LaLaDXインデックス2002 LaLa DX INDEX 2002
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白泉社月刊LaLaの増刊、隔月刊のLaLaDXのインデックスデータ。その2002年版。独断と偏見に満ちた星取表(5点満点)と短評付き。
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LaLaDX2002年11月号 |
表紙 | 六本木綾 | 「楽園の法則」 |
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作品名 | 作者名 | 連載回数 | サブタイトルなど | 星取表 |
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「火宵の月」 | 平井摩利 | 読切 | 〜SPICY FRUITS〜 | ★★★ |
「笑って泣いて、笑って笑って」 | 安達ひとみ | 読切 | ★★★★ | |
「やくみガーデン」 | 江咲桃恵 | ギャグ | ★ | |
「遥かなる時空の中で2ラフイラストギャラリー」 | 水野十子 | ★ | ||
「楽園の法則」 | 六本木綾 | 読切 | ★★★★ | |
「Honey〜君は輝ける星〜」 | 橘裕 | 読切 | #22 | ★★★ |
「君の旋律は秋の色」 | 林みかせ | 読切 | ★★★ | |
「ハニマニゴー!」 | 天乃忍 | 読切 | ★★ | |
「くるくる落ち葉」 | 緑川ゆき | 読切 | ★★★ | |
「プライベート・プリンセス」 | 萩尾彬 | 読切 | ★★ | |
「ガートルードのレシピ」 | 草川為 | 読切 | 番外編 | ★★★ |
「放課後お菓子時間」 | 川瀬夏菜 | 読切 | ★★★ | |
「転落フルコ〜ス」 | 小松田わん | 読切 | ★★★★ | |
「ガクチュー」 | 時計野はり | 読切 | ★★★ | |
「学校であいましょう」 | 内田小鳩 | 読切 | ★★ | |
「SHALL WE DANCE?」 | 麻生みこと | 読切 | ★★★★ | |
「地球管理人」 | 杜真琴 | 読切 | ★★★ | |
「知らない国の物語」 | 川瀬夏菜 | 読切 | 【メイリーナの冒険】 | ★★★ |
「オコジョ番長」 | 宇野亜由美 | ギャグ | ★★★ | |
「パジャマでごろん」 | ささだあすか | 読切 | その15 | ★★★ |
「お天気の巫女」 | 柳原望 | 読切 | 第4回 | ★★★ |
「買い物勇者ナツ」 | カネチクヂュンコ | ギャグ | ★ | |
「リエ」 | 四条ハルヤ | 読切 | 第30回LMGフレッシュデビュー賞 | ★★★ |
「人参色の野望」 | 最中走 | 読切 | 第30回LMGフレッシュデビュー賞 | ★★ |
「うしのほし」 | 白井裕子 | ギャグ | ★ | |
「We areジャパニーズ」 | 柏屋キクゾー | ギャグ | ★ | |
「クレイジープリンス」 | 大田マリ | ギャグ | ★ |
前号でもコメントした安達ひとみの短編「笑って泣いて、笑って笑って」は、父子家庭の父親が娘に再婚を反対されて……。というありがちといえばありがちな話だけど、演出力でなかなか読ませる。こういうハートウォーミングな話がこの人の持ち味、という感じはする。 ここ1年くらい安定して★★★★以上だった緑川ゆき「くるくる落ち葉」は久しぶりに★★★。しばらく切ない系の短編ばかりだったところ、ちょっとコミカルに振ってみたけど、ちょっと外したかな、という印象。 けっこう久しぶりに登場の小松田わん「転落フルコ〜ス」は、登場していない間にかなりアクの強いオリジナルな絵柄を確立してきたな、という印象。