月刊LaLaインデックス1982
MONTHLY LaLa INDEX 1982

「月刊LaLaインデックス」に戻る。
 
 白泉社月刊LaLaのインデックスデータ。その1982年版。独断と偏見に満ちた星取表(5点満点)と短評付き。


月刊LaLa 1982年12月号
表紙成田美名子「エイリアン通り」
作品名作者名連載回数サブタイトルなど星取表
「エイリアン通り」成田美名子第22回5ST. 鷹は舞いおりた★★★
「青嵐」木原敏江その4ヴェッテンベルク・バンカランゲンVol.14★★★
「シニカル・ヒステリ−・アワ−」玖保キリコギャグ第4回★★★
「日出処の天子」山岸凉子第33回 ★★★★
「トランシルヴァニア・アップル」樹なつみ後編シンデレラ賞チャレンジ作品第7弾★★★
「南京路に花吹雪」森川久美第17回 ★★★
「X−Day」三原順読切(中断)★★★★★
「思い出空間」麻井久子読切第42回ララまんがスクール第2位
「冬じたく」しばたひろこ読切ムーンドロップ町のかしこいうさぎさん21★★★
「一万十秒物語」倉多江美その32人参息子★★★
「EVIL」篠有紀子前編(中断)★★
「サンタが街にやってくる」星崎真紀読切黄昏シティ・グラフィティ5★★★
「秋のソナタ」塔冬瀬読切第42回ララまんがスクール第1位
「トラジディ前線」わかつきめぐみ読切(不協和音ラプソディ)★★★
「黒のもんもん組」猫十字社ギャグ第51回★★★
 中断している三原順「X−Day」に★★★★★はやり過ぎな気もするけど、まあそこは勘弁して下さい(笑)。
 この号はあと篠有紀子のホラー中編「EVIL」も原稿落ちで(笑)、おかげで新人の投稿作が2編も載っている。
 わかつきめぐみは短編の初のシリーズ化で、そろそろ波に乗り始めてきているが、この頃の絵柄はまだ「かがみあきら」してはいない(笑)。(2000/01/07)


月刊LaLa 1982年11月号
表紙成田美名子「エイリアン通り」
作品名作者名連載回数サブタイトルなど星取表
「エイリアン通り」成田美名子第21回5ST. 鷹は舞いおりた★★★
「一万十秒物語」倉多江美その31真昼の訪問者★★★
「青嵐」木原敏江その3ヴェッテンベルク・バンカランゲンVol.14★★★
「ショート・ピンク」しばたひろこ読切ムーンドロップ町のかしこいうさぎさん20★★★
「日出処の天子」山岸凉子第32回 ★★★★
「トランシルヴァニア・アップル」樹なつみ前編シンデレラ賞チャレンジ作品第7弾★★★
「シニカル・ヒステリ−・アワ−」玖保キリコギャグ第3回★★★
「南京路に花吹雪」森川久美第16回 ★★★
「あにき」文月今日子読切 ★★★
「FLAPPER'82」くぼた尚子後編シンデレラ賞チャレンジ作品第6弾★★★
「サイボーグはせつなくて」ながみじゅん読切 
「黒のもんもん組」猫十字社ギャグ第50回★★★
 1982年の中では珍しく★★★ばかり。レベルは決して低くはないが、他の号のテンションが高すぎるので、総体的には凡庸な印象。まあ、こういうこともあるってことで(笑)。
 因みに、玖保キリコ「シニカル・ヒステリ−・アワ−」は今回から連載としてカウントが始まっている。(2000/01/07)


