小西寛子のひみつ

『ふしぎ魔法ファンファンファーマシィー』ひみつぶっく・目次に戻る。


■『ファンファンファーマシィー』の主人公、ぽぷりを演じた声優小西寛子は、ここ2年ほどかなり急激に株を上げつつある声優の一人だと思う。
 いちばんのハマり役といえるのは、たぶん『魔法使いTai!』の主人公、沢野口沙絵役だと思うが、アニメにあまり関心のない人には、『おじゃる丸』の声の人、といった方がわかりやすいかもしれない(笑)。

■その沙絵役というのは、一生懸命なんだけど、天然ボケというか(笑)、ちょっと普通と違ってる女の子というキャラクターで、なんだか、本当に一生懸命演技しているという感じが伝わってきて、まさにハマり役である。  ただ『魔法使いTai!』を観ていた段階では、「地でやってるのかな?」くらいにしか思っていなかったのである。

■実は驚いたのが、大地丙太郎SDによる『こどものおもちゃ』のラストエピソード。そのキーとなるゲストキャラクターで、信頼していた先生に裏切られて気力を失った少年、というちょっと虚無的な役柄があったのだが、その演技の的確さに舌を巻いて、エンディングのテロップを見たところ、その役を演じたのは、なんと小西寛子なのであった。

■それ以来、小西寛子は大地丙太郎氏のお気に入り声優の一人となり、氏の手がけたワンダフル番組内アニメ(『すごいよ! マサルさん』『浦安鉄筋家族』)にたてつづけに起用され、前述の『おじゃる丸』そして今年の『十兵衛ちゃん〜ラブリー眼帯の秘密』では主演を務めている。

■佐藤順一SDによる『夢のクレヨン王国』『おジャ魔女どれみ』においても、準レギュラーでなかなか印象的な役を演じている。そして、もちろん今年のWOWOW版『魔法使いTai!』ではやはり主演を務めている。

■今のアニメ界を声優で読み解こうと考えた場合には、小西寛子は絶対に外せないキーパーソンの一人である、と、こう思う次第である。マル。


『ふしぎ魔法ファンファンファーマシィー』ひみつぶっく・目次に戻る。
「糸納豆EXPRESS・電脳版」に戻る。
「糸納豆ホームページ」に戻る。