。やまじえびねも最近になって白泉社以外からコミックスが出るようになっているし。とはいえ、一時期はLaLaを支える筆頭格だった岡野史佳すらエニックスに活躍舞台を移した今(2003年現在)からすると、この「THE NEW FIVE」のラインナップは興味深いというか感慨深いというか……(笑)。 そういえば、その岡野史佳は「THE NEW FIVE」の第1弾に続いて、この号でも短編を発表している。増刊のCINDYの方にも同時期に傑作「トイズ・ヒル物語」を発表していることを考えると、新人としてはLaLaの歴史の中でもけっこうずば抜けた活躍ぶりだったと思う。(2003/01/13) |
月刊LaLa 1986年11月号 |
表紙 | なかじ有紀 | 「小山荘のきらわれ者」 |
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作品名 | 作者名 | 連載回数 | サブタイトルなど | 星取表 |
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「So What?」 | わかつきめぐみ | 第4回 | Phase4 忙中有閑 | ★★★ |
「CIPHER」 | 成田美名子 | 第21回 | Scene5.THE SLEEPING BEAUTY IN A HUNDRED YEAR | ★★★★ |
「小山荘のきらわれ者」 | なかじ有紀 | 第17回 | ★★★ | |
「ライオンは起きている」 | 星崎真紀 | 最終回 | Chap.4 Boys in the U.S.A. | ★★★ |
「ブライアン君の休暇」 | しばたひろこ | 第6回 | ★★★ | |
「秋桜畑の真ん中で」 | 橋本恩 | 読切 | ★ | |
「竜の眠る星」 | 清水玲子 | 第3回 | ★★★ | |
「101kgワンちゃん!!」 | 木村晃子 | 読切 | ★★★ | |
「怪子さんが通る」 | 堀内怪子 | 哀愁の追分まんじゅう | ★★ | |
「瞳の真実・2」 | 安孫子三和 | 読切 | ★★★★ | |
「朱鷺色三角(トライアングル)」 | 樹なつみ | 第14回 | 第10話 螢子Part3 | ★★★★ |
「或る夜の出来事」 | 若山信 | 読切 | ★ | |
「セーラー服症候群(シンドローム)」 | 米沢りか | 読切 | ★★★ | |
「シニカル・ヒステリ−・アワ−」 | 玖保キリコ | 第51回 | ★★★ |
星崎真紀「ライオンは起きている」が最終回。アメリカのTVドラマ業界の世界を舞台にした作品だったが、着眼点としてはオリジナリティあり、ストーリーや設定、ガジェットもそれなりによく取材、構成されていたと思う。前作が日本を舞台にした比較的普通の少女マンガだったことを考えると、同じマンガ家の作品としてはけっこうチャレンジングだったと思う。 米沢りか「セーラー服症候群(シンドローム)」は、女子高に赴任した新人男性教師が女子高生にいいように弄ばれる、というコメディ。後のエッセイコミック「しゃべくり大王」のノリにも通じる、米沢りかの持ち味のひとつがよく出ていたと思う。 新人5人競作の「THE NEW FIVE」は今号は橋本恩「秋桜畑の真ん中で」。残念ながら、コメントはなし。(2003/01/13) |
月刊LaLa 1986年10月号 |
表紙 | 成田美名子 | 「CIPHER」 |
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作品名 | 作者名 | 連載回数 | サブタイトルなど | 星取表 |
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「シニカル・ヒステリ−・アワ−」 | 玖保キリコ | 第50回 | ★★★ | |
「CIPHER」 | 成田美名子 | 第20回 | Scene5.THE SLEEPING BEAUTY IN A HUNDRED YEAR | ★★★★ |
「竜の眠る星」 | 清水玲子 | 第2回 | ★★★ | |
「朱鷺色三角(トライアングル)」 | 樹なつみ | 第13回 | 第10話 螢子Part2 | ★★★★ |