絵柄同様アクの強いキャラクター、テンポのよいストーリー展開など、読者は選びそうだけど狙っている方向性としては、確かに一定の完成度を感じさせる。今後もちょっと注目かも。 これまで、コンスタントに「ちょっとかわいらしい」短編を描いてきていた時計野はり「ガクチュー」は、かわいらしい絵柄とキャラクターの中に、ちょっとアンバランスな「キレた」ノリを加味して、ちょっと新しい方向性を模索している、という感じ。 ささだあすか「パジャマでごろん」、今回は鉄面皮の旦那の泣いた顔を見ようと奥さんがいろいろ画策する(笑)、という話。たこい家の場合は旦那は「おジャ魔女どれみ」の特定のエピソードでも見せとけばぼろぼろ泣きますけど(笑)、それが何か(笑)?(2003/01/19) |
LaLaDX2002年9月号 |
表紙 | 川瀬夏菜 | 「知らない国の物語」 |
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作品名 | 作者名 | 連載回数 | サブタイトルなど | 星取表 |
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「緋色の椅子」 | 緑川ゆき | 読切 | ACT.3 | ★★★★ |
「知らない国の物語」 | 川瀬夏菜 | 読切 | 【おにいちゃんの作戦】 | ★★★ |
「遥かなる時空の中でラフイラストギャラリー」 | 水野十子 | ★ | ||
「オート・フォーカス」 | 六本木綾 | 読切 | Snap.10 | ★★★★ |
「Honey〜君は輝ける星〜」 | 橘裕 | 読切 | #21 | ★★★ |
「We areジャパニーズ」 | 柏屋キクゾー | ギャグ | ★ | |
「クラスメイト」 | 安達ひとみ | 読切 | ★★★★ | |
「ガートルードのレシピ」 | 草川為 | 読切 | スペシャル番外編 | ★★★★ |
「火宵の月」 | 平井摩利 | 読切 | 〜SLEEPING BEAST〜 | ★★★ |
「やくみガーデン」 | 江咲桃恵 | ギャグ | ★ | |
「お天気の巫女」 | 柳原望 | 読切 | ★★★ | |
「ミステリーナイト」 | 各務りな | 読切 | ★★★ | |
「和食戦隊スイハンジャー」 | 古川那都紀 | 読切 | ★★ | |
「地球管理人」 | 杜真琴 | 読切 | ★★★ | |
「私は小鳥」 | 有希まどか | 読切 | ★ | |
「ファーストステップ?」 | 呉由姫 | 読切 | ★★★ | |
「オコジョ番長」 | 宇野亜由美 | ギャグ | ★★★ | |
「誘惑ロミオ」 | 山代遠波 | 読切 | ★ | |
「魔法の輪」 | 萩尾彬 | 読切 | ★★ | |
「買い物勇者ナツ」 | カネチクヂュンコ | ギャグ | ★ | |
「パジャマでごろん」 | ささだあすか | 読切 | その14 | ★★★★ |
「最後の夏」 | 椎野翠 | 読切 | ★ | |
「君がいた夏」 | 深宮肖子 | 読切 | ★★★ | |
「LOVE SICK」 | 瑞樹奈穂 | 読切 | ★★ | |
「ラッキーペア」 | 小野瀬カナト | 読切 | ★ | |
「うしのほし」 | 白井裕子 | ギャグ | ★ | |
「敗者の女神」 | 鳴神雷 | 読切 | 第30回LMGゴールドデビュー賞 | ★ |
「高校生活」 | 川村ハルコ | ギャグ | 第128回LMSギャグ特別賞 | ★★ |
「一味がチリリ」 | いね | 読切 | 第127回LMSベスト・ルーキー賞 | ★ |
「オジレン!」 | 古川景都 | 読切 | 第128回LMSベスト・ルーキー賞 | ★ |
「クレイジープリンス」 | 大田マリ | ギャグ | ★ |