月刊LaLa 1982年10月号
表紙ひかわきょうこ千津美と藤臣君
作品名作者名連載回数サブタイトルなど星取表
「ZIV」青池保子読切 ★★★★★
「エイリアン通り」成田美名子第20回4ST. 掠奪された1人の花嫁★★★★★
「日出処の天子」山岸凉子第31回 ★★★★★
「青嵐」木原敏江その2ヴェッテンベルク・バンカランゲンVol.14★★★
「ペーパーサンド」大島弓子読切綿の国星★15★★★
「FLAPPER'82」くぼた尚子前編シンデレラ賞チャレンジ作品第6弾★★★★
「パステル気分」ひかわきょうこ完結編千津美と藤臣君★★★★
「シニカル・ヒステリ−・アワ−」玖保キリコギャグ第2回★★★
「南京路に花吹雪」森川久美第15回 ★★★
「アスタ・マニャーナ−またあした!−」かわみなみ後編シンデレラ賞チャレンジ作品第5弾★★★★
「プレゼント」しばたひろこ読切ムーンドロップ町のかしこいうさぎさん19★★★
「一万十秒物語」倉多江美その30真夜中のドライバー★★★
「夏の花束」麻井久子読切第41回ララまんがスクール第1位★★
「黒のもんもん組」猫十字社ギャグ第49回★★★
 この号も★★★★とか★★★★★連発。青池保子「ZIV」はZのつかの間のはかないロマンスが泣かせる傑作。『エイリアン通り』『処天』もテンション全く下がらず。
 『エイリアン通り』は第4話クライマックス。成田美名子の現在までに到る全作品を通しても、修復不可能なまでに友人関係が壊れてしまうというのはこの第4話以外になく、そのことがシリーズ後半には常に影を落とし続ける、という意味で、『エイリアン通り』全体の中でもターニング・ポイントであり、特に重要なエピソードだと個人的には思っている。
 前号から連続登板の玖保キリコ「シニカル・ヒステリ−・アワ−」はこの段階ではまだ「その2」であって、連載ではなかったのだが。(2000/01/07)
 


月刊LaLa 1982年9月号
表紙ララ・オールスター木原敏江・ひかわきょうこ・篠有紀子・成田美名子・山岸凉子・秋本尚美・かわみなみ・森川久美
作品名作者名連載回数サブタイトルなど星取表
「青嵐」木原敏江その1ヴェッテンベルク・バンカランゲンVol.14★★★★
「一万十秒物語」倉多江美その29夏の少女★★★
「パステル気分」ひかわきょうこ後編千津美と藤臣君★★★
「日出処の天子」山岸凉子第30回 ★★★★★
「エイリアン通り」成田美名子第19回4ST. 掠奪された1人の花嫁★★★★★
「アスタ・マニャーナ−またあした!−」かわみなみ前編シンデレラ賞チャレンジ作品第5弾★★★★
「南京路に花吹雪」森川久美第14回 ★★★
「センシティブ・パイナップル」篠有紀子読切 ★★★
「フォクシー・フォックス」清水玲子読切第8回ララまんがハイスクール佳作★★
「かんかん照り」秋本尚美後編シンデレラ賞チャレンジ作品第4弾★★★
「ミステリー」しばたひろこ読切ムーンドロップ町のかしこいうさぎさん18★★★
「シニカル・ヒステリ−・アワ−」玖保キリコギャグ ★★★
「Touch My Love」裕美えこ読切 
「黒のもんもん組」猫十字社ギャグ第48回★★★
 ひかわきょうこ「パステル気分」は後編のはずが原稿落ちで完結せず。でもまあ、ちゃんと次号では完結しているので、後の『時間をとめて待っていて』のことを考えれば、このくらいはかわいいものか(笑)。
 しかしこんなに★★★★とか★★★★★を連発していいのか、って、いいのである(笑)。本当にハイレベルなんだから。
 篠有紀子「センシティブ・パイナップル」はもはや完全にサイコ系(笑)。夏目漱石「夢十夜」の影響がちょっとあるかもしれないが、後味がよくないので評価は今ひとつ。
 玖保キリコ「シニカル・ヒステリ−・アワ−」はこの段階ではまだ単発の短編だったのだが。
 清水玲子は投稿作初掲載。絵柄はこの段階で既にかなり完成されていて、『輝夜姫』のギャグシーンの絵柄などは、実はこの短編の頃と全然絵柄が変わっていなかったりするのである(笑)。(2000/01/07)


月刊LaLa 1982年8月号
表紙成田美名子「エイリアン通り」
作品名作者名連載回数サブタイトルなど星取表
「パステル気分」ひかわきょうこ前編千津美と藤臣君★★★
「エイリアン通り」成田美名子第18回4ST. 掠奪された1人の花嫁★★★★
「日出処の天子」山岸凉子第29回 ★★★★★
「ユートピア5」しばたひろこ読切ムーンドロップ町のかしこいうさぎさん17★★★
「一万十秒物語」倉多江美その28超人エリート第1号★★★
「かんかん照り」秋本尚美前編シンデレラ賞チャレンジ作品第4弾★★★
「空色のパスカル」樹なつみ読切マルチェロV★★★★
「Die Energie 5.2・11.8」三原順最終回 ★★★★
「黄昏シティ・グラフィティ4」星崎真紀読切双子編★★★
「南京路に花吹雪」森川久美第13回 ★★★
「日没は二度セリフを言う」高口里純後編シンデレラ賞チャレンジ作品第3弾(伯爵と呼ばれた男)★★★★
「お池にはまってプリンセス」木村晃子読切第40回ララまんがスクールトップ賞★★
「黒のもんもん組」猫十字社ギャグ第47回★★
 成田美名子『エイリアン通り』も『処天』も引き続きテンション上がりっ放し。LaLaを読む幸せこれに極まれり、みたいな感じ(笑)?(2000/01/07)