「マラソン少女の純情」 | 藤臣柊子 | 読切 | ★★ | |
「So What?」 | わかつきめぐみ | 第3回 | Phase3 偽赤翡翠 | ★★★ |
「形而上のマリア」 | 遠野一生 | 読切 | ★★ | |
「KEY-ガール」 | アベ浩子 | 読切 | ★★★ | |
「小山荘のきらわれ者」 | なかじ有紀 | 第16回 | ★★★ | |
「ルイ君に乾杯!」 | 原なおこ | 第11話 | 第11話 男の子の台所 | ★★★ |
「ライオンは起きている」 | 星崎真紀 | 第20回 | Chap.4 Boys in the U.S.A. | ★★★ |
「水玉模様の夏」 | 望月玲子 | 読切 | ★★ | |
「ブライアン君の休暇」 | しばたひろこ | 第5回 | ★★★ |
「シニカル・ヒステリ−・アワ−」が50回記念で巻頭カラー。 LaLa初登場の藤臣柊子「マラソン少女の純情」は、単純に趣味ではないなあ。絵柄も趣味じゃないんだけど、感情移入できるようなキャラクターが一人もいなかった。 アベ浩子「KEY-ガール」は残念ながら前の「制服の少女」のような秀作ではなかった。アマチュア映画の監督をしている少年が、街でスカウトしてきた主演の女の子から一途に想いを寄せられて困惑するが……。というわりと地味な話。大体、アベ浩子の作品というのは、ストーリーは目のつけ所がいいことが多いんだけど、「絵」として今ひとつ強烈に読者をひくところがない、という感じかな。 新人5人競作の「THE NEW FIVE」は今号は遠野一生「形而上のマリア」。これは、タイムトラベルものだが、SFファンが読むとアイデアがありきたりすぎてそれだけでマイナス評価。とはいえ、絵柄的には独特の味があって悪くなかったんだけど。因みに、遠野一生は後に白泉社以外から何冊かコミックスを出していたが、その時の表題作はこの「形而上のマリア」だったな。 全体としては、この時期にしては低調な号だけど、上記のようなことをつらつらと考えると、マンガ家の必要条件とは何か、みたいなことを考察するにはいいサンプルとなる号かも(笑)。(2003/01/13) |
月刊LaLa 1986年9月号 |
表紙 | 成田美名子 | 「CIPHER」 |
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作品名 | 作者名 | 連載回数 | サブタイトルなど | 星取表 |
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「竜の眠る星」 | 清水玲子 | 第1回 | ★★★ | |
「時間をとめて待っていて」 | ひかわきょうこ | 第11回 | ★★★★ | |
「なみのワールド杯メキシコ旅行記」 | かわみなみ | ★★★ | ||
「朱鷺色三角(トライアングル)」 | 樹なつみ | 第12回 | 第10話 螢子Part1 | ★★★★ |
「小山荘のきらわれ者」 | なかじ有紀 | 第15回 | ★★★ | |
「ブライアン君の休暇」 | しばたひろこ | 第4回 | ★★★ | |
「CIPHER」 | 成田美名子 | 第19回 | Scene5.THE SLEEPING BEAUTY IN A HUNDRED YEAR | ★★★★ |
「So What?」 | わかつきめぐみ | 第2回 | Phase2 居候来襲 | ★★★ |
「シャンペン・シャワー」 | かわみなみ | 最終回 | ★★★★ | |
「最後の恋人」 | やまじえびね | 読切 | ★★★★ | |
「behind」 | 竹宮惠子 | 後編 | 姫クンスペシャル | ★★★★ |
「ライオンは起きている」 | 星崎真紀 | 第19回 | Chap.4 Boys in the U.S.A. | ★★★ |
「ガラス壜の中の真珠」 | 秋本尚美 | 読切 | ★★★ | |
「怪子さんが通る」 | 堀内怪子 | ギャグ | 考古學ノススメ | ★★ |
「シニカル・ヒステリ−・アワ−」 | 玖保キリコ | 第49回 | ★★★★ |