緑川ゆき「緋色の椅子」は、ほぼ隔号連載状態となっているが、毎回、それまでの話を知らない人のためと思われる設定の説明が入るのがちょっとかったるいかも(笑)。 草川為「ガートルードのレシピ」は本編でもかなり存在感のあるバイキャラクター、ガートルードの左目を狙う悪魔、カーティスが左目を失ったいきさつに関する番外編だが、19世紀末の退廃的な雰囲気をうまく感じさせる佳作。これは独立した短編としても十分楽しみる。 ささだあすか「パジャマでごろん」は、主人公たち夫婦の二人の出会いの頃のエピソード。なんというか、微妙に親近感を感じるなあ(笑)。 安達ひとみ「クラスメイト」は、クラスメイトで仲よしの男女が男の方の「告白」でちょっと気まずくなってしまうが……。という、ありがちな設定ではあるが、確かな演出力を感じさせる。絵柄もやぼったいし、話もオーソドックスなので印象は地味だけど、総合力では新人の中では頭ひとつ抜けている感じはするかも。 あとは、そんなに目に付いた作品はなし。(2003/01/19) |
LaLaDX2002年7月号 |
表紙 | 筑波さくら | 「目隠しの国」 |
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作品名 | 作者名 | 連載回数 | サブタイトルなど | 星取表 |
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「天然素材でいこう。」 | 麻生みこと | 読切 | (最終回)−Domino!− | ★★★★ |
「目隠しの国」 | 筑波さくら | 読切 | (スペシャル編) | ★★★ |
「We areジャパニーズ」 | 柏屋キクゾー | ギャグ | ★ | |
「オート・フォーカス」 | 六本木綾 | 読切 | Snap.9 | ★★★★ |
「Honey〜君は輝ける星〜」 | 橘裕 | 読切 | #20 | ★★★ |
「買い物勇者ナツ」 | カネチクヂュンコ | ギャグ | ★ | |
「蛍火の杜へ」 | 緑川ゆき | 読切 | ★★★★★ | |
「遥かなる時空の中で」 | 水野十子 | 読切 | (サマー・スペシャル・ショート) | ★★★ |
「やくみガーデン」 | 江咲桃恵 | ギャグ | ★ | |
「千年の雪」 | 葉鳥ビスコ | 読切 | (特別編) | ★★★ |
「火宵の月」 | 平井摩利 | 読切 | 〜突撃 お宅拝見〜 | ★★★ |
「カテキョ」 | 小野瀬カナト | 読切 | ★ | |
「心日和恋模様」 | 呉由姫 | 読切 | ★★★ | |
「オコジョ番長」 | 宇野亜由美 | ギャグ | ★★★ | |
「ラッキーくん」 | 深宮宵子 | 読切 | ★★★ | |
「地球管理人」 | 杜真琴 | 読切 | ★★★ | |
「パジャマでごろん」 | ささだあすか | 読切 | その13 | ★★★★ |
「レインドロップ」 | 安達ひとみ | 読切 | ★★★ | |
「お天気の巫女」 | 柳原望 | 読切 | ★★★ | |
「ひだまりの庭」 | 天乃忍 | 読切 | ★ | |
「七月の夜想曲」 | 内田小鳩 | 読切 | ★★ | |
「B.B.Joker Selection」 | にざかな | ギャグ | ☆BEST OF B.B.J☆ | ★★★ |
「うしのほし」 | 白井裕子 | ギャグ | ★ | |
「恋する乾電池」 | つなしはじめ | 読切 | 第29回LMGフレッシュデビュー賞 | ★ |
「かたつむり前線」 | 藤川佳世 | 読切 | (最終回) | ★★★ |
「KID X BOX」 | 萩尾彬 | 読切 | ★★ | |
「創色工房」 | 林みかせ | 読切 | ★★★★ | |
「ヒミツの王子様」 | 椎野翠 | 読切 | ★ | |
「言の葉ソナタ」 | 山代遠波 | 読切 | ★ | |
「チャラ。」 | 羽柴楓 | 読切 | 第124回LMSベスト・ルーキー賞 | ★ |