月刊LaLa 1982年7月号
表紙成田美名子「エイリアン通り」
作品名作者名連載回数サブタイトルなど星取表
「エイリアン通り」成田美名子第17回4ST. 掠奪された1人の花嫁★★★★
「日出処の天子」山岸凉子第28回 ★★★★★
「一万十秒物語」倉多江美その27すばらしきホテル★★★
「奇々怪々」木原敏江その3ヴェッテンベルク・バンカランゲンVol.13★★★
「日没は二度セリフを言う」高口里純前編シンデレラ賞チャレンジ作品第3弾(伯爵と呼ばれた男)★★★
「煙草にルージュ」くぼた尚子最終回かなん&湊★★★★
「南京路に花吹雪」森川久美第12回 ★★★
「Die Energie 5.2・11.8」三原順第2回 ★★★★
「ユートピア4」しばたひろこ読切ムーンドロップ町のかしこいうさぎさん16★★★
「猫も杓子も」星崎真紀後編シンデレラ賞チャレンジ作品第2弾★★
「不協和音ラプソディ」わかつきめぐみ読切(不協和音ラプソディ)★★
「立ちあがれ! 乱丸」かわみなみ読切ノストラ探偵団事件簿No.10★★★
「ライラ・ペンション」坂田靖子最終回 ★★★★
「黒のもんもん組」猫十字社ギャグ第46回★★
 成田美名子『エイリアン通り』はシリーズのターニング・ポイントとなる第4話スタート。『処天』はもうテンション上がりっ放し。
 シンデレラ賞チャレンジの高口里純「日没は二度セリフを言う」は創成期のハリウッドを舞台とした名シリーズ『伯爵と呼ばれた男』の第1作(まだシリーズ名はついていない)。(2000/01/07)


月刊LaLa 1982年6月号
表紙成田美名子「エイリアン通り」
作品名作者名連載回数サブタイトルなど星取表
「日出処の天子」山岸凉子第27回 ★★★★★
「シャール通信」成田美名子 Sharl News No.2★★
「一万十秒物語」倉多江美その26マイ・ベイビー★★★
「奇々怪々」木原敏江その2ヴェッテンベルク・バンカランゲンVol.13★★★
「猫も杓子も」星崎真紀前編シンデレラ賞チャレンジ作品第2弾★★
「P・M−ドリーム」ひかわきょうこ読切 ★★★
「Die Energie 5.2・11.8」三原順第1回 ★★★★
「煙草にルージュ」くぼた尚子第2回かなん&湊★★★
「ときめきにリボンをかけて」篠有紀子後編シンデレラ賞チャレンジ作品第1弾★★
「ユートピア3」しばたひろこ読切ムーンドロップ町のかしこいうさぎさん15★★★
「南京路に花吹雪」森川久美第11回 ★★★
「アメリカン・ガール」樹なつみ後編マルチェロIV★★★
「ライラ・ペンション」坂田靖子第5回 ★★★★
「黒のもんもん組」猫十字社ギャグ第45回★★
 山岸凉子「日出処の天子」は布都姫をめぐる厩戸王子と毛人の思惑が交錯して、非常にテンション高し。
 久々登場の三原順「Die Energie 5.2・11.8」はアメリカの原子力産業をモチーフとした秀作。内容的にはもう全然古くなっていない。(2000/01/07)