清水玲子「竜の眠る星」が連載開始。今でこそ(2003年現在)長々編連載をメインとする、ラディカルな作風のマンガ家、となってはいるが、この時期は古臭いSFを描くどちらかといえば短編型のマンガ家、という認識で、SF的設定の上での古さや不整合性が気になって、評価はそんなに高くなかったのであった(笑)。 ひかわきょうこ「時間をとめて待っていて」は、実は作者急病につき今回で中断。まあ、それが明らかになるのは次号での告知によるのだが、これが思いの外長い休載となることはこのときは誰も予想しなかったのであった。 かわみなみ「シャンペンシャワー」が最終回。基本的にはコメディでありながら、サッカーにかける男たちの信念や友情を気恥ずかしいくらいに赤裸々に歌い上げた傑作。かわみなみという人も、絵柄、作風とも強烈なオリジナリティを感じさせる、ワンアンドオンリーの人ではないかと思う。因みに、同時掲載の「なみのワールド杯メキシコ旅行記」は作者本人のサッカーへの思い入れがたっぷり感じられて、こちらもマル。というか、この時代にメキシコまでW杯を観戦にいった、という事実だけでも今から考えるとちょっとすごい。そういう意味では、「シャンペンシャワー」は早すぎたマンガではあったかも。 新人5人競作の「THE NEW FIVE」は今号はやまじえびね「最後の恋人」。死んでしまった恋人との思い出から逃避して新しいGFと交際している主人公の前に不思議な少女が現れる。少女との逢瀬から逃避していた記憶の世界に徐々に引き戻されていく主人公が、最後に迫られた究極の選択とは……。ややサイコホラー的な掌品。個人的には評価高いけど、前号の岡野史佳が少女マンガ的にはど真ん中直球勝負、という感じだったのに比べると、やまじえびねはやっぱり極めつけの変化球か(笑)?(2003/01/13) |
月刊LaLa 1986年8月号 |
表紙 | ひかわきょうこ |
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作品名 | 作者名 | 連載回数 | サブタイトルなど | 星取表 |
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「So What?」 | わかつきめぐみ | 第1回 | (Phase1 阿梨、帰還) | ★★★ |
「朱鷺色三角(トライアングル)」 | 樹なつみ | 第11回 | 第9話 BEGINNING-発端- | ★★★ |
「CIPHER」 | 成田美名子 | 第18回 | Scene5.THE SLEEPING BEAUTY IN A HUNDRED YEAR | ★★★★ |
「海育ちの風」 | 岡野史佳 | 読切 | ★★★★ | |
「シャンペン・シャワー」 | かわみなみ | 第35回 | ★★★★ | |
「behind」 | 竹宮惠子 | 前編 | 姫クンスペシャル | ★★★ |
「小山荘のきらわれ者」 | なかじ有紀 | 第14回 | ★★★ | |
「ブライアン君の休暇」 | しばたひろこ | 第3回 | ★★★ | |
「ライオンは起きている」 | 星崎真紀 | 第18回 | Chap.4 Boys in the U.S.A. | ★★★ |
「ルイ君に乾杯!」 | 原なおこ | 第10話 | 第10話 アブナイ夏休み | ★★★ |
「りんごのUFO・2」 | 篠有紀子 | 読切 | ふたつめの初恋 | ★★ |
「あいつとおれの夏曜日」 | 新田華丸 | 読切 | 第23回LMHS佳作 | ★★ |
「地下生活者の惑星」 | 若山信 | 読切 | ★★ | |
「シニカル・ヒステリ−・アワ−」 | 玖保キリコ | 第48回 | ★★★ |
ということで、わかつきめぐみ「So What?」が連載開始。初の毎月連載の長編、ということになるが、わかつきめぐみ作品の中ではたこい的にはあまり評価は高くない部類。わかつきめぐみの良作は主にページ数の少ない短編にあると思う(基本的に短編型の人だと思っているので)。 あとは、毎年夏恒例の竹宮恵子「姫クン」シリーズがまた登場していたりとか。 岡野史佳「海育ちの風」は新人5人競作の「THE NEW FIVE」という読切競作シリーズの第1弾。画家の道に進みたいが、親には反対されて悩んでいる主人公が、自分の絵のファンだという下級生の女の子とのふれあいを通して迷いから脱していく、というある意味ステロタイプな話なのだが、ストーリーのキーとして使われる「学校の屋上から見える美しい海」などをヴィジュアルに説得力を持って演出できる的確な画力、構成力が高ポイント。(2003/01/13) |
