和田宿温泉ふれあいの湯★★★


お湯がよい宿場町の公営温泉

■概要

下諏訪から佐久へ抜ける旧中仙道に和田宿がある。ここにも温泉があるので訪れた。ビーナスラインと交差している和田峠から佐久に向かって下ってきて最初の宿場が和田宿だ。

いまでも古い宿屋があって旧街道の雰囲気が残っている。町の中央を流れる依田川の対岸に大きなスポーツ公園があって、その一角に和田宿温泉ふれあいの湯がある。



とがった塔がある建物なのですぐに目に付くだろう。和田宿一帯を見下ろすように傾斜地の中腹にある建物だ。近代的なりっぱな木造建築で、今風の図書館のような雰囲気だ。

ふれあいの湯は公営施設で、ふるさと創成資金で開発された温泉だ。運営しているのは第3セクターの長和町振興公社だ。



■所在地

長野県長和町和田2872
TEL:0268−88−0001



■印象

浴室は大きな窓から光が入って明るい。小高いところなので町や田んぼ、信州の山並みが見渡せる。浴槽は大小2つに仕切られていて、小浴槽は源泉、大浴槽は加温だ。残念ながら露天風呂はない。

お湯は無色透明、香りはほとんどない。お湯が少しづつ溢れているのはなかなか良い。公営施設にありがちなカルキ臭がないのはありがたい。

肌触りはなめらかで、しばらく浸かっていると肌の油気が抜けてキシキシしてくる。

泉質はカルシウム・ナトリウム−硫酸塩泉、源泉の温度31.6℃、成分総計2360mg。加温、循環ろ過あり。加水なし。

源泉浴槽は冷たすぎずとても具合がよい。ここに浸かっていると頭の芯までリラックスできる気がする。加温浴槽と交互浴するととても気持がよい。

先客はじっくりと入っては、体を休めている。まるで湯治場にいるような気分だ。濃いお湯ではないが静かに楽しむにはとてもよい雰囲気だ。

夏場に冷房などで体調を崩したときに、ここでゆっくり体調をリセットできるだろう。休日に訪れたが意外に空いている。利用料金が安いのもありがたい。

公営施設だが意外によいお湯で驚いた。お勧めする。

■営業

営業時間 10:00−22:00
休館日 第1、第3、第5月曜日
(祝日のとき翌日)
料金 300円

交通

上信越自動車道の佐久ICを降りて、国道141号線を南下。跡部交差点を左折して国道142号線に入る。そのまま道なりに40kmほど。和田村役場前を過ぎ左折して依田川を渡ってすぐ。駐車場は広い。



調査日:2008年7月

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