月刊LaLa 1982年5月号
表紙成田美名子「エイリアン通り」
作品名作者名連載回数サブタイトルなど星取表
「奇々怪々」木原敏江その1ヴェッテンベルク・バンカランゲンVol.13★★★
「日出処の天子」山岸凉子第26回 ★★★★
「エイリアン通り」成田美名子読切番外編 ロスの魔法使い★★★★
「ド・シー」大島弓子読切綿の国星★14★★★
「ときめきにリボンをかけて」篠有紀子前編シンデレラ賞チャレンジ作品第1弾★★
「ユートピア2」しばたひろこ読切ムーンドロップ町のかしこいうさぎさん14★★★
「南京路に花吹雪」森川久美第10回 ★★★
「アメリカン・ガール」樹なつみ前編マルチェロIV★★★
「ヒロイン」玖保キリコギャグ ★★★
「煙草にルージュ」くぼた尚子第1回かなん&湊★★★
「イブニングスキャンダル」はやせたくみ読切第8回ララまんがハイスクール準入選
「ライラ・ペンション」坂田靖子第4回 ★★★★
「一万十秒物語」倉多江美その25誤算★★★
「黒のもんもん組」猫十字社ギャグ第44回★★
 「ロスの魔法使い」はシャールと翼の出会いの物語。第4話「掠奪された1人の花嫁」への前哨戦である。
 この号からスタートのシンデレラ賞というのは、少年ジャンプの愛読者賞みたいな読者投票によるコンテスト。この時期の中堅どころが毎号前後編の中編を発表する第1弾が篠有紀子だが、これはあまり面白くない。
 くぼた尚子「煙草にルージュ」は初期の代表作。クールな大人のムードとコミカルな会話が絶妙にバランスしている。基本的な画力は秋本尚美と同等だと思うんだけど、どことなくオシャレな感じがするのがくぼた尚子の特徴かな。
 玖保キリコ「ヒロイン」はツネコとその同級生が登場して、ほぼ「シニカル・ヒステリー・アワー」の原型を確立している。(2000/01/07)


月刊LaLa 1982年4月号
表紙成田美名子「エイリアン通り」
作品名作者名連載回数サブタイトルなど星取表
「黄昏のシンデレラ」木原敏江読切 ★★★
「ちょっとフライデイ」ひかわきょうこ第5回 ★★★★
「日出処の天子」山岸凉子第25回 ★★★★
「黄昏シティ・グラフィティ3」星崎真紀読切空腹編★★
「一万十秒物語」倉多江美その24シャッター・チャンス★★★
「ライラ・ペンション」坂田靖子第3回 ★★★★
「マジカル・ミステリー・アワー」玖保キリコギャグその3★★★
「ポンポンダリアの春」秋本尚美読切ぱあと・2★★★
「シャール通信」成田美名子 Sharl News No.1★★
「ユートピア1」しばたひろこ読切ムーンドロップ町のかしこいうさぎさん13★★★
「南京路に花吹雪」森川久美第9回 ★★★
「ダイヤモンド狂騒曲」岸裕子後編バイオレット・グラデーションPART2
「LA-1000」千家ゆう読切 ★★
「恋人宣言」ながみじゅん読切 
「黒のもんもん組」猫十字社ギャグ第43回★★
 まあ、コンスタントにレベル高し、といったところで、そんなに特別コメントはないのだが、この年はほとんど毎号表紙が「エイリアン通り」だったりするのだった。(2000/01/07)


月刊LaLa 1982年3月号
表紙成田美名子「エイリアン通り」
作品名作者名連載回数サブタイトルなど星取表
「ちょっとフライデイ」ひかわきょうこ第4回 ★★★★
「日出処の天子」山岸凉子第24回 ★★★★
「エイリアン通り」成田美名子第16回3ST. 夜ごとの魔女★★★★
「ライラ・ペンション」坂田靖子第2回 ★★★★
「一万十秒物語」倉多江美その23素晴らしい家庭★★★★
「ポンポンダリアの春」秋本尚美読切ぱあと・1★★★
「フーカーさんの月曜日」しばたひろこ読切ムーンドロップ町のかしこいうさぎさん12★★★
「春にめざめて」日高七緒読切 
「物思い・モノローグ」玖保キリコ読切 ★★★
「南京路に花吹雪」森川久美第8回 ★★★
「すずめのワルツ」山本汎美読切 
「あの子にご用心」かわみなみ読切 ★★★
「ダイヤモンド狂騒曲」岸裕子前編バイオレット・グラデーションPART2
「A・M,P・M,−P・S」裕美えこ読切第6回アテナ大賞第3席
「黒のもんもん組」猫十字社ギャグ第42回★★★
 坂田靖子『ライラ・ペンション』は坂田靖子にしては珍しい(?)女子高校生共同生活もの。これがなかなかつぼにハマっていて、非常に楽しい。他、連載陣は相変わらず快調だが、読切り作品にスカが多かった号。山本汎美、岸裕子などは絵柄もストーリーも古くて、今では全然読めない作品になってしまっている。
 成田美名子『エイリアン通り』は前半最大の山場「夜ごとの魔女」クライマックス。一見完璧に見えるヒーローの内面の孤独、というテーマは『みき&ユーティ』からこの『エイリアン通り』を経て『CIPHER』にまで引き継がれることになるが、描写がどんどん深化していくので、通して読むと非常に興味深い。
 あと、玖保キリコ「物思い・モノローグ」はたぶんツネコの初登場作だと思う。(2000/01/07)