月刊LaLa 1986年7月号 |
表紙 | わかつきめぐみ | 「So What?」 |
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作品名 | 作者名 | 連載回数 | サブタイトルなど | 星取表 |
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「CIPHER」 | 成田美名子 | 第17回 | Scene5.THE SLEEPING BEAUTY IN A HUNDRED YEAR | ★★★★ |
「So What?・予告編」 | わかつきめぐみ | ★★ | ||
「小山荘のきらわれ者」 | なかじ有紀 | 第13回 | ★★★ | |
「ライオンは起きている」 | 星崎真紀 | 第17回 | Chap.4 Boys in the U.S.A. | ★★★ |
「朱鷺色三角(トライアングル)」 | 樹なつみ | 第10回 | 第8話 じゃあね! | ★★★ |
「ブライアン君の休暇」 | しばたひろこ | 第2回 | ★★★ | |
「制服の少女」 | アベ浩子 | 読切 | ★★★★ | |
「櫻の園」 | 吉田秋生 | 連作・櫻の園 | Vol.4 花嵐 | ★★★★★ |
「シャンペン・シャワー」 | かわみなみ | 第34回 | ★★★★ | |
「ビター・スウィート・エイジ」 | 岡田理知 | 読切 | ★★ | |
「探偵日記」 | くぼた尚子 | 第4話 | 第4話 プラスワン | ★★★★ |
「日が暮れたら帰ろ」 | やまじえびね | 読切 | ★★★★ | |
「シニカル・ヒステリ−・アワ−」 | 玖保キリコ | 第47回 | ★★★ |
わかつきめぐみ初の本誌表紙イラストがちょっと目を引く。次号から連載開始の「So What?」のメイン2人のイラストでした。内容面でも、なかなか読みごたえあり。 まず、ついに完結の吉田秋生「櫻の園」が★★★★★。「櫻の園」は今もって吉田秋生の一番の代表作といえる作品だと思う。 それから、デビュー以来ヒット作品などはない地味なマンガ家、アベ浩子の短編「制服の少女」が、不器用な少年少女の恋愛を淡々と描いた佳作。詳しくは「お楽しみはこれからだッ!!#13」を参照。やまじえびねも独特のアヴァンギャルドな作風が光る佳作。などなど、全体にたこい好みの作品が集まった号でした。ただ、たこい好みの作品は一般にコミックスにならない傾向が強かったりして(笑)。(2003/01/13) |
月刊LaLa 1986年6月号 |
表紙 | 成田美名子 | 「CIPHER」 |
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作品名 | 作者名 | 連載回数 | サブタイトルなど | 星取表 |
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「時間をとめて待っていて」 | ひかわきょうこ | 第10回 | ★★★★ | |
「two-day」 | わかつきめぐみ | 読切 | ★★★ | |
「CIPHER」 | 成田美名子 | 第16回 | Scene4.BIG APPLE → ORANGE COUNTY・後編 | ★★★★ |
「朱鷺色三角(トライアングル)」 | 樹なつみ | 第9回 | 第7話 憂鬱なガヴィ・後編 | ★★★★ |
「家鴨たちの分際で!」 | 星崎真紀 | 読切 | ★★★★ | |
「小山荘のきらわれ者」 | なかじ有紀 | 第12回 | ★★★ | |
「ルイ君に乾杯!」 | 原なおこ | 第9話 | 第9話 バラ2色の日々 | ★★★ |
「ブライアン君の休暇」 | しばたひろこ | 第1回 | ★★ | |
「僕達のグリーン」 | 岡野史佳 | 読切 | ★★★★ | |
「シャンペン・シャワー」 | かわみなみ | 第33回 | ★★★★ | |
「真紅の恋」 | 木村晃子 | 読切 | ★★★ | |