「 Call Love」 | 響ワタル | 読切 | 第125回LMSベスト・ルーキー賞 | ★ |
「きみに咲くはな」 | 唐沢千晶 | 読切 | 第126回LMSベスト・ルーキー賞 | ★★ |
「クレイジープリンス」 | 大田マリ | ギャグ | ★ |
2002年は、LaLa本誌が低め安定(笑)だったせいか、最近は本誌よりDXの方が読んでいて楽しいかも(笑)。まあ、レベルがそんなに高いわけではないけど、たまに大当たりが出ることがあるので(笑)。 今回の大当たりは緑川ゆき「蛍火の杜へ」。幼くして捨てられて死ぬところを杜の妖怪に救われた少年は半人半妖で、生身の人間に触れられると消えてしまうはかない存在。その少年のいる杜にたまたま迷い込んだ少女。毎年夏にだけ田舎にやってくる少女と少年との肌を触れ合うことのない奇妙な交流が続き、少女はいつか高校生にまで成長していたのだが……。独特の切なさが漂う傑作。 それから、長くLaLaDXの看板のひとつだった麻生みこと「天然素材でいこう。」がファイナル。LaLaの新人賞でデビュー後、ほとんど本誌には作品を発表しないままDXで育って本誌のてこ入れに使われずDXで中堅(メロディのてこ入れには使われたが(笑))、という経歴は、LaLaのマンガ家の中でもちょっと異色かも(笑)。わりと安定してセンス&質の高い作品を発表し続けているので、今後とも注目株かと思う。(2002/12/15) |
LaLaDX2002年5月号 |
表紙 | 樋野まつり | 「とらわれの身の上」 |
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作品名 | 作者名 | 連載回数 | サブタイトルなど | 星取表 |
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「午前の森」 | 田中メカ | 読切 | ★★★ | |
「オコジョ番長」 | 宇野亜由美 | ギャグ | ★★★ | |
「オート・フォーカス」 | 六本木綾 | 読切 | Snap.8 | ★★★★ |
「やくみガーデン」 | 江咲桃恵 | ギャグ | ★ | |
「緋色の椅子」 | 緑川ゆき | 読切 | ★★★★ | |
「とらわれの身の上」 | 樋野まつり | 読切 | ★★ | |
「Be Ambitious!」 | 椎野翠 | 読切 | ★ | |
「遥か2ラフイラストギャラリー」 | 水野十子 | ★ | ||
「天然素材でいこう。」 | 麻生みこと | 読切 | ◎ドミノ7 | ★★★★★ |
「うしのほし」 | 白井裕子 | ギャグ | ★ | |
「坊主捕物帖」 | 各務りな | 読切 | ★★★ | |
「火宵の月」 | 平井摩利 | 読切 | 〜間違いだらけの式神づくり・小里編〜 | ★★★ |
「お天気の巫女」 | 柳原望 | 読切 | ★★★ | |
「トナリの男」 | 槻宮杏 | 読切 | ★★★ | |
「買い物勇者ナツ」 | カネチクヂュンコ | ギャグ | ★ | |
「パジャマでごろん」 | ささだあすか | 読切 | その12 | ★★★ |
「Honey〜君は輝ける星〜」 | 橘裕 | 読切 | #19 | ★★★★ |
「B.B.Joker Selection」 | にざかな | ギャグ | ★★★ | |
「わたしのすてきなひと」 | 小椋アカネ | 読切 | ★ | |
「二人三脚〜きみと一緒に〜」 | 羽村初 | 読切 | ★★★ | |
「スーパーシート」 | 古川那都紀 | 読切 | ★ | |
「Flower world」 | 有希まどか | 読切 | ★ | |
「地球管理人」 | 杜真琴 | 読切 | ★★★ | |
「かたつむり前線」 | 藤川佳世 | 読切 | ★★★ | |
