燕温泉黄金の湯★★★


妙高登山道の無料露天

■概要

燕温泉は妙高山域の温泉の中で最高所にある。旅館が8軒の小さな温泉街だ。明治時代の開湯で、妙高登山の基地になっている。温泉名の由来は
岩ツバメが多い土地であったことからだそうだ。

有名な無料の露天風呂、黄金(こがね)の湯は、温泉街から温泉神社の脇を通り登山道を少し登った所にある。スキー場のスロープの途中にある。大きな岩で囲った露天風呂で男女別に湯船がある。それぞれに脱衣小屋がある。

泉質は「含土類石膏泉」(緩和性低張高温泉)でリウマチ性疾患・神経炎・火傷・慢性皮膚炎・じんましんなどに良いと言われている。



小さな温泉街をぬけて、温泉神社の脇を登って行くと黄金の湯がある。消火栓の高さに豪雪地帯だということを納得させられる。

■所在地

新潟県中頸城郡妙高村関山
TEL:0255−82−3111
(妙高村役場)



■印象

紅葉シーズンなので、観光客や登山客が沢山来ていて盛況だ。アベックも多い。パイプからお湯が勢いよく注がれている。お湯は白濁していてちょっとぬるめ。硫黄のにおいがする。

湯の花がお湯の中にたくさん舞っていて、中華の卵スープのような感じだ。湯の花は白と黒がある。流れ込むお湯はほとんど透明だ。お湯を飲んで見たが強い味はない。湯から上がると体に湯の花が着いたままになってしまう。湯ノ花が多いのも考えものだ。



女湯側も同じような造りだ。男女の仕切は大岩なので、立ち上がると覗けてしまう。

有名な無料温泉なので、人気がありすぎてやや落ち着かない。脱衣場にはゴミが散らかっている。せっかく無料の温泉なのに不心得者がいるのは残念だ。

■営業

営業時間 日の出から日没まで
休館日 6月−10月まで
料金 無料

交通

上信越自動車道の中郷ICを降りて、国道18号線を南下する。関、燕温泉入り口の標識を見て右折し、関温泉を過ぎ、地方道を登りつめると燕温泉に着く。温泉街の入り口に駐車場がある。シーズンには満車になる。温泉街までは少し歩く。



調査日:2001年10月


惣滝の滝見台

黄金の湯からさらに坂を登ると滝が見える展望台がある。そこから見える滝は、日本の滝百選に選ばれた惣滝(そうだき)だ。落差の大きい豪快な眺めは壮観だ。

ここから下を覗くとつり橋が見える。そのあたりにはタオルを持った人がいるので、河原の湯への道であることがわかる。
 

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