「シニカル・ヒステリ−・アワ−」 | 玖保キリコ | 第46回 | ★★★ |
「とーるコレクション」→「平岩コレクション」と引き継がれたコレクションを引き取って、自分で買った最初の号がこれ。いや、感慨深いですなあ(笑)。 増刊でシリーズ連載していたしばたひろこ「ブライアン君の休暇」が本誌連載になっていたり、連作だった原なおこ「ルイ君に乾杯!」がこの号から隔月連載になっていたりとか。 岡野史佳「僕達のグリーン」は、1985年5月号掲載の投稿作(第20回LMHS準入選)「HIGH TIME」の続編。洋ものTVドラマ(?)風の作品で、離婚してしまった父親の面影が忘れられない女の子の微妙な心情を描いた佳作。とはいえ、作品のレベルが(特に絵の面で)違いすぎる投稿作とペアになっていたせいか、なかなかコミックスには収録されていなかった(笑)。『37℃』の3巻にようやく収録されたけど、残念ながら「HIGH TIME」は収録されないままでした。(2002/08/30) |
月刊LaLa 1986年5月号 |
表紙 | なかじ有紀 | 「小山荘のきらわれ者」 |
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作品名 | 作者名 | 連載回数 | サブタイトルなど | 星取表 |
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「CIPHER」 | 成田美名子 | 第15回 | Scene4.BIG APPLE → ORANGE COUNTY・前編 | ★★★★ |
「時間をとめて待っていて」 | ひかわきょうこ | 第9回 | ★★★★ | |
「ミルキーウェイ」 | 清水玲子 | 後編 | ★★★ | |
「小山荘のきらわれ者」 | なかじ有紀 | 第11回 | ★★★ | |
「世界は二人のために」 | よしまさこ | 読切 | ★★ | |
「ぼくのとなり」 | わかつきめぐみ | 読切 | ★★ | |
「シャンペン・シャワー」 | かわみなみ | 第32回 | ★★★★ | |
「麻衣子状態」 | 遠野一生 | 読切 | ★★ | |
「瞳の真実」 | 安孫子三和 | 読切 | ★★★ | |
「朱鷺色三角(トライアングル)」 | 樹なつみ | 第8回 | 第7話 憂鬱なガヴィ・前編 | ★★★★ |
「ゴールドディガーに乾杯!」 | 望月玲子 | 読切 | ★ | |
「シニカル・ヒステリ−・アワ−」 | 玖保キリコ | 第45回 | ★★★ |
この時期のLaLaにしては低調な部類か? ゲストのよしまさこがつまらないのが最大の難点かも(笑)。同時期にゲストで吉田秋生が載っているのでは、比べるのがかわいそうという気もしないでもないが(笑)。 安孫子三和「瞳の真実」は猫を擬人化する、という手法では「綿の国星」的なのだが、哲学的なテーマとか、観念的な描写は一切なくて、人間と暮らす猫のキャラクターを全面に出したややライトな読後感。後の『みかん・絵日記』などもそうだが、安孫子三和の作品は「猫(もしくはペット)を飼う」ということをおおらかに全肯定する視点から描かれているのが特徴といえるか。(2002/08/30) |
月刊LaLa 1986年4月号 |
表紙 | ひかわきょうこ | 「時間をとめて待っていて」 |
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作品名 | 作者名 | 連載回数 | サブタイトルなど | 星取表 |
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「小山荘のきらわれ者」 | なかじ有紀 | 第10回 | ★★★ | |
「CIPHER」 | 成田美名子 | 第14回 | Scene3.BOYISH,EARLY SUMMER | ★★★★ |
「ミルキーウェイ」 | 清水玲子 | 前編 | ★★★ | |
「時間をとめて待っていて」 | ひかわきょうこ | 第8回 | ★★★★ | |
「シャンペン・シャワー」 | かわみなみ | 第31回 | ★★★★ | |
「ライオンは起きている」 | 星崎真紀 | 第16回 | Chap.3 Who is Hatch | ★★★ |