「恋する僕ら!」 | 小野瀬カナト | 読切 | 第29回LMGフレッシュデビュー賞 | ★ |
「放課後に会いましょう」 | いとうかおり | 読切 | 第29回LMGフレッシュデビュー賞 | ★ |
「臆病者ブルース」 | 吉永久美 | 読切 | ★ | |
「未完成なプラチナ」 | 十川ひなた | 読切 | ★ | |
「白雪姫の童話」 | 時計野はり | 読切 | ★ | |
「天使の詩」 | 東雲奏冬 | 読切 | 第121回LMSベスト・ルーキー賞 | ★ |
「花中の密」 | 鈴月スイ | 読切 | 第122回LMSベスト・ルーキー賞 | ★★ |
「ゆびさきアプローチ」 | 北郷あや | 読切 | 第123回LMSベスト・ルーキー賞 | ★★ |
「We areジャパニーズ」 | 柏屋キクゾー | ギャグ | ★ |
今回は、実に★が多い(笑)。まあ、インデックス作りながら最新のDX2002年11月号を読んでいたら、けっこう新人まで含めて面白く読めたので、その辺の比較でいつもより辛目に点はついてるかもしれないけど(笑)。 緑川ゆきは、再登場の中世風ファンタジー(?)「緋色の椅子」に★★★★。あと、クライマックス間近の「天然素材でいこう。」がなかなかに切なさ大爆発の演出で★★★★★。加えて、橘裕「Honey〜君は輝ける星〜」がいかにもこの作者らしいえげつない演出が久しぶりにハマっていたので、★★★★。 あとはそんなにぱっとするものなし(笑)。(2002/11/06) |
LaLaDX2002年3月号 |
表紙 | 六本木綾 | 「オート・フォーカス」 |
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作品名 | 作者名 | 連載回数 | サブタイトルなど | 星取表 |
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「こっぱみじんの恋」 | 米沢りか | 読切 | (第1部完結) | ★★★ |
「オコジョ番長」 | 宇野亜由美 | ギャグ | ★★★ | |
「天然素材でいこう。」 | 麻生みこと | 読切 | ◎ドミノ6 | ★★★★ |
「B.B.Joker Selection」 | にざかな | ギャグ | ★★★ | |
「無重力アリア」 | 槻宮杏 | 読切 | ★★★ | |
「Honey〜君は輝ける星〜」 | 橘裕 | 読切 | 〜星はいずこ2〜 | ★★★ |
「朧中将が帝より宴の招きを受ける話」 | 水野十子 | 読切 | ★★★★ | |
「買い物勇者ナツ」 | カネチクヂュンコ | ギャグ | ★ | |
「きのうのあしたきょうのあした」 | 三上チト | 読切 | ★★ | |
「オート・フォーカス」 | 六本木綾 | 読切 | Snap.7 | ★★★★ |
「火宵の月」 | 平井摩利 | 読切 | 〜間違いだらけの式神づくり・種香編〜 | ★★★ |
「寒い日も。」 | 緑川ゆき | 読切 | ★★★★★ | |
「うしのほし」 | 白井裕子 | ギャグ | ★ | |
「パジャマでごろん」 | ささだあすか | 読切 | その11 | ★★★★ |
「地球管理人」 | 杜真琴 | 読切 | ★★★ | |
「スペシャルランチ」 | いとうかおり | 読切 | 第119回LMSベスト・ルーキー賞 | ★ |
「キッズトーク」 | 柳原望 | 読切 | ★★★ | |
「クレイジープリンス」 | 大田マリ | ギャグ | ★ | |
「フラワーチルドレン」 | 東本りいち | 読切 | ★★ | |
「女の子のススメ」 | ながはまのりこ | 読切 | ★★ | |
「やくみガーデン」 | 江咲桃恵 | ギャグ | ★ | |
「修学旅行」 | 羽村初 | 読切 | ★★ | |
「We areジャパニーズ」 | 柏屋キクゾー | ギャグ | ★ | |