月刊LaLa 1982年2月号
表紙成田美名子「エイリアン通り」
作品名作者名連載回数サブタイトルなど星取表
「エイリアン通り」成田美名子第15回3ST. 夜ごとの魔女★★★★
「浪漫伝説」木原敏江読切ヴェッテンベルク・バンカランゲンVol.12★★★★
「かいかい」大島弓子読切綿の国星★13★★★
「ちょっとフライデイ」ひかわきょうこ第3回 ★★★
「日出処の天子」山岸凉子第23回 ★★★★
「ダイダイ青年団」かわみなみ最終回そのきゅう 雪山参加★★★
「ライラ・ペンション」坂田靖子第1回 ★★★★
「冬休み」しばたひろこ読切ムーンドロップ町のかしこいうさぎさん11★★★
「3年前の眠り姫」篠有紀子読切 ★★★★
「そして天然色の風」わかつきめぐみ読切第37回ララまんがスクールトップ賞★★★
「二日間の僕の姫へ」村田美久読切 
「南京路に花吹雪」森川久美第7回 ★★★
「ZIGZAGシティ」アベ浩子読切「目玉焼きで朝食を」続編★★
「ニューヨークグラフィティ」倉嶋圭読切第6回アテナ大賞第2席★★
「黒のもんもん組」猫十字社ギャグ第41回★★
 今でいうサイコな方向にちょっと走り始めた篠有紀子の新しい方向性と『アルトの声の少女』以来の古い方向性が奇跡的にうまくバランスしたのが「3年前の眠り姫」だと、個人的には思っている。たこい的にはこの短編(とその続編)で篠有紀子は終わりだったと思っている。  新人ではわかつきめぐみが投稿第2作。あと、第6回アテナ新人大賞第2席、というのは花とゆめ日渡早紀が同席で入賞(早紀シリーズ第1作)している他、佳作では星野架名がやはり入賞しているんだけど、これは全くの余談(笑)。(2000/01/07)


月刊LaLa 1982年1月号
表紙木原敏江ヴェッテンベルク・バンカランゲン
作品名作者名連載回数サブタイトルなど星取表
「日出処の天子」山岸凉子第22回 ★★★★
「エイリアン通り」成田美名子第14回3ST. 夜ごとの魔女★★★★
「鬼の泉」木原敏江読切 ★★★
「ハプニングC」しばたひろこ読切ムーンドロップ町のかしこいうさぎさん10★★★
「ダイダイ青年団」かわみなみ第8回そのはち 魔王再び★★★
「猫草」大島弓子読切綿の国星★12★★★★
「黒い一角獣」樹なつみ第3幕マルチェロIII★★★
「ちょっとフライデイ」ひかわきょうこ第2回 ★★★★
「ポンポンダリアの冬」秋本尚美読切 ★★★
「フルムーン・ナイト」岸裕子読切バイオレット・グラデーション番外編★★
「黄昏シティ・グラフィティ」星崎真紀読切通園編★★★
「南京路に花吹雪」森川久美第6回 ★★★
「風早参上!」香川かおり読切第7回ララまんがハイスクール入選
「黒のもんもん組」猫十字社ギャグ第40回★★★
 連載&シリーズものは★★★★の大安売り(笑)。基本的に新人の作品以外は★★★以下が出ない。今読み返しても古くなっていない作品が多い。まさに黄金時代である。
 秋本尚美「ポンポンダリアの冬」は初期の代表作「ポンポンダリア」のシリーズ第1作。(2000/01/07)


「月刊LaLaインデックス」に戻る。
「糸納豆ホームページ」に戻る。