「朱鷺色三角(トライアングル)」 | 樹なつみ | 第7回 | 第6話 麗さまが好き!! | ★★★ |
「りんご週間5」 | しばたひろこ | 最終回 | ムーンドロップ町のかしこいうさぎさん60 | ★★★ |
「ルイ君に乾杯!」 | 原なおこ | 第8話 | 第8話 サクラ前線異常あり | ★★★ |
「女と男」 | 秋本尚美 | 読切 | ★★★ | |
「質問」 | やまじえびね | 読切 | ★★★★★ | |
「シニカル・ヒステリ−・アワ−」 | 玖保キリコ | 第44回 | ★★★ |
しばたひろこ「ムーンドロップ町のかしこいうさぎさん」シリーズも、ひっそりと終了。少女マンガ雑誌には、この手のシンプルな絵柄でメルヘン的な作品が1つくらいは載っていて欲しい、という気はする。 今回はやまじえびね「質問」の独特のセンス、トリッキーな構成に★★★★★。ヒロインの女性ヴォーカルのキャラクターに、たぶんに戸川純のイメージが入ってる気がするインディーズの男女2人ユニット、ジラフ・オブ・チルドレンの二人の関係をめぐる、ちょっと哲学的な味わいのある佳作。この頃のやまじえびね作品、どこかで拾ってコミックス化してくれないものか?(2002/08/30) |
月刊LaLa 1986年3月号 |
表紙 | なかじ有紀 | 「小山荘のきらわれ者」 |
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作品名 | 作者名 | 連載回数 | サブタイトルなど | 星取表 |
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「CIPHER」 | 成田美名子 | 第13回 | Scene3.BOYISH,EARLY SUMMER | ★★★★ |
「月は東に日は西に」 | わかつきめぐみ | 最終回 | 第11話 My Dear | ★★★★ |
「時間をとめて待っていて」 | ひかわきょうこ | 第7回 | ★★★★ | |
「りんご週間4」 | しばたひろこ | 読切 | ムーンドロップ町のかしこいうさぎさん59 | ★★★ |
「朱鷺色三角(トライアングル)」 | 樹なつみ | 第6回 | 第5話 B・Bアマデウス | ★★★★ |
「天国への前菜(オードブル)」 | 遠野一生 | 読切 | ★★ | |
「シャンペン・シャワー」 | かわみなみ | 第30回 | ★★★★ | |
「小山荘のきらわれ者」 | なかじ有紀 | 第9回 | ★★★ | |
「ライオンは起きている」 | 星崎真紀 | 第15回 | Chap.3 Who is Hatch | ★★★ |
「探偵日記」 | くぼた尚子 | 第3話 | 第3話 事の顛末 | ★★★★ |
「雪言葉」 | 岡野史佳 | 読切 | ★★★★ | |
「シニカル・ヒステリ−・アワ−」 | 玖保キリコ | 第43回 | ★★★★ |
わかつきめぐみ「月は東に日は西に」の連載が終了。なかなか感慨深い。個人的には、わかつきめぐみはSF、ファンタジー系の作品より学園物の方が好きかな。 岡野史佳デビュー第2作は転校を控えた中学生の女の子の淡い初恋というスタンダード直球勝負の少女マンガ。ファンタジーから王道少女マンガまで、という幅の広さをこの時期から発揮している。(2002/08/30) |
月刊LaLa 1986年2月号 |
表紙 | 成田美名子 | 「CIPHER」 |
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作品名 | 作者名 | 連載回数 | サブタイトルなど | 星取表 |
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「時間をとめて待っていて」 | ひかわきょうこ | 第6回 | ★★★★ | |
「CIPHER」 | 成田美名子 | 第12回 | Scene3.BOYISH,EARLY SUMMER | ★★★★ |
「小山荘のきらわれ者」 | なかじ有紀 | 第8回 | ★★★ | |
「朱鷺色三角(トライアングル)」 | 樹なつみ | 第5回 | 第4話 MY SWEET LOVER | ★★★★ |