「3時間+12分」 | かぐや煌 | 読切 | 第28回LMGゴールドデビュー賞 | ★★ |
「スリラー・ナイト」 | 各務りな | 読切 | 第28回LMGフレッシュデビュー賞 | ★★★ |
「君に降る、言葉のかけら」 | 林みかせ | 読切 | ★★★★ | |
「チューは命を救う」 | 古川那都紀 | 読切 | 第26回アテナ新人大賞新人賞 | ★ |
「フェイスオブフェイク」 | 萩尾彬 | 読切 | 第26回アテナ新人大賞佳作 | ★★ |
「ラブチェイス!」 | 天乃忍 | 読切 | 第26回アテナ新人大賞佳作 | ★ |
「トライアングルワルツ」 | 山代遠波 | 読切 | ★ | |
「ゴリ夢中!」 | 渡里木野 | ギャグ | 第119回LMSギャグ特別賞 | ★ |
このところマンガ家に逃げられまくっている(?)LaLa、米沢りかもどうやら今号の『こっぱみじんの恋』第一部完結を持ってLaLaから撤退の模様。その最終話の内容はといえば、恋愛中の男女の心理の描写、という点ではいろいろと光る要素があるとは思うんだけど、なんというか、ものすごく細分化されたコマにちまちまと大勢のキャラクターが描かれ、台詞、モノローグを含めて大量の文章が詰め込まれていて、マンガとしてはどうか、と思う。例えていうなら、『ゴーマニズム宣言』がマンガといえるか、というのに近い感覚を個人的には受けた。 最近絶賛している緑川ゆきの「寒い日も。」は中世風ファンタジー(?)の「緋色の椅子」から一転しての現代劇だが、複雑な家庭環境を抱えて鬱屈した少年のひりひりした感情と、その少年に一途な想いを向ける後輩の少女のまっすぐ過ぎるほどまっすぐな熱情を淡々と描いた短編。不安定な描線をもってしか描けないともいえる不安定な感情の描写が実に効果的。すごく気に入ったので★★★★★。 水野十子「朧中将が帝より宴の招きを受ける話」は最近コミックスにもまとまった、『遥かなる時空の中で』ではない平安ファンタジー短編シリーズの1編。こういう小味の聞いた短編がうまい人なので、『遥かなる時空の中で』以外の作品をもっと描いてほしいんだけど。しかしまあ、水野十子に平安時代の風俗とか時代背景などをじっくり身につけさせた、という点では『遥かなる時空の中で』というゲーム&コミックもマンガ家としての水野十子にプラスとなった側面もあるんだな、と、ちょっと思った(笑)。 比較的新人の林みかせ「君に降る、言葉のかけら」は、かわいらしい絵柄と絵柄にマッチしたかわいらしい話……なんだけど、娘にせがまれて自分の切ない初恋の思い出を母親が語る、という構成がけっこう凝っていて、確かな演出力を感じさせる。もともと、デビュー時からなんでもないような些細な感情の動きを的確に演出する力のある人だと思っていたので、今後にも期待したい。 あと、セキララ結婚生活マンガ(笑)の「パジャマでごろん」は最近とみに親近感を感じていたりして(笑)。(2002/09/22) |
LaLaDX2002年1月号 |
表紙 | 橘裕 | 「Honey〜君は輝ける星〜」 |
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作品名 | 作者名 | 連載回数 | サブタイトルなど | 星取表 |
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「ガートルードのレシピ」 | 草川為 | 読切 | 一話目(特別編) | ★★★ |
「ガートルードのレシピ」 | 草川為 | 読切 | 二話目−カバンの中− | ★★★ |
「Honey〜君は輝ける星〜」 | 橘裕 | 読切 | #18 | ★★★ |
「うしのほし」 | 白井裕子 | ギャグ | ★ | |
「オート・フォーカス」 | 六本木綾 | 読切 | ★★★★ | |
