和琴温泉和琴公衆浴場★★ | ![]() |
混浴無料の共同浴場 ■概要 道東の大きな湖である屈斜路(くっしゃろ)湖に、小さな半島が飛び出している。自然観察のためにこの和琴(わこと)半島を一周する歩道が整備されている。1時間ほどで歩けるが、森と湖の景色がすばらしい。 和琴半島はいたるところに温泉が湧いている。無料の共同浴場があると聞いて行ってみることにした。半島の東側は無料の共同浴場、和琴公衆浴場がある。駐車場からは10分ほど歩く。 ![]() 湖岸ぎりぎりに小さな浴舎が建っている。森の木に包まれた隠れ家のような雰囲気だ。岸辺に湧いている温泉の上にそのまま小屋を造ったようだ。 建物は脱衣室と浴室がひとつあるだけで、きわめてシンプル。もちろん混浴だ。窓からは湖面が見える。 ■所在地 北海道川上郡弟子屈町字屈斜路和琴 TEL:01548−2−2191(弟子屈町役場) |
![]() ■印象 先客がいないのでチャンスとばかり入ることにした。浴室いっぱいに大きなコンクリートの浴槽がある。浴槽の底は湖底のままだ。薄く泥がたまっているが、すのこが沈めてある。 お湯は透明だ。かすかに黒い湯花が舞っている。温度はとても熱い。注意書で、底の方がぬるいからかき混ぜるように書いてあったので、備えてある湯かき板で混ぜたが歯が立たない。腰まで浸かって飛び出した。 温度調節は湖への排水路の開け閉めで行うそうだ。排水路に土嚢を積んでお湯の流れを止めるとぬるくなるという。お湯は浴槽底から湧き出しているので、流れ出しを多くすると熱い湯が次々と湧いて熱くなる理屈だ。 土嚢の温度調節は自然冷却を待つので時間がかかる。浴室の隅に大きなバケツが置いてある。せっかちな人は湖水を汲んで埋めるのだろう。さすがにそこまでやるのは大変だ。 泉質表示はないが、泉質的な特徴は少ないようだ。かなり熱いので寒い時期に来るのが正解かもしれない。温度調節のためにゆっくり待つ必要がある。 |
■営業
■交通 |
■ オヤコツ地獄 和琴半島の先端部分に今でも噴気が続いている場所がある。自然観察路の途中にある展望台がら見下ろすことができる。湖岸の噴気口のそばに手作り露天風呂があると聞いていたので、行ってみることにした。 展望台から滑りやすい粘土質の斜面を下って湖岸に降りる。残念ながら湖面が上昇して露天風呂はほとんど隠れている。足をつけてみるとやはり暖かいお湯だった。 「オヤコツ」はアイヌ語の和琴半島の名前「オヤコツモシリ(尻が陸地にくっついている島)」に由来する。 |
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