「月は東に日は西に」 | わかつきめぐみ | 第10話 | 第10話 Dancing Beans | ★★★★ |
「ねのくに」 | 大島弓子 | 読切 | 綿の国星★21 | ★★★★ |
「シャンペン・シャワー」 | かわみなみ | 第29回 | ★★★★ | |
「ライオンは起きている」 | 星崎真紀 | 第14回 | Chap.3 Who is Hatch | ★★★ |
「櫻の園」 | 吉田秋生 | 読切 | Vol.3 花酔い | ★★★★★ |
「りんご週間3」 | しばたひろこ | 読切 | ムーンドロップ町のかしこいうさぎさん58 | ★★★ |
「ルイ君に乾杯!」 | 原なおこ | 第7話 | 第7話 泣きたい午後 | ★★★ |
「冬の終わりのインターバル」 | 米沢りか | 読切 | 第10回アテナ新人大賞優秀新人賞 | ★★★ |
「シニカル・ヒステリ−・アワ−」 | 玖保キリコ | 第42回 | ★★★ |
LaLa創成期からのある意味イメージキャラクターといっていい大島弓子『綿の国星』も、ラスト2年はおよそ年1作ペース。これが最後から2番目なんだけど、人間に捨てられた猫の悪意ある夢の力が現実世界に干渉して……という、かなりブラックな味わいのある傑作。 吉田秋生「櫻の園」はまあ、ほとんどデフォルトで★★★★★。今読んでも全然話が古くない。 あと、米沢りかの投稿作「冬の終わりのインターバル」は絵柄、ストーリーともきっちりとまとまった新人としては頭ひとつ抜けた良作。この短編のキャラクターが米沢りかの初期のシリーズの主人公としてこの後もしばらく活躍することになる。(2002/08/30) |
月刊LaLa 1986年1月号 |
表紙 | 成田美名子 | 「CIPHER」 |
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作品名 | 作者名 | 連載回数 | サブタイトルなど | 星取表 |
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「CIPHER」 | 成田美名子 | 第11回 | Scene3.BOYISH,EARLY SUMMER | ★★★★ |
「小山荘のきらわれ者」 | なかじ有紀 | 第7回 | ★★★ | |
「ノーベルマンションB1」 | 坂田靖子 | 最終回 | ★★★ | |
「ナポレオン・ソロ」 | 清水玲子 | 読切 | ★★★★ | |
「ライオンは起きている」 | 星崎真紀 | 第13回 | Chap.3 Who is Hatch | ★★★ |
「月は東に日は西に」 | わかつきめぐみ | 写真館 さらさらさら | ★★★ | |
「時間をとめて待っていて」 | ひかわきょうこ | 第5回 | ★★★★ | |
「シャンペン・シャワー」 | かわみなみ | 第28回 | ★★★★ | |
「朱鷺色三角(トライアングル)」 | 樹なつみ | 第4回 | 第3話 必殺!!小学1年生 | ★★★★ |
「令嬢とモガ」 | 小原須磨子 | 読切 | ★★★ | |
「りんごのUFO」 | 篠有紀子 | 読切 | ★★ | |
「りんご週間2」 | しばたひろこ | 読切 | ムーンドロップ町のかしこいうさぎさん57 | ★★★ |
「アルカディアの道」 | 森川久美 | 第一部最終回 | 第9話 冬の王国 | ★★★ |
「シニカル・ヒステリ−・アワ−」 | 玖保キリコ | 第41回 | ★★★ |
なんだかんだいって★★★★が多いな。成田美名子、ひかわきょうこ、かわみなみ、樹なつみあたりがコンスタントに面白い。 その一方で、坂田靖子、森川久美と、初期からLaLaにコンスタントに連載を持っていたベテラン陣が退場。坂田靖子はこの後本誌への連載はなし。森川久美も1988年にもう1作連載をするくらい。事実上、世代交代でほぼLaLaでデビューして、育ってきたマンガ家のみの布陣となった(厳密にいうと成田美名子は花とゆめの新人賞デビューだけど)、といっていい。そういう意味ではちょっと感慨深いかも。(2002/08/30) |
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