「火宵の月」 | 平井摩利 | 読切 | 〜ザ・式神妄想タイム〜 | ★★★ |
「オコジョ番長」 | 宇野亜由美 | ギャグ | ★★★ | |
「オコジョさん」 | 宇野亜由美 | ギャグ | その18(再録) | ★★ |
「オコジョさん」 | 宇野亜由美 | ギャグ | その24(再録) | ★★ |
「オコジョさん」 | 宇野亜由美 | ギャグ | その48(再録) | ★★ |
「オコジョさん」 | 宇野亜由美 | ギャグ | その49(再録) | ★★ |
「地球管理人」 | 杜真琴 | 読切 | ★★★ | |
「遥か4コマ原作・原案コンテスト」 | みずのとおこ | ギャグ | ★★ | |
「天然素材でいこう。」 | 麻生みこと | 読切 | (◎ドミノ5) | ★★★★ |
「やくみガーデン」 | 江咲桃恵 | ギャグ | ★ | |
「無重力アリア」 | 槻宮杏 | 読切 | ★★ | |
「サンタのいる街」 | 時計野はり | 読切 | ★★★ | |
「パジャマでごろん」 | ささだあすか | 読切 | その10 | ★★★★ |
「緋色の椅子」 | 緑川ゆき | 読切 | ★★★★ | |
「買い物勇者ナツ」 | カネチクヂュンコ | ギャグ | ★ | |
「ひもすがら」 | 八幡くみ | 読切 | ★★★★ | |
「キッズトーク」 | 柳原望 | 読切 | ★★★ | |
「ライフィールズ・カフェ」 | 安達ひとみ | 読切 | ★★ | |
「太陽とひまわり」 | 萩尾彬 | 読切 | 第118回LMSベスト・ルーキー賞 | ★★ |
「かたつむり前線」 | 藤川佳世 | 読切 | ★★★ | |
「オプティミストのたまご」 | 十川ひなた | 読切 | ★ | |
「きみの思い出」 | 小椋アカネ | 読切 | ★★ | |
「私が君を好きな理由」 | 東本りいち | 読切 | 第28回LMGゴールドデビュー賞 | ★★ |
「真実の鳥」 | 深宮宵子 | 読切 | ★★★ | |
「女の子のススメ」 | ながはまのりこ | 読切 | ★★ | |
「ビタミンボックス」 | 林みかせ | 読切 | ★★★ | |
「B.B.Joker Selection」 | にざかな | ギャグ | <ふしぎなおとな> | ★★★★ |
2002年度最初の号は、★の作品が少ないところからすると、比較的マシといえるか? ただまあ、★★とか★★★ばかりでこのページ数を読みきるのはやっぱり辛いかも(笑)。 前号から評価を改めた緑川ゆきの「緋色の椅子」は中世風の舞台設定だが、魔法とか魔物とかは出てこない。とある王国の継承権争いをめぐる物語。これまで現代日本を舞台に高校生が何らかの超能力をふるう、という作品を書いてきた作者であることを考えるならば、魔法が出てきても「お約束」で読者に了解される筈の舞台設定で敢えてその類の設定を持ち込まなかった、という姿勢はストイックといっていいのでは。また、もともと個性として持っていた「漂泊感」とでもいうべき作品の空気は前号の「花の跡」にも共通するが、いい形で出てきている、と思う。「花の跡」は橋本みつる「太陽海岸」的な作品だったけど、今回は那州雪絵「嵐ヶ原」的で、そう考えてみると、かつての花とゆめでたこいが気に入っていた2大マンガ家の要素が微妙に混在している感じ(笑)? あと、珍しく「B.B.Joker Selection」に★★★★をあげてみた。いや、不条理が持ち味のにざかなギャグの中でも、今回くらい突き抜けていたのは珍しいような。このインデックスの星取表では全般にギャグには点を辛目につけているので、★★★★というのはかなりポイント高いと思ってもらってよい。興味のある人はコミックスになったら読んでみてください。(2002/05/11) |
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